ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

2016「五条坂陶器まつり」10日まで開催。懐かしいママゴトの野菜や美術陶器など、見て回る楽しさ

2016-08-09 | イベント

今年も8月10日まで五条坂一帯で開催されている「五条坂陶器まつり」。
 
ミモロは、ちょっとお日さまが西に傾き始めた頃、五条坂に到着。鴨川から、清水寺の方向へ、緩やかな五条坂を進みます。

五条坂の両側には、京焼の窯元のお店や、全国から陶芸家などが作品を並べます。

「あ、ここも陶器置いてる~」とミモロが立ち寄ったのは、以前、仏像づくりを教えて頂いた「冨田工芸」です。
 
「こんにちは~」「あ、ミモロちゃん久しぶり~元気だった?」と仏師の富田睦海さん。「はい!全然変わらず元気で~す!」
「ホント、変わんないね~」「まぁね~ここも陶器まつりに参加してるの?」普段は、仏具や仏像などが並ぶお店。
「今回、仲間の陶芸家さんたちの作品並べてるんですよ」と冨田さん。
 
いろいろな小さな器が並んでいます。「いろんな作品があって楽しいね~」
さて、店の外には、おもちゃなども…。
「あら、佳く似合う。ホントは腕輪だけど…」と、ミモロのヘアアクセサリーをつけてくれた冨田さんの奥様。
「これもカワイイ~」
ミモロは、そこからまた、五条坂を進みます。強い陽射しを浴びながら…

「ここなんだろ?」白い器が並ぶ店に立ち止まりました。「いらっしゃいませ~」
 
ここは、美術陶器「暁山」。陶芸作家の岡田佳明さんの工房とお店です。店の並ぶのは、美しい絵が描かれた茶器や壺など。
「すごくりっぱ~ちょっと休ませてもらおう…」
なんでもここは300年以上続く窯元。店の構えにも歴史が漂います。陶器まつりでは、手ごろな価格の品も登場。
  

また、トコトコと歩くミモロ…坂にはまだまだお店が続いています。

「あ、ここ知ってるもん~こんにちは~」「あ、ミモロちゃん、こんにちは~」
  
並ぶのは、小さなミニチュアの器などがいろいろならぶ「兄妹工房」です。
 
陶芸家のお兄様が作るのは、精巧なミニチュアの器。茶道具も「本物みたい…」と驚くもの。細かい線で描かれた模様の指輪なども。ここでもミモロには、ブレスレットになりました。

「あ、ここにもミニチュアがある…これって、お友達が言ってたママゴトの野菜だ~」
「わ~いろいろなお野菜…」
ミモロが夢中になってみているのは、陶器でできたミニチュアの野菜です。
ミモロのお友達が、子供のころ、おかあさまに陶器市に連れてこられ、その時の楽しみのひとつが、このママゴトのお野菜を買ってもらうことだったそう。毎回、ちょっとづつ買ってもらい、昔は、たくさんの種類をもっていたのだとか。
そのうちママゴトの野菜を作るお店が次々になくなって、最近は見なくなったとがっかりしていました。

この野菜を作る「嘉豊窯」の方も、「そう、私も同じ。子供のころ陶器の野菜、いろいろ持ってたんですよ。でもお店がなくなって・・・それで今回、再現することにしたんです」と。
 
陶器の野菜は、作る手間がかかるのだそう。低温で焼いた後、色を載せてもう1回低い温度で焼くそう。高温だと、こんな鮮やかな色が出ないのだとか。「わ~本物みたい…」とミモロ。
昔はなかった、ブロッコリーやアスパラカスなども登場。さらにソフトクリームやケーキなんかも陶器で…。

「ねぇ、買って~」とミモロ。じゃ、2つだけね…。「うん…」2つということで、さんざん悩むミモロ。
かぼちゃとカブを選びました。

料理屋さんの方などが、ディスプレー用に買って行ったそう。

「う~筍も欲しかったなぁ~」と、まだ未練があるミモロ。
もう来年は、作らない・・・とのこと。

昔懐かしい陶器の野菜を買うなら今…。

「五条坂陶器まつ」は8月10日まで開催。夜9時ごろまでやってます。

 



人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね~ミモロより

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする