ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

旧吉野川河口堰

2017-12-04 15:17:01 | 徳島県
2017年11月25日 旧吉野川河口堰
 
旧吉野川河口堰は徳島県板野郡松茂町中喜来の一級河川吉野川左支流旧吉野川河口部にある水資源機構が管理する多目的可動堰です。
水資源公団法(現水資源機構法)によって建設された多目的ダムで、今切川河口堰と連携した旧吉野川・今切川河口部の洪水調節及び塩害防止、既得取水権として流域農地約3700ヘクタールへの灌漑用水の補給、鳴門市・北島町・松茂町への上水道用水の供給、徳島市・鳴門市・板野郡内22工場への工業用水の供給を目的として1976年(昭和51年)に竣工しました。
旧吉野川河口堰の堤高は7.3メートルで河川法上のダムの要件を満たしていませんが、水資源機構法により河川法上のダムと分類され、ダム便覧にも正式に掲載されています。 
 
徳島自動車道松茂スマートインターから県道40号を東進、空港大橋手前を左折して旧吉野川左岸を北上すると旧吉野川河口堰に到着します。 
河口堰左岸に管理事務所と案内板があります。
 
右岸下流側から
手前が閘門、調節門1門、制水門5門で構成されています。
 
上流から閘門。
 
上流から
閘門の左となりが調整門、あとは制水門です。
 
天端は車両通行可能。
 
堰による総貯水容量は493万立米。
 
左岸下流から。
訪問時は潮位があがっているせいか堰の上下流の水位はほとんど差がありませんでした。
 
左岸上流。
 
左岸魚道
フラップゲートがついています。
 
2131 旧吉野川河口堰(1191)
徳島県板野郡松茂町中喜来
吉野川水系旧吉野川
FNWI
MB
7.3メートル
192.3メートル
4930千㎥/---千㎥
水資源機構
1976年


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