不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

イヤガ谷東尾根~石井ダム

2009年04月30日 | 散歩・山歩き

午後、イヤガ谷東尾根から石井ダムへ下りるコースを往復しました。
午後の散歩、私の定番コースになってきました。
新緑もすっかり出そろった感があります。
帰りは登りになり、一汗かきました。


今日の菊水山(展望岩から)


緑深まる菊水山西斜面


ダムからの霞んだ展望、巨大なLNGタンカーが停泊しています




ダム底の旧鉄道床


コナラ


(?)の花

コメント (6)

集団的自衛権本格検討

2009年04月29日 | 政治・外交
 昭和の日

4月5日、日本上空を北朝鮮のミサイルロケットが通過してから早20日余りが経った。

その間、国連至上主義の小沢民主党党首は西松建設献金で躓き、在日地方参政権導入で「日本列島、日本人だけの所有物じゃない」と宣った鳩山幹事長率いる民主党が沈没している間に麻生内閣支持率も着実に回復してきた。

先日、「集団的自衛権行使」の解釈変更を本格検討するニュースがあり、麻生首相が本筋を忘れていないことがうかがえた。普通の国になる歴史的転換点になるだろうか。
麻生首相 集団的自衛権行使の解釈変更を本格検討へ 2009.4.24 01:34 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090424/plc0904240136001-n1.htm
(1/3ページ)
 麻生太郎首相は23日、安倍晋三首相(当時)の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)で座長を務めた柳井俊二元駐米大使と首相官邸で会談し、集団的自衛権の行使を違憲とする現行の政府解釈について意見を聞いた。北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射や、海上自衛隊による海賊対策の本格化を受け、集団的自衛権を行使できるように解釈変更が必要な状況が差し迫っていると判断したとみられる。首相が解釈変更に踏み切れば、日米同盟の強化や国際貢献に向け、大きな一歩を踏み出すことになる。
 会談には、柳沢協二官房副長官補(安全保障担当)も同席した。柳井氏は安保法制懇の議論の経緯をたどりながら、解釈変更が喫緊のテーマであることを説明したという。
 会談後、首相は記者団に対して、「安保法制懇の話がそのままになっているので話を聞いた。長い文章なので勉強しなければならないと思っている」と解釈変更に前向きな姿勢を示した。再議論の必要性については、安保法制懇が平成20年6月に報告書を福田康夫首相(当時)に提出していることを踏まえ、「きちんとした答えは作られており、内容もまとまったものがある」と述べた。
(2/3ページ)
 安保法制懇の報告書は、(1)公海における米軍艦艇の防護(2)米国を狙った弾道ミサイルの迎撃(3)国際的な平和活動における武器使用(4)国連平和維持活動(PKO)での他国部隊の後方支援-の4類型について、集団的自衛権の行使を認めるなど政府解釈を変更すれば、現憲法のまま実施できると結論づけた。
 しかし、福田首相(当時)は記者団に「(解釈を)変える話などしたことはない。報告は終わったわけだから完結した」と語り、解釈変更を否定。安保法制懇の報告書は封印されたままとなっていた。
 一方、麻生首相は首相就任直後の平成20年9月26日、米ニューヨークで「基本的に解釈を変えるべきものだと言ってきた。大事な問題だ」と述べ、いったんは解釈変更に前向きな考えを表明したが、10月3日の参院本会議では「解釈について十分な議論が行われるべきだ」と答弁し、早急な変更には慎重な姿勢を示した。
 現行の集団的自衛権に関する政府解釈は、昭和47年10月の田中角栄内閣で「わが国は集団的自衛権を有しているとしても国権の発動としてこれを行使することは許されない」という政府見解で示された。
(3/3ページ)
 ■集団的自衛権 同盟国など密接な関係にある他国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていなくても、自国への攻撃だとみなして実力で阻止する権利。国連憲章51条で、主権国家の「固有の権利」と規定され、国際法上の権利として広く認められている。
コメント

イヤガ谷東尾根 新緑

2009年04月23日 | 散歩・山歩き

今日は冷たい風が吹き、遠望が利きそうな尾根に出てみました。

夕方の斜光線で新緑がひときわ鮮やかでした。


イヤガ谷、 高取山~須磨の山








長田の街と大阪湾~対岸


姫路 明神山、七種山、雪彦山方面 手前は星和台住宅街

コメント (4)

春雨

2009年04月14日 | 日常・身辺

しばらく続いた晴天も一段落しました。

一雨ごとに暖かくなっているのを実感します。



双眼鏡で森を眺めると、日に日に若葉が萌えてきています。

小枝に付く雨の滴も華麗です。




庭にコゲラ(?)がやってきました。一番小さいキツツキだそうです。





コメント (4)

イヤガ谷東尾根~妙号岩南谷~石井ダム

2009年04月13日 | 散歩・山歩き
3月21日の妙号岩北谷に味をしめ、今日はイヤガ谷東尾根から妙号岩南側の谷を降りてみました。
しかし、表情は全然違い、谷は深く荒れており、やすやすとは歩けません。
最後の石井ダム側の堰堤も高く、山の急斜面を巻いて、ようやく管理道にでました。
顔にまつわりつく羽虫、行く手を阻む熊笹や茨で顔をひっかかれたりしながら、課題を終えほっとしました。




ダム管理道から谷を振り返る。高い堰堤は木の陰で見えない。


妙号岩から南谷を見下ろす。右下に堰堤がのぞいている。(2008/07/27の写真)


今日の躑躅と若葉
コメント (5)

続・NHKがまた反日偏向番組

2009年04月09日 | 政治・外交
狡猾、悪質な編集。取材を受けた台湾人お年寄りの真意がねじ曲げられた。
以下、詳細。「宮崎正弘の国際ニュース早読み」2009/04/09メルマガから転載。
証言の「断片」のみ放映
台湾の被取材者が怒る反日番組
「NHKスペシャル/シリーズ・JAPANデビュー」
ブログ「台湾は日本の生命線!」より ↓ブログでは関連写真も
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-716.html

■取り上げられた一枚の中学生の集合写真

NHKの「被害者」としか思えないのが柯徳三氏。八十七歳になる台湾のお爺さんだ。
四月五日に放映された「NHKスペシャル/シリーズ・JAPANデビュー」の第一回「アジアの“一等国”」は、日本の台湾統治と言う異民族支配の不条理をこれでもか、これでもかと強調する内容だったが、その不条理さを証言するため登場させられたのが老世代の台湾人。そしてその中心的人物として位置付けられていた一人がこの人だった。

番組では旧制台北第一中学校の生徒の集合写真が「台湾統治を象徴する一枚の写真」としてクローズアップされる。「台湾人日本文化を叩き込み、民族性までも奪った歴史が秘められている」からだと言う。視聴者は「何事か」と注目したことだろう。これは台湾人に対する同化政策(日本人化政策)への批判である。

先ず画面には映し出されるのは同校の台湾人卒業生の同窓会。「クラスメート五十人の内、台湾人は二人だけ。同化政策の実態は、台湾人には制限つきの厳しいものだった」とのアナウンスが流れる。
そこでカメラを向けられるのが卒業生の一人である柯徳三氏だった。同氏は先ず「小さいころは日本人になりたい、どうして台湾人に生まれたのかと考えた」と述懐する。

■日本統治への憎しみ証言だったのか

「狭き門を潜り抜け、中学校へ入学した台湾の生徒たち。しかし日本人が大多数を占める中で、より多くの差別と偏見を受けることになる」とアナウンスは続く。
柯徳三氏はそれを受ける形で、
―――台湾人の豚の角煮を弁当に持って行くと、日本人に笑われる。母に弁当は日本式にしてくれと頼んだ。日本式にして始めて堂々と蓋を開けられる。
と話す。
次いで「社会に出るとさらに露骨な差別を受けることになる」と強調するアナウンス。ここでも柯徳三氏の次の証言が用いられる。
―――いとこの姉さんが日本人の嫁になって日本行ったが、戸籍に入れない。こう言うのが差別でしょう。最後の最後まで、台湾人であることを隠さないといけない。
場面が変わって、「皇民化政策によって台湾人は台湾人であるとの意識を大きく変えられて行く」とアナウンスされると、再び柯徳三氏が登場。
―――酒を飲むのも日本酒。こういう人間に誰がしたの。日本だ。
―――喋るのも日本語。台湾語でこう言う演説はできない。
―――頭のコンピューターはすでに日本化されてしまっているから、あの二十数年間の教育は実に恐ろしい。頭が全部ブレーンウォッシュ(洗脳)されているからね。だから日本式に物を考えたり、日本式に日本語を喋ったりする。
そのように語る柯徳三氏だが、決して怒りや憎悪に満ちた表情ではない。実直そうな雰囲気の中に笑顔もあればユーモアもある。しかし多くの視聴者はアナウンスに導かれ、日本を痛烈に批判していると受け取ったはずだ。

■柯徳三氏に「真意」を尋ねて見えたもの

ところが柯徳三氏を直接知る私の知人たちは番組を見て、「怨み言ばかりを言う人ではない。もっと別のことも言っているはず」と口を揃えた。
私は同氏とは面識がないが、やはり違和感を覚えた。台湾人が受けた差別待遇への「怨み言」はよく理解できるが、しかしそれだけで、かつての激動の時代を総括するものだろうかと、これまで台湾であの世代から多くの話を聞かされてきた経験から、そう直感したのだ。台湾通の友人の中でも、私と同じように直感した者は何人かいた。
そして案の定、知人から「もっと重要な発言がカットされ、悩んでいるようだ」と聞かされたのだ。私はそれを詳しく知りたいと思った。そこで八日、柯徳三氏に国際電話を掛けた。
受話器の向こうの同氏は、番組で拝見したとおりの矍鑠とした方だった。私が「番組が意に沿わなかったと窺いました。そのことを話していただけますか」と聞くと、一気に話をしてくれた。
それによって同氏が、カメラの前で日本に対する「台湾人の思い」をさまざま話していたことがわかった。

聞けばどれもが、良くも悪くも日本人の心に強く訴え来るものばかりだ。アナウンスにもあったように、この番組のテーマは「過去と向き合う中から見えて来る未来」「未来を見通す鍵は歴史の中にある」だが、同氏の語ったとされる話は、まさに日本人に対し、今後持つべき心の在り方を問いかけるものだった。
しかし番組は、その立派なテーマの前提として「親日的とも言われる台湾で、今も残る日本統治の深い傷」を暴くことを置いていた。そこで採られたのが、そのために都合のいい話の断片だけを繋ぎ合わせる手口だったのだ。

以下は柯徳三氏から聞いた話のメモである。
■心外だ!台湾人が排日と誤解される!
―――私は日本による五十年間の台湾統治はプラス面が五〇%でマイナス面が五〇%と考える。NHKの取材を受け、インフラや教育のよさを語ったのだが、番組は全然取り上げなかった。
―――日本による差別待遇など、欠点への怨み事ばかりを取り上げ、あたかも台湾人が朝鮮人と同じく排日だとの印象を植え付けようとしているらしいが、これは心外だ。
―――烏山頭ダムを造った八田与一技師の話もした。いかに農民にいいことをしたかなど。八田技師の長男とは同級生だったことも話したが、怨み言を並べる場面ばかりが映された。
―――怨み言は、あのころの日本政府に対するものではない。私たちを健やかに育ててくれた日本政府には感謝している。
―――「日本に捨てられた台湾人の怨み言」であると解釈してほしい。黙って国民政府(蒋介石政府)に引き渡したときの怨みだ。
―――国民政府は日本政府の倍悪かった。(四七年の)二・二八事件では台湾人エリートが犠牲になったが、そのことをたくさん話したのに、まったく取り上げていない。
―――同窓会では怨み言がたくさん出たが、あれはみんなが押さえつけられていた感情をさらけ出したものだった。しかし私たちは日本に対し、一定の評価をしている。
―――敗戦で日本は台湾を投げ出した。切り離した。しかし償いがなかった。物質的な償いではなく、精神的な償いがだ。マッカーサーの命令により、やむをえなかったことは、台湾人はわかっている。しかし「捨ててすまなかった」とちゃんと言ってくれれば、台湾人は慰められたのだ。
―――「捨てられた怨みを並べた」と解釈して欲しい。
―――私は親日でも反日でもない。私にとって日本は養母なのだ。中国から切り離され、日本に養子として拾われたのだから。日本人に差別はされたが、私が今日一人前の医者として活躍できるのは(もう引退はしているが)、日本のおかげだ。
―――NHKには利用された、騙されたという気もしている。日本に対するネガティブな印象のところだけ取り上げられた。
―――台湾と日本との仲を引き裂こうとしているのだろうか。どうしてもそう見える。台湾へ来たことのない人が番組を見たらどう思うか。
―――NHKのバックには中共がいるのだろうか。NHKは中共にブレーンウォッシュされているのだろうか。それとも遠慮しているのか。
―――私は記者に対して「怪しからん」と話した。「北京総局を置いているが、その下に台北支局を置いている。それなら台湾総局とするべきだ。日本が本部なら、北京も支局とするべきだ。台湾は中国に属していない」と。だがそれは消された。
―――私は番組の中で「喋るのも日本語。台湾語でこう言う演説はできない」と怨み言を言ったが、それは中国語が話せないと言うこと。台湾語はもともと文章は書けない言葉。若い人から見ると、私たちは日本語ばかりを話す「かたわ」となってしまう。「かたわ」と言うのは「捨てられた人間」と言うことだ。
―――私は話の最後で「都合の悪いところがあればちょん切って」と頼んだ。それは「日本人が不愉快に思うような悪口の部分を切って」と言う意味だったが、逆にそれらばかりを取り上げられた。

私は以上の話を聞き、「広く日本人に伝えたい」と話したら、「そうして欲しい」と言われた。
■台湾の「親日」イメージ破壊としか思えない
戦後、台湾人に何の相談もなく突然彼らを他国へ譲り渡した日本に対し、「仕方がなかった。すまなかった」と一言言えばよかったのだと話す柯徳三氏。
そう言えば番組では、元日本兵だった台湾人も、「(台湾人は)みなしごになって捨てられた見たいだ。人をバカにしているんだ、日本は」と語っていた。番組は「日本統治の深い傷」を暴くとの文脈から、巧妙にもこの発言すら「日本統治」への怨み言として扱っていたようだが、怨みは明らかに台湾人の存在を顧みようとしない戦後日本に向けられていた。
柯徳三氏はそのような戦後日本の「未来」のため、日本人に「過去と向き合わせよう」(台湾人と向き合わせよう)と話をしたのだが、NHKはそれを操作して、逆に台湾の「反日」イメージを強調したのわけだ。まさに同氏が言うように「中共に洗脳された」がごとく、「台湾と日本との仲を引き裂こう」とするかのように。
これが視聴者への背信ではなくて何か、台湾人への侮辱的な利用ではなくて何か、そして柯徳三氏ら被取材者への裏切り、冒涜でなくて何かと言うことだ。
番組が「親日的とも言われる台湾で、今も残る日本統治の深い傷」と強調したところに、私は国内の反日メディア、さらには中国が警戒する台湾の「親日」(日本への深い理解)イメージを低下させようとの意図を感じないではいられない。柯徳三氏もまた「中共による洗脳」「中共への遠慮」があるのではないかとNHKを疑っている。

■台湾人の心の蹂躙をも厭わない強烈な反日番組
実は柯徳三氏は日本で『母国は日本、祖国は台湾』(桜の花出版)と言う本を出版されているが、そこにはこうある。
「今も日本の学校では、台湾のことがきちんと教えられていません。台湾が日本領だったということも、歴史の教科書に書いてはあるけれども、戦争のこともあって、近代史はきちんと教えられていません。教えられるとしたら、日本が悪いことをしたということばかりなわけです。だから、日本人は正しい歴史を直視していないと思います」
「大東亜戦争で、日本人が悪いことをした、悪いことをしたと、一生懸命、何十年も経っても謝っていますが、日本が戦争に突入していかざるを得なかった当時の状況を、日本人はきちんと学ぶ必要があるのです」
日本人のために、ここまで親身に心配してくれている柯徳三氏に対し、NHKはよくも裏切りに出たものだ。それどころかこの番組で、同氏が懸念する近代史の歪曲をやってのけた。そしてそのために同氏を利用した。

柯徳三氏はこうも書いている。
「台湾で育ったことのない日本内地人は、台湾という所に対して別に親しみも何も感じていません。それは無理もないことかもしれません。『台湾は中国の一部じゃないか』と考えている。NHKなどは地図でも台湾と中国を同じ色に塗っています」
中国の台湾併呑の主張にはっきりと従うNHKに、台湾人の人権を尊重するような顔で日本の台湾統治を糾弾する資格などあるのだろうか。
「NHKスペシャル/シリーズ・JAPANデビュー」は始まったばかりだが、早くもその第一回で、台湾人の心を踏み躙ることすら厭わない強烈な反日宣伝の意図を鮮明にした格好だ。

--------------------------------------------------------------------------------

台湾の取材協力者をも侮辱!
国民の受信料で作られた反日洗脳番組に抗議を!
抗議先 NHK視聴者コールセンター  0570-066066
NHKスペシャル「感想・問い合わせ」
http://www.nhk.or.jp/special/

放送倫理・番組向上機構(通称BPO)ご意見送信フォーム
https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html
総務省・ご意見ご提案の受付
https://www.soumu.go.jp/common/opinions.htm
『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html
『日本之声』http://groups.yahoo.com/group/nihonnokoe (Big5漢文)

コメント (2)

山桜(神戸市北区しあわせの村周辺)

2009年04月09日 | 散歩・山歩き














しあわせの村・日本庭園のソメイヨシノ


しあわせの村・日本庭園、しだれ桜をスケッチする人


名前の由来の三つ葉が目立ってきました(コバノミツバツツジ)


汗ばむ日射しでした


コメント (2)

ミサイル決議

2009年04月08日 | 政治・外交
長距離弾道ミサイルの発射に抗議する国会決議が採択された。
たとえ党是が異なっていても、国の安全が損なわれ、国益を害されたのだから、ミサイル決議には完全一致するはずのものと思うがそうではなかった。
日本の共産党は反対し、社民党は棄権した。自国民の安全が脅かされたという認識が稀薄だし、某国の利益優先だと思われても仕方ない。衆院選では淘汰されるべき政党だろう。
【主張】ミサイル決議 この内容なら評価したい 2009.4.8 03:01 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090408/plc0904080301001-n1.htm
(1/2ページ)
 北朝鮮の長距離ミサイル発射に抗議する国会決議が与党と民主党、国民新党などの賛成多数で衆院で採択された。
 ミサイル発射は「明白な国連決議違反であり、容認できない」との立場を鮮明にし、日本独自の追加制裁などを求めている。国権の最高機関として、発射は許せないという毅然(きぜん)とした意思と姿勢を示す当然の決議内容だ。
 共産党は反対し、社民党は棄権した。両党は文案調整で「ミサイル」や「国連決議違反」などの文言を拒み続け、対北朝鮮制裁の強化にも慎重だった。
 決議の根本には「断固たる抗議」や「国際社会の一致した意思」を明確にし、日本の国益を守る考えがある。両党が北朝鮮擁護に回っている印象は否めない。
 北朝鮮に自制を求めた3月末の国会決議では、民主党が社民党などの意向を大幅に入れた。その結果、ミサイル発射が「弾道ミサイル計画に関連するすべての活動」の停止を求めた2006年の国連安全保障理事会決議に違反するとの文言を削除することになり、決議内容は後退した。
(2/2ページ)
 今回、民主党は事態の重大さを認識したのか、野党共闘よりも決議内容を重視した。「各党で考えが違い、どうしても乗れない部分がある」(参院幹部)と判断し、文言を大幅に犠牲にすることを避け、多数決による採択としたのは当然だろう。ただ、社民党への気兼ねから、決議の共同提出者とはならず、与党の決議案に賛成する形をとった。
 野党が多数を占める参院でも、8日に抗議決議が予定されている。ほぼ同趣旨の決議案が、衆院と同様に与党と民主党などの賛成多数で採択される見通しだ。
 残念なのは共産、社民両党の態度だ。いまだに「人工衛星」とする北朝鮮の主張に耳を貸しているようにみえる。国連安保理での新決議採択に向け、日米韓が他の理事国などの賛同を求めて外交努力を積み重ねるさなか、これに対抗する中国、ロシアと同一歩調をとっている。
 米下院では、共和党が北朝鮮制裁法案を提出する方針を表明している。法案では、日本人拉致事件にも言及し、被害者の解放を求めているという。
 日本は北のミサイルで直接脅威を受け、拉致問題では被害を受けた当事国だ。自らの問題であることへの意識をさらに持ちたい。
コメント

NHKがまた反日偏向番組

2009年04月07日 | 政治・外交
NHKの大河ドラマ、相撲放送ぐらいは見るだけで、当方は知らなかったが、4月5日(日)午後9時から1時間13分にわたって、NHK総合テレビがNHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー」の第1回として「アジアの“一等国”」というタイトルの番組で、「日台戦争」という聞き慣れない言葉で自虐史観を盛り込んだ内容であったという。
以下、メルマガ「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
     平成21年(2009年)4月8日(水曜日) 
          (号外)
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△
NHKが「JAPANデビュー」で台湾の「反日」強調の偏向番組
   今夜0時45分から総合TVで再放送

 4月5日(日)午後9時から1時間13分にわたって、NHK総合テレビがNHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー」の第1回として「アジアの“一等国”」というタイトルの番組を放送した。
「未来を見通す鍵は歴史にある」として、日本が一等国に登りつめて敗戦を迎えるまでを追うという最初が台湾における日本統治時代を扱ったものだった。

 ところが、番組の内容はとても見るに耐えないほどの偏向ぶりだった。「領有直後から問題が噴出」したとして、聞き慣れない「日台戦争」という呼称が出てくるし、後藤新平は出てきても、それは台湾人3000人を処刑した匪徒刑罰令の実行者として出てくる。また、台湾特産の樟脳産業を立て直すために基隆港を大型化し縦貫鉄道を敷いたと説明する始末だ。

 李登輝総統時代に出た『認識台湾』(1997年)では、第7章に「日本植民統治時期の政治と経済」、第8章に「「日本植民統治時期の教育、学術と社会」を設け、例えば米やサトウキビの生産については「米の増産と糖業王国の確立」との見出しの下、生産量のグラフを掲載していかに生産量が上がったかを示していた。縦貫鉄道については「各地を結ぶ交通運輸を改善した」と記していた。
 NHKは、台湾における日本統治観からも大きくかけ離れたこのような「自虐的な歴史観」を呈していったい何を企んでいるのだろう。

 その「キーワード」は「皇民化」だ。それが改姓名であり宗教弾圧、その行き着く先が21万人の台湾人が戦場に送られたことだと説明する。それも、これまで親日的と言われた台湾で、日本語世代と呼ばれる人々が話す日本語を通じて日本の統治に異を唱える発言ばかりをピックアップすれば「親日的とも言われる台湾で、今も残る日本統治の深い傷」をえぐり出したことになる。
 台湾の改姓名を朝鮮の創始改名と同列視しているが、台湾の改姓名者は3%以内に止まっていて87%もの朝鮮との違いは何一つ説明されない。宗教弾圧にしても、17代の小林躋造総督の次の長谷川清総督はその政策の行き過ぎを改めているのだが、それは説明されない。
 ある程度台湾を知り、日本語世代の方々と交流のある日本人なら、こういうバランスの悪い番組には嫌悪感を覚えたはずだ。悪意さえ感じたのではないだろうか。

 下記に、この番組の詳細を記して問題点をあぶりだしたメールマガジン「台湾の声」のレポートを転載して紹介したい。今日の深夜、再放送される。見逃した方はぜひ見て下さ い。
                   (日本李登輝友の会編集部)

*昨日から日本李登輝友の会本部事務局には番組をご覧になった感想がどしどし寄せられ  ています。メルマガ「日台共栄」で掲載しますので、ご意見ご感想をお寄せ下さい。

■シリーズ・JAPANデビュー 第1回 アジアの“一等国”の再放送
 本日深夜0時45分~1時58分(4月8日午前0時45分~1時58分)からNHK総合テレビで再放送。
■NHKに抗議を!
・NHK視聴者コールセンター
 TEL:0570-066066
・NHKスペシャル「感想・問い合わせ」
 https://www.nhk.or.jp/special/contact/index.html
・放送倫理・番組向上機構(通称BPO)ご意見送信フォーム
 https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html
・総務省・ご意見ご提案の受付
 https://www.soumu.go.jp/common/opinions.html
--------------------------------------------------------------------------------
「反日台湾」を強調したNHKスペシャル-「シリーズJAPANデビュー」
【4月7日 メールマガジン「台湾の声」】
ブログ「台湾は日本の生命線!」より。ブログでは関連写真もあり。
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-714.html

1、漢民族弾圧を強調-日本の台湾統治史で反日宣伝
 ■保守派も太刀打ちできないNHKの反日番組
 今年は横浜開港から百五十年に当たることから、NHKは「これからの日本を探る」と して関連番組を放送する「プロジェクトJAPAN」なる三年シリーズを開始。四月四日 には「プロローグ」として「戦争と平和の150年」と題した番組を放送したが、これを 見て「憲法九条の宣伝に過ぎない」と酷評したのは在日台湾人でメールマガジン「台湾の 声」編集長の林建良氏。

 医師でもある同氏は「かつての日本の防衛戦争を否定する内容。血液に白血球はいらな いと言っているようなもの」と笑った。そして「国民の受信料で反日宣伝を行うのだから、 左翼より悪質。これでは保守派も太刀打ちできない」とも。
 そして翌五日、「NHKスペシャル」の「シリーズ・JAPANデビュー」の第一回を 放映。百五十年前に世界にデビューした日本が第一次大戦の戦勝国となって一等国入りし ながら、なぜ敗戦への坂を転げ落ちて言ったかを探るのがこのシリーズなのだそうだが、 それがとんでもない反日内容となることを十分なまでに予感させるものだった。

■台湾を「アジア支配の原点」と強調する意図
 第一回の「アジアの“一等国”」は、一八八五年から一九四五年に及んだ日本の台湾統 治の歴史についてだった。

 番組のアナウンスによると、日本の「アジア支配の原点」を台湾と位置付け、「近代日 本とアジアとの関係」を示し、そしてその上で「私たちはどう生きた。どう生きる」を考 えさせようとの内容らしい。

 「台湾」を語るに当たり、番組は冒頭で、「台湾人のほとんどは中国大陸から移り住ん だ漢民族」と強調する。最近の台湾の古文書などの検証で、台湾人は漢民族に同化された 原住民の子孫であることが判明しているが、番組はあくまで「漢民族の移民の子孫」との 従来の「通説」を踏襲する。

 それはともかく、「漢民族」との強調により、その時点で早くも、日本の「アジアの異 民族への支配」の不当性を糾弾しようとの意図が読み取れた。

■「漢民族弾圧」で語る台湾統治史
 日本は初めての殖民地である台湾の統治成果を世界に示そうと力を注ぎ、「漢民族の伝 統と誇り」を持つ台湾人の武力抵抗を弾圧し、第一次大戦後は同化政策を進めて民族自決 主義の影響による台湾人の自治要求運動を弾圧し、支那事変以降は漢民族である台湾人の 日本人化を強行するため皇民化運動を行い、台湾の南進基地化の下で約二十一万人もの台 湾人を軍に入隊させ、中国、南方戦線へ送ったが、敗戦を迎えたと言うのが番組のあらす じだ。
 この「あらすじ」自体には歴史歪曲があるとは言えない。「漢民族弾圧」と言う一つの 歴史の側面を語る上で、このようなものを組み立てるのも可能ではあるが、その組み立て の動機については、番組の最後のくだりに登場するフランスの歴史学者、パスカル・ブラ ンシャール氏の次の言葉でおおよそを知ることができる。
 ── 私たちは他者との歴史共有の道を探し当てなくてはならない。
 ── 私たちはもはや、正しく優れているのは自分で、間違い、劣っているのは相手と  考えることはできない。
 ── 世界に目を向け、なぜ世界の人々は日本をこう見るのかを理解しなければならな  い。
 台湾統治当時の日本人にすら想像も及ばないフランスの殖民地における人種差別政策の 苛烈さはともかく、NHKはこれらのセリフに正当性を与えるため、当時を知る台湾の老 世代に、次から次へと日本統治への恨みを、日本語で語らせて行くのだ。

2、台湾人の証言を操作し反日宣伝―ご都合主義の番組制作
■当時の不満を吐き出させて歴史の傍証に 例えば、
 ── 学校、職場で偏見、差別に苦しめられた。
 ──(日本時代は)嫌だな!馬鹿にしよって。
 ── 役所では昇進の条件となるから、仕方なしに改姓名(日本名への改称)した。昔  の姓を残したかった。
 ── 酒を飲むのも日本酒。喋るのも日本語。こういう人間に誰が育てた。日本だ。二  十年間の教育は恐ろしい。

 日本時代を懐かしがっているとされるあの世代の台湾人のこれらの言葉に、耳を疑う日 本人は多かったかもしれないが、実際にあの世代には、相手を不愉快にさせまいと、日本 人の前ではあまり語らない感情があるのだ。
 それは当時台湾にいた日本人から受けた差別への恨みだ。同じ日本国民でありながら、 感情面でも制度面でも加えられた差別への悔しさである。NHKはカメラの前で、彼らに それを思う存分話させた、あるいは吐き出させた。そしてそれを日本の「漢民族弾圧史」 の揺るぎなき傍証に仕立て上げた。

 それを一つの歴史検証の方法だとしても、公正さが求められる番組の手法としてはどう だろうか。
 上に掲げた発言は、日本統治時代の台北一中の卒業生たちのものだが、彼らをよく知る ある日本人が「おかしい」と直感した。たとえ知り合いではなくても、台湾のあの世代と 交流があれば、「何かがおかしい」と感じるのが自然だろう。

 そこでその人が電話で本人たちに確認したところ、「日本統治より国民党統治の方がひ どかったと話したが、その部分は番組で削除された」ことなどがわかって来た。

■反日番組の障害だった「親日」クリアに成功
 番組は最後に「親日的とも言われる台湾で、今も残る日本統治の深い傷。それは今後ア ジアの中で生きて行く日本が分かち合わなければならない現実。過去と向き合う中から見 えて来る未来。百五十年前に世界にデビューしたジャパンの歴史が、私たち一人ひとりの 明日を問いかけている」とのアナウンスで終わる。
 私の長年の観察から言えば、これまで日本の反日歴史ドキュメント番組にとって「親日 的とも言われる台湾」の人々の歴史証言は明らかに厄介な存在だったが、NHKはシリー ズ第一回でこの点をうまくクリアし、「幸先よい」と喜んではいないだろうか。
 もしすべての台湾人が日本の統治に感謝、感激し、「日本の完全無欠の偉大な歴史」を 宣伝する政治的番組を制作するとしたら、自ずとNHKと同様の手口を採用することにな るだろう。「あのころはよかった」との証言をいくつも引き出し、それを集成して「日本 統治の栄光」とアナウンスすれば一丁上がりである。

■日本は台湾原住民を「動物」扱いしたか
 番組では「五十年の統治を象徴する」として取り上げられるのが、一枚の台湾原住民、 パイワン族の集合写真だ。アナウンスはこれを「人間動物園」の写真だと断定する。
 約百年前にロンドンで日本の産業や文化を紹介する日英博覧会が開催され、約八百万人 が訪れたが、そこで特に人気を集めたのが、パイワン族の家作りや暮らしぶりを見せるコ ーナーだった。そこではパイワン族の人々が客の前で「戦いの踊り」「戦闘の真似事」な どを披露した。そしてその写真は、そのように「見世物」になった人々の写真なのだと言 う。
 英国では当時、インドなど殖民地の原住民の「見世物」を「人間動物園」と呼んだそう だ(その言葉が見られる英国の昔の文書が映し出される)。それは原住民を文明化するの を使命とされていた時代のもので、当時は「いいこと」。だから日本もそれを真似、パイ ワン族の「人間動物園」を展示したと断じるのである。
 そしてこの写真は殖民地政策の政策を示して一等国と認められようとした日本にとって は「統治の象徴」と言う論法だが、それではあたかも日本人もまた、原住民を「動物」扱 いしたと受け取られかねない。
■「日本統治の深い傷」を拵えるNHK
 英国が殖民地の原住民をどれほど「動物」扱いにしたかは知らないが、少なくとも日本 人は台湾で原住民を帰順させた後、近代文明を知らない原住民一人ひとりを「天皇の赤子」 と位置付け、人種差別意識から来る「蕃人」との蔑称を改めて「高砂族」と呼び、警察官 (教師、産業指導を兼務)が並々ならない使命感を抱き、命がけで山岳などのに赴き、 根気よく手取り合いとり教育を施し、国民意識、産業、衛生など近代観念を教え、その結 果、原住民の出生率は上がり、劣悪な生活環境のなかで人口の増加を見ると言う成果を挙 げたのだ。
 もちろんその成果の根底には日本人警察官と原住民たちとの間の「人と人の心の交流」 があった。そしてそのためにこそ原住民は、日本人への強い信頼感、親近感を戦後に至る まで抱いて来たのである。
 ところが番組は渡英したパイワン族の遺族たちに写真を見せ、沈痛な面持ちで「悲しい」 と言わせる。遺族たちはその渡英の話を聞かされていないとのことだから、たぶんNHK が「動物として扱われた」と聞かされ、「悲しい」と答えたのだろう。
 このように遺族を悲しませることで、NHKは「日本統治の深い傷」をもう一つ追加 した。

3、台湾の元日本軍人が恨んでいるのは戦後日本-なぜ正確に扱わない
■笑顔の教育勅語の暗誦も「深い傷」
 番組は皇民化政策の「行き着いた先」として「台湾人が日本軍の兵士として国のために 命を捧げた」ことを挙げる。
 支那事変、大東亜戦争時代の皇民化運動とは、近代国家ではよく見られた近代国民化運 動の台湾版。それまでの同化政策を戦時の需要から急進的に展開したものだが、その結果、 台湾人が国民の資質ありと認められるに至り、国民として従軍が認められたのだから、 「行き着く先」と評するのは間違いではない。
 もっとも番組はそれを「日本統治の深い傷」とする見地である。ここでも「傷」を負っ た元日本軍人の台湾人たちを訪ねて日本への不満、恨みを語らようと試みる。
 場所はどこかの公園らしい。元軍人を含むおじいさん、おばあさんたちがカラオケで日 本の軍歌を楽しそうに歌っているから公園に違いない。台湾の公園ではこうした光景はよ く見られるのだ。
 そこでは一人の元軍人が日本語で昔の話を滔々と話す中、我々は教育勅語がわかる(暗 誦できる)と言った。すると取材しているスタッフの「エー!」と言う驚きの声が入る。 「とんでもないことだ」との怒りの声にも聞こえたし、「それは格好の反日題材だ」との 喜びの声にも聞こえた。
 暗誦を始めたのは元軍人の横にいるおじさんだった。とても嬉しそうな笑顔である。  もちろん、だからと言って、この人が日本を恨んでいない証拠だとは言えない。ただ台 湾へよく出かける人ならわかるはずだ。日本人を前に教育勅語を暗誦し、日本との心の近 さ、親しみを示す光景は、台湾ではよく見られることである。「何だ、お前は勅語を知ら ないのか。それでも日本人かい」と言ってからかわれ、萎縮したことのある若者も少なく ないはずだ。
 だが番組ではこの暗誦も、悪意の響きを持つ「エー!」の対象となるのである。
 ちなみに台湾人は戦後、東京裁判史観にも唯物史観にも染まらなかったから、その多く は教育勅語を軍国主義に結びつけ、批判することはない。だから笑顔で日本人に誇らしげ に、そして懐かしげに読んで聞かすのだろうと、私はいつも思っている。だから「エー!」 は馬鹿さ加減をさらけ出すだけでなく、台湾人には無神経で失礼である。

■国民党の二・二八虐殺も日本の責任か
 そして番組はこうアナウンスする。
 「戦後台湾を統治したのは、蒋介石率いる中国国民党。日本兵として中国と戦った台湾 人は、かつての敵の下で暮らすことになった。台湾人は日本人の奴隷となったと非難され、 国民党と衝突。多くの人々が処刑されて行く」。
 「国民党と衝突」と言うのだから四七年の二・二八事件のことだろう。この国民党によ る台湾人虐殺事件の発端は、苛酷、不条理な殖民地支配への台湾人の不満だが、その不満 の根底に、前近代的な政治思想を持つ国民党によって、台湾人の近代的思想が「日本の奴 隷化教育が齎した毒」と批判され、蔑まれ、差別されるとの状況があったのは確かである。  しかしこのアナウンスをよく聞けば、「日本軍が台湾人を戦争に駆り出したため、同じ 漢民族であるはずの国民党に理解されず、そのため衝突が起こり、処刑された」との日本 批判に思えないか。
 もしそうだとすれば、国民党の中国人たちの反日歴史観に、番組は限りなく近づくこと になる。

■恨みは台湾人を「みなしご」にした戦後日本
 このようなアナウンスがなされた後、再び元軍人が日本への恨みを語りだす。しかしそ れは果たして台湾統治を行った日本人に対するものだろうか。
 ── (台湾人は)みなしごになって捨てられたみたいだ。人をバカにしているんだ、  日本は。(周りの人々を見ながら)間違っているか? 本当のことだろう?(周りは台  湾語で「そうだ」と頷く)
 ── (あなたたちが日本へ)帰ったら、若い連中にはわからないことだが、八十歳以  上の人に宣伝してください。台湾の当時の若い青年がいかに日本の民と協力して尽くし  たかを。
 これらは「日本統治」にと言うより、明らかに戦後の日本に向けた言葉である。台湾人 を勝手に国民党に渡した戦後日本人に対してか、戦後補償もろくにしないで来た戦後日本 人に対してか……。いずれにせよ、日本国民として戦った自分たちを他所に放り投げて 「みなしご」にし、その存在に見向きもしないで来た戦後日本への恨みである。

4、親中・反日-NHKは台湾人の思いに興味はない
■NHKは台湾に対して何をしてきた
 NHKもまた、その悪しき戦後日本人の最たるものではないのか。これまで台湾に脅威 を与える中国の軍事政策に一度でも反対する番組を、国民に対して放映したことがあるだ ろうか。
 数年前、NHKのニュース番組は、台湾をも含む中国地図を画面に映し出した。在日台 湾人が抗議しても聞き入れられず、そのため台湾の最大手紙である「自由時報」はテレビ 番組欄にあるNHKアジア向け放送の部分を長期間にわたって空欄にし、抗議の意を示し たが、台湾には傲慢なNHKには、痛くも痒くもなかったことだろう。
 あの元軍人は何を日本に訴えようとしたのか。
 ── 心を察してもらいたい。そうでしょう? 命をかけて国に尽くしたんだよ。それ  なのに……。
 何かを言おうとしたようにも見えたが、残念ながら「それなのに」で話は切られてしま った。

■NHKにとって重要なのは反日宣伝のみ
 番組は、もっとこの元軍人に日本への積年の思いを話させ、それを正確に伝えるべきだ ったが、台湾人の思いなどより、重要なのは反日宣伝なのだろう。
 NHKは「過去と向き合う中から見えて来る未来」と強調する以上、まずは自身が「台 湾に目を向け、なぜ台湾の人々は日本をこう見るのかを理解」しなければならない。
 台湾人が日本国民にさせられた歴史を批判するだけでなく、日本国民にさせられた人々 にしっかりと目を向け、その人々とその子孫の国である台湾の行く末を、我がことのよう に憂い、さらにはその人々への恩返しとして、中国の脅威に晒されるその国の存立を応援 するのが「今後アジアの中で生きて行く日本」の使命であると国民に訴えなければならな いはずだが、NHKは明らかに、その中国の日本弱体化を目的とした反日歴史宣伝と歩調 を合わせ、それとの「歴史共有の道を探し当てよう」としているのである。
 シリーズが進むごとに明らかになるであろうNHKの中国優先の姿勢。これが夢見る 「今後のアジア」には、もしや「漢民族」同士の「中国統一」も含まれているだろうか。 今回の番組が、中国が恐れるところの日台の良好な関係を支える台湾の親日感情、親日イ メージを否定して見せたことも気に掛かる。

■同番組は4月7日火曜日の深夜0時45分(4月8日水曜日午前0時45分)からNHK総合テレビで再放送の予定。

■国民の受信料で作られた反日洗脳番組に抗議を!
抗議先 NHK視聴者コールセンター  0570-066066
NHKスペシャル「感想・問い合わせ」 http://www.nhk.or.jp/special/
放送倫理・番組向上機構(通称BPO)ご意見送信フォーム
https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html
総務省・ご意見ご提案の受付
https://www.soumu.go.jp/common/opinions.html
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(問題の緊急性に鑑み、日本李登輝友の会のメルマガを転載しました)。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
 ◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去のバックナンバー閲覧も可能です)。
 http://www.melma.com/backnumber_45206/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2009 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

国民の受信料で反日洗脳番組を制作するNHK。
台湾併呑を狙うシナの日本台湾分断工作の片棒を担いでいるのではないのか。
事前にチェックも出来ず、反日番組を垂れ流すようでは日本の放送局ではない。早急に解体を!
コメント (6)

イヤガ谷東尾根 山桜

2009年04月06日 | 散歩・山歩き
ようやく朝晩の冷え込みも緩んできました。
少し標高の高いイヤガ谷東尾根の山桜も満開に近づいています。


「 背伸びして せのびして咲く 山ざくら 」




ミツを吸うメジロ


コバノミツバツツジ



タムシバ


山中の亀(?)岩



コメント (2)