まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

イケメン転校生に抱かれた僕

2018-10-29 | ドイツ、オーストリア映画
 「僕の世界の中心は」
 サマーキャンプから戻ったフィルは、母と姉のダイアンが冷ややかな関係になっていることに戸惑う。そんな中、フィルは転校生のニコラスと恋に落ちるが…
 同性愛を描いた映画といえば、かつては家族との間や社会の中での苦悩や葛藤がメインテーマでしたが、BLが市民権を得た最近では、LGBTの恋愛はもう異常でも特殊でもなく、男女のそれとほとんど同じ扱いになってる作品がほとんどです。この映画のBLも、いけないことをしているというコソコソした後ろめたさとか禁断感は微塵もなく、堂々と明るく恋してセックスしてます。もはや今までのような同性愛の苦しみや悲しみだけでは、ありきたりな凡作になってしまいます。この映画も、BLを扱いつつもBLよりも家族ドラマに重点が置かれていました。

 ママと姉との間に何があったのか?二人が隠している秘密とは?母と姉に振り回されるフィルが可哀想でした。何なんだよと怒ったりイラついたりせず、無理やり秘密を暴こうともせず、常に優しいフィルなので余計哀れでした。ラストに明かされる真相は、かなり衝撃的。でも人間って、やっぱ強い生き物。特に女は男より神経が太くできてるんです。決してコワレたりしない逞しさが、この映画をジメジメと陰気な悲劇の家族物語にしてません。でも私なら、絶対イジイジと死ぬまで根にもつだろうな~。昆虫と会話できる能力とかファンタジーな設定も異色でしたが、フィルの叔母さんも恋人♀と同棲してるとか、LGBTに寛容な環境が最も私にはファンタジックでした。私の田舎では、さすがに今でも同性カップルが自由に堂々、は難しいですし。

 で、かんじんのBLですが。ナイーヴな美少年とエロカッコいいイケメンがフォーリンラヴ、という腐が大好きなBL定番シチュエーション。速攻でエッチな関係になる嬉しい時短。ラヴシーンが、なかなか大胆でリアル、けどすごくロマンティックで美しかったです。ライトなBLは物足りない、でもハードなゲイセックスシーンは苦手、な私にはちょうどいいラヴシーンでした。

 でも。多くの腐がそうだと思いますが、BLに女が絡んでくるのはイヤなんですよね~。性を超えた親友同士、ソウルメイトだったはずの女に、自分の彼氏を寝盗られるなんて。親友づらして、最低の女じゃん。女ってやっぱ汚いわ。嫉妬して二人の仲を裂こうとして、だったらまだ面白い関係になりそうだったけど、ただの無神経なヤリマンという腐が忌み嫌うキャラでしかなかったので残念。

 愛なんて重い!どっちとも楽しくヤりたいんだよ~というニコラスとの関係に、フィルがくだす決断。痛ましいけど、男らしくて爽やかでした。ニコラスみたいな男に愛を押し付けてしがみついても、みじめな醜態をさらすだけになるだろうし、賢い選択でした。
 ポップで甘酸っぱいBLを演じたドイツの若手俳優二人の、大胆さとフレッシュさが素晴らしいです。

 フィル役のルイス・ホフマンは、「ヒトラーへの285枚の葉書」や「レッド・スパロー」など英語圏映画ではチョイ役でしたが、この作品では堂々の主演。色白でほっそり、優しそうで繊細な美少年だけど、ナヨナヨしたところは全然なく、硬質な男らしさを感じさせるところは、さすがドイツ男子。ニコラス役のヤニク・シューマンは、白濱亜嵐を濃ゆくしたような顔。誘惑フェロモンも特濃で、こんな高校生ありえねー!なエロカッコよさ。常にタンクトップか裸で、色気ダダ漏れ。筋肉質な肉体美も眼福です。ルイスもヤニクも、尻どころかチ◯コも丸だしなスッポンポン。脱ぎっぷり、よすぎ!日本の若手俳優も見習ってほしいものです。

 ポップで若々しい演出が楽しかったです。フィル一家が住んでる屋敷とか森とか、美しく深い自然に囲まれたロハスな生活環境が羨ましかったです。

 ↑ 若い男子特有のキラキラ感がまぶしい!ルイスの主演作「ヒトラーの忘れもの」も観ねば!エロカッコいいヤニクの出演作ももっと観たいですね~ 
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愛なんだ侍

2018-10-22 | 日本映画
 「散り椿」
 享保15年。不正を告発し藩を追われた瓜生新兵衛は、病死した愛妻の篠の遺言を守り、親友だった榊原采女を助けるために藩に戻る。采女は悪政を敷く家老を退け、藩を立て直そうと苦慮していたが…
 時代劇ファンの私ですが、この映画…正直ちょっと、いや、かなりガッカリさせられました。びっくりするぐらいつまんなかった。主演の岡田准一と西島秀俊が、ひたすらカッコつけてるだけ、みたいな映画でした。確かに二人ともすごくカッコよかった。それは否定しません。二人のファンなら大満足でしょう。でも、そんなにファンじゃない私のような者からすると、見た目が美しいグラスに入っていたのはワインではなくサイダーだった、みたいな映画でした。四季おりおりの情景が美しく撮られていて、ロケ地やセットにもこだわりとお金がかけられていたのですが、そういう映像的、美術的な方面に重点を置き過ぎていたきらいが。霧雨にけぶる竹藪で剣の稽古をする新兵衛、しんしんと粉雪が降る中、まるで太極拳のように剣の稽古をする新兵衛と義弟の藤吾、散り椿の前で剣を交える新兵衛と采女etc.美しいシーンにしたい心意気は評価したいのですが、あまりにも作りこみ感が強く不自然で、どう?美しいでしょ?美意識高いでしょ?と圧のような押し付けがましさが鬱陶しくも滑稽でした。

 話のスケールが小さすぎるのも、私にはキツかった。田舎の藩のお家騒動なんて、ちっちゃい!セコい!天下騒乱、天皇家や将軍家が血で血を洗う骨肉の権力闘争と権謀術数、な時代劇が好きなの!そして、お涙ちょだいのベタベタしいくせにキレイキレイな純愛とか、私にはオェー!でした。新兵衛が藩に戻ってきた理由が、しょーもな!なんですよ。もっと武士らしく志が高いのかと思ってた。日本の武士が、しかもいい年したおじさんおばさんが、好きだの嫌いだの片想いだのと、トホホすぎるわ~。男尊女卑が当たり前だった当時の封建社会で、あんな人間関係、夫婦関係ないわ~。退屈なポリティカルコレクトネス時代劇だった。BSで再放送されてる「暴れん坊将軍」のほうが、すべての点においてはるかに面白いです。こんなキレイキレイで薄い小さい時代劇を観た後は、ド派手でスケールのデカいトンデモな「柳生一族の陰謀」とか口直しに観たくなります。
 新兵衛も采女も、周囲の男女も、みんな欠点がなく高潔で清廉すぎてつまんなかった。人間ってやっぱ、ダークな面や毒、歪みがあるほうが魅力的です。悪役の家老も、セコくてアホなだけ。水戸黄門の悪代官レベル。もっとカリスマなラスボスっぽくしてほしかった。奥田瑛二、ミスキャストすぎるわ。軽すぎるでしょ。もっと重厚で貫禄ある俳優にしてほしかった。

 新兵衛役の岡田准一、久々に見ました。すっかり某事務所の映画スターなのに、いまだにV6としてアイドル仕事もさせられてるのが気の毒。岡田くんも、もうアラフォーなんですね~。隔世やわ~。今でもイケメンですが、すっかりおじさんになったわ~。おじさんなのに、成熟した男の魅力がなく、いまだに若い男のつもり風なのが、やはり某事務所タレントというか。すごいチビで、女優より小さい!ガッチリした体格と端正で濃ゆい顔は好き。濃すぎて江戸時代の武士には適してないけど。あの大女優との結婚で人気凋落、この映画も大コケしたと言われているようですが、それもあるんだろうけど、単にこの映画がつまんないから、というのが最大のコケた原因でしょう。采女役の西島秀俊は、見事なまでにいつもと同じ。「MOZU」の刑事がタイムスリップしたという設定だったとしても通る演技でした。篠の妹で、実質のヒロインである里美役の黒木華は、私にとってその魅力がよく解からない売れっ子女優のひとり。彼女にしろ篠役の麻生久美子にしろ見ていてつい、壮絶美女ばかりだった昔の時代劇女優たちを懐かしんでしまいました。
 藤吾役は、池松壮亮。

 最近は、どよよ~んとした虚無的な若者役ばかりだった壮亮くんが、こざっぱりとした真面目な青年役、しかも時代劇、ということで、いまだに大河ドラマ「義経」での源頼朝役の彼を忘れられない私としては、すごく期待してたんです。でも…どよよ~んを演じ過ぎたせいが、時代劇でも何だかどよよ~んでした。頼朝の彼は、まだ中学生とは思えぬ凛々しさだったのに。この映画の壮亮くんには、若者らしい生気や溌剌さ、蒼さがまったくなかった。台詞はアンニュイというか棒読みで、声も疲れ果てた中年男みたいだった。無精ひげのない顔は、まるで子どもみたいな幼さでしたが。壮亮くんと西島さんとのツーショットは、「MOZU」のデジャヴでした。
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ツインズな変態心療!

2018-10-15 | フランス、ベルギー映画
 「2重螺旋の恋人」
 原因不明の腹痛に悩むクロエは、精神科医ポールのカウンセリングを受ける。優しく穏やかなポールに癒され、やがて彼と恋に落ちるクロエだったが、ある日ポールと瓜二つの男を目撃する。それはポールの双子の兄ルイだった…
 フランソワ・オゾン監督の新作です。オゾン監督って、もったいぶらずコンスタントに新作を発表するので、ファンには嬉しいですね。最近のオゾン姐さんの作品は、奇怪で不可解な初期の作品に比べてわかりやすくなったというか、万人向けになってきてるというか、良くも悪くも通俗化してるような気がします。この新作も、美女とイケメンがエロティックに絡むサイコサスペンスといった、かなり大衆迎合的な映画になってます。ちょっとポール・ヴァーホーヴェン監督っぽくなってるというか。魅惑的なヒロインの歪んだ性欲、暴力的な変態セックス、怪しげな脇役、そして猫…「エル ELLE」とカブるところが多々あったし。エルは不謹慎で不埒なコメディでしたが、この映画はいたって真面目、なようで、やっぱ意地悪なコメディなのかな?と思ったり。毒と皮肉がエッセンスになって、それが笑いを誘うというのがオゾン監督の映画。この新作は、ヴァーホーヴェン監督とはまた違うテイストの変態コメディとも受け取れました。

 ハリウッドの凡百なサイコサスペンスとは違って、演出と映像に一癖も二癖もあるところが、やはりオゾン監督らしかったです。わかりやすくなった、一般向けになってきてるとはいえ、ハリウッド映画やアメドラしか観ない人が観たら、絶対に戸惑い突き離される独特さ、異色さは失われておらず、往年のオゾンファンとしては安堵。クロエの妄想や幻覚、悪夢のシーンの特異なスタイリッシュさ、妖しい美しさなどは、いつものオゾン節でした。

 女性の性の深淵、そして双子、をネタにしてるのですが。クロエの病的すぎる性の苦悩には、こんな女いくらなんでもいないだろ~と呆気にとられました。彼女の旺盛な性的チャレンジには、気持ち悪さと同時に羨ましさも覚えた。セックスまみれも異常ですが、私のように性的にはカラッカラのゴビ砂漠なのも不健全だし。おかしなことをするたびに、どんどん美しくなっていくクロエを見ていて、エクスタシーこそが美の源なのかとも思ってしまった。大真面目に双子のどっちともヤリまくり、とんでもないことをしまくるクロエですが、ペニス型の性具でポールのア◯ルを犯すシーンとか、もう笑っちゃったわ~。

 もうひとつの題材である双子。クローネンバーグ監督の「戦慄の絆」や、あだち充の「タッチ」など、映画や小説、漫画など、双子を扱った作品はあまたありますが、どれも怪奇で異様な生物扱いされていますよね~(タッチは違いますが)。ヘンなイメージを持たれて、実際の双子さんたちが気の毒。でもやっぱ、興味深い生命の神秘ではあります。双子の遺伝子は同じだからどっちの子どもを産んでも違いはないとか、優性が劣性を吸収するとか、へえ~な豆知識をこの映画で得ました。

 現実的に考えて、いくらなんでもありえんだろ~な展開なのですが、ラスト近くになって衝撃の大ドンデン返しが。ほとんど反則な夢オチみたいでしたが、まあそーいうことならクロエの支離滅裂な言動や人間関係も…と納得もできました。
 クロエ役は、オゾン監督の「17歳」でもヒロインを演じたマリーヌ・ヴァクト。美人!ちょっとナタリー・ポートマン+ジュリエット・ビノシュ、みたいな見た目?ナタポーをデリケートにし、ビノシュをクールに洗練させた風貌?男装の麗人っぽく、モノトーンでマニッシュなファッション、ショートヘアが似合っててカッコよかった。脱ぎっぷりもアッパレ。
 ポール/ルイ役は、大好きなジェレミー・レニエ

 オゾン監督の映画出演は久々となるジェレミー、いい感じに可愛いおじさんになってきてますね~。優しく頼りがいのあるポールと、傲慢でサディスティックなルイ、両極端な役をチャーミングに演じ分けてます。どっちにも抱かれたい~と思わせる好演。小柄だけどムチムチマッチョなジェレミー、マリーヌ・ヴァクト以上に脱ぎまくってます。セックスシーンやシャワシーンなどで、不必要なほどすっぽんぽんに。丸だしなお尻をガンガン動かして、性演に励んでおりました。日本の俳優も、ジェレミーを見習ってほしいものです。70年代最高の美女と謳われたジャクリーン・ビセットが、なかなかトリッキーな役で終盤になって登場。すっかりおばあさんになったけど、美しい老婦人です。

 ↑ジェレミーの新作は、イザベル・ユペール共演の“A Family Vacation”です。エリオ・ジェルマーノと共演した“L'ami”が観たいんだよな~
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球根と男根

2018-10-12 | 北米映画 15~21
 「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」
 絵画とチューリップの球根への投資に人々が熱中していた17世紀のオランダ、アムステルダム。孤児のソフィアは豪商の老人コルネリアスと結婚し、裕福で安定した生活を手に入れるが、後継ぎを熱望する年の離れた夫との房事に虚しさを覚えていた。そんな中、肖像画を描かせるためコルネリアスが雇った若い画家ヤンと、ソフィアは恋に落ちてしまい…
 情熱的で破滅的な運命の恋とか、情欲に溺れる禁断の不倫とか、大人が楽しめる恋愛映画って、すっかり廃れてしまってる今日この頃。過激さとか官能とかいった言葉はだんだん死語と化し、ポリティカルコレクトネス的に無難な漫画映画やTVドラマの延長映画しか観られなくなってます。そんな現状にウンザリしてる私にとって、この映画は内容的にかなり期待できそうでした。時代劇も大好きなので、すごく楽しみにしてたのですが…

 思ってたような内容ではなく、ガッカリしたというより当惑しました。話も登場人物たちも、え?何なの?はあ?だったので。とにかく、ヒロインのソフィアをはじめ、出てくる連中がどいつもこいつもゲスいんですよ。愛や恋に狂うのではなく、体裁や保身、性欲や金儲けに狂奔、デスパレートに右往左往する姿が醜くもドタバタと滑稽で、ほとんどコメディだった。笑えるシーンが結構多く、コルネリアスとソフィアの夜の子づくりルーティーンとか、侍女のマリアが身ごもった赤ん坊を自分が産んだことにしようと目論み、妊娠したフリしてコルネリアスを騙すソフィアの、マリアとの必死なごまかし猿芝居とか、もはやコントでした。いっそ昔のイタリア映画みたいな艶笑喜劇にすればよかったのに、中途半端に美しく悲しいノリにしようともしてたので、何ともまとまりのない雑な印象が残ってしまいました。

 登場人物が、みんな自分勝手で強欲でズルくてセコい、というのはトホホな反面、面白くはありました。ソフィアなんか全然悲劇のヒロインではなく、かなり狡猾で不敵な女でしたし。コルネリアスとは金目当て、ヤンとはセックス目当て。二人への嘘と裏切りには、愛などどこにもありませんでした。フェイク妊娠といい不倫といい、ラストの駆け落ち計画といい、なかなかの悪女っぷりでした。つまんないいい子ちゃんヒロインなんかよりは魅力的でしたが。みんなゲスいだけでなく、すごいバカで呆れます。ソフィアとヤンの脳内&下半身お花畑バカップルも相当なものでしたが、筆頭バカはもちろん稚拙な嘘や演技に騙されまくりな寝盗られ老夫のコルネリアスで、みんなからごまかされたり隠されたりの繰り返しもまた、笑いを狙ってるとしか思えぬコントでした。ヤンもマリアの恋人ウィレムも、ノータリンなうっかり八兵衛。いくら若いとはいえ、もうちょっと落ち着いて上手に立ち回れよ~。

 決死の駆け落ち作戦も、かなり強引で雑だったし、そんなことしなくても他にもっと方法があるだろ~と失笑。駆け落ちしないと破滅、な状況でもなかったのが盛り上がりや説得力に欠ける敗因だったかも。コルネリアスが見た目も醜悪で残虐なサイコ爺だとか、ヤンが捕まったら死刑になるとか、そんな理由がほしかったかも。ゲスでアホなキャラばかりだったせいで、まったく情感とか切なさとか耽美とかありませんでした。描きようによっては、源氏物語の浮舟とか、三島由紀夫の「春の雪」の聡子のような、美しく悲しい運命のヒロインになり得たソフィアなのに。ラストも、悲恋のはずがソフィアのしたたかさ、図太さを思い知らされたようで、ハッピーエンドみたいでした。

 ソフィア役は、「リリーのすべて」でオスカーを受賞したアリシア・ヴィキャンデル。清楚で可憐だけど、めちゃくちゃ芯は強そう。可愛いけど地味で、ぶりっこじゃないところが好きです。ラブシーンでは大胆な全裸も披露。色気は全然なく、まるで少女のような裸体が痛々しかったです。ヤン役のデイン・ハーンは、ちょっと若い頃のレオナルド・ディカプリオ似?彼も少年みたいで、ヴィキャ子とは高校生カップルみたいでした。デインよりも、ウィレム役の男子が私好みのイケメンでした。誰?かと思ったら、後で知ってビツクリ!ジャック・オコンネルだった!黒髪のロンゲで、ちょっと大人っぽくなってたので、全然気づかんかった。コルネリアス役は、2度のオスカーに輝く名優クリストフ・ヴァルツ。非情そうだけどひょうひょうとしてるいつものヴァルツ氏でした。修道院の院長役で、泣く子も黙る大女優ジュディ・デンチも出演してます。
 オランダが舞台の時代劇、というのが珍しく、目に新鮮でした。イギリスやフランスとは違う衣装が面白かったです。チューリップの球根売買が、今の株みたいなマネーゲームになってた当時の社会も興味深かったです。この映画を観た後、ホームセンターでチューリップの球根を買いました。一個30円でした。一個の値段が家を建てるのと同じぐらいだった映画とはえらい違いですね。
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独逸イケメン帝国!

2018-10-09 | 映画雑記
 美青年といえばイギリス、色男といえばフランスですが、ドイツのイケメンもなかなかハイクオリティなんですよね~。英仏のイケメンみたいに個性的すぎず、あっさり目すっきり目なところが好き。爽やかで優しそうだどナヨナヨした優男ではなく、長身で筋骨たくましい骨太な男らしさもドイツ男優の魅力です。脱ぎっぷりは良いけど残念な裸も多い英仏俳優と違って、ほとんどのドイツ俳優は裸体も美しいです。大胆すぎる脱ぎっぷりや、果敢で独特な役と演技は、英仏イケメン以上かも。
 ドイツ男優といえば、ハリウッド映画でも頑張ってるトーマス・クレッチマン、ダニエル・ブリュールといったベテランと中堅の知名度が高いですが、躍進が著しい若手も最近目だってきてます。いま気になる、要注目のジャーマンイケメンをピックアップしてみました~
 

 ヤニス・ニーヴナー Jannis Niewöhner



1992年ドイツのクレーフェルト生まれ、現在26歳。
 パパのBLに悩む農家の青年を演じた「Jonathan」でのカッコカワイさに一目惚れ!爽やかで涼やかで可愛いけど男らしいイケメンです。ファンタジー映画シリーズ「タイムトラベラーの系譜」での美青年ぶりもチョベリグ(死語)。時代劇やラブコメ、SFやBL映画など、いろんなジャンルの作品に出演しています。

 コスティア・ウルマン Kostja Ullmann



 1984年ドイツのハンブルグ生まれ、現在34歳。
 視力を失いながらも一流ホテルマンになろうと奮闘する青年を好演した「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」の彼は、ドイツとインドのハーフ。ちょっとガエル・ガルシア・ベルナル似?彼も小柄でセクシー。「タイムトラベラーの系譜」シリーズに出演してます。

 ヤニク・シューマン Jannik Schümann



1992年ドイツのハンブルグ生まれ、現在26歳。
 BL映画の秀作「僕の世界の中心は」で、主人公が恋に落ちるイケメン転校生をセクシーに演じ、腐女子を萌えさせました。ちょっと白濱亜嵐に似てる?小さな役で出演してる「東ベルリンから来た女」は、日本で観られる数少ない彼の出演作です・

 アレクサンダー・フェーリング Alexander Fehling



 1981年ベルリン生まれ 現在37歳。
 「顔のないヒトラーたち」「ゲーテの恋」での優しそうで爽やかなイケメンぶりが忘れがたい。英語が得意な彼は、アメリカのテレビドラマシリーズ「ホームランド」にも出演。インターナショナルな活躍が期待されます。

 ルイス・ホフマン Louis Hofmann



 1997年ドイツのメンヒェングラートバッハ生まれ、現在21歳。
 子役出身の彼は、少年から大人の俳優へとステップアップ中。「ヒトラーの忘れもの」で東京国際映画祭で男優賞を受賞し、主演したBL映画「僕の世界の中心は」の瑞々しい演技で脚光を浴びるなど、将来を嘱望されている若手俳優です。色白で金髪、繊細そうな風貌は、いかにもヨーロッパの男の子。大人の色気が加われば、ドイツのギャスパー・ウリエルになれるかも?「ヒトラーへの285枚の葉書」や「レッド・スパロー」などにも出演してます。

 ダニエル・シュトラッサー Daniel Sträßer



 1987年ドイツのフェルクリンゲン生まれ、現在31歳。
 「ヒトラーへの285枚の葉書」で、ダニエル・ブリュール扮する刑事の部下を演じてた彼。チョイ役にはもったいないほどの美男で、めっちゃ目だってました!冷たい美しさは、ドイツ俳優といえばのお約束、冷酷なナチス将校役も似合いそう!「エゴン・シーレ 死と乙女」にもチョイ役で出てるみたいです。
 

 ↑ 仲良しヤニク&ヤニスのWヤニヤニ♡何かの作品で共演してるのかな?

 ↑ ヤニス&ルイスは、カッコいいお兄ちゃんと可愛い弟風で、これまた萌え~♡

 ↑ ヤニス&コスティア、ほろ酔いなイケメンも絵になりまね~♡

 ↑ルイス&ヤニクの「僕の世界の中心は」は、腐女子必見のBL佳作よ!
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