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榊原浩晃、福岡教育大学教授が教え子の論文を盗用!

2015-11-05 22:38:28 | 社会

福岡教育大学で50代男性教授が教え子の論文を盗用。盗用論文は5編。同大は懲戒解雇も視野に年度内に処分を決めるという写し)。

福岡教育大学の調査概要写し)。トップ写し)。朝日新聞毎日新聞

調査概要に論文等が載っていて、盗用をした男性教授は榊原浩晃(さかきばら ひろあき)とわかる参考サイトプロフィール

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(2016年1月27日追記)

上の件で榊原浩晃は停職3月となった写し)。

 

 

 



7 コメント

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Re: 榊原浩晃、福岡教育大学教授が教え子の論文を盗用 (korosuke)
2015-11-09 20:23:58
現在調査対象となっているのはほとんどが福岡教育大学の紀要なので、体育学関係の学術界への実害は少ないだろう。しかし、榊原教授はご自身の受け持った卒論生(あるいは修論生?)に対する基本的なリスペクトを欠けているようだ。榊原教授は筑波大学大学院で在学中に課程博士を取得できなかったので、大学教員の職を得てからかなり後年になり論文博士を申請しているが、その研究内容を構成する主論文や副論文等の過去の学術論文と博士学位論文についても調査したほうがよいかもしれない。筑波大学にそこまでやる気があるかどうかの問題だが。
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榊原教授の不正について (korosuke)
2015-11-12 21:15:14
今回の福岡教育大学教育学部保健体育講座の榊原浩晃教授の論文不正については、彼が指導した学生の卒業論文を福岡教育大学の紀要論文に無断流用したことが盗用であると認定されたようだ。本来、当該学生とよく話し合って、その紀要論文を指導教員である榊原教授と卒業研究を行った学生との共同研究の成果として、卒論学生をその紀要論文の筆頭著者あるいは共著者にすること、また、その卒業論文を紀要論文の参考文献リストに掲載し、論文本文中で適切に引用すること、謝辞の項にその卒業論文をベースに加筆修正したものであることを明記しておくことなどの基本的な手続きをしておけば問題ななかったはずだが、そういう慣習を持ち合わせていなかったようだ。

今回は日本学術振興会(学振)からの告発が元になっていて、不正の指摘された紀要論文は科学研究費基盤研究Cの支援を受けているものが含まれているので、学振から研究費の返還を求められ可能性があると思われる。また、今後一定期間は科研費の申請や受領を禁止される可能性があると思われる。これらは大学側とは別の処分である。

大学側の懲戒処分としては、懲戒解雇、諭旨解雇(あるいは諭旨退職)、一定期間の停職(あるいは出勤停止)、戒告、厳重注意などが考えられる。

今回の不正は実質的に体育系学術界へ与えた損害は軽微だと思われるが、学生に教育、研究指導を行う教育組織としての信頼を落としたことにはなるだろう。福岡教育大の出版物としての紀要の価値も落とした(もともと査読なしで学術的価値はかなり低いけど)。
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福岡教育大学研究不正の報道について (korosuke )
2015-11-13 00:08:02
福岡教育大学は今回の論文不正を行った50代教授の実名は明かさなかった。各種メディアにおいても匿名報道がなされているので、公的には榊原教授かどうかは明らかでない。今後、懲戒処分が発表される際に実名公表されるのだろうか。

報道を確認したのはネット全国メディアとして、朝日、毎日、読売、産経の各紙とサンケイスポーツと時事通信である。

テレビではRKB毎日放送(すでに動画削除)およびNHK福岡によるローカルニュース(http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20151105/3267211.html
のみのようである。大学の記者会見に臨んだ代表理事は榊原教授の倫理観をかなり強い調子で批判していた。
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教育学部サカキバラ教授の憂鬱 (korosuke)
2015-11-16 18:20:29
今やまな板の上のコイ状態の教育学部サカキバラ教授。福岡教育大学は年度内に処分を決めるとのことだが、公開した報告書では迅速に決めると書いてあり、すでに懲戒委員会は組織されているようなので、12月には決まるのではと勝手に想像。たぶんこの程度の不正では免職にはならずにせいぜい1年以内の停職ではないか(しかも退職勧告なしで)でも、今請け負ってる後期学期の授業が中断すると学生は困るよねえ。それとも処分を2月まで引き延ばして後期授業を全部やらせてから処分するのかな。早めの処分で戒告程度なら授業は可能だろうが、せめて最低でも停職ぐらいにはしないと、大学側も学生や受験生や文科省や世間に示しがつかないよねえ。サカキバラ教授はクルメ大学やQ州看護福祉大学でも非常勤講師やってたようだけど、来年度からもそれらの学校から仕事来るのかな。
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教育学部サカキバラ教授の憂鬱 その2 (korosuke)
2015-11-18 01:14:37
学振の科研費ハンドブックをちょろっと見てみたところ、

" 特定不正行為(論文データ等のねつ造、改ざん及び盗用) があった場合, 研究費の返還 : 一部又は全部の返還, 応募資格の停止 : 1~10年(特定不正行為に関与したと認定された本人・特定不正行為が認定された論文等の内容について責任を負う者)"

と書かれていた。サカキバラ教授はたとえ免職にならなくても、当面は科研費はもらえないだろう(まあ科研費なんて申請しても当たるとは限らんし、そもそも当たらんほうが多い。それ以前にサカキバラ教授の申請資格が当面停止されるだろう)。そうなれば、これまでなぜか運良く長年にわたり科研費がかなり継続的にあたりまえのように当たってきたサカキバラ教授にとってはショックだろうな。サカキバラ研究室としてもじり貧になるので、研究室の維持に支障をきたすかもしれない。学振は今回はちゃんと処分する気はあるんだろうな?。そうでなければ学振がわざわざ福岡教育大に不正の疑義を通報した意味ないぜ。

念願の教授になり苦節約20年でやっとこさ論博とって名実ともに学者としては恥ずかしくない立場になったサカキバラ教授の次の目標は教授として母校のツクバ大学に帰還することだったのかもしれないと勝手に想像。残念ながらそれもついえたか。ほんとうにつまらなくてショボイ不正内容のせいで。まあ、本人の考え方がおかしいのは確かだけど。本人にしてはレベルの低い学生の卒論制作をオレがまともなものに導いてやったのだなどとい自負があったのかもしれない。一歩間違えばそれは単なるおごりかも。
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教育学部サカキバラ教授の研究生活30年 (korosuke)
2015-11-18 23:17:41
論文不正に至る過程や原因を考えてみる場合、その人物の研究者としての人格形成がどのようになされたのか、その人物をプロファイリングしてみることは有効だと思われる(小保方さんの例のように)。ネット上で調べて得られる公開情報からそれを試行してみよう。(若干の内容のまちがいはあるかも)

サカキバラ氏は1962年愛知県生まれ。もともとは卓球選手だったようだ。1981年に筑波大学体育専門学群入学かな。1985年卒業と同時におそらく大学院体育科学研究科入学(当時は5年一貫制博士課程大学院だったようだ。別に2年制修士課程大学院体育研究科が並行して存在したようだ)。しかしながらサカキバラ氏は7, 8年かけても課程博士号を取得できなかったようだ。これには、単にサカキバラ氏の当時の研究能力の問題のみならず、当時のこの大学院の抱える構造的問題や体質、指導教員の問題など他の事情も多分にあったのだろうと想像する(本当のところはわからない)。研究分野は体育史なので、むしろ人文科学的要素が強いのかな。修士号取得のみで大学院を単位取得満期退学し運よく?1992年に東京成徳大学に専任講師の職を得る。まあ文系カルチャーの学術界ではよくあることだ。その後は1997年に福岡教育大の講師となりその2年後に助教授となり、博士学位未取得のまま2006年に教授にまでなれた。たいへんスムーズに活躍し出世できたようだ。母校での論文博士取得は2008年。指導教員はアベイクオ教授(1945生)。当時のアベ教授の年齢から推察するとアベ教授の筑波大学の定年間際(定年は63から65くらいか)の状況でかけこみで論分博士を申請したっぽく見える(これも課博、論博に限らず分野を問わず一般にどこの大学でもよくあるだけど)。だからと言ってサカキバラ氏の学位申請論文とそれを構成する研究の質が疑われるわけではないだろう(ただしその中に不正がなければだけどね)。それに学位申請時にリストしたそれまでの主論文や副論文(自身の査読付き学術論文、その他の論文、著作物)もおそらく相当の数にのぼったろうね。

たかだか3, 4年の間にオリジナルな研究課題を設定して必至にトレーニングを積んで研究をまとめ上げて大学院博士後期課程で取得する課程博士の研究内容に比べれば、約23年もかけてじっくりまとめ上げた論文博士申請用の博士論文における、彼のライフワークとも言えるイギリス近代学校体育史に関する分野の研究はそんじゃそこらの課博の研究水準なんぞに太刀打ちできないほど壮大で高品質ですばらしいものにちがいない。うん、きっと。そう信じたいね。
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教育学部サカキバラ教授の論文必勝法 (korosuke)
2015-11-21 00:34:38
今回のサカキバラ教授の不正の原因と動機とは何だろうか。今回の不正は種類として大まかには卒論パクリ案件と文章コピペ案件(英文和訳コピペも含む)に分かれるようだ。報道されているサカキバラ教授のコメントから想像すると、一つには卒論、修論を指導する教員としての基本的なお作法、常識、倫理観が単に身についていなかったおマヌケな状態だったとは言える。もう一つは学内紀要論文を出す際に、自分が筆頭著者で研究をやったようにみせかけて、自身の研究実績をより強調したり、科研費の報告書にリストしたり、次の科研費の申請書にリストしたりするときに審査の際のよい心象を得ようとしたのかもしれないが、紀要は普通は評価低いし、そこまで深い思考に基づく動機があったのかなあ。それとも一般学術誌や著書の不足分を紀要で補おうとしたのかな。その場合でも筆頭著者のがまあかっこうはいいし。案外、体育学の学術界の水準では査読なしの紀要程度でもけっこう評価してくれる文化があるのかもねえ。
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