the Blue Period ~out of the aEther

蒼き時代はエーテルの彼方へ。このブログ、閲覧・御意見無用也。

eX;Luminous report #22

2012-07-29 20:15:24 | bimota db4

325_162 負圧キャブのような感覚とはいかないまでも、戻ってきたdb4の調子は良いと思う。

SAから出る時、僕のオートバイをじーっと見ている人が居た。

「興味があるんですか?」

「えっ・・・・・あ・・・・・はい」

「止めといた方が良いですよ」

「でも一度は乗ってみたいってゆうか・・・・・」

興味があるのなら一度試乗してみれば良いと思う。人生は一度だし、ビモータだってMVアグスタだって、良く考えればオートバイの一種類に過ぎない。

あ、でもアレか。次のPAまで交換コしても良かったな。ZRX1200、ちょっと乗ってみたかったし。

ま、そんな訳で海を見に行った。

帰り、ドゥカティ・ディアベルが走っていた。リアタイヤの太さが尋常じゃないな。

しかし今日は(も)本当に暑かった。オイルクーラーもう1個欲しいぐらい。

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くらやみの速さはどのくらい

2012-07-25 21:14:58 | 本と雑誌

41ppht7kkml__sl500_aa300_ エリザベス・ムーン著。

自閉症者と呼ばれる人間、正常者と呼ばれる人間。・・・・・どちらも同じ人間。

人間の正解って、何だろう。

正常者の条件って、何だろう。

「他人と違うという事は、決して間違った事じゃない」

・・・・・延々と続く疑問が胸を打つ。

ルウ、君は決して間違った選択をしてはいないし、その結果君がどんな人間になろうと、それはすべて君の価値になるんだ。

って、思いながら読んだ。

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eX;Luminous report #21

2012-07-25 20:51:42 | bimota db4

325_161 約2ヶ月の修理期間を経て、僕のオートバイが帰ってきた。

今のところ快調そのものだと思う。

エンジンが過熱してくるとアイドリングが上がって下がって、と微調整は必要だろうが。

全体的に薄めのセッティングなので、エンジンが暖まるまでは少しパンパン言う。充分暖めてからは、確かに淀みなく吹け上がり、全域でパワーが乗っている。ゼロ発進も追い越し加速も、僕には充分過ぎるほどにパワフルだ。

また、週末が近づいてきた。

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bimota db1について。

2012-07-16 21:59:34 | bimota db1

「ビモータdb1」検索でこのブログに辿り着く方が(僕にとっては)非常に多い。

・・・・・乗った事が無くて、でも購入を考えている方へ。

ポジティブな部分・表現は多分、雑誌・ネット情報の通りで正解だと思う。

飽くまで、超強烈なパワーを求めない、って言う事。

ハイスピード・アベレージを考えず、オートバイとの対話をしながらコーナーを抜けてみたい・・・・・そうしたらアクセルを全開にしてみたい。そんなふうに考えている方にはぴったりだと思います。

しかし今の、イヤ当時の基準からしてもオリジナルのdb1は非力です。

540CCにした400SSの方がパワフルなぐらいです。

イタリアの馬力表示はかなりいい加減なので信用しない事です。

慣れればもうちょっとパワフルにしたいなあ、と思うのが人情でしょう。

吸・排気チューンで気持ち良い吹け上がりになれば、日本の狭い公道では充分ではなかろうか。

過激なチューンは、タダでさえ整備を要求するdb1にとっては・・・・・どうだろう。

900SSのエンジンはエンジン幅が変わるので、どうしても重さが出てきます。

小さな車体に適度なパワー、ってゆうのが美点のひとつじゃないかと思ってるので。

(人それぞれ、ですけど)

圧倒的な軽さと異常なまでの低重心、質量集中+ライダーを急かさないパワー特性。

無駄な動きが無いからライダーはコントロールに集中出来て、それは実はスポーツバイクが本来備えていなければならない、大切な要素だと思います。

db1はdb1でしか作れない世界でライダーを虜にします。

ネガ部分については語られる機会は、少ないな(ま、雑誌はね、仕方ないよね。オトナの世界だから)。

ドゥカティF1とdb1を見比べれば一目瞭然。db1はコンパクト過ぎる。

ものすごいキチキチに詰められた部品達。マスの集中がどんなにプラス方向に働くか、走れば10メートルで解ります。が、これこそが・・・・・。

とりあえず、買おうとしてる方。

db1は熱対策に不備があります。

この事に関してビモータも「失敗作」だったと言っているくらいですから。

まずカウリングを全部外してもらって確認して下さい(それが出来ないと言われるようなら、そこじゃ買わない方が無難)。

カウリングの塗装のヒビはFRPなので仕方がないです。サスやブレーキのシリンダからのオイル漏れ・滲み、ラバー部品の劣化と確保状況、トリプルツリーのクラック、フロントスプロケットのガタ、ハーネスの劣化具合、タイヤの確保・・・・・。

昨日まで走ってました、というような車両でもそれは同じです。

お金は正に湯水のように必要です。

けど、そういう部分は、その走りに、相殺されてしまうでしょう。

この辺がdb1の「魔性」ってやつじゃないかな。

これからの方も、そうでない方も。

良きdb1が手に入ると良いですね。

しかし閲覧無用・ご意見無用を謳う僕がこんな文章を書くのは一体どういう事だ。

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eX;Luminous report #20

2012-07-16 16:40:17 | bimota db4

「オートバイが出来た」と電話があった。納車は来週。

経緯はこうだ。

今年初め、車検前に故障。かねてからキャブの不調もあって、Z店に相談し、車検・修理してもらう。スターターリレー交換、キャブOH・調整、配線加工・・・・・と、約14万円かかった。キャブは薄すぎたとの事で納車後はセルに触った途端エンジンが掛かる。早速乗ってみる。5千回転から若干吹けが重くなるような感じはある。そう思いながらしかし、30分も走るとエンジンが止まってしまう。

「キャブ調整は飽くまで標準的なものでライダーの好みもあるので、とりあえずこの状態で乗ってみて、後から幾らでも再調整します」

プラグ交換・キャブ調整を繰り返す。プラグ交換すれば一時的に良くなるが、「プラグがかぶるのはどこか別の原因によるもの」だから・・・・・そんな時負圧ポンプが壊れている事が判明。ガソリン供給が不安定になりこの状況になった、と。

ドゥカティの負圧ポンプは信頼性に欠けるので、ここは実績のあるヤマハ純正の電磁ポンプを薦められる。電磁ポンプは金額的に3倍程かかってしまうが、僕はこのオートバイにずっと乗っていたいので承諾し、交換、4万円。

が、症状は全く変わらず、30分程でプラグがかぶってしまう。ならば、とキャブ調整。

しかし何度繰り返しても症状変わらず。

原因が解らない。エンジンがオイル下がりを起こしてる可能性がある、と。

ヘッドOH・・・・・17万円前後かかると言われた。

それかエンジンを載せ替えてしまうか。お店には丁度ドゥカティ900SLのエンジンがある。でも、そのエンジンも素性はハッキリしないので言ってみればこれはギャンブルと同義。

Z店で見てもらって、最終的に2択に絞られた。

ヘッドOHか、エンジン載せ替えか。ここでは2~30万円が必要になる。

勿論素性のわからないエンジンは論外だけど。

ここで僕は所謂セカンドオピニオンを考えた。

元々の、このオートバイを購入したY店に連絡し、事の経緯と現状を話す。

「エンジン載せ替えも否定はしないが、現時点で1つずつ検証して悪い所を直しましょう。」僕は時間はかかっても構わないのでY店にこのオートバイを診てもらった。

作業経過報告をもらいながら、2ヶ月が経って「出来ました」との連絡。

結果はこうだ。

電磁ポンプの燃料供給過剰、キャブ調整によるプラグかぶりが原因だった。

自然落下、負圧ポンプ、どちらの場合も問題は出ない。

しかし電磁ポンプではやはりプラグがかぶってしまう。

でも電磁ポンプ自体に故障はないそうだ。

今回はキャブOH・調整、負圧ポンプ取り付け、リアサス調整で、様々な状況を考慮し4万円。

↓・・・・・こう考えるのは僕にとって至極当然だ。

え?じゃなに?電磁ポンプは?意味なかったの?4万円もかかったんだよ?

何が何だか解らないが先の4万円が金銭的に無駄になった事は事実だ。

しかしZ店も良かれと考えポンプを付けた。

現状で調子を取り戻したオートバイと、電磁ポンプが残った。

僕にはこの電磁ポンプを売買する能力はない。

Z店に連絡した。(僕は過去、Z店に作業を急がせた事は一度もない)

僕「オートバイが直りました。電磁ポンプが良くなかったようです。Z店は誠意を持って対応した結果なのでクレームは言いません。ですが電磁ポンプは持っていても使い道がないので、可能であれば幾らでも構わないのでポンプを中古パーツとして引き取って欲しい。」

Z店「通常オートバイ屋で改造して、それが要らないからと言って返品・返金は出来ないよ。例えポンプが駄目だとしても、それはメーカーに言うべき事で、ウチに言う事ではない。それと色々な所で診てもらうのは良くない」

僕「僕はずっとZ店で診てもらうつもりでした。しかし何ヶ月か診てもらい、ポンプを買い、それでも駄目で「原因不明」と言われ「2択」になりましたよね。これがZ店での最終回答だと確認しました。「かも知れない」で2~30万円を用意出来る程金銭的余裕はありません。「じゃあそれでお願いしますよ」は言えないでしょう。これ以外の道がないものかと思ってY店にセカンドオピニオンを求めたんです」

結果、Z店に電磁ポンプを1万円で引き取ってもらう事になった。

電磁ポンプは飽くまでヤマハ製で、ビモータの純正ではないし、オプション部品でもない。ヤマハのパーツリストから購入したものだ(車種は教えてもらっていないがミツビシの刻印が入っていた)。Z店ではこの部品で多数の実績例があるのでこれを使用した。が、メーカー側から考えたら、勝手に違う車種に使用して、そこでの不具合に対応はしないと思う。だからポンプの製造先にクレームを言うのはそれこそ筋違いだと思う。

終局・・・・・今回の事で僕はZ店に顔を出す事は出来なくなってしまった(物理的には可能)。Z店にも言いたい事は沢山あるだろう。

僕はオートバイを快調にしておきたいだけだ。

ただ僕は、こう言えば良かったのかも、と思っている。

Z店に「預けるので時間が掛かっても構いません。徹底的に洗い出して欲しい」

非常に後味の悪い結果になってしまったと思う。

当たり前だが、Z店に連絡しなければこんな思いもせずに済んだと思う。

しかし4万を稼ぐ事はとても大変な事だと思うし、実際大変だ。

金の成る木が有るじゃなし・・・・・。

最後に、これは誰が悪いとか、そういう事ではない。

ただ、そういう(僕の客観的)事実があった、という記録以外の何でもない。

これを読んだ方、くれぐれも変な誤解をしないで頂きたい。

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カラの内側と外側

2012-07-01 21:38:15 | 自分の心

白か、黒か・・・・・僕が求める本質に曖昧さは要らない。

それこそが僕を苦しめる正体なのだから。

肺に残った最後の酸素が今、細かな水泡となって水面に上がってゆくのを僕は見つめながら、自分がもう地上の光が届かない深度に居る事を確認する。

これで楽になれるのか。これで楽になるのか。

僕にとって正しい事が何なのか、結局何も解らずじまいだった。あそこでは僕はただ、あがいているだけだった。もがいているだけだった。・・・・・・そう想いながら。

何もかもが無、なら・・・・・じゃあ、それは生きている事と同義じゃないか?

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