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『LUCK-KEY/ラッキー』

2017年08月30日 | 映画(ら行)
『LUCK-KEY/ラッキー』(英題:Luck-key)
監督:イ・ゲビョク
出演:ユ・ヘジン,イ・ジュン,チョ・ユニ,イム・ジヨン他

シネマート心斎橋で3本ハシゴの2本目。

内田けんじ監督の『鍵泥棒のメソッド』(2012)をリメイクするとはお目が高い。
ものすごく笑えるとのレビューも見かけましたが、
大阪人としては爆笑までは行きません。(^^;
でもそこそこ以上には笑えて、かつちょっぴり泣けます。
韓国では大ヒットを飛ばしたそうです。

売れない役者のジェソンは、仕事にありつけないから金もない。
首を括る前にせめて体ぐらい洗っておこうと銭湯へ出向いたところ、
ジェソンの石鹸で足を滑らせて転倒したのがヒョンウク。

頭を強く打ったヒョンウクは記憶喪失に陥った様子。
入湯前にヒョンウクを脱衣所で見かけて金持ちだと踏んでいたジェソンは、
こっそりロッカーの鍵を交換。ヒョンウクになりすます。

ヒョンウクの車に乗り、ヒョンウクの自宅である高級タワーマンションへ。
ジェソンはヒョンウクの金を使って出前も取りまくりの好き放題。
どうせ長くは続けられないことだし、自分は死ぬつもりなんだから、
今ぐらい豪遊してもいいでしょとばかりに好きなことをやり倒す。

そんな折り、ふと、ヒョンウクの部屋のモニターに映し出される美女を発見。
彼女は同じマンションに住むウンジュで、ヒョンウクはおそらく殺し屋。
ヒョンウクの記憶が戻るまでにウンジュを逃がさねばとジェソンは考える。

一方のヒョンウクは、持ち物から自分がジェソンだと思い込む。
退院時に支払う金がなく、困り果てたヒョンウクの金を立て替えたのが、
銭湯で転倒したジェソンを病院に運び込んだ救急隊員のリナ。

ジェソンの住まいである安アパートを自分の家だと信じるヒョンウクは、
あまりの汚部屋にビックリ。自分はこんなにも不衛生な奴なのか。
しかし自殺を図った跡があるから、自暴自棄になっていたのかもしれない。
そもそもは自分は綺麗好きらしく、瞬く間に掃除完了。
その他、自分の得意そうなものを書き出してみると、刃物の扱いに長けている。

それを聞いたリナは、病院代を取り返すついでに、
彼女の母親が経営する食堂でヒョンウクを雇う段取りをつける。
いかつい顔だが見事な包丁さばきを見せるヒョンウクは店の人気者となり……。

こうして改めて書いてみると可笑しい。
ものすごく笑うつもりで観に行ったのでそれほどでもと思いましたが、かなり面白かったのかも!?
実際、声を上げて笑ったシーンは何カ所もありましたし。

オリジナルでは、ヒョンウクに当たる殺し屋を香川照之
ジェソンに当たる役者を堺雅人が演じました。
リナに当たる女性役は広末涼子、ウンジュに当たる女性役は森口瑤子でした。
女性陣についてはオリジナルとリメイクでは設定が異なります。

女性ふたりがどちらもめっちゃキュート。
特にリナ役のチョ・ユニ、ほんとに可愛いです。

ヒョンウクが食堂で包丁をふるうシーンや撮影現場のシーン、笑えます。
対するジェソンはあまりにだらしなくてたまに腹立たしい。
だけど最後はお決まりながら幸せで、ほんわかできるはず。
楽しい作品を見せてもらえました。

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