のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

ノクターン

2018-09-27 08:55:19 | ピアノ練習記録
ものすごーく久しぶりの投稿とピアノについて。

訳あってショパンのノクターン、作品番号続きの2曲を地味〜に練習している。

練習期限はおそらく晩秋まで。


想像に難くないだろうが、ショパンが好きと言えども、今までろくなものは弾けていない。

そのまま50代に突入してしまう…というか、もう死ぬまで弾けないのだろうなぁと悲観を通り越して、諦めに入っていた。


反動で、もう1人のお好きな作曲家バッハをこれまた地道に進めていくことが、ここ数年のスタンダードなっている。


ショパンは弾いても弾いても満足できないなぁ。


ショパンはその音楽性も深い教養が必要になるだろうけど、関わるテクニックがまるで私には理解できない。

ショパンの曲はとにかく正確なテクニックが必要だなあと長年感じてきた。

それは指が素早く動くとかのみの問題じゃなくて、ボディコントロールやら、メンタルコントロールやら、一口では言えない何か。
そう簡単に習得できるものじゃないのは確か。

私はショパンをそこそこ弾けて、やっとテクニックについて一山超えたというイメージを持っている。
(リストとかじゃないのが、ある意味思い込みとひいきとしかいいようがないよね)




いわゆる曲中の難所だけではなく、マズルカのような小品でも演奏にいとも簡単に行き詰まることを繰り返していては、やる気も徐々に失せていく。
弾けてない訳じゃないけど、弾けない訳だ。


こうなると何かと落ち込みやすい更年期も手伝って

「もう、ピアノ教えるのも、弾くのもやめようかな」


という気持ちが影のようにつきまとう時期も短くはなかった。


随分前になるけれど、この時期にやはりノクターン2曲をがんばって練習していた時期があって、その時は難しいことは何も考えずただ自分の出す音に文字通り没頭していたっけ。


その時、珍しく師匠が、これは大したものだと褒めてくれて。


色々迷う今、おもえばあの時は音に脳裏に様々なイメージを浮かべつつ、弾きこんでいたのかなと思う。


ルービンシュタインのショパンは、最近大きな影響を受けた。
目も眩むような華やかな演奏が多い印象のショパンだけれど、彼の演奏は美しい歌い方と誇大とは遠い細やかな表現が親しみが持てて、飽きない。


秋が深まるにつれて、美しい秋のヨーロッパを連想しながら練習に没頭するには良い時期になってきたことだし、難しいことは抜きにして、東欧関係の書籍片手にもう少し現実生活から離れた時間を持てたらと思う。








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