柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

問答

2016-10-26 08:22:29 | Weblog
事件現場に踏み込んで、お前達を退治すると言う。退治?逮捕だろうが、と悪者どもは居直る。いや、退治だ、と言い返してズドン。映画さながらに比国大統領はダバオ市長時代に麻薬犯罪撲滅してきたそうです。麻薬犯罪撲滅とはつまり売人や組織潰しです。具体的には殺していく、退治です。私たちが目にする耳に聞くのはTV切り取り画像、編集記事ですからどこまで本当かは定かではないのですが、大きくは外れないのでしょう。そしてあれだけ本国で人気がある。比国のトランプと呼ばれるように(米のドゥトルテかもしれませんが)柄は悪いわ乱暴だわです、下層階級の人気があるのでしょう、麻薬にまみれて絡めとられて地獄から抜け出せない人達からの支持でしょう。大ヒーローですわね。資本主義国はいずこも同じ、誰かが大儲けするのは多数から搾取しているからです、ここはマルクスの言う通り。警官や議員までが麻薬マフィアに取り込まれた社会をどう正すか。ぶっ潰す。ぶっ殺す。お前がやられるか、俺がやられるかだ。この覚悟。そうやって世直ししてきたのに、現に結果が出ているのに、そこに噛みついたのがオバマでありEUだと恨み骨髄なわけですね。あの罵詈雑言はここに由来することなんですね。人権がどうのこうの言いだすから、お前達(アメリカ)は比国に何をやってきた?とやり返す。どの口で人道を説くんだ?と。至極真っ当。EUの連中も同じ穴です、どころかこっちが本家です、あれだけ東南アジアを侵略搾取してきた歴史をどう言い繕うのか。あのガラの悪さですから、言葉が直截で喧嘩腰のところしか伝わらぬ憾みはありますが。今更人権の人道のとぬかすな、タコ!気持ちはとても分かることです(私もいささか品下る者ですので)。で、中国に寄って見せる。どこまで戦略的なのか分かりません。習さんと会ってる映像も、上着もちゃんと着れてないし、ガム噛んでますよ。ええぞええぞではあるのですが、しかしやはり礼儀がなあ。そういう育ちだったんでしょうけれども。安倍さん、何を話しますかね。アメリカを切ってはならぬ。ただこの一点ではあるにせよ、です。
コメント
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