ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

大徳寺そばにある、江戸時代創業の老舗「菓匠 松屋藤兵衛」。

2016-12-29 | 老舗

京都の北区、「大徳寺」の東側、北大路通沿いにある趣ある日本家屋。ここは、江戸時代創業の和菓子の老舗「松屋藤兵衛」。
 
「大徳寺」は、茶道の千利休とゆかりの深い寺院。ここ「松屋藤兵衛」は、多くのお茶会などに京菓子を納める名店です。

このお店で有名なお菓子が、「味噌松風」という焼き菓子。

「どんなお菓子かなぁ~」とミモロは、店内へ。

そこは、まるで時間が止まったような昔ながらの風情が漂います。


お店の天井近くには、干菓子などをつくる木の型が、並んでいます。
 
「あれにお菓子の材料入れて、グーって押して作るんだよね~」とミモロ。
お店の歴史を物語るような型です。

「お店にあるもの、みんな趣あるね~。この奥がお菓子作るところなんだ~」
すだれ越しにちょっと中を覗きます。

「お菓子を入れる箱もなんかレトロな感じ~」


京都の老舗の和菓子屋さんは、注文により、お菓子を作るところも多く、ガラスケースにズラリを製品が並んではいません。
特に、家族など、少人数で作るお店は、予約以外購入できない場合も多いのです。

ここのご店主の前野恒治さんは、一子相伝で、代々その技を受け継いで来た方。
「代々変わらぬ味を守るって、大変なことだよね~」と思うミモロです。

「あ、これが味噌松風なんだ~。なんかカステラみたい・・・」

表面にコンガリと焼き色のついた菓子は、小麦粉に砂糖や飴を加え、白みそを混ぜた生地を焼いたもの。
「白ごまと大徳寺納豆もついてるんだ~」と、サンプルをまじまじと見つめて…。

昔から作られているお菓子で、なんでもお抹茶によく合うそうで、お茶事には人気のお菓子なのだそう。
京都の人なら、一目で、そのお菓子が「味噌松風」だとわかるというほど知られたものです。

「あの~味噌松風ってありますか?」と、お店の方に伺うと…。
「ご予約なさっていますか?」と。「え?予約~してません・・・」
「申し訳ありませんが、本日分は、売り切れです」と、「え~まだお昼前なのに~」
残念ながら品切れで、その味を楽しむことはできませんでした。「う~残念~」

この日、ミモロは、東京のお友達がお茶会を開くというので、お土産にしようと思っていたのでした。
「困ったなぁ~。じゃ~お干菓子の詰め合わせお願いします」

「どれくらいご入用ですか~」「う~どれくらいかなぁ~」と悩むミモロ。実は注文の仕方がわからなかったのでした。
「いかほどご用意しましょうか?2000円分くらいですか?」「は、はい、それくらい・・・」とミモロは答えます。
小さな箱に、季節感が表現された干菓子が、いろいろ詰められました。「思ったより少ないかなぁ~」と内心思うミモロ。
ひとつひとつ丁寧に仕上げられた品ですから…。

「う~ちょっと足りないかも~」と思ったミモロは、「これもください~」と、袋詰めになっている、カラフルな干菓子「織姫」も購入することに。
「これだけあったら、お茶会に足りるかな~」

買ったものを包装してもらう間、お店の片隅で座って待つことに。


京都は、和洋スイーツの激戦区。「ホントにお菓子屋さん多いよね~」とミモロ。ケーキ屋さん、和菓子屋さん、パン屋さん、チョコレート屋さんなどなど、行く先々にいろいろと。その中で、何百年も続くというのは、スゴイこと。

「今度、絶対、「味噌松風」って食べてみたい~」と熱望するミモロでした。


*「松屋藤兵衛」京都市北区北大路大徳寺バス停前  075-492-2850 9;00~18;00 木曜休み



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