ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

ハロウィンで思い出すこと

2005年10月22日 09時09分17秒 | 思ったこと
 祭りは豊作祈願だったり辛い農作業が終った後の打ち上げ。今は農業なんてのは家で食べる分だけ楽しんでやる程度、殆どが会社勤めである。だから会社が忙しい最中に祭りだ祭りだといっても盛り上りは今一つ。また祭りは若い男が女の気を引こうと張り切る場でもある。だけど若いおねぇさんの居ない田舎じゃぁ張り切る気力も起きない。とまぁ祭りに関してはこういう風に思っている。

 前に住んでたところでもそういうお祭りをやっていた。伝統芸能保存だのと偉そうに言う割に年々手を抜いているのが気に入らなかった。その祭り、まるで老人ホームの盆踊りみたいなもんで、夏は縁日があるんだけど年寄りと子供しか居ない。それでもムラの人はそういうのが好きなんだなぁ、と思っていた。

 そんなムラに同級生の出世頭のような奴がアメリカから帰国。暫く東京で暮らした後、生まれ育ったムラに戻って来た。でも転職はせずムラから東京まで通勤した。兎に角これで少しはこのムラも住み易くなるかと期待したが大外れだった。こともあろうにそいつは「ここでもハロウィンをやろう。」と言い出したのだ。そうだ、京都に行こう、じゃないっつうの。三つ子の魂百までも、だ。

 これはえらい事になったなぁ、と思ったのは俺だけではなかった。さすがに皆も目が点になった。ムラの人は老いも若きもただ単に昔からの行事を無くさないようにしていただけであって、余計な事はしたくなかったのだ。てなわけでハロウィンって言葉を聞くとこんな事を思い出す。勿論ハロウィン祭り企画はボツ。



 伝統芸能保存だのと偉そうに言ってるムラ人だけど、年々手を抜いている。夏と冬の祭りでは獅子舞を一軒一軒訪問して舞う。30年くらい前はきちんとフルコースでやっていた。それが段々と短くなり、それはまぁ良いのだが、年寄りしか居ない家なんかでは更に省略してアッという間に終わるくらいだった。川崎から戻って来て久々にお祭りに参加して唖然とした。

 子供はというと少子化というより、そもそも20代30代の人が居ないので子供が少ない。お神輿を担ごうにも人数が集らない。なのにご祝儀を貰い歩くという風習だけはちゃんと残っている。妙な話だ。

 冬の祭りはどんどん焼き。子供が沢山居る頃は山からモミの枝だのスギの枯れ葉だのを集め、竹で組んだ櫓にスギの葉を入れ、モミの枝でかぶせて形を整えた。子供が少ないので今ではそれをオヤジ達がやっている。子供の数なりの規模でやれば十分だし、子供が自分達でやるから良いのであって、子供の祭りを大人がやって何の意味があるのか。

コメント (2)
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ホワイトナイト

2005年10月22日 08時53分36秒 | 思ったこと
直訳だったら白い騎士だと思うが
http://dic.yahoo.co.jp/tribute/2005/03/02/1.html

 この説明を見てこんな新人を思い出した。彼は高校を卒業したばかりで生意気盛りってところだった。

「お前英語出来なさそうな顔してるなぁ。」
「英語? 俺得意だよ。」
「じゃぁ鳥は何て言うんだ。」
「バ、バードじゃん。そんなの簡単だよ。」
「ふ~ん、じゃぁ白鳥は何て言うんだ。」
「う~んと、スワン。」
「じゃぁ ブラックスワン は?」

 少し考えてから

「く、黒い白鳥!」
←どうだ!って顔してた。
「う~ん、そう言って欲しかったけど本当にそう言うとは思わなかったよ。君は素晴らしい!」


その後、この新人と2人で半年だか1年くらいの仕事をやった。仕事の方は飲み込みが早く、こんな調子だったので一緒にやってても面白かった。今も一緒にやってたらこんな会話になってるかな。

「少しはニュース見てるのかね。」
「当たり前じゃん、俺ニュースしか見ないもん。」
「じゃぁホワイトナイトって聞いたことあるだろ?」
「う~んと、あるよ。」
「じゃぁ意味は何よ?」
「えっと、・・・・・   白夜!」
「君はやっぱり素晴らしいよ。」


ちなみに白夜は white night ではないようだ。
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