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上司がレベルが低い、意見を聞いてくれない場合の対象法

2006年02月14日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

多くの従業員は、上司が自分の意見を聞いてくれなかったり、動いてくれない、レベルが低いなどの愚痴を言ったりします。


しかし、この中には、非常に重要な誤りがあります。


この愚痴の前提条件は、 『上司は自分よりも優秀である。』というものです。
このような前提条件に立つ限り、愚痴は一向に消えません。


なぜ、このような前提条件に立つかというと、自分の経験上、ほとんどの上司が自分よりも優秀であったからです。
従って、『優秀でない上司』の下に付くと、その能力のなさに愚痴が出てしまうのです。


ここに大きな誤りがあります。



本当に優秀な人にとっては、上司(自分が仕える人など)が自分よりも優秀でないことの方がほとんどになるのです。
自分より、優秀な人と共に仕事ができれば、非常にラッキーと思えるようになるのです。
(このことから、優秀な人ほどメンター(指導者)との出会いの重要性に気づくのです。)



優秀ではない上司に仕えることが、苦労するのは当たり前です。自分が成長する程、このようなことは度重なり起こるものなのです。

そのように思えば、むしろ、この状態の方が普通になり、愚痴を言うのではなく、解決策だけを考えられるようになります。




コンサルタントとしての仕事は、この状態が【上司】ではなく【顧客】になります。

つまり、上司ができない人だといって愚痴を言っている人は、コンサルタントとしては、全く使えない人間なのです。

 



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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-02-14 19:05:28
何をもって優秀と感じているか、の前提がいる。技術ならば、相手を納得させるだけの意識に踏み込んでいない事に、恐らく気付いていない。組織リーダーシップや経営心理的な意識が優秀と感じているならば(大半はこちらではないか)、この場合は解決策を自分で考え出すしか残されていない。いやなら辞めるしか選択肢がないからである。つまり、この事こそが、もう一つの側面であると気付くかどうか。陰と陽が一体化し、初めて超越に向かい始めるからです。
 (齊藤 一浩)
2006-02-14 20:38:44
 私は、私に関わる全ての人、もの、事象との縁は必然であると感じています。

 自分より優秀な上司であろうと、なかろうと、自分の好きなタイプであろうと、嫌いなタイプであろうと。自分に必要だからその人と出会ったのだと感じます。全ての出会いは必然だと思います。

 自分はその中で、どう考え、どう行動していくかが大事なことだと思います。

 全ては自己責任ですね。誰のせいにしてもいけません。自分のせいです。
まさにチャンス (キングカズ)
2006-02-15 12:55:36
上司のレベルが低い、意見を聞いてくれない場合、大きなチャンスがそこに秘めていると私は感じます。



レベルが低いならば、レベルを上げられるようにコントロールする機会を持てます。

意見を聞いてくれないならば、聞かない理由(大抵は私達自身に問題があると思います)が必ず存在し解決できる可能性があります。



しかし思うに、トップは何らかの意図があり人事をしており、そのポジションには理由があります。

また、相手を理解しないうちに否定はしてはいけません。

私達の業務は会社全体からすると極一部分です。私達に関わる部分では納得のいかないことであっても全体から判断をすると妥当である場合もあります。



つまりは、一個人として下から見る姿勢(従業員マインド)ではなく、全体ないし経営者の視点・姿勢(経営者マインド)をもって、事を見極めることが大切ではないでしょうか。

それができればどのような対応が会社として良いのか判断できます。



私達は周りの影響を多く受けています。それは様々な情報を得るなかで意識していないうちに形成されてしまうものです。一度できあがったしまったフィルターを外すことはなかなか難しいです。



本質を見抜くことはすぐにできなくとも、まずは本質を理解しようと意識することで案外人の意見に左右されることはなくなるのではないでしょうか。
ポジショニング (会長)
2006-02-15 20:17:08
部下と上司との関係では、すでにお互いのポジションが明らかですが、コンサルタントと顧客との関係では、ポジションどりが重要になります。



ポジショニングで失敗すると、顧客は言うことを聞いてくれなくなり、にっちもさっちも行かなくなります。





ポイントは、社長と如何に良好な関係を作り、信頼されるかどうか?



自分のポジショニングを常に把握しておく必要があります。





私が、かつてPWで公開コンサルを行っていたとき、私の上司の担当パートナーが、CFOとの関係で、CFOの上に立つのか、同等になるのか、下に入るのか、どのポジションで仕事をするのかに迷っていました。



当時の私は、パートナーがいったい何に迷っているのかよくわかりませんでしたが、自分が経営者になって初めてその意味が分るようになりました。



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