まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

楽聖は美青年がお好き

2023-08-28 | フランス、ベルギー映画
 「ベートーヴェンの甥」
 19世紀前半のウィーン。世界的音楽家ベートーヴェンは、亡き弟の息子カールを大切に養育していた。実母ヨハンナから引き離され会うことさえ許されず、自分に異常なまでに執着する伯父にカールは追い詰められ…
 誰もが知ってるベートーヴェンですが、彼が生み出した音楽ほどにはその生涯や人柄は知られていないのでは。この映画はベートーヴェンの晩年を描いているのですが、こんな困った爺さんだったなんて驚き呆れるばかりでした。とにかく甥っこのカールへの執着が異常!まずカールの母ヨハンナへの敵意や警戒心が尋常ではなく、毒婦・淫売呼ばわりしてカールに会うことを禁じたり妨害したり。カールの行く先々に付いて来たり追いかけたり、周囲に尾行や監視をさせたり。カールが女とヤってる最中に乱入して大騒ぎしたり。ぶっちゃけストーカー。恥も外聞もない老いらくの狂態は、エキセントリックすぎてほとんどコメディ。何だか岡田あーみん先生の「お父さんは心配性」の光太郎パパとカブって笑えました。

 でも何であんなに甥に執着してたんでしょう。美青年に恋焦がれる老人、なんて悲痛で耽美な二人でもなかったし。甥に恋する伯父、みたいな禁断な関係ではなく、弟の忘れ形見を立派に育てねばならない、そのためには自分が正しいと信じてるやり方で若者をコントロール、でもそれができないので慌てふためいてる独善的で偏狭な年寄り、みたいなベートーヴェンでした。世界的な音楽家として名声を得て、楽聖とまで讃えられたベートーヴェンも、そこらにいる迷惑高齢者と同じだったなんて、ちょっと親近感を覚えてしまいました。

 ベートーヴェン爺さん、でも決してカールに対して高圧的でも威圧的でもなく、元気いっぱいな迷惑行為の後は哀れな弱い老人になって、カールに謝ったりご機嫌をとったり。そんな卑屈さも年寄りらしい狡猾さに見えました。結局はすごく寂しい、かまってちゃんな老人だったんだろうな~。でももしカールが冷たい美青年ではなく、心根の優しいブサイクだったら、ひょっとしたらベートーヴェンもあそこまでデスパレートに執着しなかったのでは、とも思いました。必要以上に苦しんだり悲しんだりしようとするドMさは、天才的な芸術家の特性でしょうか。

 カールに魅力がなかったのが残念。何を考えてるのか読めない、いや、何も考えてないアホの子みたいでした。何をされても文句を言うわけでも抗議、反抗するわけでもなく、平然としてるかブスっとしてるか。話を面白くするため、盛った創作でいいのでもっと魔性の美青年っぽいキャラにしてほしかったです。演じてた俳優も、美青年だけど繊細さを欠いたふてぶてしい感じ、ウドの大木な味気ない演技で、まったく惹きつけるものがありませんでした。ベートーヴェン役の俳優さんは、遠藤太津朗似?耳がよく聞こえないベートーヴェン、都合の悪い話になると筒?メガホン?みたいな器具を耳に当てて、え?は?何つった?をお約束のように繰り返すのも何か滑稽でした。

 カールの母ヨハンナ役は、突然の訃報がファンを悲しませたばかりのジェーン・バーキン。お元気とばかり思ってたので、ほんと驚きました。この映画の時は39歳ぐらい。まだ若くて美しいので、てっきりカールの年上の恋人役かと思ってました。時代劇コスチュームもジェーンが着ると、何だかモダンなおしゃれさが。少女のようなほっそりした体つき、か細い声は娘のシャルロット・ゲンズブールとよく似てます。カールと恋人関係になる女優エレノール役はナタリー・バイ。彼女もまだ若くて美しい!世慣れた大人の女を華やかに軽やかに演じてました。豪華な女優共演ですが、二人が一緒のシーンは一瞬だけで、二人とも出番はそんなに多くないのが残念。
 セットではなく本物の屋敷や教会、街で撮影されたのでしょうか。19世紀のヨーロッパの雰囲気がよく出ていていました。衣装も優雅で美しかったです。クラシック音楽には無知でも、さすがに聞いたことがある曲が演奏される音楽会のシーンも印象的。台詞は英語。舞台はウィーンで、オーストリア人役を英語でドイツ人やフランス人の役者が演じる。珍しくないことですが、やはりちょっと違和感は否めませんでした。
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BL冥婚♡

2023-08-23 | 中国・台湾・香港映画
 「僕と幽霊が家族になった件」
 刑事のウー・ミンハンは、捜査中に公園で赤い祝儀袋を拾ってしまい、死者と結婚をしなければならなくなる。相手は轢き逃げされて死んだゲイの青年マオ・バンユーだった。幽霊となってミンハンの前に現れたバンユーは、嫌がるミンハンにつきまとい轢き逃げ犯を捕まえるようせっつくが…
 ちょっと前から気になってた台湾映画。日本で公開されたらいいな~と思ってたら、いつの間にかNetflixで配信になってました。成仏できない幽霊が人間にとり憑いてドタバタ騒動という、結構ありきたりな内容には目新しさはないのですが、幽霊がゲイという設定、そして冥婚という台湾の風習をネタにしていたのはユニークでした。冥婚、つまり死後結婚というオカルトめいた風習が、今でも台湾にあることに驚きました。もしあんな赤い封筒が落ちていたら、気持ち悪くて私なら拾えません。冥婚のセレモニーにはおどろおどろしさはなく、中華な結婚式って感じで面白かったです。

 同性婚が合法化されている台湾は、ずいぶん前からBL先進国。他のアジア各国に先駆けて、BL映画やドラマが活況でした。でもこの映画は、そんなにBL色は濃くないです。ミンハンとバンユーがケンカしながらも、しだいに相手を認め合うようになりタッグを組む、というフツーのバディものっぽかった。ゲイのバンユーにノンケのミンハンがだんだん惹かれていき、友情以上っぽいやりとりや雰囲気にドキドキ♡な展開にならないので、腐にとってはちょっと物足りない期待外れな残念さが。

 腐向けのBLでもなく、現在の台湾のゲイ事情を描いているわけでもなく、ゲイをイロモノ扱いして笑いをとる、みたいな旧弊な安易さや陳腐さがなくもなかった。腐の好みに合わせて、もうちょっと繊細さとか切なさも加味してほしかったです。イロモノ扱いするならいっそ、昔の香港映画みたいにもっとコテコテおバカなコメディにしてほしかったかも。下ネタは多かったけど。



 主演の二人は魅力的で、体を張って頑張ってました。ミンハン役のグレッグ・ハンは、相葉雅紀+中尾明慶みたいな顔?脱ぎっぷりのよさに驚嘆。バンユーが初登場するシャワーシーンや、全裸での路上ストーリーキング&ポールダンス、自慰行為をしようとパンツを脱ぎケツ丸出しで室内を歩く姿など、よく事務所が許可したな~。人気若手俳優ならフツーはやらない果敢さでした。バキバキムキムキすぎないキレイな肉体美、美尻でした。
 バンユー役は、「恋の病 潔癖なふたりのビフォーアフター」での好演が忘れがたいリン・ボーホン。

 彼、やっぱ岸優太に似てますね。岸くんよりイケメンですが。初登場の仕方が笑えた。ゲイ=オネエ、みたいなステレオタイプな役と演技でしたが、オネエな仕草やポーズは可愛かったです。髪型も可愛いかった。彼もちょっとだけ脱いでますが、いいカラダしてます。バンユーのお父さんにちょっとホロリとさせられました。ヒロイン的ポジションであるミンハンの同僚女刑事が、なかなか独特なキャラでした。どうせミンハンといい感じになるんだろうなと思ってたら、ぜんぜん違ってました。男の添え物じゃない、男にとって都合のいい存在じゃない、男をギャフンと言わせる快傑なヒロインでした。
 この映画、日本でリメイクするとしたら、わしの理想妄想キャストはミンハン=竹内涼真、バンユー=横浜流星、かな。つまらなさそうな映画で共演してた二人ですが、この映画のリメイクのほうが二人の魅力を活かせるし、演技力も試せるし、ファンも喜ぶ。涼真くんは自慢の肉体美を思いっきり自慢できるし、流星くんのオネエ演技は斬新で強烈で美しいと思う!
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永遠の佳人

2023-08-18 | フランス、ベルギー映画
 残暑お見舞い申し上げます!
 お盆も終わりましたが、暑さはまだまだ続きますね~…やってらんない毎日、どう生きるかなんて大きなお世話よハヤオ先生!なんて八つ当たりしながら、涼しい秋を待ちわびてます…
 
 夏のマイリトルガーデンは、もう無惨なほどに草花が死に絶えてしまってますが、クルクマは元気に鮮やかに咲いてます。春に初めて球根を植えてから、待てど暮らせど芽が出てこなかったので、土の中で球根が腐っちゃったのかなとガッカリしてたのですが、知らぬ間に発芽しててグイグイ急成長してビツクリ。この猛暑と日照り、あまり水やりもできないのに、ケロっと咲いてる強さに感嘆。可愛いけど強い、そんなクルクマのように生きてる人に憧れます。私も夏の暑さのような精神的肉体的疲労に負けたくないです。

 「サン・スーシの女」
 人権擁護委員会の会長マックスは、会見相手であるパラグアイ大使を射殺。逮捕されたマックスは妻のリナに、秘めていた少年時代の話を語り始める。ナチス政権下のドイツで父を殺されたマックスは、父の友人であるミシェルとエルサ夫妻に助けられる。ナチスの魔の手が迫る中、ミシェルはエルサとマックスをパリへと逃すが…
 ロミー・シュナイダーの遺作。この作品でもロミーは、過酷な運命に翻弄される悲しみのヒロインを演じています。この最後の出演作でロミーがいっそう悲痛に哀切に見えたのは、彼女がこの作品の撮影に入る前に最愛のひとり息子を悲惨な事故で失くした、という悲劇を私たちが知ってるからでしょうか。降板することなく演じきったロミーに、ただもう畏怖あるのみです。推察するに、気が狂ったり自殺したりしないためには、もう演技に没頭するしかなかったのでは。でもそんなロミーの壮絶な苦悩や悲しみは、彼女の演技と美貌に深みや豊かさを与える。不幸さえ演技に昇華させてしまう、まさに女優の業。今そんな女優、いないですよね~。私生活が幸せな女優さんたちの美しさや演技って、たいてい表面的で無難。きれい、かわいい、それだけ、で終わってしまう。観る者の胸を衝く演技、心に残る美しさで多くの映画ファンを魅了したロミー、ああこれが真の大女優なんだ…と、この最後の出演作でも思わせてくれます。

 エルサとリナ、二役を演じてるロミーは当時42歳、まさに散る寸前の牡丹を思わせる熟女の美しさ。優しそうだけど、決してナヨナヨしたか弱い美女ではなく、意志が強く毅然としてるところも、ロミーの魅力。劇中、不安と心痛からどんどん窶れて衰えていく容色が、痛ましくて凄絶。マックス少年役の子役と一緒のシーンが多かったのですが、撮影中のロミーの胸中はいかばかりだったのか。亡くなった息子さんとマックスが重なって、さぞや辛かったことでしょう。レストランでヴァイオリンを弾くマックスをエルサが優しく見つめるシーンの、万感の想いあふれるロミーの微笑みと潤む瞳の、悲しい美しさきたら!

 「追想」や「離愁」そしてこの遺作で、ロミーといえばナチスに翻弄される悲劇のヒロイン、というイメージ。ドイツ人のロミーが故国の過ちを描いたフランス映画で渾身の演技を見せ続けたことは、なかなか感慨深いものがあります。ドイツ語の台詞もあるロミー。「ルートヴィヒ」は彼女がドイツ語で演じたバージョンが観たかったです。

 エルサはハリウッド映画や邦画では、あまり見ないタイプのヒロイン。夫への愛が強すぎ深すぎて、マックスのことは二の次三の次なんですよ。夫のことで頭がいっぱいで、マックスをほったらしにしたり、ちょっとウザがって冷たい態度をとったり。母親というより年上の女、みたいな振る舞いをするエルサ。マックスもエルサに対しては、母を慕うというより美しい大人の女性への憧憬を抱いてる、みたいな感じも甘美でした。二人のベタベタしい疑似母子関係ではない愛の形が、まさにフランス映画って感じでした。

 それにしても。ほんとにこんなことがあったとは信じられない、信じたくないナチスの悪魔な所業。道ですれ違っただけで、野良犬のようにマックスの父を笑いながら撃ち殺したり、子どもの足を木に叩きつけて一生治らない障害を負わせたり。ナチスを演じる俳優さんたちも、仕事とはいえイヤだろうな~。「地獄に堕ちた勇者ども」で優雅で冷酷なナチス高官を演じたヘルムート・グリームが、今回は逆にナチスと戦うミシェル役を好演してます。老人になったマックス役は、ロミーとは怪作「地獄の貴婦人」でも共演してた名優ミシェル・ピコリ。少年マックスを演じた男の子が、賢そうで可愛かったです。ラストで駆け出し時代のジャン・レノが、ネオナチの若者役でチョコっと出てます。当然ですが若い!
 
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英米ロイヤルBL♡

2023-08-15 | 北米映画22~
 「赤と白とロイヤルブルー」
 互いに悪感情を抱き合っているアメリカ大統領の息子アレックスとイギリスの王子ヘンリーは、ヘンリーの兄の結婚式でトラブルを起こしてしまう。国際問題に発展しそうな事態を収拾するため、アレックスとヘンリーは二人が友好関係であると世界にアピールすることを強いられるが…
 人気BL小説、待望の映画化!私も小説を読みながら、アレックスはティモシー・シャラメ、ヘンリーはハリス・ディキンソンとかよさげ?なんて、理想妄想キャストを脳内で楽しんでいました。実際に起用されたテイラー・ザハール・ペレスとニコラス・ガリツィンは私のイメージとはちょっと違うんだけど、見た目といい演技といい、おおむね原作ファンもイイネ!できるカップルだったのではないでしょうか。

 アレックス役のテイラー・ザハール・ペレスは、この作品で初めて知りました。藤木直人+シルベスター・スタローンみたいな顔?私がイメージしてたアレックスよりも男くさくて大人っぽかったけど、明るくてオチャメで、ちょっとチャラいけど実は聡明、バイタリティにあふれ行動的な褐色のラテンボーイ、というアレックスのキャラに合った容貌ではあります。長身で手足長っ!スタイル抜群!脱いだらすごい肉体美で、脱ぎっぷりもあっけらかんと健康的。引き締まった美尻もサービス見せ。

 ヘンリー役のニコラス・ガリツィンは、佳作「ぼくたちのチーム」や実写版「シンデレラ」などで、知る人ぞ知る存在のイギリス若手イケメン。高貴とか優雅とかいった感じはあまりしなかったけど(そもそも実際の英国ロイヤルファミリーにもそんなものない)、クールで清潔感がある美丈夫っぷりが素敵でした。私がイメージしてたヘンリーより、かなりゴツくて屈強そうでしたが、そんな逞しい見た目とギャップのある、内省的でデリケートな表情や仕草が可愛かったです。

 アレックスもヘンリーも、見た目といいキャラといいすごく男らしくて、キャマっぽさとかゲイゲイしさが全然なかったのもよかった。二人のラブシーンも、スウィート&ロマンティックでした。男同士のラブシーンが、もうかつてのように見ていて気まずくなるものではなく、作り手も観る側ももうフツーの男女のそれと同じ感覚なのも、時代だな~と思います。あくまでラブコメなので、ラブシーンもライトな腐女子向け。私にはちょっと物足りなかっかも。設定にも展開にも現実味はまったくありませんが、リッチで愉快なファンタジーとして楽しむ映画であって、ありえねー!とツッコミ入れたりするのは野暮というものです。

 同性愛も、アレックスのほうはほとんど問題ナシで、大統領であるママも反対どころか当然のように応援するなど、こっちがびっくりするほど寛大。ヘンリーのほうは王室の伝統が…なんてウジウジ悩んでたけど、バッシングどころか大喜びで後押しするイギリス国民に、王さまも黙るしかなくなったり。「モーリス」とかの時代に比べると、ほんと劇的な変化と進化ですよね。でもゲイの恋愛ものには試練や悲劇を求めてしまう私なので、アレックス&ヘンリーにはもうちょっと困難や苦闘があってほしかったかも。

 この映画を観ながら、雲上のやんごとなき方々についていろいろ考えさせられました。もし我が国の皇室で、同じようなことが起こったら?まあ大問題になって大騒ぎになるでしょうけど、私はもし悠仁さまの相手がアレックスみたいな男性だったら、素敵だなと思うし応援するでしょう。相手の性別よりも、出自と人柄のほうが重要ですよ。アレックスのママもヘンリーのパパも、もし息子がK室Kみたいな男と付き合ったら、強硬に断固として反対するでしょうし、国民も怒り狂うでしょう。英国王室にしたって、あのメーガンですよ。どこの馬の骨とも知れぬ胡乱なK室Kとメーガンに比べたら、アレックスとか非の打ちどころのない最高の結婚相手じゃん!
 ホワイトハウスとバッキンガム宮殿の生活、別荘での休日など、リッチなハイソサイエティライフも目に楽しかったです。アメリカとイギリスを頻繁に行き来するアレックスとヘンリー、その気軽さに驚かされます。世知辛い下級国民からすると夢のような世界でしたが、二人の飛行機での往復やパーティー、とっかえひっかえな衣装、警護するSPなど、すべて国民の税金でまかなわれてるんだよな~。そう考えると、あらためてK室夫妻への不快感や憤りがふつふつと。
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悪魔のクローン計画!

2023-08-11 | 北米映画 60s~70s
 「ブラジルから来た少年」
 ナチハンターのアメリカ人青年バリーは南米パラグアイで、アウシュヴィッツ収容所で非道な人体実験を行っていた医師メンゲレを目撃する。バリーは著名なナチハンターのリーバーマンにそのことを報告した直後、ナチ残党によって殺害されてしまう。世界9か国に住む94人の65歳前後の公務員を殺す、という不可解な計画を実行し始めるメンゲレを追うリーバーマンは、やがて恐るべき真相にたどり着くことに…

 秀作とか佳作とかでない、どちらかと言えば珍作・怪作なのですが、面白かったです!ナチスドイツの犯した罪業を糾弾するシリアスなドラマかと思いきや、ぜんぜん違いました。ヒトラーやメンゲレなど実在の人物たちが登場しますが、お話はまったくのフィクションです。文字通りのサイエンスフィクション。クローン人間というタブーが描かれていて、当時としてはなかなかに時代を先どった映画なのでは。当時はそんなんありえんわと嗤えたでしょうけど、医学や科学が発達しすぎた現代に生きる私たちは、映画の中だけと一笑に付すことはできません。北朝鮮あたりでは、同じようなことやってそうですよ。将軍さまの影武者用クローンとか。

 94人の65歳前後の公務員の男たちを抹殺、という謎のミッションが各国で遂行されるのですが。観客だけでなく下っ端ナチ党員でさえ何で?と疑問を抱かずにいられない頓狂な計画の目的の全容が、だんだん見えてくる展開と構成がスリリングでした。壮大かつクレイジーすぎる計画!あんなことを本気で実現させようと粉骨砕身とか、ほんとナチスって頭おかしい集団!でも彼らは大真面目なんですよね。そこが怖い。特にメンゲレが完全にイカレたマッドドクターとして描かれていて、その言動や非道な人体実験などほとんどホラーでした。

 悪魔の人体実験もヤバすぎるけど、戦後もナチ支持者がたくさんいたことも恐怖。今でもネオナチとか堂々と活動してますよね。ナチスじゃないアメリカ人の白人のおじさんがメンゲレに、ユダヤ人より黒人が敵!とか言ってけど。非道な人種差別はナチスだけじゃないよな~と、あらためて暗澹となりました。
 メンゲレ役はグレゴリー・ペック、リーバーマン役はローレンス・オリヴィエ、アメリカとイギリスの名優がW主演。

 ↑ 撮影の合間、ペック氏にお茶をいれてあげるオリヴィエ卿、まさにイギリス人って感じですね☕
 ハリウッドの良心なイメージのグレゴリー・ペックが、まさかの極悪人、ていうか、き〇がい役!こんな役、よく引き受けたな~。その威風堂々としたマッドな怪演は、なかなか楽しそうでもありました。英国最高の俳優と讃えられたローレンス・オリヴィエは、威厳ある美老人だけどひょうひょうとした頑固爺さんっぷりが可愛かったです。当時のオリヴィエ卿は病身で、撮影が大変だったとか。そんな老体にムチ打って、ラストはペック氏と血みどろの死闘!ほとんど老人虐待な壮絶さでした。名優二人が顔を合わせて演技対決するのは、このラスト数分だけです。
 バリー役は後に「ポリスアカデミー」シリーズで人気者になったスティーヴ・グッデンバーグ。物語のカギを握るクローン少年が、不気味な存在感。ラストシーンで彼が残す余韻が、不吉で不穏です。スウェーデンでの殺人シーンがインパクトあった。あのロケ地はどこ?
 
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彼は情夫

2023-08-09 | 日本映画
 「セフレの品格 初恋」「セフレの品格 決意」
 バツ2のシングルマザーである抄子は、高校の同窓会で初恋の相手だった一樹と再会し、ホテルで関係を持つ。結婚も恋愛も相手に求めないセフレになることを、一樹から提案された抄子は…
 大好きな青柳翔目当てで観に行きました。青柳さん、最近はいい感じに熟れ始め、素敵なイケオジに進化中。加齢臭がするおっさんでもなく、青臭い若造でもない男盛り。若い時からの色気が発酵して、すごくジューシーになってきてます。日本にはイケメンや男前な俳優はいっぱいいるけど、男の色気があってそれを活かす役や演技ができる俳優は少ない。映画やドラマでバイプレイヤーとして活躍してる青柳さんですが、クセがあるだけの役じゃ何か物足りない、もったないないと思ってたので、大胆な濡れ場に挑んでいるというこの作品、とても楽しみにしていました。

 とはいえ、どうせ大したことはないんだろうな、とタカはくくってました。過剰な期待はせずに観に行ったのですが、どうしてどうして。青柳さん、なかなか頑張ってました!雄♂の色気がダダ漏れでした!どろんとした目と甘く低い声がエロい!舌をグショグチョ出し入れするディープキスも、リアルでねちっこくてエロい!若い頃のスマートで筋肉質な肉体美は、さすがにかなり崩れちゃってましたが、その脂ののったムッチリしたカラダは、返って生々しい色気が。いかにもジムで鍛えてます!なバキバキ筋肉とか全然エロくないもんね。ガッチリムッチリした感じは、私好みの熟れた肉体。周りの人がみんなちっこく見えるほど、長身で大柄なところも男らしくて好き。私もあのデカくて分厚いカラダに包まれたり圧し潰されてみたい

 青柳さんの濡れ場は、熟年らしく激しさよりもねっとりした感じでした。青柳さんの甘く意地悪な言葉攻め、女を抱いていても熱くならないクールさが、まさに大人のセックス。実際の青柳さんも、一樹みたいにどこか飄々としてて掴みどころのない、けど冷めてる男性なのではないかと推察。一樹の重苦しくないけどチャラくない、大人の男の落ち着きもご本人とカブってるのでは。とにかく、そこそこ知名度も人気もある、大手事務所に所属してる俳優にしては、果敢な仕事だったと思います。そんな俳優生命を賭けた!的な力みがないところも、青柳さんの魅力です。ただ、いっぱい脱いで濡れてるんだけど、ガチムチな裸体は何となくガッツリは見せない演出だったのが残念。やっぱり男優がお尻出さないと、エロさは激減します。その点、韓流の人気俳優たちはスゴいな~と、あらためて思いました。一樹は産婦人科医なのですが、女性の秘部を診察している時の青柳さんの冷めた表情と声も、何かエロかったです。

 相手の女優さんは、がっつり脱いで見せてました。でも、女優さんも抄子も魅力があまり感じられなくて。男とヤってる時のすごい甘えた声がちょっと気持ち悪かった。セフレと割り切れず、一樹に恋人みたいな振る舞いをするのも、何だかイタくて鬱陶しかったです。それにしても。男がいないとダメな抄子みたいな女性って、ほんとしんどそう。一樹の後はすぐに次の男(23歳のボクサー!)とセフレになるとか、私からしたらファンタジーに近い展開ですわ。しかもその男の子に、セフレはイヤだ恋人になりたいとマジ惚れされるとか、ありえなさすぎて笑えた。とにかく抄子みたいに、男に振り回されたり男を振り回したりな男まみれな人生、ぜんぜん羨ましくないです。潤いすぎるのもいかがなものか。私はカラカラに乾いてるけど平穏で清潔なゴビ砂漠でいいです

 ↑ ワイルドカッコカワイかった青柳くんも、成熟中のイケてるアラフォー青柳氏に。クセのある脇役でいい味だすのも悪くないけど、その色気を活かせる役をもっと演じてほしいものです
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真夏の神国

2023-08-06 | 旅行、トレッキング
 島根の出雲大社に行ってきました!⛩
 ずっと前から行きたいと思ってたので、やっと&ついにといった感じ。独りで行くつもりだったのですが、夏休みに入ってヒマを持て余してゲームばかりしてるジミーを連れて行って!とM子に懇願され、仕方なくコブツキ参拝に。ジミーは大喜び。彼の目的は、神さまではなく出雲そば。
 私は遠距離運転が苦手なので、広島駅から高速バスで出雲へ。広島からは約3時間で到着。出雲市駅から一畑電車に乗って、出雲大社前へ。どこかノスタルジックなローカル線、窓外は田んぼが広がる鄙びた夏の風景。日本の田舎はのどかでいいですね~。
 出雲大社前に到着!島根も暑い!容赦なく照り付ける真夏の陽ざしは、明るすぎてめまいがするほど。肥満児のジミーは、おっさんのように早くも汗だくだけど元気いっぱい。バチ当たりなまでに蕎麦蕎麦ばかり言ってます。日本屈指の有名、人気神社である出雲大社ですが、お土産屋さんや飲食店が並ぶ神門通りは、こじんまりと閑静な雰囲気。

 ちょうどお昼どき。お店をあちこち探して歩く気力も体力も暑さに削がれていたので、すぐに神社入口の目の前にあった蕎麦屋さんに入りました。ジミーも私も同じ三色割子蕎麦を注文。


 とろろ、天かす、卵がのった蕎麦に、薬味を加えて。うどんやラーメンと違って、普段あまり食べることがない蕎麦ですが、とても美味しかったです。食べさせてない餓鬼のように、ガツガツあっという間に平らげたジミー。まだ物足りない様子でしたが、私はお腹いっぱい。ぜんざいも食べる予定でしたが、胃袋にはとてもそんな余裕はありませんでした。



 店の前には出雲大社の鳥居が。参拝に来てる人が少ないのが意外でしたが、さもありなん。よく考えたら外をウロウロしちゃいけないような暑さだったもんね。鳥居をくぐって神社までの長い道を、蝉の大合唱の中ジミーと歩く。


 出雲大社本殿に到着!神社の神秘的で清らかな雰囲気が好きです。おおっ有名な巨大しめ縄!さっそく参拝!出雲大社は他の神社と参拝の作法が違うことも有名。二礼四拍一礼、ジミーは予想通り間違えてました出雲大社は縁結びのパワースポットとしても人気。わしだけのヤマトタケル様に出会いたい♡なんてことは、あまり思いません。私の願い事は、ひとつだけ…


 御朱印をいただき、神社内を見て回った後、神迎の道をたどって稲佐の浜に行く予定だったのですが、時間と体力の関係で残念ながら次回に。ご縁横丁でジミーは出雲バーガーを買い、美味そうにかぶりついてました。よお食うのお!私は福乃屋という店で、おふく焼きを買い食い。小さくて見た目が可愛い!味はフツーのたい焼きでした。近くにあった宝くじ売り場でサマージャンボも購入。神さま、どうか、どうか…
 神門通りでお土産を買って、再び電車に乗って出雲市駅へ戻りました。駅に貼ってあったポスターをガン見!

 島根でロケした「たたら侍」!懐かし!もう5年も前の映画なんですね。ぞんな昔の映画、まだ県のPRに使ってるのが驚き。まだ若くてスマートだった頃の青柳翔、カッコよかった今でも全然イケてますけど!再び高速バスに乗り、広島へ戻りました。広島バスセンター前まで息子を迎えに来たM子に無事ジミーを引き渡し、私も家路につきました。疲れた~けど、楽しかったです。神社にお参りすると、何となく心身が浄化されたような気分になれます。涼しくなったら伊勢神宮とか熊野詣とかしてみたいものです。今度は独りで

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君に薔薇薔薇という感じ!

2023-08-03 | フランス、ベルギー映画
 「苦い涙」
 映画監督のピーターは、親友の大女優シドニーが連れてきた青年アミールに一目で恋し、自宅兼オフィスであるアパルトマンで彼と同棲を始め、彼を映画に起用してスターに育てる。しかし、しだいにアミールの言動は冷めたものとなり、彼の不実さはピーターを深く傷つけるが…
 ほぼ一年に一作というハイペースさで新作を発表しているフランソワ・オゾン監督が、ドイツの鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」をリメイク。オゾン監督の旧作「焼け石に水」も、ファスビンダー監督の作品がオリジナルだとか。主人公とその若い愛人を、女性から男性に変えるという挑戦的な、いや、オゾン監督が思い切り手腕を発揮できる設定に変えてのリメイク、とも言える今作。オリジナルのペトラは、イタくてキツい中年女の醜態狂態にただもう居心地が悪い思いをするだけでしたが、オゾン版は思ってた以上にオゾンテイスト、オゾン色に染められた軽妙な毒気のあるブラックコメディに仕上がっていました。

 男女逆転以外は、台詞も展開もほぼオリジナルと同じなのですが、男と女、そして監督が違うと、ここまで別作品になってしまうものなのですね。中年が若者に溺れて理性も分別も失う、その物狂おしさはペトラもピーターも同じなのですが、女だと気持ち悪い、男だと何か滑稽になっちゃう。ペトラはひたすら気色悪かったけど、ピーターはいちいちクスっと笑えてしまった。

 とにかく身も心も若い男にZOKKON命になったピーターが、みっともなくて笑えます。恥もプライドもなくなっちゃう年の差恋愛のイタさと怖さ。若くて美しい、だたそれだけで屈服、卑屈になってしまう気持ちは、私のようなおっさんには理解はできます。若者と親密になりたい、対等な関係を構築したいと、つい願ったり期待しちゃったり奮闘しちゃったりするけど、そんなの無理なんです。そんなのわかってるのに、まざまざとそれを思い知らされて怒りや屈辱、自己嫌悪にや虚しさにまみれても、ぶざまに若い男を狂おしく求めてしまうピーターが、同じおっさんとしてはイタタタタでした。

 年の差恋愛がうまくいかないのは、やっぱ相手に対する軽蔑と自分本位な打算のせいだと、ピーターとアミールを見ていて痛感しました。アミールのほうは露骨にピーターを利用してるしバカにしてるし、愛してないことを隠してもないのがむしろ清々しくもあった。ピーターだって、アミールを可愛がれば懐くはずのペット扱いしてるみたいで、内心ではアミールを下等人間だと思ってるのは明白でした。そういう恋愛の不毛さや不純さを、シニカルなコメディタッチで描いてるところが、さすがオゾン監督です。

 笑えるシーンはいっぱいあるのですが、いちばんツボだったのはやっぱ終盤のカオスな全員集合でしょうか。はじめはみんな友好を装いながらも、サラっとチクっと皮肉やイヤミ、当てこすりを投げ合ったり。ぷっつんしたピーターが、隠してた本音をみんなにブチまけるくだりは、「8人の女たち」を彷彿とさせた洒脱な辛辣さ、毒々しさでした。演出、脚色、衣装、映像、すべてにおいて男性監督にも女性監督にも創り出せない、才気あるゲイだけが描けるハイセンスな喜劇になってました。 

 キャストもみんな好演。ピーター役は「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」など、オゾン監督のお気に俳優ドゥニ・メノーシェ。鬼顔&巨漢、怖い悪人な風貌だけど、デリケートな役も似合うところが不思議な俳優。グレース・オブ・ゴッドでも思ったけど、すごいおしゃれなんですよね彼。さすがフランス人。女々しい演技も何か可愛かったです。初めて会ったばかりのアミールに、鼻の下伸ばしてデレデレな顔が笑えた。あと、房事後にベッドから出てきて見せた着ぐるみみたいな全裸も笑撃的でした。アミール役のハリル・ガルビアは、中年男をメロメロにするほどの美青年には見えないのですが、親しみやすい可愛い顔はしてます。ちょっとタッキー(滝沢秀明氏)を濃ゆくした感じの顔に見えた(わしだけ?)。

 この映画でいちばん楽しみだったのは、私のシネマ女神さまである大女優イザベル・アジャーニを、久々に大きなスクリーンで見ることでした。アジャ様も御年68、でも高齢者感は微塵もありません。まだまだお美しい。フツーの美人とはレベチな美しさ。凡百の女優にはない華も失ってません。心配(&ちょっと期待)してたほど妖婆化してなくて、安堵+ちょっぴり残念でも、顔の筋肉がほとんど動いてないのが怖かった。濃ゆいメイクの美貌には、年齢不詳の妖しさが備わっていて、今後は美魔女ならぬ美妖女な役で活路を開けそう。シドニーもノーテンキなふりして、かなり妖しい本性の女だったし。ちょっと自虐的な設定や台詞が笑える、アジャ様の軽やかなコミカル演技も楽しかったです。出番が多くないのが残念。ピーターの母役は、ファスビンダー監督のミューズで、アミールに当たる役をオリジナル作で演じたハンナ・シグラ。すっかりお婆さんになりましたね~。でもオリジナルの頃の美しさの名残はあります。アジャ様とはカルロス・サウラ監督の1982年の映画「アントニエッタ」でも共演してましたね。二人とも美しさが絶頂期の頃でした。

 ↑41年前!のイザベル・アジャーニ&ハンナ・シグラ
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暮れがたき夏の日ぐらし

2023-08-01 | 無事是貴人
 暑中お見舞い申し上げます!今日から8月!猛暑で身も心も溶解寸前ですが、皆さまお元気にお過ごしのことでしょうか。どんどん夏が危険な季節になっていってますね。何とぞ御身おいといください…
 夏はガーデニングも休憩状態なので、庭がとっても寂しくなってます。でも、暑さにも負けず元気な姿を保ってくれてる草花を見ると、とても勇気づけられます。泣いちゃだめ、ひまわりさんに笑われる…わしの家は山の上にあるので、いくぶん涼しいおかげか夏には枯れてしまう花も、まだチラホラ生き残ってます。

 
 ナスタチューム、キンギョソウ、除虫菊、そしてボケもまだ花が。

 引っ越し記念で植えたライラックも、ようやく花を咲かせてくれました。去年は全然咲かなかったエンジェルトランペットも。夜にすごい芳い香り!あじさいも雨の日は風情があって好きです。クチナシも甘い香り!

 最近はゼラニュームを種から育てて増やしてます。きれいだしすごく丈夫なので、一年中重宝してます。今まで真っ赤なゼラニュームばかりだったのですが、色違いでちょっと変わった形のものも今年から仲間入り。
 
 アーティチョークも大好き。巨大なアザミみたいな花が強烈で独特です。

 涼しげな青い花が好きです。ブータンルリマツリは特にお気に入り。

 ルリマツリも涼し気で丈夫。炎天下もどこ吹く風で咲いてます。でも放っておくと茂って大変!
 夏は何もする気になれなくて、夜に水をまくのが精いっぱい。秋になったら、またガーデニングを再開したいです。
 ソレハソウト。皆さまは、映画とドラマを楽しんでらっしゃいますか?私は結構観てます。涼しい場所で静かにまったり映画&ドラマ鑑賞、夏はこれがいちばんですよね。ドラマはポール・メスカルの「ノーマル・ピープル」や、キム・ヨンデくんが出てる「ペントハウス」、目黒蓮くんの「トリリオンゲーム」を鑑賞中。映画も「苦い涙」「EO イーオー」「セフレの品格」を観に行きました。でも、ぜんぜん感想が書けない💦ぼちぼち更新していきたいと存じます。今月は岸優太くんの「Gメン」と横浜流星くんの「春に散る」、アマプラの「赤と白とロイヤルブルー」が楽しみ。皆さまのオススメ映画&ドラマ、もしよろしければ教えてくださいね(^^♪🌻We shall overcome this summer!
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