落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

8月も終わり

2010年08月31日 | 散歩・山歩き
今日で8月も終わり。
子供たちは宿題に追われているのだろうか、階下の公園は比較的静かだった。
午後、二ヶ月余りご無沙汰していたイヤガ谷東尾根にでてみた。
さほど急な山道でもないのに膝が不安定、さぼるとすぐに衰えが来る。また鍛え直しだ。

紺碧の空、水平線や山の端に入道雲が沸き立っている。
森はゆく夏を惜しむかのようなツクツクボーシの大合唱だ。

今日の菊水山



展望台に人影は見えず


ポートアイランド、大阪湾、葛城山方面


森の木漏れ日


北鈴蘭台、丹生山系


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民主党代表選の裏

2010年08月30日 | 政治・外交
小沢氏は民主党代表選出馬を決めた。仙菅対小沢抗争の行方について様々な意見が飛び交っている。
鳩山前首相ともどもいったんは裏に回ったが、やはりそのままでは済まなかった。
小沢氏が勝てば、政治資金問題で限りなく黒に近い男が日本国首相の座につくことになる。
のみならず、仙菅政権以上の親中親韓傀儡政権の誕生、国体を危うくするのではなかろうか。

どっちに転ぼうが烏合の衆民主党が分裂再編が起きてほしいと思うのだが、このままズルズルと政権維持を続けるのだろうか。民主党にしろ保守系政党にしろ国思う心ある議員はいると思うが、なぜ我こそはという人材が表に出てこず、選挙/\に埋没してしまうのだろうか、その一端を物語る記事。

平河総研メルマガ(2010年8月30日 NO.685号)より
http://www.melma.com/backnumber_133212_4952521/
井上政典氏(歴史ナビゲーター) 【産経新聞記者による最前線報告会の感想】

 8月28日13:30分より福岡市天神のエルガーラ7階中ホールで石橋文登・産経新聞政治部次長のお話を聞きました。以下は、オフレコが含まれるため、話を聞いて私が理解したものを表します。そのため、文責はすべて歴史ナビゲーターの井上政典にあります。

24時間テレビの募金活動が街中に響く中、その講演会は始まりました。上杉隆氏から永田町に暗躍する黒シャツと云われる石橋記者のお話は、精悍な顔つきと黒一色の服装とあいまって永田町の暗部を鋭く抉るものでした。

【小沢一郎の出馬について】
 「不肖の身ですが」⇒それならでるなよと思いつつ、次の二つが点で出馬を決意した模様。
一つ目は、検察審議会から訴追を受けそうな状況の中、総理になるしかないと思った、それは不逮捕特権が総理大臣にはあるからです。小沢一郎はああ見えてとても臆病な人のようですね。

二つ目は、菅・仙谷氏らからこのままでは兵糧攻めにあってしまうからです。まったく領収書が要らず、使途も公表しないですむ官房機密費、及び党の資金を一手に握る幹事長のポストから遠いからです。

 しかし、残念ながら現時点で、小沢:反小沢=7:3で有利なのですが、も小沢政権が誕生すれば、支持率が2割ぐらいから始まる前代未聞の政権になる可能性があります。そのため、なりふり構わず社民党やたちあがれ日本などにラブコールを送るはずですが、支持率2割の政権に容易に組するとは考えられません。
 民主党は一体どんな政党なのかというと、卑怯で行儀の悪い政党だといえるでしょう。親分がそうだからです。菅陣営はこれから小沢氏のネガティブキャンペーンに走るでしょうし、小沢陣営は、労働組合を中心に動き、誰が選挙するのかと脅しをかけていくでしょう。菅政権で本当に選挙が戦えるのかと。

【菅氏が勝った場合】
 この代表選の勝率は2割程度、もし勝っても政権運営を小沢陣営が徹底的に邪魔をするでしょう、予算国会で立ち往生して、予算成立と引き換えに辞職という事も考えられ、半年しか持たないぞと各国会議員は言われているでしょう。

 景気も悪いのですが、これは民主党に大きな責任があり、福田内閣のときに福田内閣を追い込むためだけに日銀総裁を武藤事務次官という大物を拒否し、学者肌の白川現総裁を選出しました。

   もともと日銀出身者の白川氏は日銀の伝統的な円高容認派であり、さらにアメリカ、ヨーロッパはドル、ユーロ安を意図しており、それに対比して円が一人だけ高くなり、無作為な政策のために日本の国際的な地位の低下を招いています。

【小沢氏が勝った場合】
 もし、小沢政権になっても反小沢勢力は党を割りません。文句をぶちぶち言うだけでしょう。それほどの腹はありません。それは、482の衆議院定数で250くらいの議席数ならば、ちょっと集まればすぐに相手を追い落とせましたが、310ももっているから、造反者70人以上集まらなければ、それができません。もたもたしているうちに小沢陣営から狙い撃ちされて収束してしまうのです。

 しかし、この代表選は自民党にとってはラッキーでした。
最悪のシナリオは原口代表、渡辺総理という組み合わせで、そのうらで小沢が糸を引くという体制が出来上がれば、自民党は壊滅的な打撃を受けたでしょう。

 来年春に実施される統一地方選で現在も優位を保っている自民党は散り散りとなり、勢力を失うため、地方議会で与党の地位を失ったとすれば公明党が身動き取れなくなるという小沢氏の超ウルトラCの策があったのですが、これは実現しませんでした。
 そしてねじれ国会と参院の基盤を盤石にするために、社民党を取り組み、そして日米間はもっと酷い事になるでしょう。

【菅政権の現状】
 管氏は野党時代にはそれなりに輝きがあったが、現在はもぬけの殻、事実上の仙谷政権といってもいいでしょう。消費税などはよほど腹をくくらねばできないし、言ってもいけないことですが、自民党の10%にクリンチ戦法を取ったところ、あまりの世間の反響の大きさにぶれまくり、その実態を世間に晒しました。
仙谷氏は真の左翼、それも極左です。自虐史観の仕掛け人の一味です。野党時代にも菅氏から引き上げられたが、女性問題で簡単に裏切りました。

枝野氏はけちで陰険ですが小者です。

鳩山氏は、とても育ちのいい、とってもいい人です。いつも直前にあった人のことを聞き、定見がありません。たとえば、「日本列島は日本人のものではない」という発言の真意を確かめるべく質問したところ、「日本列島には日本人だけでなく動物もいれば植物もいる」と答えました。
これはすべてお母さんの安子さんの育て方に問題があります。父親の鳩山威一郎氏は、いたるところに妾がいて家に帰ってこなかったので、母親も毎晩ダンスホールに遊びに行っていたそうです。そこで威一郎は激怒し、音羽御殿に半ば幽閉のような形で安子を閉じ込めました。そのためその屈折した愛情がすべて鳩山由紀夫に注がれたために、ああいう人が出来上がったのです。

幸夫人は金に汚く異常に出たがりな性格で、由紀夫氏辞任のすったもんだも、サミットまではやめたらだめという幸夫人に輿石(日教組出身)や高島(自治労出身)がそれではだめだと頑強に抵抗していたからああなったのです。
あの毎月1500万の子供手当ても、室蘭の女性との浮気が発覚し、激怒した幸夫人からカードをすべて取り上げられたのでお母さんからお小遣いとしてもらっていたそうです。

小沢出馬を決めた菅―鳩山会談でも、小沢氏の処遇だけでなく自分を外務大臣に処遇しろと申し入れて菅氏に拒否されたために小沢氏支持に回ったといわれます。

小沢氏は、一言で言えばすごい人です。短時間の間に日本を全体主義国家に変えてしまったからです。陳情も幹事長に一元化したことでもわかります。復讐のために政権奪回をもくろんでおり、思想信条よりも権力をとるたに悪魔に魂を売った男であります。
彼は、田中角栄から自分の死んだ子供と同じ年であったこともあり、たいへんかわいがられていました。田中派の幹部が目白の田中邸に詰めていたといわれていましたが、彼らがいたのは別棟であり、母屋に入れたのは二階堂進と小沢一郎だけでした。
しかし、竹下登の経世会立ち上げのときに、竹下は予測したいましたが、小沢も入っていた事に田中角栄は驚き、「一郎もか!」ともらした事は有名な言葉になっています。
田中氏は、「政治は数、数は力、力はカネ」でしたが、小沢氏は、最後のカネのところが「集票マシン」となります。
議員は金とポストと公認権でなんとでもなる。そのためには、党の金を一手に引き受け、公認権を持つ幹事長のポストを今のままでは取り戻せないから、出馬に踏み切ったとされるのです。

>感想はここまでです。まだまだ話は続きますが、まずは今回の小沢氏の出馬の裏側だけの感想を書きました。
やはり私が感じていた通り、小沢氏の頭の中には日本国の未来はまったく入っておらず、ただ在るのは私怨、私欲、私利だけのようです。

質問の時間に、心ある国会議員もいるのに彼らは何をしているのかと聞くと、選挙区に戻れば一所懸命に言い訳をしているのですが、公には一切発言していません。民主党という看板や支援が無ければ自分が当選するのも危ういという小者議員ではどうしようもないといわれました。

心ある西村真悟先生や中山成彬先生が私たちが応援したくらいでは当選しないほどです。

聞けば聞くほど、民主党は腐っている。
日本国のため、日本人のための政党ではないことがはっきりしてきました。

菅氏が勝てば、仙谷などの左翼が跋扈し、日本人の誇りをずたずたにし日本国民を三流国民に仕立て上げる事に手を貸すことになるでしょう。

小沢氏が勝てば、小沢氏の独裁政権が樹立される事になり、これも日本国のためには百害あって一利なしという政権になるでしょう。

今こそ私たちは、それぞれの選挙区の民主党の国会議員ときちんと話し合い、決起を促さないと本当に日本はつぶれてしまいます、
昨日校区の行事に来ていた藤田一枝氏の秘書に民主党の悪いことを徹底的に言ってあげました。その直後に参加者300人ほどの行事を取り仕切る私の姿を見て唖然としていましたし、何かしきりにメモを取っていました。
ぜひこれをお読みの皆さんも民主党国会議員の演説会や街頭演説をしている場所に行ってどんどん思いを伝えましょう。これが本当の民主主義です。

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少し秋の気配?

2010年08月26日 | 散歩・山歩き
近所の「しあわせの村」に行ってみました。
強い日射しに百日紅が咲き誇っていました。
「暑さ寒さも彼岸まで」にはだいぶん間がありますが、見上げる空に少し秋の気配を感じました。。



遠方は淡路島


百日紅


ノウゼンカズラ


梢の向こうに筋雲


園内の風景


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ネタにするのも馬鹿\/しいが

2010年08月26日 | 政治・外交
民主党代表選に出るとか出ないとか・・
政治塾とやらで行った講演要旨が新聞に出ていた。
選挙時には田舎で爺ちゃん婆ちゃんを相手にビールケースの上に立って辻立ち。
マスコミにネタを提供し引きつける小沢氏のテクニックはなかなかのもの。 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100825/stt1008251212007-n1.htm ほか

●「米国人は好きだが、どうも単細胞なところがある」
(まぁそうかも知れないが・・・)

●(戦前の日本軍についても言及し)「捕虜になった途端に無秩序の烏合の衆に化したと記載がある。帝国陸海軍の軍紀は結局、天皇陛下の名を借りて、抑え付けられた結果だ」
(日本軍の軍紀は世界一厳しかったと云われておりますよ)

●「政治経済ともに困難な時にあたって、日本人自身が自立した人間(になって)、自分で判断し、行動し、責任を持ち、きちんとしたモラルを身につけることが大事だ。今こそ急がば回れ、教育に思いを馳せなければならない」
(あなたの政治モラルが引き起こしたことは不問ですか、認知症の兆候有り)

●(急速な円高について)「外需に頼り切りの日本経済は大きな打撃を受ける」
●「本来の日本人の知恵と力があればこのくらいの困難を克服するのは可能だが、あらゆる分野で日本人の劣化が急速に進んでいる。心配だ」
(胡錦涛様の前で人民解放軍司令官を名乗り、韓国では「日本人ヘタレ」と講演したわな)

10.08.25 産経新聞
 より
「あぶない日本」をどうする気
(講演は講演、ホンネとタテマエだれでもあるわいな)と云うようなステキ?なショット
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乗車拒否

2010年08月25日 | 日常・身辺
盆も処暑もすぎ、いっこうに猛暑は衰えず、家でごろごろする毎日。
めずらしく近所の先輩(80)から電話がかかってきた。
「ヨメはんに車椅子を借りようと思うんじゃ、区役所まで運転してくれんか」
「いいですよ、じゃぁ昼一番に伺います」
昼飯もそこそこにバイクにうちまたがり駆けつけた。

渡されたキーにはギザギザがついていない。
なにやらボタンが2個ついている。「電子キー」ってやつだな。
ピッと押すとドアロックが解除された。車内は外以上の猛暑、熱気が抜けるのを待って乗り込んだ。
さて、イグニッションキーはどれかいな、と探せど見つからない。

「Mさん、こりゃあかん、エンジンのかけ方がわかりまへんワ」
「えー、そうか・・ おれも娘に乗せてもらうばっかりで知らんのじゃ」
「エンジンさえかかればなんとかなりますが、最近の電子システムは・・・ お役に立てず申し訳ありまへん」
「じゃぁ、タクシーを呼ぶワ、すまんかったなぁ」

若いころは連日300k運転した時期もあった。オートマチックも運転したことがある。
今はもっぱら自動二輪で用をたしている。だが、4輪はここ10年以上運転していなかった。
エンジンの始動方法もわからずに乗るわけにもいかず、すごすごと帰ることになった。
まぁ、乗車拒否されてよかったかも、なんでもかんでも自動化、動き出してからとんでもないことになるかも知れない。

老母をお浄土へお見送りした後は、車で諸国漫遊をしようと夢見ていたが、あのギアチェンジをガチャガチャやって乗る車はもう売っていないのだなぁ、俺も古い人間になったなぁと思い知らされた。
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首相のレベルは、国民のレベルの反映

2010年08月20日 | 政治・外交
菅首相は自衛隊の統合・陸海空4幕僚長と首相官邸で初めて意見交換したそうだが、その席で「改めて法律を調べたら自衛隊に対する最高の指揮監督権を有していた…」と宣ったそうだ。
鳩山氏の「米軍の『抑止力』が最近になって『学べば学ぶにつれ』分かってきた」以上のおバカ発言だ。

残念なことに彼らを選んだのは他ならぬ我々国民、「一度やらせてみてください」に乗ったのが悪かった。
乗らせた自民党も悪かった。これが日本の政治のレベルだ。病を治すには自覚が必要だがそれも疑わしい。
その自覚を妨げるのが、一部のメディアを除く「NHKをはじめとするマスコミ」だ。
首相、4幕僚長と初面談 「弱点」安保で右往左往 石破元防衛相の指摘に過敏反応 安保懇の報告書は宙づり 2010.8.19 22:43 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100819/plc1008192247017-n1.htm

(1/2ページ)
 菅直人首相が「弱点」の安全保障政策をめぐり右往左往している。
19日には自衛隊の統合・陸海空4幕僚長と首相官邸で初めて意見交換したが、“勉強不足”をかえって露呈してしまった。年末に改定する「防衛計画の大綱」のたたき台として現実路線の提言を打ち出した諮問機関の報告書も宙づりのまま。米軍普天間飛行場(沖縄県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)の移設問題で自滅した鳩山由紀夫前首相と同じく安保政策が政権のネックとなりつつある。(半沢尚久)

 「改めて法律を調べたら自衛隊に対する最高の指揮監督権を有していた…」
 首相は4幕僚長との会合の冒頭にこう発言した。折木良一統合幕僚長は「冗談だと思う」とフォローしたが、首相は「予習したら防衛相は自衛官ではないんだそうですね」とも述べており、最高指揮官としての自覚欠如は否めない。
 会合のきっかけは今月2日の衆院予算委員会だった。安保通で知られる自民党の石破茂政調会長に「制服組から意見を聞いたのか」と問い詰められ、首相は「機会を見つけて話を聞きたい」と明言した。
2週間余りで“公約”は実現されたが、自民党議員は「軍事のプロに耳を傾ける必要性など考えていなかったのだろう」と冷ややかだ。

 石破氏は防衛大綱改定を念頭に「基盤的防衛力構想」に代わる新たな概念を採用する考えがあるかどうかもただした。これは必要最小限の防衛力を保有すべきだとする東西冷戦期の構想で、首相の諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」は報告書案で「有効ではない」と明記している。

(2/2ページ)
 ところが、首相は「(構想を)ある程度理解できた。(構想を維持すべきだという)立場の人の意見も聞きたい」と答弁した。これでは、基盤的防衛力構想に関して、報告書案をそのまま受け入れるつもりはないと明言したに等しい。
 報告書案は、ほかにも安保政策の抜本転換を促す提言をふんだんに盛り込んだが、ことごとく首相の主張と開きがある。

 たとえば、報告書案は集団的自衛権をめぐる憲法解釈を「柔軟に変える必要がある」と指摘。非核三原則も、米国の「核の傘」の重要性に触れた上で、三原則のうち「持ち込ませず」の見直しを促している。
 ところが、首相は集団的自衛権の解釈を「変える予定はない」と明言した。非核三原則に関しては厳格化に向け、法制化を検討する考えを示唆している。
 報告書案提出は6日に予定されていたが、大幅に遅れている。「首相のスタンスと異なり、官邸が扱いに困っている」(政府筋)ようだが、このままでは安保問題への首相の不勉強と無関心をますます世間にさらすことになりかねない。

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中国GDP、日本を抜いて世界第二位に躍進す

2010年08月17日 | 世相
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成22年(2010)8月17日(火曜日)通巻3037号より
http://www.melma.com/backnumber_45206_4940337/
2030年、中国経済は米国と並ぶ? GDP、ついに日本を抜いて世界第二位に浮上した

 8月16日、日本はGDP成長を0・4%と下方修正、これにより中国が世界第二位のGDPを誇る経済大国となったことが正式に明らかとなった。
 中国1兆3300億ドル
 日本1兆2800億ドル(いずれも2010年第二四半期)。
 わずか五年前、中国のGDPは日本の半分でしかなかった。五年で日本を抜く実力を発揮したことになる。

   日本が低成長からマイナスへ、政治は政権担当能力がそなわっていない政治屋たちの手に落ちて以来、経済がまっしぐらに陥没することは明瞭だった。それにしても中国躍進のスピードが早すぎる。
 いずれ息切れするだろう。

 ニューヨークタイムズ(8月17日付け)は、「世界に新しい“スーパー・エコノミー”が登場した事態を認識するべきである」として、続けた。「この調子でいけば、2030年に中国は米国を追い抜くことになるだろう」。

 しかしひとりあたりのGDPとなると中国はアルジェリア、エルサルバドル、アルバニアと並び3600ドル内外、これは米国のひとりあたりのGDP46000ドルの水準とは比べものにはならないが。
 いずれにしても世界経済のアジアシフトは次の地殻変動を生むことになる。

ちなみに日本の一人当たりGDPは41,000ドル。

しかしながら、シナは所得格差が非常に大きい。
大多数の人民が食うや食わずの生活を強いられ、暴動が後をたたない。

参考記事
■所得格差は米国以上、1%の人々が40%の富を独占
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=42779
2010年6月8日、中国経済誌・財経国家週刊に、北京大学の夏業良(シア・イエリャン)教授が記事「中国における富の集中は米国以上=1%の家庭が41%の富を独占」を寄稿した。新華網が伝えた。

世界銀行の最新データによると、米国では5%の人口が60%の富を独占しているという。しかし中国における富の集中はそれ以上で、1%の家庭が41.4%の富を独占しており、中国は世界でも経済格差が最も大きく、貧富の2極化が最も進んでいる国の1つだ。

所得分配の不平等さを測る指標としてジニ係数があるが、通常0.4が警戒線とされており、それを超えると格差が顕著な社会と感じられるという。中国は09年の時点で0.47に達しており、現在その数値はさらに上昇している。都市住民1人当たりの所得は農村住民の3.3倍、上場国営企業の幹部と同一般職員の所得格差は18倍、国有企業幹部の給与と中国サラリーマンの平均給与との格差は128倍にも達する。

北京師範大学の李実(リ・シー)教授は、80年代から所得調査に参与しているが、李教授の統計によると、所得が最も多い10%の人々と最も少ない10%の人々の所得格差は、88年には7.3倍だった。これも07年には23倍にまで拡大、特に公務員の所得増が顕著で、退職金・年金ともに民間企業の2倍前後となっている。

電力、通信、石油、金融、保険、エネルギー、タバコなどの国有企業の従業員数は中国全企業の総従業員数の8%に過ぎない。しかし彼らの給与所得と給与外所得を合わせると、中国全体の給与所得の55%に達するという。
(翻訳・編集/津野尾)


富裕層は海外へ
■大金で自由を買う 増える中国人投資移民
http://www.epochtimes.jp/jp/2010/08/html/d52674.html
・・・・(一部)
○昨年7月から今年の1月まで、オーストラリアの国籍または永住権を取得した中国人は1万3371人で、イギリス人とニュージーランド人を超えて、はじめて同国の移民者数の1位となった。

○一方、BBC放送によると、過去2年間で、カナダの永住権を獲得した中国人投資移民者数は、倍増した。
 カナダは、6月から投資移民の関連法案を修正。投資移民の必須条件である、資産額80万カナダドルと投資額40万カナダドルの基準を、それぞれ160万カナダドルと80万カナダドルに切り上げた。カナダのケベック州が、政策実施を10月に延期したため、同州への移民希望者が急増。そのうち、中国人申請者が85%を占めているという。

○中国社会の激変と不安定要素の増大に伴って、億万長者や各領域の有能な人材が、競って海外移住したり、移住を計画している。このような状況が続けば、チャイナ・マネーばかりでなく、中国の人材も過度に流失することになりかねないと懸念されている。安全でよりよい生存環境を選んで生活するのが人間の本能であるだけに、人為的にコントロールしようとしても、中国政府の思惑通りにはいかないだろう。
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外交に「歴史認識」を持ち込む愚

2010年08月14日 | 政治・外交
菅首相の「日韓併合100年謝罪談話」によって、北朝鮮、シナや台湾にも謝罪要求機運を誘発する事態になっている。
事前にも反対する声が多く聞こえていたはずだが、それをおして行うにはよほどの韓国に対する個人的な思い入れがあるのであろうと疑う。小沢氏や菅氏には先祖の墓が済州島にあるという。
仙谷由人官房長官が深くかかわる在サハリン韓国人支援事業も利権臭がする。
一旦口から出た政府首脳の言葉の重要性は計り知れず、世界に愚かな日本という印象を与え、日本国民にはいわれなき屈辱感をもたらす。友好関係どころか敵対関係を強化する行為だ。

「我々の歴史認識こそ真実だ、アンタが捏造だ・・・」と言い合ってみたところで未来永劫解決しない。
日韓共通の歴史教科書をつくろうなどというのはあり得ない所業だ。
ではどうするか、「歴史認識を外交に持ち込んではいけない」とういう提言がある。
(呼びかけ人代表・小田村四郎元拓大総長)

日韓併合百年の首相談話、撤回求める国民集会開かれる 2010.8.12 19:13 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100812/plc1008121915009-n3.htm
より集会の決議文(一部)
・・・
 我々は、日韓両国の関係は次のような原則に基づくものでなければならないと考える。

 第一に、両国関係は、いわゆる「歴史認識」から独立していなければならない。両国関係を特定の「歴史認識」によって基礎づけることは、いずれか一方の歴史認識を相手に強要することになる。

 第二に、両国関係は、一方の側の道徳的優越感とそれに基づく他方への断罪、及びそれに対応する他方の側の「原罪」的罪悪感と謝罪に立脚してはならない。国際法に基づき、条約に基礎をおいて善隣友好の関係を築くべきである。「謝罪」が無意味だからこそ条約を締結し、物事は終わったこととするのであり、それが文明国の流儀なのである。

 さらに、一連の首相談話には、我が国の法制度上、その正統性に根本的疑義がある。
日本国憲法は、内閣に、わが国の過去の歴史を総体として否定したり、その否定に基づいて外国に謝罪したりする機能を与えていない。
今回の菅首相の談話も、当該地位にたまたま就いていた者の個人的感想の表白に過ぎず、我々日本国民は、法的にはもちろん、道徳的にも、思想的にも、歴史認識の上でも、何らこれに拘束されるものではないことを明言する。


 菅首相談話発表後、すでに朝鮮半島関連勢力は、様(さま)々(ざま)な要求を我が国に向けて出してきている。早くもこの談話の有害無益であることが明らかになりつつある。我々は、本談話の廃棄と、我が国の主権と領土、及び条約と協定により朝鮮半島の諸勢力がもはやいかなる請求権も有しない「朝鮮半島由来の貴重図書」を含む国有財産を護(まも)るために行動する。
さらに、謝罪外交の悪しき産物である一連の政府談話の廃棄を目指し、日本国憲法が禁じていない一切の手段を用いて闘うことをここに宣言する。

 以上、決議する。
 平成22年8月12日
 韓国併合百年「首相謝罪談話」を許さない緊急国民集会参加者一同


関連参考記事:
■ブログ 韓国併合「謝罪談話」を許さない
平田文昭:「歴史認識」から独立した外交関係を求める初めての国民集会です
http://blog.goo.ne.jp/shazaihantai/e/baca3d3812aa0c3e4da053305e10873e
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任地からの手紙

2010年08月12日 | 日常・身辺
1年ほど前、亡父の実家の仏壇から出てきた手紙のコピーを従兄が母宛に送ってくれました。
封筒も紙も傷みがひどく判読できない部分もあったようです。
引越などで忘れていたのですが、終戦の日も今年は65回目を迎えており、ふと思い出し改めて読み返しました。
父が、第二次招集で姫路からボルネオ方面へ送られる際のもので、発信地は下関と台湾高雄です。

短いものですが、当時戦争に招集された軍人たちの覚悟と家族への思いやりがうかがえます。
第二次大戦で内外300万人以上の犠牲者がでましたが、生還した人々、銃後をまもった人々を中心に先人たちが復興に努力し、今日の繁栄をもたらし、当時とは比較にならぬほど便利で豊かな暮らしができるようになったことに、あらためて有り難いことと思いました。
一方、昨今の政治の劣化、リーダーの不在、高齢者の孤独死・子殺し・自殺が頻発する社会状況は、何かが間違っているのではないかと思わざるを得ません。

*下関から家族に宛てた手紙
謹啓
お見送り有難う御座いました。予定の如く出発し今10時頃下関に着きました。
今、一風呂あびて車中の疲れを癒しております。何処へどう行くのかわかりません。
然し、米英を相手の晴れの戦場だけは確かです。大日本男子として立派な死場所たるは勿論です。
山本家を代表して立派に戦います。何卒ご期待下さい。

母子三人が御厄介になることですが、老後の身を御いといの上宜しく御依頼申し上げます。
恒嗣が母さんの背から力の限り叫んだ万歳は目に見えるようです。
万事よろしく。体は極めて好調です。
体はよし、隊長殿はじめ幹部はよし 戦友はあり心丈夫なこと限りなしです。
部隊貫第一五八九一部隊笹川隊です。
くれぐれも還るまで体を大切にしてください。
                   七月三十一日
御両親様

*高雄から家族に宛てた手紙
その後は御達者ですか御伺いをします。
当の出陣正に世紀の出陣と申すべき大進軍 大東亜戦は斯くの如き成敗に会し得る自分の誇りを重々味わって居ります。

天気晴朗にして波立なし
然れども敵潜の・・・・(字不鮮明)・・のようです。一つの油断も許しません。

海ゆかばみづく屍 山ゆかば草むす屍
大君の辺にこそ死なめ かへりみはせじ

葉隠れの武士道とは死ぬことと見つけたり
とあるがここまでゆくと男子心中実に嬉しいものがあります。
寧ろ家に居て自分のために心配して下さる父母兄弟がいとしい位です。

・死ぬことと定めたる日の晴々さ
  波おだやかに船は征く/\

・我思ふ親の心をおろがみて
  今日の勤めをなしはげむなり

(中略)

私が居ない中はお互いに歳をとらないことにし ビタミンBの注射 カシワ 卵(少量)をとり野菜物を多く喰って元気で居て下さい。
今度の土産話はきっと南支のものより面白いですよキット 自重自愛を祈ります。
垂水にゆくと魚はあります。時々静養方々行って保養に努めて下さい。
万事宜しく。

高雄市までは無事に着きました。
任地○○にはこれから向かう所です。

父上様

残した家族のことについてはくれぐれも宜しく頼みます。
疎開の要があれば適当に心配してやって下さい。
空襲がその后一回あった由、追々郊外の治安○○も悪くなると思われますので・・・(字不鮮明)
隣保が今のままなればよろしいが変更となる様になりますと不安になると思いますので万事よろしく思ってやってください。
疎開用の材料については○○(元の勤め先)に頼んであります。
台湾までは無事でしたがバシー海峡を突破して進む○○には危険は免れません。

今度は南支の様に生易しいものとは思われず、生還は天の命ずる所に従うのみ、・・・・と思わねばなりません。万事宜しく兄上に頼る以外にありませんので御厄介ですが宜しく。
                          高雄にて

兄上様


益々御奮闘の由、よろこび申し候、我等四人も男の兄弟が居るのですから一人ぐらいは、世のため人のため働いた人だと、仰がれる様な人になろうではないか。
茂も弘も、まじめに元気にやって居りますからご安心下さい。

志しあるものは事終に成るとか、一心精念、世に仰がれる様な人となって、故郷にお帰りに成ることをお祈りします。
而して一つには、家及び父母の恩にお報い下されたく、而して家名をお上げ下され度候。
而してくれぐれもむりなことをして、病気になど成らぬよう注意しなさい。
                         兄より

恒雄様

この前後の状況はホームページ「父母の戦争体験」に掲載しています。
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病的左派政権

2010年08月11日 | 政治・外交
政権交代のたびに発表される政府「談話」、「クサレ縁」という言葉がぴったりする。
「一度やらせてください」から早1年、とうとうここまできた。
自民党もリベラル(何なの?)加藤の子分・谷垣氏では阻止できるはずもなかった。
日韓併合は半島分裂前だが、韓国に入れあげる半島系民主党の面目躍如というところだろうか。
誤った歴史認識がますます定着するおそれがある。
【主張】日韓併合100年 「自虐」談話は歴史歪める 2010.8.11 03:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100811/plc1008110319002-n1.htm

 ■解決済みを蒸し返す連鎖断て
 与野党で異論が相次ぐ中、日韓併合100年に合わせた菅直人首相談話が閣議決定された。談話発表が強行されたことは、極めて遺憾である。
 首相談話は日本政府の公式な歴史的見解としての意味があり、後の内閣の行動などを事実上、拘束する。それだけに歴史を歪(ゆが)めた私的な見解は断じて許されない。必要なはずの国民的な合意づくりも一切、欠落していた。

 菅首相談話の最大の問題点は、一方的な歴史認識である。
 談話は「(日本の)植民地支配によって、(韓国の人々は)国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられた」として、「多大の損害と苦痛」に対する「痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ち」を表明している。  日本の「植民地支配と侵略」を謝罪した平成7年の村山富市首相談話を踏襲したように見えるが、それ以上に踏み込んだ内容だ。菅談話は明治以降の日本の先人たちの努力をほぼ全否定し、韓国の立場だけを述べている。どこの国の首相か疑ってしまう。

 35年間に及ぶ日本の朝鮮統治には、反省すべき点もあるが、鉄道建設や教育の普及など近代化に果たした役割は大きい。朝鮮名を日本式の姓名に変える創氏改名や日本語教育も行ったが、それらは強制されたものではない。

 歴史教科書の記述や学校の授業では、菅談話や村山談話などにこだわらず、日本の朝鮮統治について、事実に即して光と影の部分をバランスよく伝えるべきだ。

 ≪疑問多い対韓支援事業≫
 菅談話のもう一つの問題点は、日韓基本条約(昭和40年)で解決済みの対韓補償問題が蒸し返される恐れもあることだ。
 談話は、日本に保管されている「朝鮮王室儀軌(ぎき)」などの古文書の返還に加え、在サハリン韓国人支援などの人道的協力を「今後とも誠実に実施」するとしている。
 在サハリン韓国人支援とは戦時中、朝鮮半島から樺太(現ロシア領サハリン)へ渡り、すぐに帰国できなかった韓国人への支援事業のことだ。仙谷由人官房長官が深くかかわってきた。
 多くの人は企業の募集などに応じて渡航し、残留を余儀なくされたのは戦後、サハリンを占領した旧ソ連が国交のない韓国への帰国を認めなかったからだ。
 しかし、「日本が強制連行し、置き去りにした」とされ、韓国への永住帰国者のアパート建設費や一時帰国する人の往復旅費、サハリンに残る人のための文化センター建設費など70億円近い支援を日本政府が負担させられてきた。

 まだ、日本の補償が必要というのだろうか。日韓基本条約で日本は無償供与3億ドルと政府借款2億ドルの経済協力を約束し、双方の請求権は「完全かつ最終的に解決された」と明記されている。
 菅首相は補償・請求権の問題について「日韓基本条約の考え方を確認し、法律的な形のものは決着済みという立場だ」と述べた。それならなぜ、その点を菅談話に盛り込まなかったのか。
 仙谷氏は先月、新たな個人補償を検討する考えも示している。菅談話をたてに、韓国側が対日補償請求を蒸し返してくる可能性がある。際限のない補償は日韓基本条約に反し、許されない。

 ≪国民的な合意なく発表≫
 首相談話を出すこと自体に反対論や慎重論を唱えていた与野党の有力議員らの言動が、中途半端に終わったことも理解に苦しむ。
 玄葉光一郎公務員制度改革担当相(民主党政調会長)は閣僚懇談会で、「早い段階で、より詳細な相談が(民主党側に)あってしかるべきではなかったか」と官邸側の拙速な対応を批判した。
 自民党の谷垣禎一総裁も5日の記者会見で「(首相談話を)出す必要があるのかどうか、大きな疑問だ」と言っていたが、談話発表の直前には菅首相に「村山談話を逸脱しないよう」求めるにとどめた。野党のリーダーがこのような認識では、姿勢が疑われる。

 日韓併合100年の節目はまだ先だ。併合条約は明治43(1910)年8月22日に調印され、29日に公布・施行された。議論する時間は十分にあったはずだ。
 村山談話も事前に閣僚らへの詳しい説明がなく、唐突に閣議決定された。自民党を中心に、秋の臨時国会などで、菅談話や村山談話の作成から閣議決定に至る過程について徹底追及すべきだ。


事前にお伺いをたてていたとは・・・半島系民主党の本性
【検証・日韓併合100年】(上)「どのような談話を希望か」 2010.8.10 23:21 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100810/plc1008102323033-n1.htm

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