外に出よう

真夏に見かけるものとは一味違う真っ赤な夕日が落ちて
窓の外はいつの間にか本当の漆黒の闇になっている。

夏の夜にはちょっと似つかわしくないくらい真っ黒な外気だけれども
昼間の猛暑の太陽の輝きと無意識に比較するから、そう見えるのかもしれないなぁ。

郊外に住んでいるから、秋の虫の音もちょっと過剰に感じるくらい耳に届く。
今夜も遠くで上がっている花火の音がするし、耳で夏の夜を堪能できる。


もう少し普通の暑さの夏なら、
この時期の夜は四季の中で１，２を争う好ましい季節なのに～と思う。


8月で夏が終わると仮定するなら、あと数日で今年の夏は一応終わることになりますね。



ここ数年、夏はとても忙しくて
まさに「夏を越すのがやっと」という状態。もちろん体力的に。

それから
忙しくなったのと同時に諸事情で夏の旅行に行けなくなったのは周知のとおり。

我が家は普段から外出はほとんどしないので、
これで四六時中家事をしなくてはいけなくなり、
去年今年は子供たちの進学準備絡んで
気分転換もはかる時間が確保できなくなっていた。


幸い、私の友人たちも自分と同じ境遇だったり
それ以上の思いだったりを抱えていたので



「介護が始まる前に、自分が元気なうちにもっと外に出よう」


を自分勝手にスローガンに掲げ、できるだけ友人たちを誘って外出することに。


それぞれの家庭の事情で全員が集まり切れないこともあったけれど
それでも久しぶりに楽しい思いをさせてもらった。


その一つ。
この夏は実に10数年ぶりに友人と飲み会を実行した。
以前よりも食べる量も飲む量も減り、
帰宅時間は常識的な時間になったにもかかわらず
もっと楽しい時間を過ごすことができた。


それから去年からの念願の3段ティースタンドを眼前に
都内のホテルで友人とアフタヌーンティーを敢行。
ややカジュアルなシーンではあったけれど、入門編としてはいい感じ（笑）。
涼しい空間でのんびりと力みのない会話と軽食で
約3時間はあっという間に過ぎていった。


「今夜は夕飯作りたくないよね～～～～ぶぅぶぅ」


という前提での外出だったので、足を延ばして初めての新大久保まで。


自分の娘よりお若い方々の人波にもまれながら、
韓国食材と韓国コスメのお店をのぞいたが
この日は幸い奇跡的に涼しい日だったので、
何とか一通りショッピングを楽しむことができた。


本当はここで軽く夕飯と思っていたのですが、空腹感はゼロ（笑）。
友人たちは人混みで疲れたというのでそのまま地元の駅まで戻り、
地元の小さな韓国料理店にふらりと入り
チヂミや韓国風サラダで軽く乾杯（私は飲まんかった）。


地元の涼風に吹かれつつ、帰途を友人たちと密談しつつ歩いて帰宅。
時間は20時前。
あれ？もっと遊んでくる予定だったのにな～。


自分の年齢と体力にふさわしい遊び方を身に着けていたのね、いつの間に（笑）。


　
さて、秋の発表会の開催が決まりました。
しばらくそちらに集中することになりますから、
次にふらつけるのは今年の晩秋以降ということになりますか。

今度はどこへ行けるかな？
しばらくはそれを励みに頑張りますか。


それから早く涼しくなってくり～～～( ﾉД`)ｼｸｼｸ…