世界変動展望

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方斌 金沢星稜大が論文等4編盗用、辞職、出勤停止90日相当!

2017-03-29 19:55:31 | 社会

方斌(Bin Fang、経歴1写し)、経歴2写し)、1968年3月生金沢星稜大学経済学部准教授論文3編と書籍1編を盗用し、出勤停止90日相当となった出勤停止90日相当は2016年5月23日付。2016年2月10日付で辞職

調査概要写し)、学長声明写し)、トップ写し

調査概要によると発生原因は「研究倫理にかかる管理運営が不十分であったこと、また、論文等の執筆に際して当然守られるべき倫理手続き(他の研究者の成果に対する適切な引用等)に対する元准教授の重大な認識不足から生じた」。

発生原因は最近紹介した鈴木洋子 元昭和女子大の盗用事件と同様調査概要によると金沢星稜大学が属する学校法人稲置学園の研究不正の対応規程は2015年4月1日から施行されている。昭和女子大と同様に、規程の施行が遅すぎる。

調査概要によると2016年1月12日から同年4月26日まで調査、同年2月10日に辞職、同年5月23日に出勤停止相当90日。調査結果の公表が遅すぎる。なぜ今頃公表したのか。科研費も使われていた。調査期間中は科研費と学内個人研究費の執行停止。科研費が返還されるか不明。

今後の改善を期待する。

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(2017年3月30日追記)

産経写し)、NHK写し)、毎日

NHKによると金沢星稜大学は科研費を返還しないという

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(2017.4.13追記)

学振の調査概要によると

「元准教授が筆頭著者である3編の論文において、他の研究者の論文及びアブストラクトからの盗用が確認された。この内1編の論文では原著のほぼ全文を引き写している。

元准教授はこれらの盗用について弁明を行っていたが、引き写しの箇所が多く、適切な引用の形を取っていないことから盗用は意図的であると判断された。特に原著のほぼ全文を引き写したことについては、原著論文の著者による元准教授への参考資料の提供を、元准教授の論文として投稿することを容認したものと都合良く解釈しており、研究者としての論文作成における基本的倫理が欠如していると判断された。

方斌は学振所管の競争的資金を5年間申請禁止

学振の調査概要写し)、競争的資金の罰則写し