ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

雪の黒斑山(くろふやま)の明暗

2010年12月24日 09時03分48秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 ヨメが登山する時は計画的だ。だから天気が良かろうが悪かろうが決行する、という傾向がある。このオレサマはというと無計画。近くの山ならその日の天気や山の様子を見てから出かける。それはエベレストの最終キャンプから好天を待って頂上をアタックする登山家に通じるものがある、というよりそれを真似してる。


黒斑山にて@2002年3月17日


ヨメと同じ山に登ったけど別行動

 23日、ヨメは朝の5時半に黒斑山(くろふやま)に出かけた。このオレサマは何時もより少し遅く起きた。窓から山の方を見ると雲がかかっている。冬、雲がかかってる山なんて行かない方が良いというのにご苦労なことだ。そしてトーストとコーヒーという簡単な朝食を取りブログを書く。

 9時過ぎ、再び黒斑山を見ると今度は山頂が見えた。雲の動きは止まっているからちょっくら登ってみるかってことで準備を始めた。車を出したのはヨメが出かけてから5時間近く経った10時を少し過ぎていた。

 1時間ほどして車坂峠に着くと風がビュービュー吹いていた。雲も西から東にけっこうな速さで移動してる。山の天気は変り易い、か。これじゃぁ山頂まで行っても悲惨な目に遭うと思いつつ折角だからと少し歩くことにした。暫くは樹林帯なので風は無いのだ。


青線が行き、緑線が帰り@昭文社の地図


 トーミの頭というピークに着くと風は穏やかになっていた。ここからなら山頂は直ぐだから一応行ってみることにした。エベレストで言えば最終キャンプ地だ。山頂に着いたのは12時半。ここで昼食。しかし再びパンとコーヒー。しかもコーヒーは朝のデガラシーノ。


行ってきたよ写真。向こうに見えるのは浅間山


 時折ダイヤモンドダストっぽいのが漂ってたから気温は少なくとも-10℃にはなってただろう。なので10分ほどして下山。帰り道は別ルートにした。こちらには途中に登り坂が無い。同じ道を戻った方が景色は良いが上空は雲に覆われつつあって妖しい雰囲気だったのも理由の1つだ。

 入り口には2~3人が歩いた跡があったから道に迷うことは無いだろうという他人頼み。途中で1人追い抜いたら足跡は1人分になった。お陰で時々膝下まで雪に潜る道を歩くことになったけど最初の人はもっと大変だっただろう。


これは車坂峠付近の分岐点


 長い間にはこんなこともある。スキー用にと25年くらい前に買った伸縮式のポールだけど、プラスチックのバックルが壊れてしまった。


こんなこともあるんだな


 雪山では夏の登山道通りに歩かないことがある。雪面を真っ直ぐ登ったり下ったりするのだ。まぁ何というか人の道を外れるってやつだな。でもそれが近道になったりする。


誰も歩いてない斜面を下った。写真の向こう側が高い方


 車の所に戻ったら霰がちらほら。着替えだけして即出発。そして家に着いたのが2時半くらいだったかな。ドアツードアで4時間半か、地元ならではだな。ゆっくり出かけて早く戻る、こんな登山が良い。






ヨメ登山隊の成果は

 ヨメから聞いている話はこれだ。
  • 登り始める場所は車坂峠で俺と同じ。
  • 3時までに帰りたい同行者が居る。

しかし2時半に俺が家に着いたがヨメはまだ戻ってない。何かあったのか。でもそんな山でもなし。ならば朝の5時半に出かけてるというのに一体何処をほっつき歩ってるんだろう。途中でロープワークの練習をしてたら何処かで会うはずだ。同行者にメールするも返事ナシ。義兄はどんな計画なのか知ってるかと思って携帯電話に電話したが出ない。

 う~ん、ヨメ山岳会ではついこの間遭難騒ぎをして今後の事も含めて連絡体制などを何度も話し合ったはず。そういえばヨメはこのオレサマに登山計画書を見せてくれなかったな。

 4時頃ヨメは同行者に送られて戻ってきた。一体これはどういうことだと問い詰めるとそもそも計画がヨメに聞いてたのと全く違ってた。しかしもっと問題なのは天候が悪かったので当初の計画も変更。勿論俺は聞かされてない。


ささやかな登山情報


 話を聞いてて何てマヌケというか呆れてしまった。あんなに朝早く出たというのに山頂に行けなかったのだ。なんでも車坂峠に着いたら吹雪。ここで天候回復を待つという選択肢もあったはずだけど、携帯電話で天気予報を調べると浅間山の天気は悪いというお告げ。でも周辺の空は晴れ晴れ。そこでそこよりずっと下にある別の登山口である浅間山荘に移動しその辺りを歩くことになった。

 歩き始めると天気が回復してきた。山頂直下まで来たが、また災難。今度は去年足の故障を手術した人が足が痛いと言い出した。やむなく撤退、だそうだ。その頃オレサマは頂上に居た。それにしても天気も見ずに計画実行、こういう行動の事を現すピッタリの言葉が向こう見ず
コメント
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