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プレゼンテーションの天才

2017-04-05 21:33:24 | 16期生のブログリレー

16期生田代です。今日は暖かい一日でしたね。東京は満開、その他関東の桜も一気に満開に近づきましたね。週末は雨の予報ですから、皆さま、お花見はお早目にどうぞ!

さて、今シーズンの講義も残りあと2回となりました。次回はいよいよ「10分間スピーチ」と「ビデオ動画での振り返り」です。そのため、今回は、プレゼンテーションの天才、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションのコツを活用して、10分間スピーチで意識することについて述べたいと思います。

 

1.テーマ・概要を最初に明確に示す!

10分間のスピーチでは、聞き手が集中力を維持することは簡単ではありません。今は何について話しているのか、わからなくなると聞き手の集中力は低下します。そのため、話すテーマについて最初に強く聞き手に印象付けることが大切です。そうすることで聞き手に安心感を与え、10分間のスピーチを聞き続けられる集中力を持たせることができます。

2.感情的な表現で、熱意を伝える!

事実や分析データを淡々と語るだけでは、その価値を聞き手が理解することは容易ではありません。どのくらいすごいことなのか、話し手自らが感情移入して「クールだ!」「素晴らしいことだ!」と、聞き手に熱意が伝わるように話すことが効果的です。

3.難しい単語を使わない!

業界の専門用語を使うことで、回りくどい説明を回避することができるかもしれません。しかし聞き手がその専門用語を理解できなければ、そのスピーチの価値を正しく理解することは難しいでしょう。たとえ同じ業界人であろうとも、難しい単語・専門用語を使うことなく話すほうが、そのスピーチは心に届く感動的なものになるかもしれません。

4.シンプルで短く表現する!

スピーチでは言葉が時間とともに流れていきます。文字に落とした文章なら聞き手が繰り返し読み直すことができますが、スピーチは話し手のペースで進むため、聞き逃してしまうと巻き戻しができません。話し手が伝えたい価値、スピーチの重要な部分では、間を取り、短い言葉で表現し、できればリピートすることで、聞き手が聞き逃すことのないように、重要な部分であることが理解できるように話します。

5.数字を効果的に使う!

数値で示すことは、聞き手の印象に残るプレゼンテーションのコツですが、数値の示し方も大切です。「1千2百万台売れています!」というよりも、「3秒に1台売れています!」や「1日平均5千台売れています!」のように、身近に感じる数字に置き換えることは、より聞き手の記憶に残すために効果的です。

6.ときどき驚きや前置きを与えて、聞き手をひきつけ続ける!

スティーブ・ジョブズはMac Book Airを紹介する際に、封筒から取り出して、その薄さを演出したといわれています。スピーチの中で適度に驚きを与えることで、聞き手を飽きさせず、集中力を高めることが可能となります。また、注目してほしい時には、「ここが最も大切なところですが」とか、「ここだけの話ですが」など、前置きフレーズを使うことも、聞き手の意識を引き付けるのに有効です。

7.ひたすら練習する!

「プレゼンテーションの天才」であるスティーブ・ジョブズは生まれつきプレゼンテーションが得意であったわけではありません。以下に述べるようなコツを知ったうえで、たゆまぬ努力を続けてプレゼンテーションの技術を身につけたそうです。最も大切なことは、何度も何度も練習することで、確実にプレゼンの技術を高められるということです。そして何度も練習を繰り返すことで自信がつき、人前でのスピーチであがってしまうことを防ぎます。また自信をもって話す態度が、聞き手に対する説得力を高めてくれるのだと思います。

 

以上、7つのコツを意識せずに使いこなせることが理想だと思いますが、次回講義でのスピーチ実習では、意識的に活用して臨みたいと思います。(←これも本文の最初と最後に同じフレーズやキーワードをリピートするというコツを意識しています。)

コメント (2)
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