今週のヤフーオークションにdb1が多数出品されてるね。
また何か思い出したので書いとこう。
1;PHMC仕様(250万円スタート)
良いね。ぶっちゃけ欲しい。750のままって言うのが良い。金額は適正だと思う。
そしてポイントはエンジンが「無鉛対策済」で有る事。
信じられないかもだけど当時のエンジンは有鉛ガス仕様なのだ。
僕が初めて1994年式の400SSを新車で買った時、村山モータースで言われた。
「本当は有鉛ガソリンなんですけど、日本では無鉛ハイオクを入れて下さいね」
(イタリアは、世界中で最後まで有鉛ガソリンを使用していた)
最初は良いけどこんだけ年数が経っていると、バルブ周りのトラブルでオイル上がり・下がり等に繋がる。(僕も経験した)
エンジンOH時に同時に無鉛対策をしてしまうのがdb1では基本的に常識。
だから今からdb1を購入しようと考えてる人は、ここに注目して欲しい。
ヘッドOHって、金額はまちまちだけど18~25万円くらいかな?
ショップも内燃機屋に外注するのでここの費用は嵩む。
それとこの車両はフライホイール軽量化されてるね。何%軽くなってるか不明だけど、回転をドロップさせすぎると・・・・・厳しいなあ。
キャブの口径の大きいし、ダラダラした走りは「多分難しい」んじゃないかと思う。
その代わり、恐らくこのエンジンはレッドを超えても1万までしっかりパワーが続くんじゃないかな。パワーハウスのOHなら良い吹け上がりなんだろうなあ・・・・・。
ちなみにビタローニのカルフォルニアを塗装するの事は、非常に手間がかかるものでごわす。
これのオーナーの方、またこれを買う方が羨ましい。
2;オリジナル状態のdb1(180万円スタート)
16インチのタイヤがミシュランではないにしても復活したみたいだし。
フルオリジナルかな?マフラのカウルが良い。ああ、良いっすねえ。
油圧式のブレーキSWが故障してるようだけど、これは消耗品。
180万円かあ・・・・・。
でもこれ、サバイバーだよね?だったら僕のなかでの適正価格は120万円。
いや、だって、こっからどんだけかかるかなあ・・・・・。
真空パック保存でもしない限り、部品劣化は必ずどこかで進行する。
3;違うけどdb2SRにdb1の外装を載せた車両、以前どこかで見た覚えがある。
すぅげえなあ・・・・・。正に力作だと思う。グッドです。想いの具現化。オーナーの情熱(どんな方向かは知らないが)を感じる。
物理的に仕方ない事だけど、ずいぶんケツが上がってるね。
db1の乗り味+900のパワー、ではないと思うが、これ・・・・・乗ってみたいなあ。
db1の外装デザインは本当に秀逸だと思う。跨っても、良く考えてあるなあ、って思う。
小柄なD・タルドッツィに合わせたポジションって聞いたけど、175センチくらいの身長ならしっくりするんだよね。
僕はdb2SRのパープルのカラーリングが好きなんだけど、
それにしてもマジで良うやったなあ、コレ。拍手&脱帽ものです。
最後に1987年当時のビモータdb1の新車時の価格を。
db1J(400F3のエンジン)・・・・・215万円
db1・・・・・220万円、
db1S・・・・・245万円、
db1SR・・・・・268万円(ミシュラン59Xを採用)
他にdb1BOTT(福田モータースとパワーハウスモータークラブのジョイント)、純粋レーサーのdb1Rがあります。
スズキGSX-R750が83万円で、限定・乾式クラッチのGSX-R750Rが105万円の時代。