会社は誰のものか(新潮新書)吉田望著
昨日、ミッション経営研究会で吉田氏の講演を聴く機会がありました。
『会社は誰のものか』という直接的な問いに関しては、株主のものということになるが・・
『会社は誰のためのものか』というと、多くの利害関係者であり、会社のミッションが大きいほど、社会性が増し、みんなのものということになることが理解できた。
私は、今まで、『会社は誰のものか』というというに大して、社会性を訴えてしまっていたことに気が付いた。この二つは区別しなくてはならない。
さて、企業が虚業か否かが分るのは、グレーゾーンの仕事をするか否かであると吉田氏は言っていました。
企業は、決して虚業であってはならない。
しかし、この虚業の定義が非常に難しい。
企業が虚業であるほど、実業を装っているからである。
吉田氏は、ライブドアをはじめ、多くのIT企業に精通しており、その分析力・洞察力は非常に素晴らしいものを持っておられました。