the Blue Period ~out of the aEther

蒼き時代はエーテルの彼方へ。このブログ、閲覧・御意見無用也。

ね。追記

2017-05-21 19:49:22 | motorcycle
あれだけF4、F4って言ってたのに今はもう(笑)

そんな訳でまた一台、気になるオートバイ。

ドカティのハイパーモタード。

db4を買う前に新車を試乗してたのを思い出した。

世にも珍しいオンロードバイクの
モタード車は実に取っ付き易くて乗り易かった。

僕が気になっているのは試乗もした796の方。

湿式クラッチは国産の感覚で発進出来て、
インジェクションのおかげで滑らかに吹け上がり、軽い車体とライダーの高い重心はヒラリヒラリと向きを変える。

うー、乗り易い!
このままどっか出かけたくなるレベルの
乗り易さ!
変ちくりんなパッケージング(失礼か)な割に
ステアリングヘッドの位置感覚に違和感がないのが不思議だ。
スラロームでもキチンと車体がバランスしている
(生意気か)。

意外にもエンジンは空冷で800もある割に
900系のパワフルなトルク感覚はなくて
まるで400SSのようなビートを重ねる感覚で
回転の上昇と共に飽くまでフラットに速度を乗せてゆく。
刺激のあるパワーフィーリングが欲しければ
1100の方だろうね。
それはそれで楽しいんだろうな。

空冷Lツインは
スロットルに瞬時に反応してドンとパワーが
掛かるエンジンと
飽くまで開けた分だけ、のフラットなエンジンの
2種類あるのかな。
ハイパーモタード796は後者。

そのフラットなパワーフィーリングは
アクセルを開ける楽しさにも繋がっており、
ハイパーモタード796の
「とにかく乗り易い感覚」に貢献している。

そりゃあWRのモタード仕様みたいな
100kgクラスのモタード車とは比べられないけど、モタードを経験していればバンクの感覚も違和感を感じない。
超軽量+レーシングエンジンの組み合わせは
物凄く刺激的で楽しいが、とても疲れる。

乗り易い=すぐ飽きる
当時の僕はそう考えていた。

今はアレ。
おっさんだから(笑)
このオートバイでチョロチョロっとツーリングしたら楽しいだろうなあ。
ふらっと、予定とか決めずにさ。

この車種には1100とか水冷とか色々あるみたいなんだけど買うなら796、かなあ。
1100のパワーは要らないし
何馬力あるのか知らない。

一緒に試乗したのはM1100Sだったっけ?
いや流石に速かった。
けどその辺のアレはdb4があるからね(笑)

うーん、ハイパーモタード796かあ。
いいなあ。

これなら今買えそうだし(ココ重要)。
リアセクションのデザインがどーにもならない程ダサイ事と恐ろしい幅のバックミラーを除けば。

追記; あ、これテルブランチなんだ?
知らなかった。

追記2

ドカティの美点、と言うかLツインのエンジン特性としてパーシャルからのスロットルオンでの
リニアな反応をベースとした優れたトラクション感覚がある。

一方400はビタミン剤を飲んだVT、と400らしからない非力さを揶揄されたしまう。
Lツインらしさとはどんなものかと聞かれれば
やはり前者の方かも。
でもdb1だってこんな感じだよ。

が、溢れるトルクは無いものの
スロットルグリップを絞り上げるように開ける、
開けてナンボ的な走り、開けなきゃ走らない、
そんなLツインも悪くないと思う。
何しろ車体はスリムなドカティなのだ。
重ねたビートに被さるトルク、
そんなドカティも楽しいよ。

で、思う。
・・・ドカティとしての難しさは一緒だと。

と、話は逸れたけど
ハイパーモタード796は400SSの出力特性そのままに全体を底上げしたように思えた。
もちろん排気量は倍もあるから非力という事はない。充分なパワーと扱い易いエンジン特性、
リラックス出来るアップライトなポジション。

唐突な所がないLツインを退屈と感じるか。
どこまでも走ってゆけるような錯覚を抱くか。

ミドルドカティ(800もあるが)は
本流から外れているかも知れないが
それとは違う魅力を備えた素敵なオートバイ
だと、



Lツインを4台経験して、

思うのです。

おわり。



コメント
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