落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

台湾228事件とは

2006年02月28日 | 政治・外交
 「台湾の声」というメルマガで台湾二二八革命五十九周年記念という記事があった。日本でも各地で講演会が開かれている。
 私などはこのようなメルマガを読むまでは、恥ずかしながら知らなかった。

 WikiPediaより
 「二・二八事件(ににはちじけん)は、1947年2月28日に台湾の台北市で発生した後、台湾全土に広がり、40年間かけて終結した事件である。台湾人の間では台湾大虐殺と呼ぶ人も多数いる。
 1947年2月27日、台湾の台北市で闇市のタバコ売りの女性を密売取締員が殺傷する事件が起きた。これに端を発し、本省人による、外省人や国民党軍や国民党政府への抗議行動や暴動が2月28日(二・二八)から台湾全土に広がった。これに対して国民党政府が武力による大規模な掃討と鎮圧(弾圧)を40年間にわたって行なった。」

 「当初、国民党政府は本省人側にたいして対話姿勢を示していたが、実際のところそれは時間稼ぎに過ぎず、翌月、多人数の援軍が大陸から到着してからは、国民党政府による大弾圧が始まった。日本統治下で高等教育を受けたエリート層の多数が逮捕・投獄され、国民党軍が一般市民にも無差別的な発砲を行っていたとする証言は多数ある。約3万人が殺害・処刑されたといわれ、死者数を確定しようとする試みは、いまも政府・民間双方の間で行なわれている。
 このとき発令された戒厳令は40年後の1987年まで継続し、国民党政府による、いわゆる白色テロや強権による暴力支配は永らく続いた。国民党が戒厳令を解除し、民主化がはじまった1987年の後も、戒厳令は解除されたとはいえ、国家安全法によって言論の自由が制限されていた。民主化が実現するのは、李登輝総統が1992年に刑法を改正して、言論の自由が認められてからのことである。

 「この事件は、長らく一般市民の間で密かに語り伝えられ、公(おおやけ)に発言することはタブーとなっていた。しかし時が経つに連れ、弾圧していた側の国民党政府も、大陸の中国共産党と対峙する過程の中で次第に台湾化していき、1988年に李登輝が本省人として初の総統に就任して以降、本格的な民主化時代がはじまる。1989年に公開された侯孝賢監督の映画『悲情城市』は二・二八事件を直接的に描いた初めての劇映画であった。この映画がヴェネチア国際映画祭で金賞を受賞し、二・二八事件は世界的に知られる事となった。これを皮切りに、事件当時の証言や告発をする動きがみられるようになり、政府に対する反逆として定義されていた二・二八事件も、現在は自由と民主主義を求める国民的な抵抗運動として公式にも再評価されるに至っている。

なお、二・二八事件については、当時台湾共産党が国民党政権を倒すということから民衆の蜂起を煽った面もあるとの指摘があるほか、特定の政治勢力が、いたずらに本省人と外省人という省籍矛盾を煽って政治的な主導権を握るために二・二八事件を利用し、歪曲している側面もあるとの意見がある。」

事件の背景
 「1945年に日本から中華民国に接収された直後、台湾には大陸から蒋介石率いる中国国民党政府の官僚や軍人がやってきて行政を引き継いだ。彼らは大陸の戦線で日本軍と対峙してきたため、日本に対する強い敵意があり、台湾の人々に対しては解放された同胞というよりも、敵国に洗脳された敵性国民というイメージを抱いていた。
 一方、台湾の人々(本省人)は台湾に来た国民党政府の官僚や軍人らが腐敗していたこと、また物価高騰、失業の深刻化、治安の悪化などにより、期待は失望へと変わり、国民党政権に対し、極度の不満を募らせていったことが、この事件の背景にあった。」
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「ガンスモーク」のチェスターさん

2006年02月28日 | 日常・身辺
デニス・ウィーバー氏=米俳優 (読売新聞) - goo ニュース
 デニス・ウィーバーさんが亡くなったそうだ。享年81。
 1960年代(昭和35~)米のTV映画が怒濤のように放映されていた。その中で好きだったのがこの西部劇「ガンスモーク」。ドンパチだけでなく、シブイ大人の西部劇だった。マット・ディロン保安官(ジェームズ・アーネス)の助手チェスターを演じていた。チェスターは人のいい足の悪い保安官助手であった。他に酒場の女経営者キティ、医者のドクなどが登場する。マットの声はロイ・ジェームスさんが吹き替えていた。チェスターの声は覚えているが声優の名前が出てこない。訃報記事では主役を演じた「警部マクロード」を書いていたが、私などはこの「ガンスモーク」の方が印象深い。
 西部劇と言えば他に、「ボナンザ」や「ローハイド」などよく見たなぁ。
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中共の報道弾圧がほころびはじめる

2006年02月26日 | 政治・外交
【大紀元日本2月22日】中共政権の機関紙「中国青年報」の特別週刊「氷点」は「現代化および歴史教科書」の文章を掲載し、中共の歴史解釈を批判したため (*)、旧正月の前に停刊処分を受けた。この事件は国内外の世論とメディアの関心を集め、特に元共産党宣伝部長・朱厚沢氏を含む十三人の引退した中共高官が抗議声明を発表したことで、国内知識人層にも波紋を広げている。国内の強い反発のため、中共宣伝部は停刊命令を撤回し、総編集長・李大同氏と副編集長・盧躍剛氏の二人を解任するなどの条件で、3月1日から同誌を復刊させると公表した。・・・


「冰点」停刊問題 ほころび見せた愚民政策 2006/02/26 産経新聞主張
 ・・・
 党側は、論文を「史実をねじ曲げ、中国人民の感情を傷つけた」と、日本の歴史教科書批判に似た理由で、同紙の停刊を命じた。編集長の李大同氏の抵抗に、広範な知識人が同調したのは、刊行物の発禁・停刊、番組の放送禁止など言論弾圧が続く状況に危機感を募らせていたからだ。
 ・・・
 胡錦濤政権のイデオロギー、宣伝工作は極めて保守的で、メディアは党の喉舌(宣伝手段)と繰り返し強調している。「二本の棒」(ペンと鉄砲=宣伝と軍隊)を独裁権力の支柱とした毛沢東の教えは、中国の経済が発展、国際化が進み、社会が一変した現在も不変の法則になっているようだ。

 言論の自由は、民主主義の根幹である。中国では、それが頻繁に侵され、メディアの監視機能が低下、腐敗蔓延(まんえん)の一因とも指摘される。しかし、共産党は「社会の安定」との名目で、インターネットを含め統制を強める構えだ。それに対し党宣伝部の解体まで要求した知識人たちの批判はやみそうもない。事実から国民の目をそらせる愚民政策は情報化時代にほころび、一党独裁を脅かし始めたかのようだ。


 このような事態になっていても、情けないことに日本国内では「首相が靖国参拝やめれば中韓の反日は丸くおさまる。竹島や尖閣などの領土問題も、靖国参拝したから悪化した」という役人、議員、国民が実に多い。

 ジャーナリスト大高未喜さんのブログに、ある外務省役人のコメントが紹介されていた。
靖国神社問題は中国にとってどうでもよい問題(何の権益も係わらず、何も喪う物のない気楽な問題)で、いつでも引っ込めうる代物だとの話を聞いたことがあります。そんな問題を深刻に受け止め振り回されている(踊らされている)的はずれの日本人は本当に救いがたい気がしますね』

 外務省にもこんな健全な考え方の人がいるのである。
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夜明け

2006年02月25日 | 写真・絵
夜明けをまたず目が覚めてしまった
外を見ると暁けの明星と月が残っていた
太陽が顔を出したのは6:52

あたりまえだが
一秒たりとも休みなく天体は運行している
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美しい金メダル

2006年02月24日 | 日常・身辺
 五輪フィギュアでアジア初の金メダルを獲得した荒川静香選手。
 7時半からフリーの演技が放送された。すっかり魅了され2回も見てしまった。
 外国メディアも「気品」「荘厳」「成熟した美」といった表現で称賛した。通常、米国の金メダル獲得時以外は、表彰式の国歌を流すことはないらしいが、NBC-TVからは「君が代」が流れたそうだ。

 昔見たジャネット・リンは、可憐な妖精のようなスケートで印象に残っているが、荒川選手はそれとは対照的な大人の気品、スケールの大きい美しさがあった。

 村主章枝選手も4位と健闘。18歳の安藤美姫選手は果敢に4回転に挑戦したがおしくも転倒。しかし力を出し切り悔いはないと自己分析していた。今後が楽しみ。
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竹島の日

2006年02月23日 | 政治・外交
竹島の日 固有の領土を銘記したい 2006/02/22産経新聞【主張】
 二十二日は、島根県が条例で定めた初めての「竹島の日」だ。竹島が日本固有の領土であることを、県民のみならず、日本国民が忘れずに胸に刻む日としたい。

 この日、松江市では「『竹島の日』の集い」「竹島を考えるフォーラム」などの啓発イベントが開かれるが、外務省の担当者や県選出の国会議員らは出席を見送った。韓国を刺激しないための配慮とみられる。地元の盛り上がりに比べ、政府のやや腰の引けた姿勢が気がかりである。昨春、「竹島の日」条例が制定されたとき、韓国側の反発は尋常ではなかった。

 島根県と姉妹提携していた慶尚北道が同県との交流を中断したのをはじめ、他の自治体との姉妹提携も次々と中止や延期を通告された。韓国政府は、竹島を日本領とした教科書記述の削除まで求めてきた。今年は、一転して静観する意向のようだ。

 韓国が竹島の国際問題化を恐れているからだといわれる。その一方で、竹島観光ツアーを解禁したり、韓国国会の国防委員会が竹島を視察するなど、着々と既成事実化を図っている。この韓国の静観ペースに日本が合わせていたのでは、竹島が日本に返ってくる日はますます遠のく。

 韓国国会の視察に対し、日本はソウルの大使館を通じ、書記官が韓国側に電話で抗議しただけだが、もっと強い抗議の意思を示すべきだった。

 竹島は島根県隠岐島の北西約百五十七キロに位置し、二島(東島と西島)と数十の岩礁から成る。江戸時代から日本の漁民が幕府から拝領し、実効支配してきた。付近は、サザエ、アワビなどの宝庫として知られる。
 明治三十八(一九〇五)年、竹島を島根県の一部とする閣議決定が行われ、同県が竹島を所管する告示を出した日が二月二十二日だ。竹島は歴史的にも法的にも、まぎれもない日本領土なのである。

 戦後、独立した韓国の李承晩政権は竹島を韓国領とする「李ライン」を一方的に設定した。これに対し、日本は何度も抗議し、国際司法裁判所に提訴することを提案したが、韓国はこれを拒否し、不法占拠を続けている。韓国が国際社会で重要な位置を占めるためにも、日本の提案に応じ、公正な第三者の判断を仰ぐべきである。

 韓国を刺激しないため役人や国会議員が集いに出席しなかったという。弱腰外交で竹島も北方領土も返還を求めるのが至難のわざになっている。
 今日のニュースでは、ソウルの日本大使館前では、韓国の市民団体が「竹島の日」に抗議し、日の丸を焼くなどして相変わらずである。刺激しない配慮など無駄だったということ。
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農家の嫁

2006年02月22日 | 日常・身辺
 滋賀県園児殺害事件の犯人は中国出身の女性で、結婚仲介業者の斡旋で日本に嫁いできたという。
 「文化の違いでストレスも」(22日毎日新聞)との記事があったが、自分の娘の目前で起こした惨劇で、悪夢のような事件だった。ご主人の気持ちを思うとやるせない。
 もちろんそのような女性ばかりではなく、先日もベトナムから農家に嫁いできた女性のTVドラマがあった。同化しようと懸命な様子が胸を打った。
 しかし、やはり農家に嫁ぐ日本女性が少ないのは気がかり。昔と違い、立派な家で洗濯機、耕耘機もありで重労働は軽減されていると思うし、大地に根をおろし夫婦や親と同居で子育てをしながら働けるのはいいと思うが、そのようなたくましくも賢明な大和撫子はいなくなったのだろうか。
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じわじわと着実に

2006年02月21日 | 政治・外交
中国、日本の防空識別圏へ侵入急増 偵察活動を既成化 2006/02/21産経新聞
 東シナ海の「情報戦」が激化している。中国は自衛隊の活動監視などで東シナ海に航空機と監視船を頻繁に出動させたことを公表したが、防衛庁によると、日本の防空識別圏に侵入した中国機による電波収集活動はこの一年間、急増。中国側による公表は「偵察活動を既成事実化する戦略」(防衛庁幹部)とみられる。「情報戦」に有効な対抗措置が取れない日本の領空に近づく布石ともいえそうだ。(半沢尚久)

 中国国家海洋局は昨年の「中国海洋行政執法公報」を公表。その中で一昨年七月から昨年六月にかけ、海洋監視航空機を百四十六回、監視船も十八回、日本が排他的経済水域(EEZ)の境界線と主張する東シナ海の日中中間線周辺に出動させたと明らかにした。
 ・・・
 防衛庁によると、中国機に対する空自のスクランブルは、平成十四年度はゼロ、十五年度は二回、十六年度には十三回だった。だが、今年度は上半期だけで三十回と急増し、下半期も増加傾向は続いている。
 中国の偵察機は東シナ海のガス田周辺を飛行し、自衛隊の航空機や基地が出すレーダーの周波数などの電子情報を収集している。この情報を分析し、戦闘機で攻撃する際、日本の防空レーダーを妨害電波で無力化する狙いがある。

 中国の偵察活動について、「自衛隊の対処を見極めながら、徐々に行動範囲を広げてくる」(制服組幹部)との分析がある。最も中国寄りに設定された日本の防空識別圏に入り、次に日中中間線を越えるという既成事実を積み重ねた上で、最後に日本領空に近づくというものだ。そのときには、自衛隊の電波はすっかり収集されている可能性も高く、「スクランブルだけでは偵察活動への抑止にならない」(政府筋)との危機感も強い。

 今回の中国国家海洋局の公表も、日中両国が対立しているガス田での中国側の権益のために、航空機や船舶を出動させたという“正当性”を強調する意味合いが強い。日本側が黙認すれば、中国側はこの主張を盾に、偵察活動をさらに活発化させてくるとみられる。・・・

 一党独裁の中共、上から下までその戦略は首尾一貫している。侵略はこうやって始まるのだな
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兵庫県、歴史教育を充実

2006年02月20日 | 日常・身辺
高校独自科目に「日本の文化」 兵庫県、歴史教育を充実 2006/02/20産経新聞
== 日本人の自覚、誇り養う ==

 兵庫県は二十日、高校教育における日本史教育の充実を図るため、県立高校の独自科目として「日本の文化」(仮称)を創設、各高校に新教材を配布することを決めた。高校の必修科目から「日本史」が外されている現状を重く見て、日本の伝統芸能や文化史などの歴史教育を充実させる。選択科目の中の「学校設定科目」に位置づける方針で、平成十八年度予算に関連事業費四百万円を計上する。

 大学受験で世界史や地理を選択する受験生が増えていることから、多くの高校で日本史が選択科目となり、高校で日本史を学習しない生徒も出ている。また、修学旅行で海外を経験した高校生の多くからは「日本のことを外国人に聞かれても説明できなかった」との感想も漏れている。

 県教委ではこうした現状を重視、日本人としての自覚と多様な文化を尊重できる態度を育成するには「足元からの日本史教育が不可欠」と判断、独自科目の創設を決めた。

 新教材開発の基本方針を定めるため、県教委に学識経験者や県立高校長、県立高教員を委員とする構想委員会を四月にも設置。基本方針が固まり次第、教材開発を行うため学識経験者や県立高校長らを委員とする開発委員会を設置する。およそ一年間かけて内容を吟味、検討する。

 県教委では「日本人の誇り、アイデンティティーが失われつつある。国語のスピーチなど学習指導要領にはない独自の科目を設けている高校は多く、県で独自科目を創設しても問題はない」と説明。教材は「伝統文化」に中軸を置く予定だ。

 県は二十一日開会の県議会に関連事業費を盛り込んだ来年度予算案を提出するが、歴史認識についての見解をめぐって議会の一部からの反発も予想される。

 非常にいい、すばらしいことだ。
 私などはもう一度いっしょに勉強させてもらいたいぐらいだ。日教組、共産党、社民党、公明党などの反発が予想されるが、是非実現し未来の国際人を育ててもらいたいと思う。
コメント

中国の暗黒

2006年02月20日 | 政治・外交
メルマガ「台湾の声」より
怖いです。中国の公開した残酷極まる処刑場面です。読売などの新聞に提供し世間の人々にご周知されるようお願いします。 台湾 宋貴順より 02/16

博訊ネットニュースのサイトの2004年12月13日の掲載記事。中国での死刑執行場面で、頭が吹き飛ばされた後の写真もある。同社では、写真を見た結果心理的に異常を来たしても責任を負えないとし、耐えられない人は見ないようにと声明したうえで掲載している。撮影日などは不明とされている。

受刑者の人間としての尊厳を損なうために行っているものと見られるが、恐怖によって独裁支配を維持しようとする中国政府の狂気を示している。日本がこのような人間の尊厳を否定する圧制国家と「友好的な関係」を持つこと
は道義的に疑問がある。このような中国に国連が拒否権を与えていることも理解に苦しむ。

 多くの兵士の前で屋外で複数の死刑囚が同時に処刑されている。吐き気を催す写真だった。気の弱い人は見ない方がいいだろう。
 また、中国では死刑の執行で使用した銃弾3発の代金を遺族に請求するそうだ。
遺体は300人民元から600元ぐらいで臓器売買の問屋に卸している。金になるものを無駄にしないのは中国の役人だという。

 日本の媚中派、親中派議員、中共の代弁新聞社はどうみるのか。
 米では、中国進出のIT企業が共和、民主両党の議員や人権擁護団体などの代表らからも道義の欠如を糾弾されている。
 しかし、このような写真がネット上に漏れ出てくると言うことは中共の言いなりに検索制限をかけたとしても言論統制が不可能なことを示している。
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