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柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

ナショナリズム

2006-03-28 08:40:44 | Weblog
昨夜の小泉首相の記者会見、一番最後の部分間に合い見ていました。元々こういう喋りなのでしょうか、前回の衆議院選挙大勝の後のものを同様、意識してトーンを落としているのかと訝るほど抑えた口調でしたね。で、最後のテーマは靖国参拝問題でした。例によってNHK記者からの質問です。論旨は今までのものと変わりませんでしたが、最近は先が見えてきたからでしょうか結構直接的な物言いになってきて、面白かったです。曰く、人の考え方や内心の自由、権利をあれだけ声高に要求する人達が、何故にこの問題に関しては個人内心の自由を認めずに、中韓の言うことを聞けとばかり言うのか、という反論でした。快哉でしたね。この辺りの不自然さに私達素人も気づいてきています、右の左のではなくてです。不自然なのですね。で、今日の中国新聞に詩人とクレジットをつけた人の一文が載っていました。WBCの優勝は嬉しかったけれど、「勝利至上の寒気を覚えるようなナショナリズムの乱発だけはごめんこうむりたい」そうなのです。W杯や今回のWBCを契機に突然出現してくるナショナリズム意識は不気味、だそうです。この人のナショナリズムの定義は、何がどうであれ、日本さえ勝てればよいという意識のようです。ううむ。この手の人々、
この人達こそが昨日小泉首相が指摘した連中なのでしょうが、にかかると日本!日本!と言うことが即軍国主義や戦争に繋がるとなるのでしょう、つまりナショナリズムは最悪の心向きであって、こういうのはナショナリズムというより愛国心(パトリオティズム)なのでしょうが、自分の気に入らぬ事、心持ちの悪いことにこの言葉を冠して排除しようとするわけです。何故、日本頑張れと応援するのがいけないのでしょうかねぇ。一番根っこのところで考え違いしているのではないでしょうか。アメリカはあれだけなりふり構わずに、韓国はあれだけの特典を目の前にぶらさげて、勝ちに来ていたじゃありませんか。そういう相手に負けるな!日本行け!という自然な感情を、どういう理屈でもって否定できるのでしょうねぇ。あれで負けていたら、大文句を並べたであろう口で、勝ったら勝ったで、問題を(視点を)すり替えてイチャモンをつける。ううむ、首相のあの抑制の利いた口調が、百の言葉より憤りを一番表していたのでしょう。物事はどちらかに転ばせるものだという真理ですか。
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