久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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会社は誰のものか

2006年02月18日 | 最新ビジネス書評

会社は誰のものか(新潮新書)吉田望著

昨日、ミッション経営研究会で吉田氏の講演を聴く機会がありました。
『会社は誰のものか』という直接的な問いに関しては、株主のものということになるが・・

『会社は誰のためのものか』というと、多くの利害関係者であり、会社のミッションが大きいほど、社会性が増し、みんなのものということになることが理解できた。

私は、今まで、『会社は誰のものか』というというに大して、社会性を訴えてしまっていたことに気が付いた。この二つは区別しなくてはならない。


さて、企業が虚業か否かが分るのは、グレーゾーンの仕事をするか否かであると吉田氏は言っていました。


企業は、決して虚業であってはならない。
しかし、この虚業の定義が非常に難しい。

企業が虚業であるほど、実業を装っているからである。




吉田氏は、ライブドアをはじめ、多くのIT企業に精通しており、その分析力・洞察力は非常に素晴らしいものを持っておられました。