夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

Amazonプライムビデオで観られるオススメ映画(その2)

2020年04月30日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
やっぱり面倒くさいよと思いながらもその2。
その1もご覧ください。
 
私がここ10年間に劇場鑑賞した作品(DVD鑑賞作品はその旨記載)のうち、
Amazonプライム会員なら無料で観られる作品のみ挙げています。
続編等が有料の場合は注記しました。
小難しい作品は避け、できるだけ万人受けしそうな作品を。
 
その2はこんなラインナップでいかがでしょう。
 
 
【ライブに行けなくても、音楽を聴いて過ごす】
『スクール・オブ・ロック』 *2003年の作品ですが、好きすぎるのでご紹介
『ピッチ・パーフェクト』 *続編あり、のみ有料、ラストステージは無料
 
映画をよく観る人はずっと前から知っていたであろうソン・ガンホ。
『パラサイト 半地下の家族』で日本での認知度はグッと上がったことでしょう。
彼は冴えないオッサン風だけど本当に素晴らしい役者です。
上記の『青い塩』のほか、『凍える牙』(乃南アサ原作)もプライム会員無料で観られます。
いずれもヘヴィーですが、ソン・ガンホ凄い。
 
こんなの始めちゃったら終われないよぉ。
まだまだネタあるので、明日に続く。

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Amazonプライムビデオで観られるオススメ映画(その1)

2020年04月29日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
緊急事態宣言が発令されて、ほぼすべての劇場が休業になったとき、
さすがに和歌山まではよう行かんし、もう家で映画を観るしかない。
ほなら家で観られるお薦め映画について書いてみよかという気持ちはありました。
 
でも結構面倒くさそうでしょ。
以前私が劇場で観た映画で好きだったやつを思い出して、
それがプライムビデオでタダかどうか調べて書くのって。
 
で、面倒くさいからやめておこうと思っていたわけですが、
昨晩、職場のお姉さまから「Amazonプライムビデオで観られる映画教えて」とメールが。
お姉さまに教えるために探すんやったら、
そのついでにブログ用にも書くかと思い直して。
 
探してみたら、あるわあるわ。ここ10年間の作品だけで100本超え。
ダダーッと挙げるつもりが、1回ではとても書き切れん。
ジャンル分けというほどのものではないけれど、分けてご紹介してみます。
何回続けることになるかわからないので(引っ張りたくはない(笑))、とりあえずその1。
 
「洋画は字幕で観る派」なので、私が観たのはたいてい字幕版です。
Amazonプライムビデオでは、吹替版のみ無料で、
字幕版は有料という作品がありますから、ご覧になる場合はご注意を。
 
今日以降こうしてご紹介するのは、基本的には前向きな気持ちになれる作品です。
そしてタダ。←これ大事(笑)。
オススメ順ではなく、私がここ10年で観た順番に挙げております。
 
【こんなときだから、笑って泣けるやつ】
『ラブ&ドラッグ』 *複数表示されるうちの『Love & Other Drugs』が無料
『人生、ブラボー!』 *ハリウッド版リメイク『人生、サイコー!』あり、但し有料
『怪しい彼女』 *中国版リメイク『20歳よ、もう一度』、日本版リメイク『あやしい彼女』あり
『我が家のおバカで愛しいアニキ』 *劇場未公開につきDVD鑑賞
 
まずはこんなところでどうでしょう。
 
『サニー 永遠の仲間たち』の日本版リメイクは観なくてよし。
『人生、ブラボー!』はハリウッド版リメイクのほうが面白い。
でも残念ながらそちらはタダじゃないのです。
『怪しい彼女』はオリジナルの韓国版がピカイチですが、リメイク版もオススメ。
すべてタダなので、見比べるのも楽しいかも。
『ハッピー・デス・デイ』はジャンルでいうとホラーだけどワラける。
最後にしんみりして涙ぐんだのは私ぐらいかもしれません(笑)。
 
あくまで個人的好みによるものですから、感動の保証はいたしかねます。
アナタのツボにハマるものがあれば嬉しい。

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『メガストーム』

2020年04月28日 | 映画(ま行)
『メガストーム』(原題:Blast Vegas)
監督:ジャック・ペレス
出演:フランキー・ムニッズ,バリー・ボストウィック,マギー・キャッスル,
   マイケル・スティーガー,アンドリュー・ローレンス,ジリアン・ネルソン他
 
Amazonプライムビデオの見放題作品の中から。
 
不謹慎ですが、もともと「荒れたお天気」というものが好きです。
雷とか稲妻とか土砂降りの雨とか、心が躍る。
映画もハリケーンもの(などというジャンルはあるのか!?)には目がないんです。
 
2013年のアメリカ作品です。
劇場公開された作品ではなく、TV用の映画らしい。
Amazonの作品紹介ではホラーにカテゴライズされていますが、
どこがホラーやねん。ホラー好きが観たらきっと怒る(笑)。
 
ラスベガスを訪れた若者たち。
男子一行の中にいるネルソンは、華やかな場所には何の興味もないのに、
友人から運転手役を仰せつかってここにいる。
女子一行の中にいるオリーブも同様で、こんなところに来る気はなかったのに、
派手好きないとこのお目付け役として同行させられただけ。
別々にやってきたこれらの男女だったが、男子のひとりが女子のひとりをナンパ。
なんとなくカップルができあがってグループで行動することに。
 
その中にあっても外れ者のネルソンとオリーブだったが、
プールに突き落とされたネルソンをオリーブが助けたことから意気投合。
地味なふたりがお互いに運命の出会いだと感じる。
 
それぞれいい感じで進んでいたのに、
カジノの入り口にあったトトメス3世の剣に、ネルソンを除く男子一行がいたずら。
その剣が大地に異変をもたらすという噂を確かめようと、
酔っぱらった勢いで剣を盗み、プール脇の地面に突き立てたのだ。
 
何も起きないことに退屈して一行はその場を立ち去るが、
しばらくして想像を絶する砂嵐が発生。
行方のわからないオリーブを心配するネルソンを見かねて、皆で探すことに。
外は危険、地下通路に詳しいピアノ弾きのオッサンが案内役を買って出るのだが……。
 
タイトルが『メガストーム』だから、私の好きそうな作品だと思うじゃないですか。
ところがどっこい、嵐が起きる原因が、伝説の剣を地面に刺したからって、あり!?
まさかそうじゃなかろうなと思っていたらそうだったから、たまげました。
 
もうねぇ、笑うしかありません。いや、笑えたらええけど、笑えん。(^^;
人が宙に舞うほどの砂嵐なのに、オリーブはしっかり歩いてる、走ってる。
なんでそんなことができるねん。
 
自然災害が起きると、動物園の動物が出てきて遭遇というのはよくあるパターン。
これはCG丸出しのトラに遭遇。
トラに遭ったら背中を向けてはいけないと教えてくれたのはこの本でしたが、
本作では、トラと対面したオリーブが、石を持って脅したらトラ退散。
そんな軟弱なトラ、おらんやろっ!
 
街が壊滅状態なのに、エッフェル塔(パリスホテル併設のやつ?)のエレベーターは動いてるし。
もうほんま、つまらんけど、主役のカップルには可愛げがあります。
イケメンまったく出てこない、女子もちょっと綺麗なぐらいで、
本作の後に有名になりそうな子はひとりもおらん、実際ひとりも出てきてないけど、
ネルソンとオリーブ役のふたりは、イケてなくて応援したくなる何かがある。
 
酷い作品だったけど、ま、これより酷いの、なんぼでもありますわね。
言うてもタダやし。コロナ禍ならではの体験。ありがとう。

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『世界沈没』

2020年04月27日 | 映画(さ行)
『世界沈没』(原題:End Day)
監督:ギャレス・エドワーズ
出演:グレン・コンロイ他
 
Amazonプライム会員なら無料で観られる作品をガンガンご紹介します。
 
BBC(英国放送協会)が制作したTVドラマ。
BBCというのは日本におけるNHKみたいなやつですね。
『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)では生演奏を禁じられたブライアンが
「BBCめ〜」と恨めしそうに言っていましたよね(笑)。
 
日本語の映画データベースにはほとんど詳細情報がなく、
Amazonの作品紹介では2004年となっていますが、英語のサイトを見ると2005年。
おそらく2004年に制作されて、
2005年にナショナルジオグラフィックチャンネルで放送されたのでしょう。
 
監督のギャレス・エドワーズは、もとはVFXクリエイターとして活躍。
BBCやディスカバリーチャンネルの作品を手がけ、
メジャー級にのし上がったのもわかるほど、本作は面白い。
そして今のコロナ騒動をやはり予見していたかのような作品なのです。
 
もしも世界がこんなふうに最期を迎えるとしたら。
4つの可能性を示唆しています。
 
4つは世界を破滅させるものが異なるだけで、同じ出だし。
ロンドンに住む科学者ハウエル博士がニューヨークへ向かうところ。
博士は自らが考案した粒子加速器の実験を今からおこなう予定。
失敗する確率は宝くじに3週続けて当たるより低い。
それでも重大な事故が起きることを懸念する人々が研究所前でデモを繰り広げます。
 
ここまでは4つとも同じ、その先に起こることが違う。
1つめの話は大津波、2つめの話は巨大隕石
3つめの話は正体不明のウイルス、4つめの話は実験の失敗。
 
ウイルスによって荒廃した世界が描かれる作品はたくさんあります。
でもこれは別にそうじゃなくて、いきなりウイルスが蔓延する。
海外でウイルスに感染した旅行者がそうとは知らずに帰国し、次々と広がってゆく。
15年前に制作された本作は、今の世界の状況まるでそのままです。
作品中、ある識者が「パンデミックなんて現実には起こらない。
SF映画やテレビの中だけのことですよ」と話すシーンがなんとも皮肉。
 
48分の小品です。在宅勤務の昼休憩のときにでもいかがですか。

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『ラスト・デイズ』

2020年04月26日 | 映画(ら行)
『ラスト・デイズ』(原題:Los Ultimos Dias)
監督:ダビ・パストール,アレックス・パストール
出演:キム・グティエレス,ホセ・コロナド,マルタ・エトゥラ,レティシア・ドレラ他
 
引き続き、Amazonプライムビデオの見放題作品の中で未見のものを探す。
コロナ禍で観るにはうってつけなやつ、発見。
 
2013年のスペイン作品。
どう見てもB級だからDVDスルーだったろうと決めつけていたら、
えっ、これ、劇場公開されたんですか。
客がどの程度入ったのかめちゃくちゃ興味があります。
しかし今ならこの手の作品はどれも先見の明があったかのように思われそう。
 
いろんなサイトで紹介されているあらすじがちょっと変なんです。
「ニューヨークで引きこもりの少年が自殺」とかって、カナダやし。
「シドニーのオペラハウスでは客が外に出ることを拒否」って、そんなシーンないし。
こういうところもB級だからなんやろなぁ。
 
「20分ルール」なんてものはなく、すでに急変した事態から始まります。
 
スペイン・バルセロナ
人々が建物の外へ出られない状態になってしばらく経つ。
外へ出た瞬間に悶え苦しんで死に至ってしまうからだ。
 
ある会社に勤めるマルクが異変に気づいたのは、
彼の隣人がいつからか怯えていっさいの外出をやめたから。
また、同僚のロビラがこっそり会社に寝泊まりするようになる。
何かを恐れて外に出ようとしないロビラは解雇されたが、
無理やり外に連れ出された瞬間に泡を吹いて死亡。
ロビラのロッカーを開けてみると、
そこには非常用の飲食品や燃料、懐中電灯などが入っていた。
 
今は誰もが建物内にこもり、行き来するには地下を通るしかない。
食物を求めて諍いが起こり、治安は悪くなるいっぽう。
 
マルクは喧嘩別れしたままの恋人フリアのことが心配。
どうにかしてフリアに会いにいけないものかと考えていたところ、
マルクの会社に人員整理のために来ていたエンリケが
GPS機器を持っていることを知る。
 
エンリケがどこかから盗んできたことは確実。
誰もがほしがっているものをエンリケが持っているとバレれば、命が危うい。
そこでマルクはそれをネタに脅しをかけ、
フリアのところへ連れて行ってほしいと頼む。
 
エンリケにも行きたい場所があるらしく、
お互いに信頼できないふたりが一緒に出発するのだが……。
 
「スペインで最初の死者が出てから2週間、それが今や世界へ」というところが、
シャレにもなりません。
何かのウイルスが蔓延しているようなのですけれど、それが何なのかは明かされず。
外に出たらあかん言うけど、窓を破って外の風にさらされても大丈夫って、どーゆーことよ。
 
もうツッコミどころは満載なのですが、こういうのは嫌いじゃない。
クビにする側とクビにされる側だったふたりが、
行動を共にするうちに絆を固くするというのも、ありがちで悪くないし(笑)。
 
オーストラリアの部族がウイルスに打ち勝つすべを知っているらしいという話に、
『ナイチンゲール』を観たばかりだった私はびっくり。
アボリジニという名前は出てこなかったけれど、
「ブーメランを使う部族」と作品中で話されていました。
 
ウイルスに有効な手立てはないまま最後まで話は進み、
結局、えっ、思い切りが大事ってこと!?
ハッピーエンドだから、まぁいいや。
 
Echo Show 5のスクリーンは小さいけれどとても綺麗。
ウイルスが蔓延しようともバルセロナの街は美しい。

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