ボッケニャンドリの思ったこと

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自作ビレイグラス バージョン8【belay glasses DIY】

2015年03月09日 09時24分49秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 自作ビレイグラスは今使ってる形になるまでに何度も形が変わった。これでもうオシマイ、この次はヘルメットに着けるタイプかなと思ってたら製作依頼が来た。しかし現在型は金属ボルトに穴を開けたりとかなり厄介な構造だ。その辺りは自作ビレイグラスを分解した写真記事にある。

 その人は顔の幅が細いのでプリズムの間隔を狭くして欲しいと言う。既製の幅だと視野の真ん中に縦線が見えるんだそうだ。しかし素人工作で一番厄介なのが水平にするとか垂直にするという基本的なこと。どうすればプリズムが同じ高さで同じ方向になるのか。物作りには立派な考えや設計図だけではダメでそれを実現する製造技術が必要なのである。





 ヨメもその人と同じくらいに顔の幅が細いから試作してみた。(belay glasses DIY)プリズムを切り離して写真-1のようにプラスチック板でつないでみた。この方法自体は直ぐに思いついた。問題は思った場所に穴を開けられるかだ。開けてる間に0.1mmずれても失敗だ。そうならない方法を考えるのに時間がかかった。

 最初は白いプラスチックの板1枚で2つのプリズムをつないだ。そしたらプリズムが捻れてしまう事があるのが分かって2枚使うように作り直した。しかしこの方法だと幅が今一つだと言われたら困っちゃう。やはりヨメから不満が出た。ちゃんと瞳孔間の距離を測って作ったんだけど、今度は視野の外側に壁が見えるんだとか。そもそもこのプリズムの幅は普通の眼鏡レンズの半分。だからどうやっても視野に変な物が見えちゃうのである。


写真-1 最初に考えた方法はボルト4本で固定


 この方法で作り直すのはもう勘弁だ。そこでもっと簡単で自分で調整出来るような構造が無いものか。考えた末、プラスチックの板にプリズムを乗せて両面テープで固定することにした。写真-2がそれだけど、これならば誰でもやり直しが出来る。


写真-2 プリズムと青いプラスチック板は両面テープで固定


 そして出来上がったのが写真-3だ。部品点数は大分減った。今まで使ってたカシメもベルトの部分(写真-4)に一箇所だけ。それも縫うのが面倒なので使っただけである。構造も簡単になったので重さも100gを切った。写真-5の従来型だと138g、その一つ前の写真-6だと172gもあったのだ。


写真-3 96g@V8完成品


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写真-4 カシメはここだけ



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写真-5 138g@V7



写真-6 172g@V6



写真-7 プリズム部分は60g

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