拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

五季

2022-06-10 09:32:04 | 日記

関東は梅雨入りしている。子供の頃、梅雨は嫌いではなかった。雨が降った日の放課後、私達生徒は校庭に出て、長靴で土を寄せてそれぞれ自分のダム(?)を作って得意になっていた。校庭が舗装されてなかったからすることのできた遊びである。「学校今昔」をもう一つ。最近、近所の小学校が鉄筋5階建なのを見てびっくりした。私が通った小学校は、入学当時は全部木造だったが、生徒の数が増えて入りきらなくなって鉄筋の校舎を増築した。それが3階建だったので、私の脳内では「校舎=鉄筋3階建」のイメージができあがっていたのである。もちろんエレベーターなどない。5階建の今の校舎にはエレベーターが付いているのだろうか。そう言えば、合唱の練習で使う生涯学習館が以前校舎だった建物で、エレベーターが付いていた。エレベーターがない方が、子供の体力増強には役立つと思うが。

あと、子供の頃の梅雨の思い出と言えば、アジサイとかたつむり。なんでも千葉県の多古町ってとこはあじさいの見所なのだそうだ。行ってみたい。それから、かたつむりはフランス料理の食材であるが、これを最初に食したのは30年以上前のサイゼリヤで。因みに、イカスミを最初に食したのもサイゼリヤ。エスカルゴは私のfavoritaにならなかったが、イカスミは大好きである。

その「梅雨」だが、独立した季節に勘定されてない。梅雨を入れて「五季」とは言わない。あくまでも「四季」である。なぜだろう。推論その1。もともと「四季」はヨーロッパの概念である(ヨーロッパには梅雨はない)。それをそのまま輸入したから。その2。「四季」の概念は、日本にも昔からあった。梅雨はあくまで春と夏の間の過度期と捉えられいた(過度期ですますにはあまりにも個性的な季節だと思うのだが)。その3。「ごき」と言うと、Gを連想するから(ゴジラでない方のG)。これらのうち、どれが正解か(あるいはどれも正解でないか)は、「四季」という概念がいつ頃から日本にあるかにかかっているが、そこまで調査の手は及んでない。だから、正解は分からない(3でないことは確か)。

因んだおまけの話その1。Gはバカである。仲間がカマキリに食われてる最中におこぼれにあずかろうと近づいていって自分も食われたGを動画で見た。昆虫の中の最バカ候補である。だが、生命力は最強らしい。
その2。オペラ「バラの騎士」でオックス男爵が屋外デートに相応しい時期として「ユーニ、ユーリ、アウグーストゥ」(6月、7月、8月)を挙げている。なるほど、ヨーロッパに梅雨はないもんな、と思う。