ついに、とうとう、完結かあ。
僕はリアルタイムでテレビ観てた世代。
確かにTVの結末には驚いた。
そして旧劇場版、2度目の完結。
ああ、すごくエヴァンゲリオンらしい
終わり方だったなあ、と。
コミュニケーションの物語、と考えると
見事な完結だったと、それは今でもそう思っています。
・・・だって、ねえ。
他人って、他の人間、ってことだもんね。
だからあのラストも、スッと入ってきた。し、もうこれ以上はないでしょう、と。
それで僕の中ではエヴァンゲリオンは
完結してます、なの。
で、新劇場版が始まって、
えっ、キチンと終わってるのに
何よ今更どうしたの、ってスタンスで。
それのテレビ放映を観てきて、
今度は一体どんなラストなんだろうかと思いながら。
伏線がどうとか、謎かどうとか、
そうゆうのは、まあ熱烈な方に任せます。
まあそれだけが魅力じゃないしね。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
そうか、庵野秀明はこうゆう映画を作りたかったのか。
シンジ君は大人になったってゆうか、
立派になったなあ、って。
言葉にすることは難しいけど、
人はこうやって成長してゆくのか。
大筋は2度の完結を踏襲しつつ・・・
そう考えると庵野監督って、
本当に過去のエヴァンゲリオンですべてを出し切っていたんだなあ、と。
目新しいことが何もないってことを言いたいんじゃないよ。
そして、そうか旧劇場版は僕は好きだけど、商業作品としては好ましいものではなかったのか、と。
そうでないなら新劇場版を作る意味、ないものね。
アレか、庵野監督は本当は最初から
こうゆう作品にしたかったのかな。
僕は旧劇場版を嫌いなることは出来ない。
新劇場版は旧劇場版を完全否定はせずに新しく踏み出してゆくことを肯定した。
エヴァンゲリオンという作り話が終わっても現実は続いてゆく。
それを観る者に・・・突きつける、いや、
・・・語りかけるような、そんな完結編。
素晴らしい余韻を残して。
えーと、泣きすぎて目が痛いです。