ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

梅薫る「京都御苑」。音楽の神様として崇敬される御所の弁天さんが祀られる「白雲神社」

2017-03-21 | 寺社仏閣

「今日は、いいお天気~」と、ミモロは、自転車に乗って、「京都御苑」に出かけました。
周囲4キロの「京都御苑」、自然豊かな場所で、こんな穏やかな日には、散歩をしたくなる場所です。

ミモロが向かったのは、御苑の西側。「ほら咲いてる~」。そこには梅林があるのです。
今年は、昨年よりも開花が遅かった梅が、お彼岸にも楽しめました。
「いい香り~」
甘い梅の香りにミモロは、鼻をクンクンと。そして大きく息を吸いこみます。

「春のお花は、いい香りで春の訪れを知らせるんだね~」と。梅や沈丁花など、いい香りが漂い出したら、春がやってきた証拠。

「梅林」内をあちこち歩き回ったミモロは、その向かい側にある「白雲神社」に参拝することに。
「御苑に何度も来てるけど、ここちゃんとお参りしたことないかも…」
 
「御苑」の中には、「厳島神社」「宗像神社」そして「白雲神社」の3社があります。

今回、お詣りする「白雲神社」は、旧西園寺家の鎮守社。そのルーツは、元仁元年(1224)に建立された「妙音堂」という西園寺公経が造営した北山殿に祀られた社にあるとか。北山殿は、現在の金閣寺の場所にあたります。
歌人であり、琵琶や書にも秀でた西園寺公経が、晩年築いた豪邸が北山殿で、音楽を愛した彼が祀ったのは、市杵島姫命で、琵琶を奏でる姿の妙音弁財天とも称されます。現在の場所には明和6年(1769)に、さまざまな場所を経て鎮座されました。「御所の弁天さん」と呼ばれ、崇敬を集めています。
 
小さいながら、風格を漂わせる社です。

参拝前にミモロは、手水でお浄めを…。
「ここのお水、あんまり知られてないけどいいお水なんだ~」そばの掲示を見て…。御所の東側にある「梨の木神社」には、名水「染井の水」がありますから、ここの神社のお水も良質の水なのでしょう。たくさん汲む人は、崇敬会への入会を勧められています。

ここの絵馬は、琵琶を奏でる弁天様の姿が描かれたもの。


「あっちも行ってみよう~」と本殿の後ろにまわると、そこには大きな石が…。
   
「薬師石」という病を癒す石です。この石を撫でると病が癒されるのだそう。また、「御所のへそ石」とも呼ばれます。「この石、人面石なんだって書いてあるよ」とミモロ。それを見て、じっと石を見つめますが、どうもよくわかりませんでした。「風邪治りますように~」と顔を石に擦り付けるミモロでした。

さらに進むと、「福寿稲荷社」が。「なんかありがたい名前だね~」とさっそく参拝。
  
「ここにもお稲荷様祀られてるんだ~」と。

奉納された絵馬のひとつに、明治29年に消防団から納められたものが。その当時の消防団員の姿が描かれています。
「なかなかハイカラの制服姿・・・」

神社での参拝後、丸太町通方向に進みます。「わ~キレイ~」と立ちどまったのは、ひときわ鮮やかな桃色の木。
「なんの木だろう~」とそばへ。
 
「これ桃の花かなぁ~でもすごく大きい~」。
4月になると、「京都御苑」のあちこちで、桜が咲き誇ります。「もうすぐだね~」桜の枝の状態を見ると、開花は、4月になってから…「今年の桜は、昨年より遅めだと思うよ~」とミモロの開花予想。

さぁ、家に戻りましょ。「は~い」と自転車に飛び乗ったミモロ。
そこじゃないでしょ。バスケットの方・・・「あ、そうだった~」

御苑の中に続く、砂利が少ない細い自転車道?をはみ出さないように進みます。





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