ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

10福神「別プロジェクト」は「空白の1ヶ月」を埋める企画か、12th選抜発表の日程を考える [28Mar15]

2015-03-28 17:30:00 | 芸能
明日、日曜朝10時5分
3月29日(日) 10 : 05 ~ 11 : 54 NHK Eテレ『将棋界の一番長い日』
伊藤かりんが出演。
乃木坂公式サイトの関連記事
NHK「囲碁と将棋」公式サイトの特集番組紹介ページ

明後日、月曜夜9時から
3月30日(月) 21 : 00 ~ 23 : 18 フジテレビ『SMAP×SMAP スペシャル(仮)』
『SMAP×SMAP』の番組史上、初めて行なわれた大運動会で、SMAP5人を含む総勢67名のタレントが、50m走、綱引き、玉入れなど各種競技を行なう特別番組。乃木坂46からは、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花が参加、AKB48Gの4グループもそれぞれ3~4人出場するようです。
『SMAP×SMAP』の番組公式サイト
フジテレビ公式サイトの番組紹介ページ

来週、火曜夜9時から
3月31日(火) 21 : 00 ~ TBS『UTAGE! 2時間スペシャル』
中居正広MCの音楽番組で、渡辺麻友がアシスタントになっています。この2時間特別回には、乃木坂46から西野七瀬、白石麻衣、橋本奈々未、桜井玲香、生田絵梨花が出演。月曜日放送回に流れたVTRによると、Kis-My-Ft2の玉森裕太とコラボするようですが、練習シーンに生田絵梨花が映っていなかったので、ひょっとすると、いくちゃんには別のステージがあるのかもしれません。
『UTAGE!』の番組公式サイト

来週、水曜夜6時55分
4月1日(水) 18 : 55 ~ 19 : 25 NHK Eテレ『Rの法則 ~ライブ&トーク「乃木坂46」~』
以下のサイトで「命は美しい」の歌詞に関するアンケートを行なっています。
アンケートのページ
『Rの法則』の番組公式サイト
乃木坂公式サイトの関連記事



乃木坂に関して、色んなことが次々と起こるので、書くことが溜まり過ぎて、困りますね、最近(笑)。

おそらく一番のビッグニュースは、生駒里奈と松井玲奈の「交換留学」終了でしょうか。

これで12枚目以降の選抜に、松井さんが参加しないことがほぼ確実となりました。


「兼任」には反対だけど、上から命じられた条件の下、懸命に頑張っている二人を責めるわけにもいかない、そんな葛藤がファンに強いストレスを与え続けた1年だった気がします。

ただ、生駒里奈は今年の「総選挙」に立候補する資格があって、出馬不出馬の表明が現時点でないので、「兼任」に関する本格的な感想は、届け出期間が終わってからにします。

生駒ちゃん、5月20日(水)に発売される、総選挙投票券付き40枚目「僕たちは戦わない」において、選抜入りはしたけど、握手会には参加しないようで、この動きを見ると、出馬しないと思うし、何より、して欲しくないですが(笑)、今は、推移を見守るしかありません。


生田絵梨花と高山一実が呼び込んだ「実りの春」

フジテレビ『残念な夫。』が最終回を迎え、いくちゃん演じる美香はコンクールで優勝出来なかったものの、母親からピアノの道に挑戦することを認められ、家族の絆は深まったという、「試合に負けて、勝負に勝った」的な結末でした。

「須藤様」一家は、旦那がDVの治療を続けつつ、週末だけ家族で過ごす、大人の解決に至り、陽一と知里は、結局、離婚届を出すことなく、再び、一緒に生活を始め、春の足音近づく、大団円です(笑)。

生田絵梨花は、毎回、しっかりした演技を見せ、加えて、自分で選んだ曲をピアノ演奏する離れ業をやってのけ、視聴者だけでなく、関係者にも、存在を大いにアピール出来たんじゃないでしょうか。


しかし、いくちゃん出演というスペシャルポイントを除外して(笑)、純粋にドラマとして評価すると、正直、私はピンときませんでした。

夫婦の産後危機というテーマは斬新だったけど、その原因として、父親に成り切れない、男性の「幼稚性」ばかりが強調されていた気がします。

例えば、途中の回で少し触れていたけど、子育て期間中に、妻が仕事に復帰するのが難しく、一方、夫はバリバリ変わらず働いているという不公平感が、女性側の気持ちをブルーにさせている面はないのか、もっと色々な視点で問題を掘り下げて欲しかった。

テーマに迫る鋭さがない上に、物語の展開も先が見えやすいものが多く、産後危機の現状を知るという点でも、ドラマとしての見応えにおいても、物足りなさを感じることが多かったです。

視聴率がすべてじゃないけど、10%を切り続けたことは、自分の感覚と一致していて、「そうだよな~」と納得した部分があります。


一方、「しくじり先生」の深夜最終回は、神懸かり的に面白い、最高の出来だったと思います。

先生として登場したオリエンタルラジオの中田敦彦は、頭が良い上に、しゃべりの間合いとリズムが抜群で、教科書のページをめくりながら進める手法と相俟って、腹が捩れるほど笑わせられました。

あまりに傑作だったので、ゴールデン枠で、これを越える回はないんじゃないかと、心配になるほどです(笑)。


こういう人気番組の名場面に、我らが高山一実が出演していて、しかも最前列に座って、「田舎娘?」と弄ってもらえるなんて(笑)、乃木坂ファンとしては夢のような話で、ワクワクしました。

連続ドラマで傑出した才能を披露した生田絵梨花と、伸び盛りの人気バラエティで重要なキャラになりつつある高山一実。

乃木坂にとって、次への飛躍につながる、「実り多き春」になったと言っていいんじゃないでしょうか。

『残念な夫。』の番組公式サイト
『しくじり先生』の番組公式サイト


12枚目発売は7月15日(水)が有力

少し前ですが、11枚目「命は美しい」の発売記念スペシャルプレゼントの詳細が発表され、「サイン会」を7月9日(木)に都内某所で行なうことが分かりました。

特典イベントの開催日程がすべて出揃ったので、今日は、12枚目シングルに関する選抜発表・CD発売のスケジュールを考えてみます。

次シングルのスケジュールに関しては、以前の記事『12枚目日程は、『じょしらく』と紅白勝負の13枚目から、5月上旬選抜発表、7月中旬CD発売か? [07Mar15]』で取り上げ、選抜発表5月10日(水)、CD発売7月15日(水)と、一応、予想しておきました。

ただ、その後、10福神メンバーは舞台『じょしらく』のオーディションに「別プロジェクトの為、不参加」という、極めて意味深なお知らせを、運営がぶっ込んできました(笑)。

そのため、12枚目のスケジュールを考える際、「別プロジェクト」がどのように絡んでくるのかを念頭に置く必要があり、もう一度、上記の予想を再検討してみたいと思います。


まずは、現在判明している11枚目関連イベントの日程を載せておきます。

(表1) 11枚目「命は美しい」に関するイベントの日程

03月21日(土祝) 第1回全国握手会 in 京都パルスプラザ
03月27日(金) 『乃木坂46カフェ 2015 ~命は美しい~』 開店 in キュープラザ原宿7階
03月29日(日) 舞台『じょしらく』への出演者を決める公開オーディション (10福神は不参加)

04月05日(日) 第1回個別握手会 in 京都パルスプラザ
04月12日(日) 第2回個別握手会 in 東京ビッグサイト
04月14日(火) 『アンダーライブ 3rd』初日 in Zeppブルーシアター六本木
04月19日(日) 『アンダーライブ 3rd』千秋楽

05月02日(土) 第2回全国握手会 in パシフィコ横浜
05月03日(日祝) 第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
05月06日(水祝) 第3回全国握手会 in ポートメッセ名古屋
05月10日(日) 『乃木坂46カフェ 2015 ~命は美しい~』終了  
05月24日(日) 第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

06月07日(日) 第5回個別握手会 in パシフィコ横浜
06月14日(日) 第6回個別握手会 in ポートメッセ名古屋
06月18日(木) 舞台『じょしらく』初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)
06月28日(日) 舞台『じょしらく』千秋楽

07月09日(木) 11枚目発売記念スペシャルプレゼントの「サイン会」 in 都内某所
07月12日(日) 【第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』―決戦のマイムマイム― 東京公演初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)。井上小百合と樋口日奈がWキャストのヒロイン役で出演
07月20日(月祝) 『帝一の國』東京公演 千秋楽
07月25日(土) 『帝一の國』大阪公演 初日
07月26日(日) 『帝一の國』大阪公演 千秋楽


初回限定盤添付の全国握手会参加券で応募出来る「録音会」「お茶会」「似顔絵会」など、「都内某所」開催のスペシャルイベントは(笑)、過去の例から見て、次シングル発売の日付を知るヒントになります。

(表2) シングル発売と「お茶会」などの日程的関係

05枚目発売 =097日=> 録音会 [全0個0] =17日=> 06枚目発売
06枚目発売 =137日=> お茶会 [全0個0] =10日=> 07枚目発売
07枚目発売 =115日=> お茶会 [全0個0] =11日=> 08枚目発売
08枚目発売 =087日=> お茶会 [全0個1] =11日=> 09枚目発売
09枚目発売 =076日=> お茶会 [全1個2] =15日=> 10枚目発売
10枚目発売 =126日=> 似顔絵会 [全0個0] =35日=> 11枚目発売
11枚目発売 =113日=> サイン会 [全0個0] =??日=> 12枚目発売

# 10枚目の「似顔絵会」は、大阪、名古屋でのライブ会場でも行なわれたが、上表では、都内某所で開催された最終似顔絵会を指している。
# [全1個2]は、その時点で、全国握手会が1日、個別握手会が2日、未消化で残っていることを意味する。


5枚目「君の名は希望」から9枚目「夏のFree&Easy」まで、「都内某所」イベントの10~17日後に、次のシングルが発売されていて、一つの区切りになっています。

11枚目「命は美しい」は「サイン会」ですが、7月9日の平日木曜日開催で、休みでない日に設定されるのは、非常に珍しい。

7月4日(土)か5日(日)に行ないたかったけど、どうしても都合が付かず、9日(木)にせざるを得なかったのだという見方も出来ます。

そうであれば、次のように、

サイン会直前の日曜日[7月5日(日)] =10日=> 12枚目発売[7月15日(水)]
サイン会直前の日曜日[7月5日(日)] =17日=> 12枚目発売[7月22日(水)]

12枚目発売は7月15日(水)あるいは22日(水)となり、以前の記事に書いた予想とほぼ重なってきます。


しかし、10枚目「何度目の青空か?」は、「最終似顔絵会」の35日後に行なわれており、突出して大きな間隔が空いている。

この長い間隔を基準に計算すると、

サイン会[7月9日(木)] =27日=> 12枚目発売[8月05日(水)]
サイン会[7月9日(木)] =34日=> 12枚目発売[8月12日(水)]
サイン会[7月9日(木)] =41日=> 12枚目発売[8月19日(水)]

となって、12枚目は8月に入ってからの話になる。


以前の記事で指摘したように、12枚目のスケジュールを決めるとき、どうしても避けて通れないのが、NHK紅白歌合戦に絡んでくる13枚目です。

出場歌手の選考日程を考えると、13枚目発売はおそらく10月7日(水)あたりがタイムリミットで、13th選抜発表は、遅くとも、その8~9週プラス3日前である、8月2日(日)か9日(日)あたりが限度です。

13th選抜発表[8月2日(日)] =9週+3日=> 13枚目発売[10月7日(水)]
13th選抜発表[8月9日(日)] =8週+3日=> 13枚目発売[10月7日(水)]

12枚目発売が8月上中旬だと、下手をすると、13th選抜の発表が12枚目リリースの前なんてことになり(笑)、さすがに考えられません。


一方、7月15日(水)に12枚目発売であれば、発売週に個別握手会第9次応募が行なわれるとして、以下のような受付スケジュールになります。

(表3) 12枚目を7月15日(水)に発売する場合の予測される個別握手会応募スケジュール

# 11枚目「命は美しい」と同じく、12枚目発売週に第9次応募が行なわれると仮定

12枚目個別握手会応募日程
[09次] 2015/07/16(木)~07/17(金)
[10次] 2015/07/23(木)~07/24(金)
[11次] 2015/07/30(木)~07/31(金)
[12次] 2015/08/06(木)~08/07(金)
[13次] 2015/08/13(木)~08/14(金)

13th選抜発表が8月2日(日)の場合
13枚目01次応募 2015/08/06(木)~08/07(金)

13th選抜発表が8月9日(日)の場合
13枚目01次応募 2015/08/13(木)~08/14(金)


13th選抜発表が8月2日(日)なら、13枚目個別第1次は12枚目第12次に、9日(日)発表なら、第13次に被せることが可能で、やや早いものの、切れ目のない連続応募という点で、話が出来る範囲に入ってきます。

従って、13枚目の10月上旬発売を考えると、12枚目は、舞台『じょしらく』千秋楽の後、約2週間の新曲キャンペーン期間を置いた7月15日(水)発売というのが、妥当な線だと思います。


発想を大胆に変えて、紅白を睨んだ秋シングルを12枚目にして、西野七瀬センターの11th選抜をそこまで引っ張る選択肢もあり得ます。

しかし、前作個別第14次応募に新しいシングルやアルバムの第1次応募を重ねるような運営が、何ヶ月も応募受付の切れ目を作るとは思えません(笑)。

やはり、夏曲の12枚目、そして紅白へ続く秋曲の13枚目という流れが自然で、そうなると、やはり、12枚目発売は7月半ばという予想に落ち着きます。


12th選抜発表日の予想は5月10日(日)か17日(日)も、生じる「空白の1ヶ月」

12枚目発売を7月15日(水)とすれば、12th選抜発表は、以下のように予測されます。

12th選抜発表[5月10日(日)] =9週+3日=> 12枚目発売[7月15日(水)]
12th選抜発表[5月17日(日)] =8週+3日=> 12枚目発売[7月15日(水)]


昨日、「キュープラザ原宿」の7F「AREA-Q」にオープンした『乃木坂46 カフェ 2015 ~命は美しい~』が、5月10日(日)に閉店するので、その深夜、あるいは翌週の『乃木坂って、どこ?』で新選抜発表というのは、良いタイミングではあります。

『乃木坂46 カフェ 2015』の公式サイト

ただ、一つ問題なのは、5月10日(日)か17日(日)に12th選抜発表だと、次表に示したように、個別握手会の応募開始を、前作第14次応募に重ねることが出来ません。

(表4) 9枚目、10枚目、アルバムの個別握手会応募を始めるタイミング

08枚目第14次応募 2014/05/08(木)~05/09(金)
09枚目第01次応募 2014/05/09(金)
09枚目選抜発表 2014/05/11(日)深夜『乃木坂って、どこ?』

09枚目第14次応募 2014/08/07(木)~08/08(金)
10枚目第01次応募 2014/08/08(金)
10枚目選抜発表 2014/08/03(日)深夜『乃木坂って、どこ?』

10枚目第14次応募 2014/11/06(木)~11/07(金)
アルバム第01次応募 2014/11/06(木)~11/07(金)

# 以下の11枚目個別応募は正式発表のまだない予測スケジュール

11枚目11次応募 2015/04/02(木)~04/03(金)
11枚目12次応募 2015/04/09(木)~04/10(金)
11枚目13次応募 2015/04/16(木)~04/17(金)
11枚目14次応募 2015/04/23(木)~04/24(金)
11枚目15次応募 2015/04/30(木)~05/01(金)
11枚目16次応募 2015/05/07(木)~05/08(金)
11枚目17次応募 2015/05/14(木)~05/15(金)
11枚目18次応募 2015/05/21(木)~05/22(金)

12th選抜発表が5月10日(日)の場合
12枚目01次応募 2015/05/14(木)~05/15(金)

12th選抜発表が5月17日(日)の場合
12枚目01次応募 2015/05/21(木)~05/22(金)


新選抜の発表が5月10日(日)であれば、12枚目個別応募開始は、11枚目第17次から、5月17日(日)なら、11枚目第18次からと、かなり遅くなります。

先日、11枚目個別握手会の第9次応募終了時点での完売状況が判明しましたが、以下のように、前次からの完売積み上げは12部で、伸びの勢いにやや陰りが見えてきました。

最高30部担当の「1期10」メンバーが、軒並み全完売となったことが原因で、星野みなみや齋藤飛鳥など、「1期20」に最近人気を上げているメンバーがいるものの、11枚目の握手会セールスは、積み上げスピードを徐々に落としながら、ゆっくり上がっていく時期に入った印象がある。

(表5) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味
# 「推定累計売り上げ枚数」は、CD1枚当たりの平均割り振り時間を8秒として、シミュレーション計算によって求めている。方法の詳細は以下の記事をご参照下さい。
乃木坂の風 23Mar14 ~ 完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明(2)
乃木坂の風 22Mar14 ~ アレチの業務連絡、完売表から売り上げ枚数を推定するシミュレーション計算の説明

11枚目「命は美しい」
発売日:2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締切:2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:第8次分まで?
初動算入分:35.0万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)

[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +46 {295/713, 33.9万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +25 {320/713, 35.9万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
[08次] +33 {353/713, 38.2万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] +12 {365/713, 39.0万枚}(2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)


こうなると、11枚目個別の第14次応募付近で、次の12枚目に繋げたい筈で、第17次や第18次まで待つと、4月中旬から5月中下旬まで握手会セールスが低調な「空白の1ヶ月」が生じてしまうことになります。


10福神「別プロジェクト」は「空白の1ヶ月」を埋めるための企画か

「空白の1ヶ月」を埋めるために、何をするのだろうと考えていた矢先に、10福神メンバーが「別プロジェクト」のため、舞台「じょしらく」のオーディションに参加しないというニュースが入ってきました(笑)。

10福神には、以下のように、11枚目個別第9次応募終了時点で、個人完売率が90%を越えるメンバーが8人もいます。

(表6) 11th選抜1列目、2列目の「10福神」メンバーの個別握手会第9次応募終了後の完売状況

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名

1列目
05部/05部 (1.00; 08次) 松井玲奈
30部/30部 (1.00; 03次) 白石麻衣
30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬
30部/30部 (1.00; 06次) 橋本奈々未
28部/30部 (0.93) 生田絵梨花

2列目
29部/30部 (0.97) 若月佑美
30部/30部 (1.00; 06次) 秋元真夏
03部/22部 (0.14) 生駒里奈
25部/30部 (0.83) 桜井玲香
30部/30部 (1.00; 05次) 深川麻衣


例えば、福神限定ユニットによるDVDやCDを発売して、10人によるミニ握手会や写メ会を特典に付け、その応募を開始しても、11枚目個別握手会のセールスには、ほとんど影響を与えません。

つまり10福神による「別プロジェクト」とは、11枚目から12枚目の間に横たわる「空白の1ヶ月」を埋めるための企画じゃないかと憶測したくなる(笑)。

今のところ、「別プロジェクト」の内容に関して一切発表がないので、何をするのか、さっぱり見当がつきません。

ただ、その企画への参加申し込み、あるいは付随する特典イベントの応募受付は、11枚目第14次応募あたりに始まる可能性があり、4月19日(日)深夜『乃木どこ?』での告知ならば、あれこれ合点がゆく流れと言えます。


舞台『じょしらく』に、凄まじいファン動員力を誇る10福神がまったく参加しないというのも、やや腑に落ちない点で、不参加はオーディションだけで、公演には何らかの形で関わるんじゃないかと勘ぐってみたくなる。

しかし、会場である AiiA 2.5 Theater Tokyo に生田絵梨花や若月佑美が来ているのに、主役級で芝居をしないのは、あまりに勿体ないし、不自然です。

かといって、10福神が東京の別会場で、舞台やライブを連続開催すると、『じょしらく』と客の取り合になりかねない。

となると、『じょしらく』とは全く別種のイベントを、関東以外の場所で行なうのかなと思ったりします、地方を重点的に廻る握手会付きライブツアーとか(笑)。


謎だらけな「別プロジェクト」ですが、まあ、もう少しすれば情報が出ると思うので、待つしかないですね。

正直、こういう思わせぶりなプロジェクトって、あまり成功する気がしないんですが(笑)、やる以上は、頑張って良いものにして欲しいです。

ということで、12枚目のスケジュールは、以前の記事とほぼ同じの、5月10日(日)又は17日(日)選抜発表、7月15日(水)CD発売という予想で、4月中旬あたりに参加申し込みが始まり、おそらく『じょしらく』千秋楽までに終わる、10福神企画が入ってくるというのが、今の個人的な見通しです。


注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

====== 3月 (March) =====

明日、日曜朝10時
3月29日(日) 10 : 05 ~ 11 : 54 NHK Eテレ『将棋界の一番長い日』
伊藤かりんが出演。
乃木坂公式サイトの関連記事
NHK「囲碁と将棋」公式サイトの特集番組紹介ページ

来週、月曜夜9時から
3月30日(月) 21 : 00 ~ 23 : 18 フジテレビ『SMAP×SMAP スペシャル(仮)』
『SMAP×SMAP』の番組史上、初めて行なわれた大運動会で、SMAP5人を含む総勢67名のタレントが、50m走、綱引き、玉入れなど各種競技を行なう特別番組。乃木坂46からは、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花が参加、AKB48Gの4グループもそれぞれ3~4人出場するようです。
『SMAP×SMAP』の番組公式サイト
フジテレビ公式サイトの番組紹介ページ

来週、火曜夜9時から
3月31日(火) 21 : 00 ~ TBS『UTAGE! 2時間スペシャル』
中居正広MCの音楽番組で、渡辺麻友がアシスタントで出演しています。乃木坂46から西野七瀬、白石麻衣、橋本奈々未、桜井玲香、生田絵梨花が出演。月曜日放送回に流れたVTRによると、Kis-My-Ft2の玉森裕太とコラボするようですが、練習シーンに生田絵梨花が映っていなかったので、ひょっとすると、いくちゃんには別のステージがあるのかもしれません。
『UTAGE!』の番組公式サイト

====== 4月 (April) =====

来週、水曜夜6時55分
4月1日(水) 18 : 55 ~ 19 : 25 NHK Eテレ『Rの法則 ~ライブ&トーク「乃木坂46」~』
以下のサイトで「命は美しい」の歌詞に関するアンケートを行なっています。
アンケートのページ
『Rの法則』の番組公式サイト
乃木坂公式サイトの関連記事

[FM] 来週、水曜深夜0時
4月1日(水) 24 : 00 ~ 24 : 30 BayFM『OL兼任アイドル 新内眞衣のまいちゅんカフェ』第1回
なんと新内眞衣の冠番組がラジオで始まります。毎週水曜深夜放送だそうで、これは快挙と言っていいでしょう。まいちゅんはトークが上手いので、不安より期待の方が大きいです。
乃木坂公式サイトの関連記事
bayfm78の公式サイト

[FM] 来週、金曜夜7時
4月3日(金) 19 : 00 ~ 21 : 19 bayfm78『金つぶ』第1回
小島嵩弘、衛藤美彩、ニック土屋がMCを務めるラジオ番組がスタート。毎週金曜の生放送です。まいちゅんに続き、みさみさも!乃木坂の快進撃が止まりません(笑)。
bayfm78の公式サイト

来週、土曜夕方6時
4月4日(土) 18 : 00 ~ 18 : 30 フジテレビ『MUSIC FAIR』
渡辺美里さんが、4月4日放送の『MUSIC FAIR』に、乃木坂46、ナオト・インティライミ、新山詩織とともに出演するとブログに書かれています。
『MUSIC FAIR』の番組公式サイト
渡辺美里オフィシャルブログ2015-03-10 22:54:27

6日、月曜夜7時から
4月6日(月) 25 : 29 ~ 25 : 59 日テレ『NOGIBINGO!4』第1回
乃木坂の人気冠番組『NOGIBINGO!』のSeason4が4月からスタートです(笑)。
『NOGIBINGO!4』の番組公式サイト

11日、土曜夜7時30分
4月11日(土) 19 : 30 ~ 20 : 59 NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 春ソング2015~あなたに贈る名曲セレクション~』
4月19日(日) 13 : 00 ~ 14 : 29 NHK BSプレミアム (再放送)
松下奈緒、清水ミチコ、ビビる大木が司会を務める音楽特番に乃木坂が出演。
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18日、土曜夜6時10分
4月18日(土) 18 : 10 ~ NHK総合『マサカメTV』
中元日芽香が単独で出演。その回のタイトルは「今日から使える!?ケチ知恵SP」。
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20日、月曜夜7時から
4月20日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 ゴールデン進出初回スペシャル』
高山一実が出演!先生はホリエモンで、かずみんによると「すんごかった」そうです(笑)。
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高山一実の2015/03/16_19:12ブログ

[CS] 23日、木曜夜10時から
4月23日(木) 22 : 00 ~ 22 : 30 100%ヒッツ!スペースシャワーTVプラス『Tokyo Girls' Update』初回
4月29日(水祝) 25 : 00 ~ 25 : 30 (再放送)
桜井玲香とハリー杉山がMC を務める連続情報バラエティ。日本の「ガールズカルチャーを海外に向けて発信」とのことです。初回ゲストとして高山一実、深川麻衣、新内眞衣が登場です。
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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「命は美しい」第1週店頭販売が前作から大幅増!握手会の効率化成功も見えない依存脱却の道筋 [25Mar15]

2015-03-25 17:00:00 | 芸能
今日、水曜夜10時
3月25日(水) 22 : 00 ~ 22 : 54 フジテレビ『残念な夫。』第10回(最終回)
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。いよいよ最終回です。
生田絵梨花の2015/03/25_13:24ブログ
『残念な夫。』の公式サイト

明日、木曜深夜0時15分
3月26日(木) 24 : 15 ~ テレビ朝日『しくじり先生』
高山一実がレギュラー出演する人気の深夜バラエティ。4月からゴールデンタイムの放送となり、これが深夜枠での最終回。オリエンタルラジオの中田敦彦が先生。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ


やりましたね、11枚目「命は美しい」(笑)。

店頭販売されている初回限定盤TypeA、TypeB、TypeCと通常盤のサウンドスキャンによる第1週売り上げ合計が15万枚と判明、前作「何度目の青空か?」の11万7千枚を3万3千枚上回る、大幅アップとなりました。

さっそく、歴代シングルのセールスと比較してみましょう。

(表1) 乃木坂46がリリースしたシングルとアルバムに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移

凡例
シングル番号 : 初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
# 「一般販売寄与率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数、すなわち個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年03月15日(日)までのオリコン週間売り上げの累計枚数。

01枚目 : 13.6 (2位, 08.3, 61.2%, 05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (1位, 07.3, 47.2%, 08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (1位, 06.1, 32.6%, 12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (1位, 06.6, 28.3%, 16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (1位, 07.2, 29.6%, 17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (1位, 09.7, 28.9%, 24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0, 22.8%, 30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8, 25.7%, 34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0, 26.2%, 31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7, 24.5%, 36.2) [61.8] 2014/10/08「何度目の青空か?」
11枚目 : 50.0 (1位, 15.0, 30.1%, 35.0) 2015/03/18「命は美しい」


乃木坂のシングルは、8枚目、9枚目、10枚目で、店頭販売が11万台を推移して、伸び悩み感が出始めていたのですが、11枚目で大きく数字を上げることが出来ました。

しかも、2週間前に発売されたAKB48の39枚目「Green Flash」は、一般流通全8種類の売り上げ合計が18万2千枚で、乃木坂は、あと3万枚ほどで並ぶところまで、数字を伸ばしてきました。

初回限定盤の特典である全国握手会を、ミニライブ付きで関東、名古屋、京都の3日に復活させ、かつ、京都会場は、CD発売の3日後に行なうという早い仕掛けが、店頭販売セールス第1週を押し上げる原動力になったとは思います。

しかし、仕掛けがばっちり当たるのは、人気のある証拠で、乃木坂46への関心度は、間違いなく上がっているんじゃないでしょうか。


11枚目の第1週CDセールスの特徴は、上表で示されたように、(SS/OC)比、つまり一般販売寄与率が30.1%と急上昇したことで、30%を越えたのは、実に3枚目「走れ!Bicycle」以来、8シングルぶりのことです。

初回限定盤などの店頭販売が3万枚以上アップする一方、個別握手会による売り上げの初動算入が1万枚ほど下がったことが理由で、握手会依存率を大幅に減らした上に、CDセールス全体は伸びるという、理想的な形になっています。

このブログでは、オリコン初動を49万枚と予想していたので、50万枚という数字はまずまず当たったと言えますが、店頭販売を12万枚、個別握手会セールスを37万枚と読んでいたので、内訳は大外れだったことになります(笑)。

もう一度、完売状況からの推定枚数を見てみましょう。

(表2) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味

11枚目「命は美しい」
発売日:2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締切:2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:第8次分まで?
初動算入分:35.0万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)

[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +46 {295/713, 33.9万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +25 {320/713, 35.9万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
[08次] +33 {353/713, 38.2万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)


初動に流し込む個別握手会売り上げを、37万枚と予測したのは、その時点で、第7次応募分までの完売状況しか分からず、第8次での積み上げを1万枚程度と考え、35万9千枚に足して推定値を算出したからです。

第8次応募終了後の完売データから計算すると、積み上げ2万3千枚の38万2千枚になります。

しかし、個別握手会セールスを表す、第1週のオリコンからサウンドスキャンを引いた数字は、(表1)のように35万枚なので、第8次応募分全てが初動に入ったのであれば、3万枚以上、8%の誤差があったことになります。

初動予想はシミュレーション計算の精度をチェックすることが一番の目的なので、オリコン第1週の売り上げを当てても、個別セールスが外れていたら、何にもなりません(笑)。

ということで、なぜ個別握手会の初動算入分が、第8次応募終了後の推定枚数を3万枚も下回ったのか、検討してみます。


まず、最初に思いつくのは、オリコンからサウンドスキャンを引いたものが、どの程度正確に、個別握手会の売り上げ枚数を表しているのかということです。

オリコンが、forTUNE music を通して販売される、個別握手会券付きCDの売り上げを、一般流通CDと区別して載せてくれば、ダイレクトに数字が分かるのですが、少なくとも今は、全部を合算してしまうので、社員にでもならない限り(笑)、オリコンが調べた店頭販売分を知る術がありません。

そのため、サウンドスキャンの数字を店頭販売分として、オリコンから引いて、個別握手会の売り上げを計算しているわけです。

もし、「命は美しい」発売第1週に関して、オリコンが調べた店頭販売分がサウンドスキャンのそれより3万枚低い12万枚であれば、個別握手会売り上げの初動算入分は、38万枚になって、(表2)で示した第8次応募終了後の推定値にかなり近くなります。

ただ、サウンドスキャンで15万枚のものが、オリコンでは12万枚となると、20%という相当大きな差異になります。

オリコンとサウンドスキャンはどの程度異なるものなのか、ぜひ知りたいところです。


一つの方法は、握手会券などの特典を付けていないシングルについて、両者の数字を比べることです。

先週のサウンドスキャンTOP20(3月9日~3月15日調査分)を見ると、一般流通CDの売り上げ合計は、1位がKAT-TUN「KISS KISS KISS」、2位がももいろクローバーZ「青春賦」、3位はSHINee「Your Number」でした。

この三つはすべて3月11日(水)にCDがリリースされていますが、発売第1週に対応する3月23日付オリコン週間ランキングに、それぞれの初動枚数が記載されています。

次の表は、それらを比べたものです。

(表3) 3月9日~3月15日調査分のサウンドスキャンとオリコンの売り上げ枚数比較

# 「SS」はサウンドスキャン、「OC」はオリコン
# [括弧]内は、OC/SS - 1 を百分率で表したもので、OCがSSの何%多いかを示している

「KISS KISS KISS」KAT-TUN
SS:14.9万枚
OC:15.3万枚 [+3%]

「青春賦」ももいろクローバーZ
SS:6.7万枚
OC:6.4万枚 [-3%]

「Your Number」SHINee
SS:6.6万枚
OC:13.1万枚 [+98%]
# SSのTOP20には、早期購入者特典である「スクラッチカード」付きCDは入っておらず、上記「SS」の数字に計上されていない


「Your Number」の「スクラッチカード」は、握手会への抽選参加券のようで、削ってメンバーの名前が出ると当たりで、握手だけでなく、ファンにとって嬉しいことが出来るようですが(笑)、サウンドスキャンはカード付きCDを調査対象から外しているのか、TOP20に名前が出てきません。

一方、「KISS KISS KISS」と「青春賦」は、どうやらポスターくらいしか特典がなく、サウンドスキャンとオリコンが調べたCDは同じだと思います。

つまり、同じタイプの一般流通CDを対象とすると、両者の差異はプラスマイナス3%程度で、さほど変わらないことが分かります。


サウンドスキャンとオリコンは、サンプリング店舗や計算プログラムが異なっていると思いますが、調査対象が同じであれば、出てくる数字は3%程度の違いに留まり、大体同じということです。

まあ、これは当たり前で、同じものを調べているのに、もし何十%も異なっていたら、どちらかの精度が著しく悪いことになるわけで、システム見直しの緊急会議ですね(笑)。

おそらく、担当者は、ライバル会社の数字を絶えずチェックして、自社の推定精度を高める努力をしていると思います。

ちなみに、乃木坂46を(表3)に書き加えると、

「命は美しい」乃木坂46
SS:15万枚
OC:50万枚 [+232%]
# SSのTOP20には、特典である「個別握手会券」付きCDは入っておらず、上記「SS」の数字に計上されていない

サウンドスキャンとオリコンが大幅に異なっているなら、そこにはパンチの効いた特典が用意されていると考えた方が、良いということです。


では、SSとOCの差は3%程度の範囲と仮定して、11枚目個別握手会売り上げを、再計算してみましょう。

(表4) 11枚目「命は美しい」個別握手会売り上げのオリコン初動算入分の再計算

SS第1週:15.0万枚
OC第1週:50.0万枚

OC店頭販売第1週の推定値
高値:15.5万枚 (+3%)
中間:15.0万枚 (0%)
低値:14.6万枚 (-3%)

OC個別握手会第1週の推定値
高値:35.4万枚
中間:35.0万枚
低値:34.5万枚


3%の誤差であれば、オリコン第1週の店頭販売分は、14万6千枚から15万5千枚くらいの範囲に入っていて、その結果、個別握手会セールスの初動算入分は、34万5千枚から35万4千枚あたりになります。

オリコン引くサウンドキャンの35万枚と比べて、4~5千枚変わるけど、第8次応募終了後のシミュレーション推定値である38万2千枚を説明出来るような数字ではなく、困りましたね(笑)。


個別握手会売り上げの初動算入分は、やはりオリコン引くサウンドスキャンの35万枚あたりで、両者の差異を考慮しても、プラスマイナス4~5千枚ほどの誤差しか期待出来ないとなると、シミュレーションを少し見直した方がいいのか、あるいは、初動算入されたのは第7次応募分までで、第8次応募分はこれからと考えるか、どちらかになってきます。

(表5) 8~11枚目のオリコン初動集計締切9日前の応募終了時点での完売状況と実際の初動算入枚数の比較

# 「初動算入分」は、オリコン第1週からサウンドスキャン第1週を引いて求めた数字。

8枚目「気づいたら片想い」
初動算入分:34.0万枚
[07次] +18 {281/759, 33.0万枚} (03/19~03/20, -17d)
[08次] +16 {297/759, 34.2万枚} (2014/03/27~03/28, -9d)

9枚目「夏のFree&Easy」
初動算入分:31.1万枚
[08次] +12 {257/781, 30.2万枚} (06/26~06/27, -16d)
[09次] +07 {264/781, 30.7万枚} (2014/07/03~07/04, -09d)

10枚目「何度目の青空か?」
初動算入分:36.2万枚
[08次] +33 {318/902, 37.0万枚} (09/25~09/26, -16d)
[09次] +29 {347/902, 39.2万枚} (2014/10/02~10/03, -09d)

11枚目「命は美しい」
初動算入分:35.0万枚
[07次] +25 {320/713, 35.9万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
[08次] +33 {353/713, 38.2万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)


この表から、8枚目、9枚目は締切9日前応募分の全部が初動に入り、10枚目、11枚目は、一つ前の締切16日前応募分が入ったと考えると、話が上手く進みます(笑)。

「何度目の青空か?」と「命は美しい」は、個別握手会のセールスが好調で、オリコンデイリーも前作を上回る高い数字で推移していたので、締切9日前の応募分をガンガン流し込むという風にしなかったのかもしれない。

あまり初動を吊り上げると、次シングルの「前作越え」ハードルを大きく上げてしまうので、そうであっても不思議ではない発想です。

一方、「気づいたら片想い」と「夏のFree&Easy」は、完売部数の積み上げ、すなわち売り上げ枚数の増加スピードが弱く、出来るだけ多く流し込みたいという心理が働いて、9日前応募分を全部算入したのだとすれば、一応、納得できる説明にはなる。


実は、このブログの初動予想を49万枚にしたのは、個別握手会と店頭販売が云々という以上に、前作初動を1~2万枚程度越える辺りに、運営が目標を置いているんじゃないかと考えたからです。

10枚目「何度目の青空か?」は、握手会が好調な割には初動が予想ほど伸びず、8枚目「気づいたら片想い」のプラス2万枚に落ち着き、その後、累計が力強く伸びていって、歴代初の60万枚突破を果たしています。

今回も抑えめな初動を意識して49万枚と書いたんですが、読みが当たっているのか、それとも偶然なのか、とにもかくにも(笑)、50万枚という数字になっています。


もし、推定2万3千枚の潤沢な第8次応募分が、これから、徐々に流れ込んでくるのであれば、発売2週目のCDセールスも元気な筈で、実際、「命は美しい」月曜日のデイリーは1万枚近い数字を記録して絶好調です(笑)。

この調子であれば、2週目、3週目と、今後も順調に上がっていって、初動50万枚突破の上、累計もスルメ曲になる可能性があり、乃木坂の人気は凄まじいという雰囲気になっていくでしょう。

シミュレーションの計算方法やCD1枚当たりの割り振り時間の見直しを行なう前に、まずは、「命は美しい」累計売り上げの推移を見守っていきたいと思っています。


冒頭、「命は美しい」第1週CDセールスにおける一般販売寄与率は30.1%と指摘しましたが、「Green Flash」は18.2%で、握手会依存という点で、乃木坂はAKB48より遥かに健全な状態にあります。

しかし、では、万事順調かというと、それは全然違うと思います。

現在でも、個別握手会による売り上げが、全体の70%を占め、しかも、上で議論したように、それらを何時、どれくらいオリコンに反映させるか、応募の回数やタイミングを通して、ある程度、乃木坂側が決められます。

さらに、30%の店頭販売も、全国握手会やサイン会といった特典イベントに支えられている部分が大きい。

もし、オリコンやサウンドスキャンが、握手会券付きCDの売り上げを合算しない、あるいは、収録楽曲を握手会券の「おまけ」と見なして、個別、全国を問わず、そもそもCDとしてカウントしないといった措置を取ると、乃木坂が誇るCDセールスは、一夜にして壊滅状態に陥ります。

オリコン初動50万枚突破、サウンドスキャン第1週15万枚と喜んでも、楽曲人気とは別の魅力によって達成された数字で、それはヒット指標ではないという、至極もっともな意見が通って、ランキングに反映されなくなったら、一気に崩壊する砂上の楼閣です。


では、乃木坂は、「Xデー」が本当にやって来た時、それを乗り越える準備は万端かというと、握手会人気の順に選抜メンバーを並べるような手法を未だに続けていて、非常に心もとない。

最近、このブログで、「命は美しい」のダンスを盛んに取り上げているのは、いざと言う時、メンバーが頼れるのは歌、ダンス、演技といったスキルだけなので、今のうちに徹底的に向上させて欲しいという願いからです。

「Xデー」が来ても、生田絵梨花は何とかやっていくだろうと、多くの人が考えるのは、彼女が分厚いスキルを持っているためです。

スキルがないまま、乃木坂のCDセールスが崩壊したら、「ヘビーローテーション」「Everyday、カチューシャ」といった大ヒット曲がなく、グループの知名度がまだまだ脆弱な中、多くのメンバーが困難な状況に直面する危険があります。

嬉しいニュースが続く乃木坂ですが、握手会券付きCDのカウント問題の行方を考えると、満開の桜の下で悩んでいるような、春の憂鬱といった気分になってきます(笑)。


ところで、2月15日(日)放送のNHK Eテレ「将棋フォーカス」で、伊藤かりんの出演に絡んで、横浜で行なわれた乃木坂個別握手会の様子が流れました。

休憩時間中、将棋を指すかりんを見ていた星野みなみが、「玉を取れば良いんだよ」と説明して貰っているのに、「全部のマスを埋めればいいの?」と、強烈な質問をぶつける場面が衝撃的です。

多分、みなみの思い描いているのは、白と黒の丸いのが並んでいるゲームじゃないかな(笑)。


このシーンの前に、伊藤かりんとファンが握手するシーンがあり、手を握ってから、剥がしの人が剥がすまでが映った場面があって、ストップウォッチで測ってみたら、5秒弱でした。

シミュレーション計算では、CD1枚当たりの平均割り振り時間を8秒に設定しているのですが、正味の対面時間が5秒というのは、丁度良い具合だなと、テレビを見ながら、一人で納得しました(笑)。

オリコンが個別握手会券付きCDを、一般流通CDと合算せず、単独で数字を出してくれれば、色んなことがはっきりして、メンバーごと、会場ごとのセールスなど、もっと細かいことを知る手掛かりになるんですが、今は、どうしようもないので、あらゆる機会を捉えて、断片的な情報を掻き集め、推測精度を高めていくしかありません。


ただ、最近、オリコンは、ミュージックカード付きCDやイベントチケット付きCDの合算を停止する措置を相次いで発表していて、握手会券付きCDや総選挙券付きCDを合算すべきではないという声が高まっていくのは必至です。

松井玲奈が今回の「総選挙」に参加しないと表明したのは、所属事務所が、こういった批判の声が彼女に及ぼす影響を考え、「Xデー」後の活動へ備えるため、AKB48商法に距離を置き始めたのかなと、つい妄想を膨らましてしまいました(笑)。

彼女自身には、卒業が相次ぐSKE48の現状を含め、色々と胸を去来するものがあるだろうけど、最終的には、タレントとしてプラスになるかどうかの事務所判断で決まる気がします。

知名度の低いメンバーであれば、「総選挙」に出ることは大きな意味があるけど、映画にバラエティにと、すでに多くのソロ仕事をこなしているタレント「松井玲奈」にとって、出馬によって期待出来るプラスは少ないのかもしれません。

率直な個人的感想を述べると、不参加の決断には好感が持てます、乃木坂は「総選挙」に、多分関係ないと思うので、基本、他人事なんだけど(笑)。

まあ、どんな時代になっても、ステージで良いパフォーマンスをすれば、評価に結びつくのは間違いない筈で、乃木坂は、しっかり音を取って、フリを揃えて(笑)、魅力的な歌とダンスを、披露し続けることに専念して欲しいです。


次に、iTunes Store のランキングを載せておきます。

(表6) iTunes Store トップソングにおける乃木坂46とAKB48Gの200位以内ランクイン曲

# 2015年3月25日(水) 16:00 時点

乃木坂46の11枚目収録曲
019位:「命は美しい」
201位以下(圏外):「ごねんね ずっと」「立ち直り中」「君は僕と会わない方がよかったのかな」「ボーダー」「あらかじめ語られるロマンス」

AKB48Gでランクインしている曲
097位:「Don't Look Back!」NMB48
124位:「Green Flash」AKB48


「命は美しい」が19位に入っています。

発売から1週間でこの順位であれば、「スマッシュヒット」という言葉を使いたくなります(笑)。

「Don't Look Back!」は来週3月31日(火)発売のNMB48の11枚目表題曲です。


最後に、乃木坂の出演番組情報を。

長いです(笑)。

注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

====== 3月 (March) =====

今日、水曜夜10時
3月25日(水) 22 : 00 ~ 22 : 54 フジテレビ『残念な夫。』第10回(最終回)
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。温水洋一さんは離婚の調停委員だったんですね。単なるスーパー銭湯好きのおせっかいおじさんで終わるのかと思ってた(笑)。物語はダイナミックに動いてますが、浮気の疑惑が晴れたら、今度は子育てへの愛情が云々という話になって、まあギスギスしています。こんなに大変なら、離婚なんて出来ればしない方が良いですね(笑)。我らのいくちゃんは、コンクールに向けた練習で、壁に当たってもがいていて、こちらも重いです、空気が。ただ、乃木坂ライブのための練習でも、こうやってスランプに陥ることはあるだろうから、ステージで見せてくれる素晴らしいピアノ演奏の裏には、壮絶な努力があるんだと、しみじみ感心しました。今度から、正座して聴かなきゃくらいの気持ちになります(笑)。来週はいよいよ最終回ですが、知里と陽一が離婚、美香はコンクールで優勝出来ず、「須藤様」も再びDVを起こしてなんて展開だと、終わったあと、しばらく旅に出たくなりますね(笑)。しかし、全てがハッピーエンドというのも現実味に乏しいので、どの辺にオトしてくるのか、楽しみではあります。
『残念な夫。』の公式サイト

明日、木曜深夜0時15分
3月26日(木) 24 : 15 ~ テレビ朝日『しくじり先生』
高山一実がレギュラー出演する人気の深夜バラエティ。4月からゴールデンタイムの放送となり、これが深夜枠での最終回。オリエンタルラジオの中田敦彦が先生。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ

来週、月曜夜9時から
3月30日(月) 21 : 00 ~ 23 : 18 フジテレビ『SMAP×SMAP スペシャル (仮)』
『SMAP×SMAP』の番組史上、初めて行なわれた大運動会で、SMAP5人を含む総勢67名のタレントが、50m走、綱引き、玉入れなど各種競技を行なう特別番組。乃木坂46からは、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花が参加、AKB48Gの4グループもそれぞれ3~4人出場するようです。
『SMAP×SMAP』の番組公式サイト
フジテレビ公式サイトの番組紹介ページ

来週、火曜深夜0時29分
3月31日(火) 21 : 00 ~ TBS『UTAGE! 2時間スペシャル』
中居正広MCの音楽番組で、渡辺麻友がアシスタントで出演しています。乃木坂46から西野七瀬、白石麻衣、橋本奈々未、桜井玲香、生田絵梨花が出演。月曜日放送回に流れたVTRによると、Kis-My-Ft2の玉森裕太とコラボするようですが、練習シーンに生田絵梨花が映っていなかったので、ひょっとすると、いくちゃんには別のステージがあるのかもしれません。
『UTAGE!』の番組公式サイト

====== 4月 (April) =====

来週、水曜夜6時55分
4月1日(水) 18 : 55 ~ 19 : 25 NHK Eテレ『Rの法則』
以下のサイトで「命は美しい」の歌詞に関するアンケートを行なっています。
アンケートのページ
『Rの法則』の番組公式サイト
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[FM] 来週、水曜深夜0時
4月1日(水) 24 : 00 ~ 24 : 30 BayFM『OL兼任アイドル 新内眞衣のまいちゅんカフェ』第1回
なんと新内眞衣の冠番組がラジオで始まります。毎週水曜深夜放送だそうで、これは快挙と言っていいでしょう。まいちゅんはトークが上手いので、不安より期待の方が大きいです。
乃木坂公式サイトの関連記事
BayFMの公式サイト

来週、土曜夕方6時
4月4日(土) 18 : 00 ~ 18 : 30 フジテレビ『MUSIC FAIR』
渡辺美里さんが、4月4日放送の『MUSIC FAIR』に、乃木坂46、ナオト・インティライミ、新山詩織とともに出演するとブログに書かれています。
『MUSIC FAIR』の番組公式サイト
渡辺美里オフィシャルブログ2015-03-10 22:54:27

6日、月曜夜7時から
4月6日(月) 25 : 29 ~ 25 : 59 日テレ『NOGIBINGO!4』第1回
乃木坂の人気冠番組『NOGIBINGO!』のSeason4が4月からスタートです(笑)。
『NOGIBINGO!4』の番組公式サイト

11日、土曜夜7時30分
4月11日(土) 19 : 30 ~ 20 : 59 NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 春ソング2015~あなたに贈る名曲セレクション~』
4月19日(日) 13 : 00 ~ 14 : 29 NHK BSプレミアム (再放送)
松下奈緒、清水ミチコ、ビビる大木が司会を務める音楽特番に乃木坂が出演。
ナタリーの関連記事

18日、土曜夜6時10分
4月18日(土) 18 : 10 ~ NHK総合『マサカメTV』
中元日芽香が単独で出演。その回のタイトルは「今日から使える!?ケチ知恵SP」。
『マサカメTV』の番組公式サイト

20日、月曜夜7時から
4月20日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 ゴールデン進出初回スペシャル』
高山一実が出演!先生はホリエモンで、かずみんによると「すんごかった」そうです(笑)。
『しくじり先生』の番組公式サイト
高山一実の2015/03/16_19:12ブログ

[CS] 23日、木曜夜10時から
4月23日(木) 22 : 00 ~ 22 : 30 100%ヒッツ!スペースシャワーTVプラス『Tokyo Girls' Update』初回
4月29日(水祝) 25 : 00 ~ 25 : 30 (再放送)
桜井玲香とハリー杉山がMC を務める連続情報バラエティ。日本の「ガールズカルチャーを海外に向けて発信」とのことです。初回ゲストとして高山一実、深川麻衣、新内眞衣が登場です。
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// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
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2013年11月 ~ 2014年6月
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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「命は美しい」初動50万枚突破は百枚単位の攻防か、松井、生駒、川村のフロントを観てみたい [23Mar15]

2015-03-23 20:30:00 | 芸能
先ほど、「命は美しい」の3月22日付オリコンデイリーが6千枚の1位と発表され、この結果、デイリー累積は49万8千枚となりました。

3月22日(日)は第1週集計締切日なので、この累積に1千枚強を足した枚数がオリコン初動になると思われます。

乃木坂史上初の初動50万枚突破、ん~、めちゃくちゃ微妙です。

明日か明後日に発表される初動枚数は、50万台に届かなかったとしても、ギリギリ足りない数字で、届いたとしても、ほんのチョッと越える程度の可能性が濃厚で、まあ、どちらにしても、「ほぼハーフミリオン!おめでとう!」で良いんじゃないでしょうか、ダメっすかね(笑)。


先週、11枚目個別握手会第8次応募終了時点での完売状況が判明したので、一応、シミュレーション計算による推定売り上げ枚数を載せておきます。

(表1) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味

11枚目「命は美しい」
発売日:2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締切:2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:第8次分まで
初動算入分:推定38.2万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)

[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +46 {295/713, 33.9万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +25 {320/713, 35.9万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
[08次] +33 {353/713, 38.2万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)


上表のように、第8次応募終了時点で、713部中353部完売で、個別握手会の推定売り上げ枚数は38万2千枚と計算されています。

発売第1週までのオリコン初動を50万枚とすれば、この枚数を使って店頭販売第1週は11万8千枚と推測され、前作「何度目の青空か?」とほぼ同じ水準となります。

もちろん38万2千枚は単なる推定値なので、個別握手会と店頭販売による正確な売り上げ枚数は、サウンドスキャンの数字が出ないと何とも言えません。

しかし、ここ数シングルの初動予想から、シミュレーション計算の誤差が、2万枚を越えることは考えにくいので、店頭販売が14万枚を越えるような景気の良い数字になっている可能性は、ちょっと低いんじゃないかと、現時点では、覚悟しています(笑)。

オリコンとサウンドスキャンの数字が出揃ったら、「1期10」と「1期20」「2期」の差がどのくらい詰まったのかを含め、分析してみるつもりです。


それから、iTunes Store トップソングは、配信開始の発売日に、「命は美しい」が3位、おそらく一瞬2位といった感じで上位に浮上したものの、その後、ジリジリと順位を下げて、登場6日目となる現在は、以下のように11位です。

また、カップリング曲は、「ごねんね ずっと」の190位以外は、201位以下の圏外になっています。

(表2) iTunes Store トップソングにおける乃木坂46とAKB48Gの200位以内ランクイン曲

# 2015年3月23日(月) 18:00 時点

乃木坂46の11枚目収録曲
011位:「命は美しい」
190位:「ごねんね ずっと」
201位以下(圏外):「立ち直り中」「君は僕と会わない方がよかったのかな」「ボーダー」「あらかじめ語られるロマンス」

AKB48Gでランクインしている曲
097位:「Green Flash」
151位:「恋するフォーチュンクッキー」


配信開始後1週間近く経っても、「命は美しい」は何とか上位に踏みとどまっていて、乃木坂の楽曲が、ダウンロード配信という形のセールスにおいて、以前より高い人気を呼んでいるのは間違いないでしょう。

これから、「命は美しい」のスタジオライブが、続々とテレビで流れるので、しぶとくトップソング上位に留まることを、期待していいかもしれません。


そうなんです、11枚目表題曲は、様々な音楽番組を通して、集中的なメディア露出が予定されていて、ファンとしては、録画用HDを新たに買わなきゃいけないくらいの、怒濤の宣伝攻勢です(笑)。

まず、さっそく今夜、見逃せない番組が二つあります。

今日、夜10時からのNHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』と深夜0時29分からのTBS『UTAGE!』に乃木坂46が出演、「命は美しい」をパフォーマンスする予定です。


注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

====== 3月 (March) =====

今日!月曜夜10時
3月23日(月) 22 : 00 ~ 22 : 48 NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』
昨年末の紅白歌合戦で副音声を担当して好評を博した、バナナマンと久保田祐佳NHKアナウンサーが司会の特別音楽番組。乃木坂46が「命は美しい」を披露すると思われます。
ナタリーの関連記事
『MUSIC JAPAN』の番組公式サイト
乃木坂公式サイトの関連記事

今日!月曜深夜0時29分
3月23日(月) 24 : 29 ~ TBS『UTAGE!』
中居正広MCの音楽番組で、渡辺麻友がアシスタントで出演しています。乃木坂46が「命は美しい」を披露。
『UTAGE!』の番組公式サイト

今週!水曜夜10時
3月25日(水) 22 : 00 ~ 22 : 54 フジテレビ『残念な夫。』第10回(最終回)
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。温水洋一さんは離婚の調停委員だったんですね。単なるスーパー銭湯好きのおせっかいおじさんで終わるのかと思ってた(笑)。物語はダイナミックに動いてますが、浮気の疑惑が晴れたら、今度は子育てへの愛情が云々という話になって、まあギスギスしています。こんなに大変なら、離婚なんて出来ればしない方が良いですね(笑)。我らのいくちゃんは、コンクールに向けた練習で、壁に当たってもがいていて、こちらも重いです、空気が。ただ、乃木坂ライブのための練習でも、こうやってスランプに陥ることはあるだろうから、ステージで見せてくれる素晴らしいピアノ演奏の裏には、壮絶な努力があるんだと、しみじみ感心しました。今度から、正座して聴かなきゃくらいの気持ちになります(笑)。来週はいよいよ最終回ですが、知里と陽一が離婚、美香はコンクールで優勝出来ず、「須藤様」も再びDVを起こしてなんて展開だと、終わったあと、しばらく旅に出たくなりますね(笑)。しかし、全てがハッピーエンドというのも現実味に乏しいので、どの辺にオトしてくるのか、楽しみではあります。
『残念な夫。』の公式サイト

今週!木曜深夜0時15分
3月26日(木) 24 : 15 ~ テレビ朝日『しくじり先生』
高山一実がレギュラー出演する人気の深夜バラエティ。4月からゴールデンタイムの放送となり、これが深夜枠での最終回。オリエンタルラジオの中田敦彦が先生。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ

来週、月曜夜9時から
3月30日(月) 21 : 00 ~ 23 : 18 フジテレビ『SMAP×SMAP スペシャル (仮)』
『SMAP×SMAP』の番組史上、初めて行なわれた大運動会で、SMAP5人を含む総勢67名のタレントが、50m走、綱引き、玉入れなど各種競技を行なう特別番組。乃木坂46からは、白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花が参加、AKB48Gの4グループもそれぞれ3~4人出場するようです。
『SMAP×SMAP』の番組公式サイト
フジテレビ公式サイトの番組紹介ページ

====== 4月 (April) =====

[FM] 来週、水曜深夜0時
4月1日(水) 24 : 00 ~ 24 : 30 BayFM『OL兼任アイドル 新内眞衣のまいちゅんカフェ』第1回
なんと新内眞衣の冠番組がラジオで始まります。毎週水曜深夜放送だそうで、これは快挙と言っていいでしょう。まいちゅんはトークが上手いので、不安より期待の方が大きいです。
乃木坂公式サイトの関連記事
BayFMの公式サイト

来週、土曜夕方6時
4月4日(土) 18 : 00 ~ 18 : 30 フジテレビ『MUSIC FAIR』
渡辺美里さんが、4月4日放送の『MUSIC FAIR』に、乃木坂46、ナオト・インティライミ、新山詩織とともに出演するとブログに書かれています。
『MUSIC FAIR』の番組公式サイト
渡辺美里オフィシャルブログ2015-03-10 22:54:27

6日、月曜夜7時から
4月6日(月) 25 : 29 ~ 25 : 59 日テレ『NOGIBINGO!4』第1回
乃木坂の人気冠番組『NOGIBINGO!』のSeason4が4月からスタートです(笑)。
『NOGIBINGO!4』の番組公式サイト

11日、土曜夜7時30分
4月11日(土) 19 : 30 ~ 20 : 59 NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 春ソング2015~あなたに贈る名曲セレクション~』
4月19日(日) 13 : 00 ~ 14 : 29 NHK BSプレミアム (再放送)
松下奈緒、清水ミチコ、ビビる大木が司会を務める音楽特番に乃木坂が出演。
ナタリーの関連記事

18日、土曜夜6時10分
4月18日(土) 18 : 10 ~ NHK総合『マサカメTV』
中元日芽香が単独で出演。その回のタイトルは「今日から使える!?ケチ知恵SP」。
『マサカメTV』の番組公式サイト

20日、月曜夜7時から
4月20日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 ゴールデン進出初回スペシャル』
高山一実が出演!先生はホリエモンで、かずみんによると「すんごかった」そうです(笑)。
『しくじり先生』の番組公式サイト
高山一実の2015/03/16_19:12ブログ


「命は美しい」は、すでにかなりの回数、テレビで放送されていますが、それらはBSやCSが中心で、これからは「MUSIC FAIR」や「MUSIC JAPAN」といった地上波の人気音楽番組に登場していく流れになっています。

新曲キャンペーンが本格化するに当たって、パフォーマンス、とくにダンスを振り返って、気になった点を述べてみます。

まずは、「命は美しい」が披露された番組とステージの長さをまとめてみました。

(表3) 「命は美しい」のダンスが披露された番組とその演奏時間

[凡例]
コンサートや番組の名称
演奏時間 = 「曲名」
放送された日付とメディア名

#「演奏時間」は前奏開始から後奏終了までの時間。
#「3 : 03」は3分3秒を表す。

(CD)
5 : 07 =「命は美しい」
2015/03/18発売11枚目収録

5 : 18 =「君の名は希望」
2013/03/13発売5枚目収録

(テレビ放映されたライブ又は音楽番組)
3rd Year BIRTHDAY LIVE in 西武ドーム
5 : 07 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
2月22日(日) BSスカパー

スカパー!音楽祭 2015
5 : 07 =「命は美しい」
# 11th選抜 (川村真洋)
5 : 09 =「君の名は希望」
2月25日(水) BSスカパー

ミュージックドラゴン
2 : 31 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
3月20日(金)深夜 日テレ

乃木坂46SHOW!
5 : 07 =「命は美しい」
# 11th選抜 (川村真洋)
3月20日(土) NHK BSプレミアム

乃木坂って、どこ?
2 : 31 =「命は美しい」
# 11th選抜 (松井玲奈)
3月21日(日)深夜 テレビ東京


CD収録の「命は美しい」は5分7秒で、演奏時間を青色で示した三つの番組において、フルバージョンと同じ演奏時間で披露されています。

この中で、『3rd Year BIRTHDAY LIVE』の生中継は、メンバーが広いステージに散らばって踊る時間が長く、ややダンスが見にくい部分がありました。

そこで、全員をカメラに収めやすいスタジオ空間でフルバージョンを披露した「スカパー!音楽祭 2015」と「乃木坂46SHOW!」のケースを中心に話をしたいと思います。


ただ、「スカパー!音楽祭 2015」のステージに関しては、すでに感想を翌日に書いています。

乃木坂メンバーの美しさを引き出した、見応えのあるダンスだけど、全体として構造感に乏しく、コンセプトが伝わりにくいため、単調な雰囲気があるというのが、記事の主旨です。

「命は美しい」は乃木坂の美貌輝く「王道」ダンスも、単調なコンセプトと無構造感に覚える不安 [26Feb15]

また、個々のダンスでは、表情の作り込みがシリアス過ぎること、生駒里奈のフリが全体と揃ってないこと(笑)、生田絵梨花が優等生ダンスになっていることなどを指摘しました。


そういった点を中心に、「乃木坂46SHOW!」のパフォーマンスを観たのですが、驚きました、ほとんどすべての面で改善されていて、大幅にレベルアップしている。

まず、表情については、ホラー映画の予行練習なのかと思わせるほど(笑)、シビアに作り込んでいた伊藤万理華が、シリアス過ぎず、かといって柔らか過ぎない、丁度いい毅然とした雰囲気を醸し出していて、さすがまりっかと感心しました。

それ以外のメンバーも、扱っているテーマに相応しい凛とした空気を出しつつ、乃木坂の美しさを引き立てる、柔和な表情に仕上がっていて、「スカパー!音楽祭 2015」と比べて、格段に良くなっていました。


生駒里奈は、「シェー」のポーズのとき、脚を下げるタイミングが周りより早過ぎて、目立ってしまっていたけど、「乃木坂46SHOW!」では、見事に修正して、他のメンバーに、きちっと合わせていました。

また、こういったダンスに慣れていないのか、ややぎこちなさのあった生田絵梨花が、スムーズなダンスに仕上げていて、唸ってしまいました(笑)。

今でも、ジャズダンスというよりは、バレエに近いフリなんだけど、踊りの趣旨を理解して、全体と調和しながら、自分のオリジナリティを入れ込んでくるあたり、さすがいくちゃんと言いたくなる。


全体として非常に良くなっていたと感じたけど、一つ気になったのは、フロントにいる白石麻衣が、観客からみて左から右へ、センターラインを横切って移動するとき、歩幅が合わないのか、ステップが中途半端で、リズム感をやや欠いていることです。

この移動は、チームの先頭を横切り、観客の注目を一身に集めるようなパートなので、他のフリ同様、キレ味鋭く、リズミカルに行なわないと、全体ダンスの流れを止めてしまう危険があります。

まあ、端的に言うと、カッコ悪いということです(笑)。

右から左への移動はまだリズムを感じさせるので、ポジション変更もダンスの一部という意識を高めれば、左右ともに、もっと良くなるんじゃないかと思います。


(表3)に示したように、フロント左端のポジションは、本来の松井玲奈とアンダーの川村真洋が、半分半分くらいの頻度で担当しています。

ろってぃは、松井さんが出演出来ないときの「代役」という形ですが、いやいや、「代役」なんてとんでもない、全てのメンバーの中で、この二人が一番上手く踊っていて、トップ2と言っても、言い過ぎじゃないと思います。

この手の踊りは、キレ、スピード、ダイナミズムのどれに関しても鍵を握るのは「筋力」だと思います。

松井玲奈は、SKE48で鍛えてきたのでしょう、別格の力強さで、鳥肌の立つような鋭い動きを見せてくれます。

とくに、次のポジションに飛び込んでから、フリに入る一連の動作にまったく無駄がなく、ダンスの完成度が半端ではない。

多分、これまで、相当な量の練習をこなしてきた筈で、明らかにワンランク上のダンスを展開していて、惚れ惚れします。


川村真洋も、ダンスのキレ、スピード、ダイナミズム、どれも見事だけど、彼女の魅力は、その根底にシャープなリズムが横たわっていることです。

何と言うか、体そのものが楽器のように音を奏でる、そんな踊りを見せてくれる。

松井さんのダンスを「重厚」で「パワフル」と表現するなら、ろってぃは「軽快」で「リズミカル」と言いたくなります。

あるポジションから、次のポジションへ、羽ばたく鳥のように軽々と移り、キレのあるダンスを、堪らないリズム感で披露する姿には、目が釘付けになります。

彼女のダンスには、心躍るメロディがあり、美しい歌詞がある。

ろってぃ参加の「命は美しい」を観る度に、そういう感動が心の中で高まっていきます。

とくに、頭を前後に振って、長い髪をサッと振り上げるシーン、細かく回転させる腰の動きと合わせて、そのセクシーさとリズムにゾクゾクします(笑)。


この二人のダンス、ぜひとも同時に観たい。

現在のトップ3、西野七瀬を中心にした白石麻衣と橋本奈々未によるダンスは、それはそれで一つの解釈をこの曲に与えています。

しかし、ダンスのスキルとコンセプトの発信力に、物足りなさを感じる。

個人的には、センターの両脇に松井玲奈と川村真洋が配置されたダンスを観てみたい。


で、センターは誰かと言うと、断然、生駒里奈ですね。

生駒ちゃんは、ダンスの「上手さ」で比べると、松井さんやろってぃに及ばないかもしれないけど、身体全部が発する表情が、この曲のイメージを見事に体現していて、楽曲コンセプトを明確に伝えることが出来る。

彼女は、「表現」の天才で、歌詞やメロディが内蔵する空気感を、観客に向かって一つの視覚的イメージとして具現化する、類い稀な能力を持っている。


乃木坂46の空気感を伝えるセンターに長く選ばれたのも、こういった能力を備えているからじゃないでしょうか。

ただ、チームを引っ張っていく政治的なセンターに彼女を据えるのは、止めた方がいいと思う。

生駒里奈はあくまで楽曲センター、イメージ発信センターであるときに最大の力を発揮する。

乃木坂のための「努力」「自己犠牲」「先駆者」といった言葉が、生駒ちゃんの本来持っている才能を抑えこみ、自分のキャラを彷徨わせている気がします。

結局、「命は美しい」のパフォーマンスで、私が一番惹き付けられたのは、生駒里奈ということです。

ダンスそのものは、玲奈さんやろってぃに叶わなくて、もっと精進した方がいいと思うけど(笑)。


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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今日深夜「命は美しい」が地上波の音楽番組でお披露目!オリコンデイリー累積は40万台後半へ [20Mar15]

2015-03-20 19:00:00 | 芸能
今日の深夜0時58分から日本テレビ『ミュージックドラゴン』に乃木坂46が出演、「命は美しい」を披露する予定です。

西武ドームの『3rd BIRTHDAY LIVE』と『スカパー!音楽祭 2015』がCSで放送され、新曲のパフォーマンスはすでにテレビに登場していますが、地上波での披露は、これが初めてだと思います。

さらに、明日土曜夜11時30分のNHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』で「命は美しい」のスタジオライブが流れます。

その後、深夜1時5分スタートのフジテレビ『うまズキッ!』には、番組レギュラーの白石麻衣に加え、橋本奈々未と松村沙友理が、前回に引き続き、ゲストで出演。

スタジオライブがあるのかないのか不明ですが、少なくとも新曲の告知はあると思います。


で、これで終わりじゃなく、まだまだ続きます(笑)。

来週月曜夜10時からNHK総合で放送される、バナナマン司会の『バナナ♪ゼロミュージック』でも、スタジオライブがある筈です。

また、深夜0時29分からのTBS『UTAGE!』でも、「命は美しい」のライブがあるようで、金曜、土曜、月曜と、怒濤の新曲テレビキャンペーンになってます。


バラエティも含めて、乃木坂メンバーの出演番組を、以下にまとめておきました。

次から次へと出演情報が追加されるので、追いかけるのが大変だけど、ファンとしては嬉しい悲鳴ってやつです(笑)。

ちなみに、いくちゃんがレギュラー出演しているフジテレビ『残念な夫。』は、次が最終回。

主人公夫婦が離婚するかしないかより、正直、ピアノコンクールの方が気になりますね(笑)、優勝するとしないとでは、生田絵梨花が演じる表情の方向性が違ってきて、出来るだけ、魅力的ないくちゃんを観たいので。

まあ、ドラマの見方としては、著しく不純と言うべきです、はい(笑)。


注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

今週から怒濤の音楽番組出演攻勢!見逃せないプログラムが目白押し

今日、金曜深夜0時58分
3月20日(金) 24 : 58 ~ 日本テレビ『ミュージックドラゴン』
「命は美しい」。タカアンドトシ、佐野ひなこ、徳島えりかアナウンサーが司会の音楽番組。
『ミュージックドラゴン』の番組公式サイト
Yahoo!JAPANテレビの番組紹介ページ

明日、土曜夜11時30分
3月21日(土祝) 23 : 30 ~ 23 : 59 NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
3月22日(日) 10 : 30 ~ NHK BSプレミアム (再放送)
「命は美しい」。
『AKB48SHOW!』の番組公式サイト

明日、土曜深夜1時5分
3月21日(土祝) 25 : 05 ~ 25 : 35 フジテレビ『うまズキッ!』
先週に引き続き、レギュラーの白石麻衣に加え、橋本奈々未と松村沙友理が出演!
乃木坂公式サイトの関連記事

来週、月曜夜10時
3月23日(月) 22 : 00 ~ 22 : 48 NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』
「命は美しい」。
ナタリーの関連記事

来週、月曜深夜0時29分
3月23日(月) 24 : 29 ~ TBS『UTAGE!』
「命は美しい」。
『UTAGE!』の番組公式サイト

来週、水曜夜10時
3月25日(水) 22 : 00 ~ 22 : 54 フジテレビ『残念な夫。』第10回(最終回)
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。温水洋一さんは離婚の調停委員だったんですね。単なるスーパー銭湯好きのおせっかいおじさんで終わるのかと思ってた(笑)。物語はダイナミックに動いてますが、浮気の疑惑が晴れたら、今度は子育てへの愛情が云々という話になって、まあギスギスしています。こんなに大変なら、離婚なんて出来ればしない方が良いですね(笑)。我らのいくちゃんは、コンクールに向けた練習で、壁に当たってもがいていて、こちらも重いです、空気が。ただ、乃木坂ライブのための練習でも、こうやってスランプに陥ることはあるだろうから、ステージで見せてくれる素晴らしいピアノ演奏の裏には、壮絶な努力があるんだと、しみじみ感心しました。今度から、正座して聴かなきゃくらいの気持ちになります(笑)。来週はいよいよ最終回ですが、知里と陽一が離婚、美香はコンクールで優勝出来ず、「須藤様」も再びDVを起こしてなんて展開だと、終わったあと、しばらく旅に出たくなりますね(笑)。しかし、全てがハッピーエンドというのも現実味に乏しいので、どの辺にオトしてくるのか、楽しみではあります。
『残念な夫。』の公式サイト

====(ネットに流れている未確認情報)====
3月30日(月)
3月30日(月) フジテレビ『SMAP×SMAP スペシャル スター大運動会』
AKB48Gのメンバーと共に、乃木坂のメンバー数人が参加と噂されています。「週刊ザテレビジョン」の公式アカウントが、3月25日発売号を紹介するツイートで、スマスマ運動会に触れているので、乃木坂出演の真偽は分かりませんが、番組が3月30日(月)に放送されるのは間違いないと思います。
『SMAP×SMAP』の番組公式サイト
====================================

4月4日、土曜夕方
4月4日(土) 19 : 00 ~ フジテレビ『MUSIC FAIR』
渡辺美里さんが、上記放送の『MUSIC FAIR』に、乃木坂46、ナオト・インティライミ、新山詩織とともに出演するとブログに書かれています。
『MUSIC FAIR』の番組公式サイト
渡辺美里オフィシャルブログ2015-03-10 22:54:27

4月11日、土曜夜7時30分
4月11日(土) 19 : 30 ~ 20 : 59 NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 春ソング2015~あなたに贈る名曲セレクション~』
4月19日(日) 13 : 00 ~ 14 : 29 NHK BSプレミアム (再放送)
松下奈緒、清水ミチコ、ビビる大木が司会を務める音楽特番に乃木坂が出演。
ナタリーの関連記事

4月18日、土曜夜6時10分
4月18日(土) 18 : 10 ~ NHK総合『マサカメTV』
中元日芽香が単独で出演。その回のタイトルは「今日から使える!?ケチ知恵SP」。
『マサカメTV』の番組公式サイト

4月20日、月曜夜7時から
4月20日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 ゴールデン進出初回スペシャル』
高山一実が出演!先生はホリエモンで、かずみんによると「すんごかった」そうです(笑)。
『しくじり先生』の番組公式サイト
高山一実の2015/03/16_19:12ブログ


「命は美しい」のオリコンデイリーは、初日が42万2千枚の1位、2日目は3万7千枚の1位で、合計が45万9千枚となっています。

# (追記) 3日目は1万2千枚の1位で、合計は47万1千枚になりました。10枚目「何度目の青空か?」初動は47万9千枚なので、「命は美しい」はほぼ確実に前作を越えると思います。

オリコン週間ランキングに掲載される「初動」枚数は、日曜までの6日間のオリコンデイリーを足したものを、少し上回る数字であることが多いので、2日目までのデイリー累積が45万9千枚ならば、40万台後半は確実にマークすると言えます。

問題は、50万台に入るかどうかで、過去の例から考えると、「ギリギリ届かない」(笑)というのが妥当な読みでしょうか。

しかし、今日から地上波でのお披露目が始まり、週末、店頭販売がぐっと伸びる可能性は残されているので、初日から初動へ、歴代トップの積み上げを実現出来れば、初の第1週ハーフミリオンが見えてきます。


まあ、今日受付が終了した第9次応募分の発送を、どこまで急ぐかで、初動は変わるので、ここまで数字が微妙になると、あとは運営の考え方次第ということになるかもしれません。

無理して数字を上げると、次シングルのCDセールスにおいて、前作越えのハードルが上がってしまうので、今回は「個別握手会の規模縮小にも関わらず前作微増と健闘」あたりで十分と考えるのであれば(笑)、初動ハーフミリオンは次回のお楽しみになるんじゃないかと。

そもそも、オリコン初動集計締切日までに、何回、個別握手会の応募を行なうかで、随分と数字が変わるわけで、第1週が50万に届くかどうかと言っても、それほど重大な意味があるわけではないと思います。

もちろん、ここまで数字を上げられるのは、乃木坂の握手会人気が凄まじいからで、楽曲人気とは違うけど、「人気」があるのは間違いないでしょう。


ところで、その肝心な「楽曲人気」ですが、iTunes Store トップソングで、「命は美しい」は、結局、最高2位まで上がったようです。

現在は、5位から10位あたりに入っているようで、今後、どのくらいの期間、今の位置に留まれるかが、曲への人気を判断するポイントになってきます。

ただ、10枚目表題曲「何度目の青空か?」は最高3位、11枚目「命は美しい」は最高2位を記録したわけで、なかなかトップ10に入らなかった以前と比べると、乃木坂の曲は、随分、注目されてきたなあと感じます。

こういった上位進出を繰り返すうちに、どこかで本当のヒット曲が生まれて、楽曲的ブレイクが現実のものになるのだと思います。


しかし、かつて生駒里奈が指摘したように、乃木坂はカラオケが弱く、それが一般人気を上げるネックになっています。

みんなが歌をうたってくれれば、一気に関心度が高まるので、どうしても「歌えるヒット曲」が欲しいところです。

乃木坂の最近の曲は、シリアスな歌詞のものが多く、カラオケ人気が出にくいんじゃないかと、少し心配しています。

飲み会の延長で歌うときは、やはり明るい曲の方が好まれると思うので、12枚目以降は、「アート」も良いけど(笑)、若さ溢れる、元気で楽しい歌も期待したいですね。


特段ファンでない人が、乃木坂の歌をうたい始めたら、本格的なヒットというべきで、そうなったら、オリコン初動が何枚かなんて、あまり気にならなくなるでしょう。

運営には、それが一番重要なことなのかもしれませんが(笑)。

ただ、カラオケでみんなに歌ってもらうためには、まず、メンバー自身が生で歌えるようにしないと、話は始まらないですね(笑)。

結局、ヒットを飛ばすためには、歌唱力が必要ということなんだと思います。


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「命は美しい」初日42万2千枚、iTunes 3位の好スタートも、オリコンが「おまけ」商法排除へ転換 [18Mar15]

2015-03-18 20:00:00 | 芸能
今日、水曜夜10時
3月18日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第9回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。
『残念な夫。』の公式サイト


今日3月18日(水)発売の11枚目「命は美しい」は、17日付のオリコンデイリーランキングで初登場1位となり、売り上げ枚数は42万2千枚でした。

また、iTunes Store では、「命は美しいコンプリートパック-EP」として、今日から11枚目収録全6曲の配信が始まり、ランキングリストである「トップソング」で、表題曲「命は美しい」が午後7時の時点で、3位まで浮上しています。

(表1) iTunes Store トップソングでの乃木坂11枚目収録楽曲の順位

# 2015年3月18日(水) 19:00 時点

003位:「命は美しい」
040位:「ごねんね ずっと」
077位:「立ち直り中」
087位:「君は僕と会わない方がよかったのかな」
110位:「ボーダー」
163位:「あらかじめ語られるロマンス」


CDセールスとダウンロード配信の初日としては、いずれも歴代最高の数字で、乃木坂はスタートダッシュに成功したと言えます。

3月4日(水)に発売されたAKB48の39枚目「Green Flash」は、表題曲がトップソングの10位以内に、私が知る限り、一度もランクインしておらず、現在は90位あたりになっています。

総選挙投票券は次の40枚目に入り、「Green Flash」はその直前に発売されたシングルなので、ファンの関心が一時的に薄くなっている可能性があり、「命は美しい」と単純に比較は出来ません。

ただ、「支店」も含めたAKB48グループは、ここ数シングル、表題曲がトップソングの10位以内に入ることがほとんどなく、ダウンロード配信が振るわない印象があります。

対して、乃木坂は、「何度目の青空か?」が最高3位にランクインし、「命は美しい」は初日にその3位を記録するなど、勢いを感じさせる順位が続いていて、楽曲人気に関して、AKB48を凌駕しつつある雰囲気になってきました。


まあ、乃木坂46がAKB48の「公式ライバル」というのは一種の詭弁で(笑)、両者がどういう関係にあるのか、本当のところはよく分かりません。

しかし、AKB48の一般人気が低落傾向にあり、「支店」もなかなか上昇気流に乗れない中、それとは関係なく、もし乃木坂が注目を集め始めているのだとすれば、その無関係さの原因は、48Gと一線を画す独自性を、グループとして保ってきたことじゃないでしょうか。

「組閣」や「総選挙」への参加は、乃木坂の生命線であるこの独自性をダイレクトに破壊する行為なので、芽が出始めた乃木坂人気を、運営がもっと大きく育てたいのであれば、今後は、メンバーをAKB48Gの人事シャッフルに絡ませるべきではないと思います。


マツコ・デラックスは「AKBは東京オリンピックに出るな、新潟でNegiccoの邪魔をするな」と吠えたそうですが(笑)、握手会券や総選挙投票券によってCDセールスの数字を吊り上げる手法は、運営が思っている以上に、強い社会的反感を惹起しているようで、オリコンがチケット付きCDの合算停止を決定し、「おまけ」商法の排除に乗り出したことにも、そういった世間の空気への配慮が透けて見えます。

ここで言う「チケット」は、コンサートチケットを指していて、総選挙商法や握手会商法を対象とする措置ではないようですが、MUSIC CARD の合算停止から、間を置かない時期の発表なので、流れとして、総選挙券や握手会券の入ったCDが、近々、次のターゲットになる可能性は十分に考えられます。

ある日、オリコンが握手会券付きCDを合算しないと発表して、しかも西野七瀬のCDと白石麻衣のCDを分けてカウントするなんて言い出したら(笑)、乃木坂が誇る50万枚のセールスは、一気に瓦解してしまいます。

何の準備もなく、こういった「Xデー」を迎えるのは悪夢以外の何ものでもないわけで、今すぐ、握手会商法の抜本的な見直しを始めることが、来るべき危機を乗り越えるために、不可欠だと思います。

AKB48が今後どういう改革を行なうかは分からないけど、それとは関係なく、乃木坂は、人事シャッフルを含むAKB商法から距離を置いて、握手会依存を徐々に緩和しながら、これまで以上に、独自性の高い道を歩むことが、もっとも有効な生き残り策じゃないでしょうか。


さて、話を「目先の数字」に戻しましょう(笑)。

「命は美しい」は、発売初日を見る限り、CDセールスとダウンロード配信の両方で、好スタートを切ったと言えます。

しかし、本格的に評価するには、今後、数字がどう動くかを見ていく必要があります。

iTunes トップソングで、さらに順位が上昇して、10位以内に長く留まるのであれば、「命は美しい」はヒットしているのではないかと疑っていいと思います(笑)。

一方、上位へのランクインが短期間で終わった場合は、プロモーションの物量や販売テクニックによって、一時的に数字が上がっただけで、一般層の興味を、本質的に掘り起こしたとは言い難くなってくる。


例えば、これまでのシングルでは、iTunes Store での販売を、CDと同じように、TypeA、TypeB、TypeC、通常盤という形で行なっていたので、トップソングにおいて、表題曲は、どのタイプに含まれたものをダウンロードしたかで、別々にランクインしていました。

ところが今回は、11枚目収録6曲を「命は美しいコンプリートパック-EP」という形でまとめ、ダウンロード先を一箇所に絞っているので、曲へのリクエストが分散することなく集中し、その分、以前の表題曲に比べて、順位が上がりやすくなっています。

ただ、そうは言っても、数週間に渡って iTunes トップソングの10位以内に留まるなんてことが起これば、これはもう「本物」で(笑)、乃木坂が歌手としてブレイクし始めたと言っていいでしょう。

トップソングにおいて、「命は美しい」の順位が今後どう変わっていくのか、その辺を見極めないと、前作の表題曲と比べて、よりヒットしているかどうかすら、現時点で判断するのは早いと思います。


CDセールスも、オリコンの「初日」ではなく、「初動」が判明しないと、話が始まりません。

ここで、ちょっと用語の説明をしておきます。

今日明らかになった、3月17日付オリコンデイリーの42万2千枚は、発売前日、いわゆる「フラゲ日」までに売れた枚数で、「初日」と呼ぶことがあり、当然ながら、事前予約による販売分が中心となります。

一方、来週始めの週間ランキングで発表される数字は、発売後に迎える最初の日曜日までに売れた枚数で、「初動」と呼ばれ、事前予約だけでなく、第1週の販売分が入ってきます。


シングルCDの売れ行きを判断するとき、「初動」はとくに重視される数字です。

例えば、乃木坂が「右肩上がり」と言われたのは、この初動枚数が、2枚目「おいでシャンプー」から8枚目「気づいたら片想い」まで、常に前作を越える数字だったからです。

9枚目「夏のFree&Easy」が前作割れしたので、最近は、「右肩上がり」というフレーズをあまり聞かなくなりましたが、10枚目「何度目の青空か?」は、8枚目を越える歴代最高の初動を叩き出し、今でも「ほぼ右肩上がり」と言っていいんじゃないでしょうか(笑)。


11枚目「命は美しい」の初動が発表されるのは1週間後ですが、以下のように、過去の例を調べると、初日から初動への積み上げは、比較的一定しているので、現時点で、おおよその枚数を予測することが可能です。

(表2) 歴代シングルの初日から初動への積み上げ

凡例
シングル番号 初日売り上げ枚数 => 初動売り上げ枚数 (初動と初日の差)「タイトル」

# 売り上げ枚数は万枚単位で小数点以下2桁目を四捨五入

01枚目 08.5万枚 => 13.6万枚 (+5.1万枚)「ぐるぐるカーテン」
02枚目 11.1万枚 => 15.6万枚 (+4.4万枚)「おいでシャンプー」
03枚目 15.0万枚 => 18.7万枚 (+3.7万枚)「走れ!Bicycle」
04枚目 19.0万枚 => 23.3万枚 (+4.3万枚)「制服のマネキン」
05枚目 20.4万枚 => 24.2万枚 (+3.8万枚)「君の名は希望」
06枚目 28.6万枚 => 33.7万枚 (+5.1万枚)「ガールズルール」
07枚目 34.7万枚 => 39.5万枚 (+4.8万枚)「バレッタ」
08枚目 38.7万枚 => 45.8万枚 (+7.1万枚)「気づいたら片想い」
09枚目 37.5万枚 => 42.2万枚 (+4.7万枚)「夏のFree&Easy」
10枚目 41.2万枚 => 47.9万枚 (+6.6万枚)「何度目の青空か?」


初日と初動の差は、もっとも小さかったのが3枚目「走れ!Bicycle」の3.7万枚、もっとも多かったのが8枚目「気づいたら片想い」の7.1万枚で、過去10枚の平均積み上げ枚数は5.0万枚でした。

これらのデータから、11枚目初動を予想すると、次のようになります。

(表3) 11枚目シングルの初動予想

「何度目の青空か?」
11枚目 42.2万枚 => 45.8万枚 (+3.7万枚) 最低
11枚目 42.2万枚 => 47.1万枚 (+5.0万枚) 平均
11枚目 42.2万枚 => 49.3万枚 (+7.1万枚) 最高

# オレンジ色は予想枚数の意味


11枚目初動の予想値は、もっとも低い場合で45万8千枚、もっとも高いと49万3千枚で、過去の平均的な積み上げであれば、47万1千枚になります。

10枚目初動が47万9千枚なので、前作と並ぶか、微増もしくは微減というのが、現時点での妥当な読みだと言えます。

11枚目個別握手会の日数は、10枚目より1日少ない6日で、総部数は189部も減った713部なので、前作とほぼ同水準の初動を達成する見込みというのは、より効率的な握手会セールスであって、高く評価出来る数字です。


しかし、一番重要なのは、初回限定盤セールスを含む店頭販売がどこまで伸びるかです。

初日42万2千枚で初動が前作並みに落ち着けば、個別握手会の完売状況から考えて、店頭販売も前作と同じ11万台である可能性が強く、13万台、15万台という派手な数字は、ちょっと期待出来ない雰囲気ではあります。

もちろん、初日から初動への積み上げが大きければ、事情は変わってくるので、来週始め、オリコンとサウンドスキャンの発売第1週売り上げが出揃ってから、詳しい分析を行うつもりです。


とりあえず今は、「命は美しい」のセールスが、CDも配信も素晴らしいスタートを切ったことを、ファンとして素直に喜びたいと思います。

おめでとう!


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毎週、水曜夜10時
3月18日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第9回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。前回この欄に、「陽一と知里が離婚なんていう展開はまずない」と書いたら、第8話最後の次回予告で、いきなり「離婚調停」とデカデカ出てきて、ちょっと笑ってしまいました。さらに、岸谷五朗が大塚寧々に向かって、美香が夢に破れても、「おまえ任せにしないで、オレが支えるから」なんて話すシーンもある。「ドラマの展開が生ヌルくて、ドキドキしない」という視聴者のみなさんのご懸念、重々承知しておりますよ、という制作側からのメッセージなんでしょうか(笑)。高橋メアリージュンが家に帰ってこない「須藤様」は、いよいよをDVを止める方法なんて本を読み始めていて、復縁か離婚か、こちらも制作者と視聴者の希望でいかようにも転ぶ展開になっています(笑)。シリアスにすれば視聴率が上がるわけじゃないけど、時間帯から考えて、「ほのぼのファミリー昼ドラ」風に進むよりは、パンチがあった方が、個人的には良いと思います。もっと言えば、いくちゃんの恋愛ストーリーを観たいのだけど、こっちの方は、フジテレビではなく、握手会人気が落ちることを心配する乃木坂運営の意向で踏み込めないとか(笑)。それにしても、EXILEの黒木啓司は、なかなか味のある演技をしますね。
『残念な夫。』の公式サイト

今週から怒濤の音楽番組出演攻勢!見逃せないプログラムが目白押し

今週、金曜深夜0時58分
3月20日(金) 24 : 58 ~ 日本テレビ『ミュージックドラゴン』
タカアンドトシ、佐野ひなこ、徳島えりかアナウンサーが司会の音楽番組。
『ミュージックドラゴン』の番組公式サイト

今週、土曜夜11時30分
3月21日(土祝) 23 : 30 ~ 23 : 59 NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
3月22日(日) 10 : 30 ~ NHK BSプレミアム (再放送)
『AKB48SHOW!』の番組公式サイト

今週、土曜深夜1時5分
3月21日(土祝) 25 : 05 ~ 25 : 35 フジテレビ『うまズキッ!』
先週に引き続き、レギュラーの白石麻衣に加え、橋本奈々未と松村沙友理が出演!
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来週、月曜夜11時30分
3月23日(月) 22 : 00 ~ 22 : 48 NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』
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来月の予定

4月4日、土曜夕方
4月4日(土) 19 : 00 ~ フジテレビ『MUSIC FAIR』
渡辺美里さんが、上記放送の『MUSIC FAIR』に、乃木坂46、ナオト・インティライミ、新山詩織とともに出演するとブログに書かれています。
『MUSIC FAIR』の番組公式サイト
渡辺美里オフィシャルブログ2015-03-10 22:54:27

4月11日、土曜夜7時30分
4月11日(土) 19 : 30 ~ 20 : 59 NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 春ソング2015~あなたに贈る名曲セレクション~』
4月19日(日) 13 : 00 ~ 14 : 29 NHK BSプレミアム (再放送)
松下奈緒、清水ミチコ、ビビる大木が司会を務める音楽特番に乃木坂が出演。
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4月20日、月曜夜7時から
4月20日(月) 19 : 00 ~ テレビ朝日『しくじり先生 ゴールデン進出初回スペシャル』
高山一実が出演!先生はホリエモンで、かずみんによると「すんごかった」そうです(笑)。
『しくじり先生』の番組公式サイト
高山一実の2015/03/16_19:12ブログ


// 過去の記事を読みたい方へ

2014年7月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~)

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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乃木坂11枚目「命は美しい」初動予想は前作越えの49万枚、店頭販売次第で50万枚突破の可能性 [16Mar15]

2015-03-16 18:00:00 | 芸能
注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

毎週、水曜夜10時
3月18日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第9回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。前回この欄に、「陽一と知里が離婚なんていう展開はまずない」と書いたら、第8話最後の次回予告で、いきなり「離婚調停」とデカデカ出てきて、ちょっと笑ってしまいました。さらに、岸谷五朗が大塚寧々に向かって、美香が夢に破れても、「おまえ任せにしないで、オレが支えるから」なんて話すシーンもある。「ドラマの展開が生ヌルくて、ドキドキしない」という視聴者のみなさんのご懸念、重々承知しておりますよ、という制作側からのメッセージなんでしょうか(笑)。高橋メアリージュンが家に帰ってこない「須藤様」は、いよいよをDVを止める方法なんて本を読み始めていて、復縁か離婚か、こちらも制作者と視聴者の希望でいかようにも転ぶ展開になっています(笑)。シリアスにすれば視聴率が上がるわけじゃないけど、時間帯から考えて、「ほのぼのファミリー昼ドラ」風に進むよりは、パンチがあった方が、個人的には良いと思います。もっと言えば、いくちゃんの恋愛ストーリーを観たいのだけど、こっちの方は、フジテレビではなく、握手会人気が落ちることを心配する乃木坂運営の意向で踏み込めないとか(笑)。それにしても、EXILEの黒木啓司は、なかなか味のある演技をしますね。
『残念な夫。』の公式サイト

今週から怒濤の音楽番組出演攻勢!見逃せないプログラムが目白押し

今週、金曜深夜0時58分
3月20日(金) 24 : 58 ~ 日本テレビ『ミュージックドラゴン』
タカアンドトシ、佐野ひなこ、徳島えりかアナウンサーが司会の音楽番組。
番組公式サイト

今週、土曜夜11時30分
3月21日(土祝) 23 : 30 ~ 23 : 59 NHK BSプレミアム『乃木坂46SHOW!』
3月22日(日) 10 : 30 ~ NHK BSプレミアム (再放送)
番組公式サイト

今週、土曜深夜1時5分
3月21日(土祝) 25 : 05 ~ 25 : 35 フジテレビ『うまズキッ!』
先週に引き続き、レギュラーの白石麻衣に加え、橋本奈々未と松村沙友理が出演!
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来週、月曜夜11時30分
3月23日(月) 22 : 00 ~ 22 : 48 NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』
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来月、11日土曜夜7時30分
4月11日(土) 19 : 30 ~ 20 : 59 NHK BSプレミアム『ザ・プレミアム 春ソング2015~あなたに贈る名曲セレクション~』
4月19日(日) 13 : 00 ~ 14 : 29 NHK BSプレミアム (再放送)
松下奈緒、清水ミチコ、ビビる大木が司会を務める音楽特番に乃木坂が出演。
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いよいよ11枚目「命は美しい」の発売が今週水曜に迫ってきました。

今日は、オリコン第1週で示される売り上げ枚数、いわゆる「初動」を予想するつもりですが、乃木坂のCDを初めて買う方もいらっしゃると思うので、まず、シングルの内容を大まかに紹介しておきます。

乃木坂のシングルには、CD1枚とDVD1枚から成る「初回限定盤」とCD1枚のみの「通常盤」があります。

初回限定盤は、A、B、Cの3タイプがあり、異なるCDとDVDが入っていて、通常盤CDも、異なる構成になっています。

つまり、4種類のCDと3種類のDVDがあるわけで、その組み合わせによって、初回限定盤3タイプと通常盤の合計4タイプが別々のジャケット写真を載せて販売されます。


1枚のCDにはそれぞれ3曲が収録されていて、4種類すべてに、表題曲と共通カップリング曲が入っています。

そして、残りの1曲は、その盤固有のカップリングで、結局、1シングル全4タイプで6曲になります。

一方、1枚のDVDには、ミュージックビデオが2本収録され、一つは表題曲MV、もう一つは、共通カップリング又は盤固有カップリングのMVが入っていて、結局、1シングルにつき4種類のMVが用意されています。

さらに、DVDには、MV以外の「特典映像」が収録され、今回は、二人のメンバーによるミニドラマやイメージビデオが重複しない形で、3タイプに分けて収められています。

まあ、抽象的に説明するより、具体的に示した方が分かり易いので、以下に、11枚目「命は美しい」の構成を載せておきます。

# タイトルは「曲名」で示し、続く(括弧)内は担当したメンバー名などの情報

(初回限定盤 TypeA)
[DISC1(CD)]
「命は美しい」(11th選抜表題曲; センター西野七瀬)
「あらかじめ語られるロマンス」( 生田絵梨花 生駒里奈 星野みなみ 伊藤万理華 齋藤飛鳥 堀未央奈; 選抜年少メンバー中心)
「立ち直り中」(白石麻衣 橋本奈々未 秋元真夏 深川麻衣 衛藤美彩 高山一実 松村沙友理; 選抜年長メンバー中心)
[DISC2(DVD)]
「命は美しい」MV
「立ち直り中」MV
メンバーのペアPV (生駒里奈&伊藤万理華、衛藤美彩&桜井玲香、川後陽菜&斎藤ちはる、川村真洋&相楽伊織、高山一実&能條愛未、西野七瀬&若月佑美)

(初回限定盤 TypeB)
[DISC1(CD)]
「命は美しい」
「あらかじめ語られるロマンス」
「ごめんね ずっと・・・」(西野七瀬; ソロ曲)
[DISC2(DVD)]
「命は美しい」MV
「ごめんね ずっと・・・」MV
メンバーのペアPV (伊藤かりん&樋口日奈、井上小百合&斉藤優里、齋藤飛鳥&星野みなみ、白石麻衣&橋本奈々未、新内眞衣&深川麻衣)

(初回限定盤 TypeC)
[DISC1(CD)]
「命は美しい」
「あらかじめ語られるロマンス」
「君は僕と会わない方がよかったのかな」(11thアンダー曲、センター中元日芽香)
[DISC2(DVD)]
「命は美しい」MV
「君は僕と会わない方がよかったのかな」MV
メンバーのペアPV (生田絵梨花&松村沙友理、北野日奈子&和田まあや、中田花奈&永島聖羅、堀未央奈&松井玲奈、元研究生)

(通常盤)
[DISC1(CD)]
「命は美しい」
「あらかじめ語られるロマンス」
「ボーダー」(伊藤純奈 佐々木琴子 鈴木絢音 寺田蘭世 山崎怜奈 渡辺みり愛; 元研究生曲)


表題曲はもちろん「命は美しい」で、共通カップリング曲が「あらかじめ語られるロマンス」、盤固有のカップリングがTypeA「立ち直り中」、TypeB「ごめんね ずっと・・・」、TypeC「君は僕と会わない方がよかったのかな」、通常盤「ボーダー」です。

この6曲のうち、「命は美しい」「立ち直り中」「ごめんね ずっと・・・」「君は僕と会わない方がよかったのかな」に関してMVが作られ、「命は美しい」と「ごめんね ずっと・・・」はフルバージョンが現時点でYouTube公開されており、残りの2曲は予告編がアップされています。

# 以下の曲名をクリックすると、YouTube公開のMV を観ることが出来ます。すぐに動画が始まるので、音声などにご注意下さい

「命は美しい」MVフルバージョン
「ごめんね ずっと・・・」MVフルバージョン
「立ち直り中」MV予告編
「君は僕と会わない方がよかったのかな」MV予告編


11枚目のように、共通カップリング曲にMVが付かないのは、前作「何度目の青空か?」と同じですが、過去のシングルを振り返ると、珍しいケースです。

乃木坂の歴代シングルについて、詳細を知りたい方は、以下の記事をご参照下さい。

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


AKB48グループや乃木坂46は、シングルCDに握手会などの特典を付け、その魅力によって何十万枚というセールスを達成しますが、CDの販売方法は大きく二種類に分けられます。

一つは、街中にある通常のCDショップやAmazonなどを通して販売する方法で、そのCDを誰が買ったのか、運営には分かりません。

つまり、スーパーやネットで野菜を買うようなもので(笑)、配送先やクレジットカード情報の入力が必要な場合もあるけど、基本的に、匿名で買える、ごく普通の店頭販売です。

そして、初回限定盤3タイプと通常盤、つまり全種類のCDを、この方法で買うことが出来ます。


初回限定盤には、全国握手会への参加券が付いています。

全国握手会は、二人1組のメンバーと握手するイベントで、「原則」として、握手したい相手を選ぶことは出来ません。

「原則」というのは、最初の握手は、主催者側がランダムに決めるため、握手会券を1枚しか持っていない場合は、それに従うしかないからです。

但し、2回目以降は、自分の好きなレーンに並べるので、何枚も持っていれば、握手するメンバーを選べます。

3種類しかない初回限定盤を、4枚以上買う人がいるのは、そのためです。


また、全国握手会券は、メンバーとトランプして遊ぶ「お茶会」や、自分の好きなフレーズをメンバーに言ってもらってそれを録音する「録音会」などのイベントへの参加応募券も兼ねています。

ただ、これらは全国握手会と違って、参加人数を限った抽選イベントなので、応募券をたくさん送った方が、当選確率が上がります。

例えば、応募ハガキ1枚につき券3枚添付で申し込める場合、人気があって競争率高そうだけど、絶対行きたいからと、念のためハガキを5枚送ろうとすれば、初回限定盤を15枚買う必要があります。

さらに、全国握手会にも参加したくて、「推し」レーンは押さえた上で、さゆりんごの笑顔を見て、いくちゃんに謁見して、まりっかに映画主演おめでとう!で、琴子レーンなんかも覗きたいなんて考えてると(笑)、20枚、30枚は簡単にいっちゃいますね(笑)。

店頭販売での売り上げ枚数は、サウンドスキャンという会社が調べて、毎週、サイトに数字を載せています。

駅前のCDショップやAmazonなどでの販売枚数の総体を表すので、それが10万枚以上になると、CDが飛ぶように売れていることになって、もの凄く曲がヒットしている感が出てきますが、乃木坂の場合は、初回限定盤に全国握手会や「お茶会」などの特典を付けているので、素直にヒット指標と見なせない部分があります。


もう一つの販売方法は、乃木坂であれば、forTUNE music というサイトを介して、買い手が名前などの個人情報を明かした上で購入する方法です。

この方法で買えるのは、通常盤だけですが、そのCDにメンバーを1人指名して握手する「個別握手会」への参加券が入っています。

店頭販売されている通常盤CDと、収録内容は同じだけど、個別握手会に参加するには、この方法でCDを買うしかありません。


個別握手会は、90分を1部として、1日最高5部を設定し、11枚目では関東会場を4日、京都1日、名古屋1日の合計6日になっています。

各メンバーの担当部数は、人によって異なっていて、そのメンバーの過去の実績によって決められています。

西野七瀬や白石麻衣といった超人気メンバーは、6日すべてで5部を担当するので、30部の握手会をこなすことになります。

一方、ファンの方は、税込み1枚1050円のCDで、10秒ほどの時間が貰えて、その中で話ながら握手をする形です。

まあ、乃木坂はこの割り当て時間が、AKB48に比べて短いという噂があって(笑)、とくに混雑していると、5秒くらいしか話せなかったというレポートを読んだことがあります。

複数枚出すことは可能なんだけど、そうなると時間は長くなるものの、1枚当たりはさらに短縮されるそうで、1枚出しで、ぐるぐるループした方が良いというのは、よく聞く話です。


サウンドスキャン調べの売り上げ枚数には、こういった特定サイトを通したセールスは入っておらず、一方オリコンは、店頭販売と一緒に構わずカウントしてしまいます。

そのため、店頭販売と特定販売による総売り上げ枚数を示すオリコンの数字から店頭販売分のみを表すサウンドスキャンの数字を引けば、特定販売分、つまり個別握手会による売り上げ枚数を知ることが出来ます。

乃木坂のシングルは、個別握手会による売り上げ枚数が、全体の7割を越えていて、好きなメンバーとの1対1の握手&トークという特典によって、何十万枚というCDが売れているのが現状です。

さらに、上で述べたように、店頭販売の主力商品である初回限定盤も、全国握手会や「お茶会」といった特典の魅力で、売り上げが伸びているのは紛れもない事実で、だからこそ、シングルの累計が50万枚を越えても、その表題曲が社会にほとんど浸透していないなんて、不思議な現象が起こるわけです(笑)。


個別握手会で、1人のファンが、何十枚、場合によっては、何百枚というCDを買う理由として、もっとも考えられるのは、「推し」メンバーの選抜序列をアップさせたいという思いです。

乃木坂は、各メンバーの個別握手会での売り上げ枚数に応じて、選抜1列目、2列目、3列目を決めていく「握手会主義」が、AKB48G以上に徹底されています。

そのため、川村真洋のように、乃木坂でもっとも歌とダンスが上手いと、多くの人が認めているメンバーが、延々と何年もアンダーに据え置かれるなんて異常事態が発生します。

個別握手会の成績が伸びなければ、選抜に入れないし、メディア露出の機会も増えないという切迫感がグループを覆っていて、メンバーがなかなかチャンスを与えられず苦しむ姿を見ていると、「推し」の握手会券入りCDを、同じ中味なんだけど、とにかくお金を出して何枚も買うしかない、それが何よりの応援という心理になるファンは少なくないと思います。

こういったファン心理が乃木坂の個別握手会セールスを支え、50万枚を越えるCD売り上げに結びついています。


しかし、ファンを追い込み、煽るようなやり方は、「推し」の異なるファン同士を対立させる危険がある一方、運営への不信と憤りを心の奥底に生じさせ易く、ことあるごとに強い運営批判が巻き起こる原因になっている気がします。

誰が選抜を決めているのか、誰が文春騒動で指揮を取り、なぜ大和里菜と契約解除し、松村沙友理を11th選抜3列目にしたのか。

説明して欲しいことは、山のようにあるのだけど、運営は、誰も、何も言わず、そもそも誰が責任者なのかすら分かりません。

本当に「えらいひと」が、表に出てこないのは、握手会セールスを支えるファンの鬱憤が、特定の人物や発言というターゲットを得て、先鋭化するのを運営が怖れているからでしょうか。

そう考えると、最近、今野義雄氏が雑誌で乃木坂をカッコ良く語っているのは(笑)、運営自体のイメージを向上させようという試みなのかもしれません。

ただ、もっとも効果的な緊張緩和策は、極端な握手会主義を放棄して、CDの売り上げ枚数だけをひたすら追うことを止めることだと思いますが、ほぼ握手会成績の順にメンバーを並べた11th選抜を見る限り、運営に、方針転換を図る気持ちがあるようには見えません。


CDの構成や販売方法を説明するつもりが、もの凄く、長くなってしまいました(笑)。

さっそく、11枚目のオリコン初動の話に入りましょう。

先週、個別握手会の第8次応募受付が行なわれ、それに伴って、第7次応募終了後の完売状況が判明しました。

まず、完売部数の推移を見ておきます。

(表1) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味

11枚目「命は美しい」
発売日 2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締め切り 2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:おそらく第8次分まで
初動算入分:???万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)

[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +46 {295/713, 33.9万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +25 {320/713, 35.9万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
[08次] +?? {???/713, ???万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)


第7次応募終了時点での完売部数は、713部中320部で、推定売り上げ枚数は35万9千枚となっています。

第7次応募分までは、確実にオリコン第1週に計上され、第8次応募受付は初動集計締切の9日前に終了するので、これも全部流し込まれる可能性が高い。

従って、オリコン初動を予想するためには、まず、第8次応募分を考える必要があります。


次の表は、第7次応募終了時点での完売状況から推測した、「1期10」「1期20」「2期」のグループ別順位と、そこから第8次応募分を予想したものです。

最初に断っておきたいのは、第8次応募で完売を積み上げると予想したメンバーや部数は、あくまでシミュレーション計算のための1例であって、名前が出てない人は、完売を出す確率が低いということでは、決してありません。

似たような担当部数、完売部数であれば、誰が1部積み上げても、計算結果に大差はなく、誰が積み上げたかより、何人積み上げたかの方が重要です。

ただ、具体例を示した方が、どうやって予想しているか内容を掴みやすいだろうと思い、適当にメンバーを選んでいますので(笑)、ご了承下さい。

(表2) 11枚目「命は美しい」個別握手会第7次応募終了時点の推定売り上げ枚数によるグループ別順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名

#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は二期生。
#「*」は11th選抜メンバーで、続く(括弧)内の数字は何列目かを示している。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# オレンジ色の部分は、第8次応募終了後完売状況の予想

「1期10」

[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 03次) 白石麻衣*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 深川麻衣*(2)
[01] 30部/30部 (1.00; 06次) 秋元真夏*(2) 橋本奈々未*(1)
[06] 29部/30部 (0.97) 衛藤美彩*(3)
[07] 26部/30部 (0.87) 生田絵梨花*(1)
[08] 25部/30部 (0.83) 若月佑美*(2)
[09] 23部/30部 (0.77) 桜井玲香*(2)
[10] 12部/30部 (0.40) 松村沙友理*(3)

第7次応募後:265部/300部 (0.88)
第8次応募後:274部/300部 (0.91)
衛藤美彩が8次で全完売達成、生田絵梨花、若月佑美、桜井玲香、松村沙友理がそれぞれ完売2部積み上げで合計プラス9部と予想

「1期20」

[01] 10部/28部 (0.36) 齋藤飛鳥*(3)
[02] 07部/28部 (0.25) 伊藤万理華*(3)
[03] 09部/22部 (0.41) 星野みなみ*(3)
[04] 02部/30部 (0.07) 高山一実*(3)
[05] 05部/22部 (0.23) 中元日芽香
[06] 03部/22部 (0.14) 井上小百合 斉藤優里
[08] 02部/22部 (0.09) 中田花奈 永島聖羅
[10] 01部/22部 (0.05) 生駒里奈*(2)
[11] 02部/12部 (0.17) 川後陽菜
[12] 00部/12部 (0.00) 樋口日奈
[13] 01部/06部 (0.17) 能條愛未 和田まあや
[15] 00部/06部 (0.00) 川村真洋 斎藤ちはる

第7次応募後:48部/288部 (0.17)
第8次応募後:57部/288部 (0.20)
齋藤飛鳥、伊藤万理華、星野みなみ、高山一実、中元日芽香、生駒里奈、川後陽菜、能條愛未、川村真洋がそれぞれ完売1部積み上げのプラス9部と予想

「2期」

[01] 03部/22部 (0.14) 堀未央奈*(3)
[02] 01部/16部 (0.06) 新内眞衣 北野日奈子
[04] 01部/10部 (0.10) 伊藤かりん
[05] 00部/12部 (0.00) 相楽伊織*(3)
[06] 00部/10部 (0.00) 渡辺みり愛 山崎怜奈
[08] 01部/06部 (0.17) 佐々木琴子
[09] 00部/06部 (0.00) 寺田蘭世 鈴木絢音 伊藤純奈

第7次応募後:7部/120部 (0.06)
第8次応募後:8部/120部 (0.07)
伊藤かりんが完売1部積み上げのプラス1部と予想

「松井玲奈*(1)」

第7次応募後:0部/5部 (0.00)
第8次応募後:2部/5部 (0.40)
完売2部積み上げと予想

まとめると、

「全体」
第7次応募後:320部/713部 (0.45) => 推定35.9万枚
第8次応募後:341部/713部 (0.48) => 推定37.3万枚
完売部数の増加をプラス21部と予想


つまり、第8次応募での積み上げは3グループと松井さんを合わせてプラス21部と予想、全部で713部中341部の完売となり、推定売り上げ枚数は、37万3千枚と計算されます。

(表1)で示されるように、第6次はプラス46部、第7次はプラス25部と、完売部数の伸びがやや鈍っているので、第8次のプラス21部は、極端な数字ではないと思います。

しかし、シミュレーション計算には誤差が付きもので、その辺の精度は気になるところです。

そこで、この予想枚数を、個別握手会セールスが分かっていて、応募方法が似ている過去3シングルと比べてみましょう。

(表3) 8枚目、9枚目、10枚目のオリコン初動集計締切9日前の応募終了時点での完売状況と実際の初動算入枚数の比較

# 8枚目、9枚目、10枚目の「初動算入分」は、オリコン第1週からサウンドスキャン第1週を引いて求めた数字。
# 11枚目オレンジ色の数字は予想。

8枚目「気づいたら片想い」
初動算入分:34.0万枚
[08次] +16 {297/759, 34.2万枚} (2014/03/27~03/28, -9d)

9枚目「夏のFree&Easy」
初動算入分:31.1万枚
[09次] +07 {264/781, 30.7万枚} (2014/07/03~07/04, -09d)

10枚目「何度目の青空か?」
初動算入分:36.2万枚
[09次] +29 {347/902, 39.2万枚} (2014/10/02~10/03, -09d)

11枚目「命は美しい」
初動算入分:37万枚
[08次] +21 {341/713, 37.3万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)


10枚目では、集計締切9日前の推定売り上げ枚数が39万2千枚だったのに対して、実際の個別握手会初動算入分は36万2千枚と3万枚も低い値でした。

これは、10枚目個別の日程が、最初に5会場発表された後、第5次、第6次の応募から6会場目、7会場目が新たに追加されたため、誤差が大きくなってしまったのではないかと、解釈しています。

11枚目は8枚目、9枚目と同じく、追加応募はないので、3万枚といった大きな誤差は想定しなくて良いという判断で行きます(笑)。

となると、個別握手会初動算入分として、37万枚くらいは、見込んでいいのかなと思います。


このように、forTUNE music を通した特定販売分を37万枚と予想すると、次に必要なのは、初回限定盤セールスを含む店頭販売分です。

(表4) 乃木坂46がリリースしたシングルとアルバムに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移とその内訳

凡例
シングル番号 : オリコン初動 (一般販売第1週売り上げ+特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年03月08日(日)までのオリコン調べによる売り上げ枚数。
# 「*」の付いた数字は予想。

01枚目 : 13.6 (08.3+05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (07.3+08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (06.1+12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (06.6+16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (07.2+17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (09.7+24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (09.0+30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (11.8+34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (11.0+31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (11.7+36.2) [61.7] 2014/10/08「何度目の青空か?」

予想
11枚目 : 49.0* (12.0*+37.0*) 2015/03/18「命は美しい」


上表の青い数字で示したように、8枚目、9枚目、10枚目と、乃木坂の店頭販売第1週は、11万台に留まっています。

今回、関東、京都、名古屋の3会場でのミニライブ付き全国握手会を復活させたので、12万枚、13万枚と店頭販売が伸びていくと考えていいのでしょうか。


初回限定盤セールスの大幅アップは、6枚目「ガールズルール」と8枚目「気づいたら片想い」で起こっています。

この2枚とも、握手会人気の高いセンターへの交代と個別握手会総部数の大幅アップがセットで行なわれていて、握手会の間口を広げ、AKB48Gのファンを乃木坂に引き込んだことが、店頭販売アップの一因とも考えられます。

しかし、11枚目は、西野七瀬の3回目となるセンターで、8枚目ほどの話題性はなく、加えて、個別握手会の総部数は歴代初の減少、しかも大幅ダウンとなっています。

また、AKB48の2015年総選挙が話題になり始める一方、SKE48とNMB48が3月31日(火)にシングルを同時発売する予定で、松井玲奈の完売部数がなかなか伸びないように、AKB48Gファンの乃木坂に対する動きが鈍い印象がある。


こういった懸念材料を考慮すると、11枚目の店頭販売第1週が、6枚目や8枚目と同じように伸びていく予想には、慎重にならざるを得ないものがあります。

そこで、手堅く12万枚としておきます。

つまり、11枚目予想は、個別握手会分が37万枚、店頭販売分が12万枚の、初動49万枚となります。


もちろん、乃木坂は、雑誌、テレビ、映画、CM、その上、東京メトロと、シングル発売に合わせて、空前の宣伝攻勢を仕掛けていて、知名度もぐんぐん上がっているように見えなくもない(笑)。

個人的には、店頭販売が15万枚くらいまで伸びないかなと、密かに期待しているんですが、まあどうせ外れるなら、実値が予測値を上回った方が気分は楽なので、12万枚にしておきます。

店頭販売CDも大部分は特典イベントで売れていると思うけど、個別握手会セールスよりは、まだ少し胸を張って世間に自慢出来るので(笑)、「Green Flash」の18万枚に近い数字が出れば、乃木坂ファンとして、素直に嬉しいですね。


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2013年11月 ~ 2014年6月
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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「Green Flash」薄氷ミリオンも店頭・握手のW低落、漂流するAKB48と乃木坂のコンセプト [12Mar15]

2015-03-12 18:30:00 | 芸能
注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

毎週、水曜夜10時
3月18日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第9回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。前回この欄に、「陽一と知里が離婚なんていう展開はまずない」と書いたら、第8話最後の次回予告で、いきなり「離婚調停」とデカデカ出てきて、ちょっと笑ってしまいました。さらに、岸谷五朗が大塚寧々に向かって、美香が夢に破れても、「おまえ任せにしないで、オレが支えるから」なんて話すシーンもある。「ドラマの展開が生ヌルくて、ドキドキしない」という視聴者のみなさんのご懸念、重々承知しておりますよ、という制作側からのメッセージなんでしょうか(笑)。高橋メアリージュンが家に帰ってこない「須藤様」は、いよいよをDVを止める方法なんて本を読み始めていて、復縁か離婚か、こちらも制作者と視聴者の希望でいかようにも転ぶ展開になっています(笑)。シリアスにすれば視聴率が上がるわけじゃないけど、時間帯から考えて、「ほのぼのファミリー昼ドラ」風に進むよりは、パンチがあった方が、個人的には良いと思います。もっと言えば、いくちゃんの恋愛ストーリーを観たいのだけど、こっちの方は、フジテレビではなく、握手会人気が落ちることを心配する乃木坂運営の意向で踏み込めないとか(笑)。それにしても、EXILEの黒木啓司は、なかなか味のある演技をしますね。
『残念な夫。』の公式サイト



前回の記事で、公開されたソロ曲「ごめんね ずっと」MVの感想を通して、アイドルのMVは、その人へ強い思い入れを持っているファンが多数観るので、「西野七瀬像」のようなものにドキュメンタリータッチで踏み込んでしまうと、高評価を得るのはなかなか難しいんじゃないかという話をしました。

乃木坂のMVを振り返ってみると、もう一つ、作品の評価を左右するポイントがあるように感じます。

それは、ドラマであれ、ドキュメンタリーであれ、MVの映像部分が内蔵しているテンポと、楽曲のリズムが一致しているかどうか、ということです。

個々のシーンで登場人物が見せる動きの速さや台詞をやりとりするスピード、あるシーンから別のシーンへ切り替わるタイミング、ストーリー展開そのものの流れ。

こういった要素は映像部分に固有のテンポを与えますが、このテンポが楽曲メロディのリズムと合わないと、揃っていない合唱のように一種の不協和を感じて、歌が心に入ってこないんじゃないかと。


7枚目表題曲「バレッタ」は、バラードに近いリズムを持った、比較的に音の抑揚が少ない曲ですが、MVで表現されているのは、速いストーリー展開の中、銃撃戦でバッタバッタと人が死んでいく、あり得ないくらい起伏の激しい世界です(笑)。

楽曲の持つリズムと映像の訴えかけてくるテンポが、どうにもズレていて、それが違和感を生み、「バレッタ」の歌詞やメロディが頭に入ってこない気がします。

対照的に、「何度目の青空か?」のMVは、たった一人の男子というちょっと特殊な設定ながら、ごく普通の高校生活がコツコツ描かれていて、物語が展開するスピードや、「事件」が持つパンチが、楽曲のリズムや抑揚にぴったり合っている。

そのため、ドラマにのめり込みながら、同時に楽曲も体にスッと入ってくる心地良さを感じるのだと思います。

つまり、映像にも固有の「音楽」があって、それが曲の音楽と上手くフィットしたとき、受け入れやすいMVになるんじゃないでしょうか。


「無口なライオン」のMVは、西野七瀬が若月佑美にキスする最後のシーンで、曲が一時中断されています。

ドラマの都合で、楽曲を止めたり、台詞や効果音を被せるのは、基本的に好きではないんですが、この中断は、さほど違和感を覚えませんでした。

「七瀬」を巡る物語のリズムと抑揚が、楽曲とよく合っていて、一瞬歌を止めても、ドラマの「音楽」でその空白を繋げることが出来たからだと思います。

例えば、ピアノ曲を引き立てるためバイオリンを入れた場合、相互の音楽が美しいハーモニーを奏でていれば、主役であるピアノを一瞬止めて、バイオリンだけのパートを作っても、むしろ、その後のピアノがより印象的に聴こえる効果がある、そんな感じでしょうか(笑)。


「気づいたら片想い」MVでも、曲の中断があるのですが、こちらの方はピンとこなくて、「なんで歌を止めるんだ?」と、ややイラッとしました(笑)。

ドラマと楽曲のリズムがそれほど大きく乖離しているとは思わなかったけど、歌の空白を埋めるには、もっと精度の高い両者のハーモニーが必要なのかもしれません。

まあ、MVで曲を中断するなんて、よほど勝算がなければ、やらない方が良いのだと思います(笑)。


乃木坂の楽曲付き映像作品で、個人的にもっとも画と曲のハーモニーを感じたのは、生田絵梨花が故佐久間正英氏と一緒に、「君の名は希望」をレコーディングした様子を撮った個人PVです。

いくちゃんの表情、佐久間さんの動き、画面の切り替え、映像のあらゆるパーツが「君の名は希望」の歌詞やメロディと絶妙にマッチしていて、曲の前後に入る二人の会話ですら、この曲の一部ではないかと錯覚するくらい、隙のない仕上がりになっている。

何度も観たPVですが、観れば観るほど、制作者のシャープな感性に驚かされます。

末期がんを患っておられた佐久間さんのそれでも尽きぬ音楽への情熱と、未来への希望に溢れた、輝くばかりに若く美しい生田絵梨花という組み合わせ自体が、「君の名は希望」という楽曲にあり得ないくらいフィットしたのは間違いないけど、限られた時間を一刻も無駄にしたくないという二人の思いを、映像という形の優れた音楽に仕上げた監督の力量には、目を見張るものがあります。


「ごめんね ずっと」MVは、画面を分割して、スライドショーのようにフォトショットや動画を次々と見せていくので、映像のリズムがとくに強調される作品だと思います。

こういった画面切り替えのテンポや西野七瀬のしゃべるリズムが、楽曲のそれと十分合っていないため、映像に集中すると、歌詞とメロディが耳に入りづらくなっている気がします。

通常の映画制作であれば、映像が主役なので、それに合う曲を、後から載せれば良いけど、MVの場合は、まず曲があるので、話が違ってきます。

与えられた楽曲を引き立てるような、リズムや抑揚を持った映像を作らなければならず、ドラマにせよ、ドキュメンタリーにせよ、発想の出発点を変えなければならないのかもしれません。


応援するメンバーをどう魅力的に輝かせてくれるのだろうかと、固唾を飲んで見守っているファンに対して、彼らを失望させない演出をしつつ、楽曲と上手くマッチするリズムと抑揚を備えた映像を作り出す。

ん~、難しそうですね(笑)。

ただ、再生回数ランキングで上位に入っている乃木坂のMVは、こういった複数の要求を満たしていると感じるものが多い。

「シャキイズム」や「ガールズルール」のMVを監督した柳沢翔氏が、乃木坂ファンの厚い信頼を得ているのは、無理難題を乗り越えて、常に満足度の高い作品を提供してくれるからじゃないでしょうか。


え~と、かなり前置きが長くなってしまいました(笑)。

AKB48の39枚目「Green Flash」の第1週売り上げが出たので、今日は、それについて書いておきます。

まず数字を挙げると、オリコン初動は100万1千枚で、ある意味、ドラマチックな連続ミリオンの更新となりました。

しかし、内容を調べると、店頭販売も、個別握手会セールスも、厳しいという言葉しか出てこないほど、芳しくありません。

以下に、2011年度からのシングル売り上げ状況を示します。

(表) AKB48シングルCD売り上げの総選挙サイクル

凡例
総選挙サイクル記号 : オリコン初動 (一般販売第1週売り上げ[初回限定盤の特典イベント], 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ[特定販売CDの特典イベント, 個別1日あたりの売り上げ枚数]) 発売日「タイトル略記」

# 枚数はすべて万枚単位で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「一般販売寄与率」は%表示で、小数点以下1桁目を四捨五入
#「個別1日あたりの売り上げ枚数」は、「特定販売第1週売り上げ」を個別握手会の総日数で割ったもの
#「個3」は個別握手会の総日数が3日の意
#「全7」は全国握手会の総日数が7日の意。確認出来た2013年度以降だけを載せていて、それ以前は、記述がないから、開催されなかったわけではない

2011年度
A 21枚目:133 (54, 41%, 79[個3, 26]) 2011/05/25「Every」
B 22枚目:135 (49, 36%, 86[個3, 29]) 2011/08/24「フラゲ」
C 23枚目:130 (38, 29%, 92[個3, 31]) 2011/10/26「風は吹」
D 24枚目:120 (22, 19%, 97[個3, 32]) 2011/12/07「マリコ」
E 25枚目:129 (50, 39%, 79[個3, 26]) 2012/02/15「GMF!」

2012年度
A 26枚目:162 (73, 45%, 88[個3, 29]) 2012/05/23「真夏」
B 27枚目:118 (45, 38%, 73[個3, 24]) 2012/08/29「ギンガム」
C 28枚目:113 (40, 35%, 73[個3, 24]) 2012/10/31「UZA」
D 29枚目:107 (26, 25%, 81[個3, 27]) 2012/12/05「永遠」
E 30枚目:104 (33, 32%, 71[個3, 24]) 2013/02/20 「SL!」

2013年度
A 31枚目:176 (59[全7], 33%, 118[個4, 29]) 2013/05/22「クロール」
B 32枚目:133 (44[全7], 33%, 89[個4, 22]) 2013/08/21「恋する」
C 33枚目:120 (31[全7], 25%, 90[個4, 22]) 2013/10/30「エレキ」
D 34枚目:103 (20[全^7], 20%, 83[個4, 21]) 2013/12/11「鈴懸」
E 35枚目:109 (24[全7], 19%, 92[個5, 17]) 2014/02/26 「前しか」

# 「全^」は特定店舗での購入者のみ抽選対象となる握手会

2014年度
A 36枚目:166 (49[全7], 29%, 117[個4, 29]) 2014/05/21「レトリバー」
B 37枚目:101 (23[全7], 23%, 78[個4, 19]) 2014/08/27「プラカード」
C:通常なら2014/10/29あたり
C* 38枚目:113 (21[全7], 19%, 92[個6, 15]) 2014/11/26「希望的」
D:通常なら2014/12/10あたり
D* 39枚目:100 (18[全7], 18%, 82[個7, 12]) 2015/03/04「Green Flash」
E:通常なら2015/02/18あたり

2015年度
A 40枚目:2015/05/20 又は 05/27


このブログで指摘してきたように、AKB48は、総選挙投票券付きシングル(A)を5月下旬に発売、総選挙で決まった選抜が担当するシングル(B)を8月下旬に発売、その後、10月下旬に秋シングル、12月上旬に冬シングル、翌年2月後半に春シングルを出すという「総選挙サイクル」を、繰り返してきました。

こういったCDリリースの「総選挙サイクル」は、1年単位で見たシングルの売り上げ変動に、一定のパターンを形成させます。

上表の青い数字は、サウンドスキャン調べによる、店頭販売CDの全種類合計ですが、Aシングルで最高レベルを出した後、B、C、Dと漸減して、Eで少し戻すパターンを、2011年度、2012年度、2013年度と続けてきました。

一方、オレンジの数字で示した個別握手会セールスは、毎年度、シングルごとにさほど大きく変わらないので、オリコン初動に、店頭セールスの売り上げ変動がざっくりと反映されることになる。


2014年度、初回限定盤に総選挙投票券の付いたAシングルは、店頭販売第1週が49万枚だったものの、Bが23万枚、C*が21万枚と、じりじり下がり、D*である39枚目「Green Flash」は18万枚となり、ついに20万枚を割り込んでしまいました。

乃木坂は、8枚目以降、店頭販売第1週で11万枚ほど売り上げますが、特典である全国握手会の総日数は3日です。

ところが、AKB48は全国握手会を7日行なうので、18万枚となると、1日あたりの効率では、乃木坂がすでに上回っていることになります。

店頭販売CDのセールスは、全国握手会の動員力を測る目安で、それがここまで低下しているのは、AKB48のグループとしての人気に、明らかな陰りが見えてきたことを意味しており、極めて深刻な事態と言っていいでしょう。


一方、個別握手会セールスは、Bで78万枚、C*は92万枚、D*が82万枚と、さほど変動がないように見えます。

しかし、握手会の総日数は、4日、6日、7日と増えていて、1日あたりの売り上げ枚数は、19万枚/日、15万枚/日、12万枚/日と減少している。

大島優子など人気メンバーの卒業が相次ぐ中、その穴を埋めるような、新たな握手会スターがなかなか誕生しない現状が浮き彫りになっています。

AKB48の個別握手会は、SKE48、NMB48、HKT48の「支店」と合同で行なう、大規模なイベントで、開催に多額の費用が掛かることを考えると、総日数を増やした上での、1日あたりの売り上げ効率の低下は、収支の悪化につながる危険が高く、こちらも厳しいとしか言いようがない状況です。


衝撃的なのは、2014年度は、1年に5枚のシングルを発売する、従来の「総選挙サイクル」を崩して、総枚数を4枚に抑え、Cシングルのリリースを1ヶ月遅らせ、今回のDシングルに至っては3ヶ月もズラし、個別総日数を7日に引き上げたにも関わらず、店頭販売と個別握手会セールスの両方で、2011年度以来、もっともシビアな数字が並んでしまったことです。

本来であれば、全国と個別の握手会を、現在の身の丈に合った規模に縮小し、収益構造の効率化を図るべきなんですが、どうしても連続ミリオン記録を途切れさせたくなかったのか、変革に踏み切ることはなかったようです。

握手会の総部数や総日数を、負担軽減のため、意図的に減らしたのであれば、かりにオリコンの数字が下がっても、むしろ評価出来るけど、個別握手会の日数を増やして、その結果、1日当たりの効率が大幅に下がったとなると、将来に希望の持てる点が、どこにも見つけられません。

店頭販売と個別握手会セールスの両方がダブルで低落し、加えて、テレビCMでAKB48をあまり見かけなくなってきた現在、従来規模の特典イベントを延々と続けていくのは、危険なやり方だと思います。


AKB48の人気が低落傾向にある原因の一つとして、グループのコンセプトが彷徨っていて、人気メンバーの卒業と共に、「AKB48とは何なのか?」が、ますます混迷の度を深めていることが挙げられます。

渡辺麻友、小嶋陽菜、柏木由紀、指原莉乃といった「大物」メンバーは、毎選抜、大事にされますが、こういった中核メンバーの存在が、「功労者」という以外に、グループ全体にどういう意味を持っているのか、よく分かりません。

一方、島崎遥香、松井珠理奈、山本彩といった「NEXT」メンバーも、それぞれがライバルとしてしのぎを削っている感はあるけど、相互の関係性が希薄で、ひとまとまりの若手グループという形には見えない。

AKB48は、総選挙の順位や、「大物」「NEXT」といった序列が絡み合った、複雑な「内輪の基準」で選抜が決定され、外から見ていて何がしたいのか、グループとして目指すものは何なのか、アピールの弱さを感じます。


乃木坂46も同じで、握手会人気という「内輪の基準」で選抜を決めるため、年長のお姉さんメンバーが1列目、2列目を占める構成が長く続いています。

ところが、20歳以上の女性が何人もずらっと並んだグループが、どういうタイプの歌をうたい、どういうコンセプトで売り出すかというのは、なかなか難しい。

中学高校生メンバーが中心であれば、「学園生活」というコンセプトの宝庫が使えるので、公立の共学校だろうが、私立のお嬢様学校だろうが、ファッションから、歌のテーマに至るまで、分かり易いイメージを外部に発信出来ます。

実際、AKB48も、乃木坂46も、最初の出発はそうだったんですね。


ところが、成人した女性によるグループアイドルとなると、ファッションからして、同じ制服だとOLの集団になるし(笑)、どうすれば良いのか迷います。

とくに、歌が問題です。

恋愛をテーマに据えて、大塚愛の「さくらんぼ」や「でこぴん」のような曲を歌うとしても、数人ならまだ良いけど、10人近くで担当するのは、さすがに違和感がある。

20歳を越えた女性の恋愛は、中学高校時代と違って、結婚につながったり、仕事との両立で悩んだり、個々人によって千差万別の問題を抱えるので、グループ歌唱には向かない部分がある。


もちろん、E-girlsのように、ダンスと歌のスキルを徹底的に磨けば、どんな曲であれ、パフォーマンスの魅力で客を呼ぶ、プロのステージを作ることが可能だと思います。

しかし、AKB48流のスキルを気にしない、「ヌルい」アイドルというスタンスでは、よほど考え抜いたコンセプトを発案しないと、お姉さん集団に魅力的な統一イメージを持たせるのは困難です。

結局、グループアイドルというのは、そもそも、「子どもっぽさが残っていて可愛い」「スキルはまだ発展途上」「みんなでワチャワチャ絡み合っている(笑)」といった、中学高校生のさまざまな特性をベースに考案された概念で、だからこそ、「ぐるぐるカーテン」「おいでシャンプー」なんて曲を、堂々と歌えるわけです(笑)。

そういった概念が使えないとなると、20代女子によるグループアイドルの適切なコンセプトは、今の日本ではまだ発見されていないので(笑)、今度は、一気に大人びた世界に入ってしまって、「川の流れのように」といった人生を語るような歌が候補に挙がってくる。

最近の乃木坂で、「僕がいる場所」「命は美しい」など、生と死を扱ったシリアスで抽象的な歌詞が多くなっているのは、お姉さんメンバーによる選抜が、いよいよ固定化されてきて、「学園生活」が禁じ手になってきたからだと思います。

昨日、予告編が公開された「立ち直り中」のMVは、お姉さん乃木坂のコンセプトが彷徨う中、「学校」がダメなら、「工場」で行こうじゃないかという、アイドル史上他に類を見ない、大胆な発想の転換かもしれないと言ったら、言い過ぎでしょうか(笑)。


AKB48も乃木坂46も、世間に向けた分かり易いコンセプトをまず作って、それに沿って選抜メンバーを決め、ファッションや楽曲を作るのではなく、握手会成績、総選挙順位、「大物」、「NEXT」といった「内輪の基準」が出発点になって、グループが運営されています。

そして、運営もファンも、自分たちが慣れ親しんだ価値観に基づいて、握手会人気が伸びない生駒里奈が福神なのはおかしいとか(笑)、断然トップの西野七瀬や白石麻衣は優遇されて当然といった、議論を繰り返しています。

しかし、そこで語られる言葉を、外部の人がよく理解出来ないため、AKB48は一般アピール力を徐々に失い、いよいよCDセールスの数字までが、危険水域に入り始めているのだと思います。


歌の上手い人が歌い、ダンスの上手い人が踊る。

歌もダンスもまだこれからだけど、一生懸命頑張るので応援して下さい、と言って納得して貰えるのは、20歳まで(笑)。

握手会人気や総選挙順位など、外から見て不透明な、得体の知れない基準ではなく、誰にでも分かる簡単明快な発想でチームを作らない限り、AKB48も、乃木坂46も、コンセプトの漂流が延々と続き、やがて一般層からはほとんど姿の見えない遠い場所へ、迷い込んでしまう危険があります。

乃木坂だけでも、そうならないよう、コンセプトの立て直しを始めて欲しいですね(笑)。



関連サイト

「立ち直り中」MVに関する乃木坂公式サイトのニュース記事


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「ごめんね ずっと」MVは真面目過ぎる個人PV、西野七瀬という「謎」を安易に解いて欲しくない [10Mar15]

2015-03-10 17:30:00 | 芸能
注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

毎週、水曜夜10時
3月18日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第9回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。前回この欄に、「陽一と知里が離婚なんていう展開はまずない」と書いたら、第8話最後の次回予告で、いきなり「離婚調停」とデカデカ出てきて、ちょっと笑ってしまいました。さらに、岸谷五朗が大塚寧々に向かって、美香が夢に破れても、「おまえ任せにしないで、オレが支えるから」なんて話すシーンもある。「ドラマの展開が生ヌルくて、ドキドキしない」という視聴者のみなさんのご懸念、重々承知しておりますよ、という制作側からのメッセージなんでしょうか(笑)。高橋メアリージュンが家に帰ってこない「須藤様」は、いよいよをDVを止める方法なんて本を読み始めていて、復縁か離婚か、こちらも制作者と視聴者の希望でいかようにも転ぶ展開になっています(笑)。シリアスにすれば視聴率が上がるわけじゃないけど、時間帯から考えて、「ほのぼのファミリー昼ドラ」風に進むよりは、パンチがあった方が、個人的には良いと思います。もっと言えば、いくちゃんの恋愛ストーリーを観たいのだけど、こっちの方は、フジテレビではなく、握手会人気が落ちることを心配する乃木坂運営の意向で踏み込めないとか(笑)。それにしても、EXILEの黒木啓司は、なかなか味のある演技をしますね。
『残念な夫。』の公式サイト


昨日、東京港区南青山の Futuer SEVEN で「第7回CDショップ大賞2015」の授賞式が行なわれ、BABYMETALのアルバム「BABYMETAL」が大賞を獲得しました。

この賞は、CDショップ店員の投票のみによって決められ、「本当にお薦めしたい音楽」を選ぶという趣旨だそうです。

BABYMETALは、YouTubeで公開されている「ギミチョコ!!」MVの再生回数が2千3百万回を突破、5月からは、世界9ヶ国11都市を巡るワールドツアーを行なう予定で、もうノリにノリまくっています(笑)。

CDショップ大賞は「オリジナルアルバム」が対象なので、乃木坂は今のところ関係ないと思いますが、2014年のシングル総売り上げ枚数が第3位となったグループとして、多くの人に愛される音楽やアイドルになっているのかどうか、気になるところです。

とくに1stアルバム「透明な色」では、CDショップの全国チェーンを巻き込み、大規模な売り込みを仕掛けた経緯があり、店員さんの、ビジネスではない、本音の評価をぜひ知りたいですね。

「CDショップ大賞2015」に関するナタリーの記事


B.L.T.3月号の『完全在宅主義者』で、Base Ball Bear の小出祐介氏が、2014年の「アイドルソング ベスト30」を発表されていて、その中に、乃木坂は1曲もランクインしていませんでした。

小出氏は、2012年に「制服のマネキン」、2013年は「君の名は希望」と、2年連続で乃木坂の曲をナンバーワンに挙げていたので、一層残念な気持ちになります。

ベスト30を眺めると、AKB48Gも、SKE48の「猫の尻尾がピンと立っているように feat.Bose(スチャダラパー)」が26位に入っているのみです。

これは14枚目「未来とは?」のカップリング曲ですが、本文には、AKB48Gの曲全体に対して「歌詞がひたすら重箱の隅をつつくようなディテールものばかり」と、かなり辛口の批評が載っています。


小出氏が、「AKB48G」の中に、乃木坂46を含めているのかどうかは、定かではありませんが(笑)、乃木坂は「僕がいる場所」「命は美しい」など、最近、シリアスな歌詞の曲が増えていて、アイドルが本来得意とする「元気で楽しい」という雰囲気が薄くなっている気がします。

高校を卒業した成人メンバーを中軸に据えているので、学園的なワチャワチャした賑やかさを使えない制約があって、グループコンセプトが彷徨う中で、「アート」や「クリエイティブ」という単語が出てきて、イコール「シリアス」になっているんでしょうか(笑)。

とくに、8枚目「気づいたら片想い」、9枚目「夏のFree&Easy」、11枚目「命は美しい」でセンターを務める西野七瀬が、寂しげで儚い表情を魅力とする面があり、こういった彼女のイメージを生かそうとして、「生きること、死ぬことの意味」といったテーマに深入りしているようにも見えます。

どうでしょう、12枚目では、星野みなみをセンターに据えて、緊張感ゼロのニコニコ笑顔で、とくに内容のない明るい歌を、みんなで飛び跳ねながら歌うってのは(笑)。

何回もやると乃木坂ってバカだと思われる心配があるけど(笑)、1回2回なら、命だ死だと、何かと重苦しい今の「アート風乃木坂」を一度リセットして、若くて元気という、アイドルの原点に戻れるんじゃないでしょうか。


さて、この前の『乃木坂って、どこ?』において、「命は美しい」TypeB収録の「ごめんね ずっと」MVがフルサイズで初公開され、その後、YouTubeにもアップされました。

西野七瀬のソロ曲で、監督は映画界若手のホープと評判の山戸結希氏。

乃木坂で断トツの握手会人気を誇るメンバーと、新進気鋭のクリエイターの組み合わせで、公開前から話題を集めていましたが、視聴したファンの感想を見ると、賛否が入り乱れて、好き嫌いが別れているようです。


YouTubeには、その動画への評価を「Good」と「Bad」に分けて累計カウントする機能があり、視聴者がどう感じたかを測る一つの目安になっています。

乃木坂のいくつかの公開MVに関して、今日の時点での累計カウントをまとめてみました。

# 曲名をクリックするとYouTubeの動画が観られます。すぐに始まるので、音声などに十分ご注意下さい。

ごめんね ずっと」MV
Good 1921 [83%]、Bad 392 [17%]
(2015/03/08公開)

命は美しい」MV
Good 7454 [98%]、Bad 141 [2%]
(2015/02/25公開)

無口なライオン」MV
Good 4000 [97%]、Bad 106 [3%]
(2014/07/02公開)

バレッタ」MV
Good 5506 [68%]、Bad 2643 [32%]
(2013/10/30公開)

# [括弧]内の数字は、全評価数中での割合をパーセントで示したもの


「ごめんね ずっと」は「Bad」が400に迫り、全体の20%弱になっています。

10日以上前に公開された「命は美しい」は、「Bad」が140程度で、全体の2%に留まっており、また、西野七瀬が主役を演じた「無口なライオン」MVは「Bad」が100程度の3%です。

まあ、衝撃の問題作「バレッタ」は(笑)、「Good」が70%弱しかなく、「Bad」が30%を越えているので、乃木坂史上もっとも評価が低いというレベルまではいってませんが、ネット上の声と同じく、「ごめんね ずっと」MVに対して、否定的な意見を持った人は、他のMVと比べて多いようです。


個人的な感想を述べると、表現したいことやその方法として、色々な形があって良いと思いますが、少なくとも、「ごめんね ずっと」が魅力的な曲だとは感じなかったし、MVをまた観たいという気持ちにもならなかった。

ミュージックビデオは、楽曲の良さを伝えて、それをプロモーションするのが目的の筈だけど、あまりに西野七瀬が前面に出過ぎていて、歌詞やメロディが吹き飛んでしまっている印象を受けました。

では、センターである西野七瀬の個人PVとして見応えがあったかというと、これも満足出来ない点が多い。

真面目に作り込み過ぎた新婦紹介VTRみたいで(笑)、「笑い」や「面白さ」といった遊びがなく、西野七瀬のひたむきさを、直線的に流し続けている感がある。


結婚式場に来ている新婦の友人たちと同じく、乃木坂ファンは、ななせまるの様々な面をすでに知っていて、良いところもあれば、厄介なところもあることを十分承知しています。

愛用のスケッチブックは、めくれどめくれど、「どいやさん」が出てきて、バナナマン設楽が、「うわあ!」と思わず声を上げるくらい、芸術家肌というか、粘着気質の面がある(笑)。

また、人付き合いがやや苦手なのか、楽屋で1人ポツンと座っているシーンがテレビで流れたことがあり、秋元真夏の福神ポジション入り復帰以降、1年近く口をきかず、「お帰り真夏」が乃木坂史上に残る名言となるくらい、頑固に距離を取り続けるような、孤独に耐える意地の強さを持っている。

『乃木どこ?』で、ご飯をどれだけたくさん食べられるかというチーム対抗企画を行なったとき、お気に入りのおかかで、茶碗1杯をゆっくり食べたあと、しずしずと箸をおき、その後、勝負の行方もなんのその、畳コーナーでずっと寝ていたという(笑)、超マイペースな他人の目を気にしないメンタルで、「アンチ」には強いという発言も、それと合致するものがある。

しかし、一方では、能條愛未のくっ付き虫になって、子どものように抱きついて離れなかったり、バラエティは本当に苦手なんですと、NOGIBINGOで泣き出したり、先の西武ドームライブでは、ソロ曲「ひとりよがり」のステージで、あろうことか途中で涙が溢れて、只でさえ取れていない音が、一層遠くに逃げてしまう場面がありました(笑)。


マカオタワーのてっぺんから飛び降りるほどのガッツがあり、粘着質で孤独に強く、意地っ張りなんだけど、甘えん坊で、しょっちゅう泣いていて、口を開くと「自分は可愛くない」的なネガティブ発言を連発する。

西野七瀬という人は、有り余るほど人間的で厄介な部分を引きずりながら、どういうわけかアイドルという仕事を選択して、七転八倒しながら、日々を乗り越えているようなイメージがあります。

しかし、「ごめんね ずっと」MVでは、乃木坂ファンの多くが気づいている、「に、西野さん、それはちょっと直した方が良いかもよ」的な、ななせまるの「人間的で厄介な部分」はほとんど触れられず、健気に頑張っている西野さんがひたすらクローズアップされている。

その結果、山戸結希監督が理解し、脚本化した美しい西野七瀬像を、多数の問題を抱えた、本物の西野七瀬が無理に演じているような、そんな違和感を、少なからぬファンが覚えたんじゃないでしょうか。


「無口なライオン」MVは、ファンの間で評価の高い作品ですが、ドラマでの西野七瀬は、クラスでやや浮いた感じの孤独な存在であり、父親にも上手く怒りをぶつけられない人間関係下手で、本物のななせまるのイメージとよく似ています。

若月佑美と桜井玲香を仲の良いクラスメートに設定していることからも(笑)、監督である湯浅弘章氏は、乃木坂のことをよく知っていて、主人公である西野七瀬には、とくに念入りに現実のイメージを反映させた節がある。

しかし、ななせまるの負の部分を役に取り入れ、仲間の助けを借りながら、彼女が自らの内面に居座っている、孤独や不信を、どのように克服していくかを物語にしたことが、多くのファンの共感を呼んだのだと思います。


しかも、このMVが優れているのは、プチ家出を通して、西野七瀬はどう変わったのか、何の結論も出していないことです。

ドラマが描いたのは、西野七瀬が抱える問題と、それをもがきながら乗り越えようとする姿だけで、こうやって新しい七瀬が生まれた、というような「答え」は出てこない。

私は、アイドルのPVでは、「答え」を出さないことが、何より大事だと思います。

「答え」は観ているファンが、それぞれ自分で思い描くもので、それこそが「自分にとっての西野七瀬」であり、自分の求めるアイドル像です。

理想の乃木坂とは何か?、西野七瀬にどうなって欲しいのか?、ファン1人1人が自分なりの考えを模索することが、「推す」ということであって、人気の原動力になるわけで、運営や制作者が、天下り的に決めるものではないということです。


ファンは、楽曲MVであれ、個人PVであれ、星野みなみって、こういうところあるよね、という魅力的な「問題」提起が含まれた作品を面白いと感じる傾向があると思います。

見終わったあと、で、星野みなみは、今後、どうすれば良いんだろう?、どう変わっていくんだろう?、と「答え」を探してあれこれ思いを巡らせる過程は、ビデオを観ているとき以上に楽しい。

そして、数学でも解けない問題がそうであるように、何度も繰り返して、「問題」を読みたくなる、つまり、MVやPVを何度も観たくなって、再生回数が増えていくわけです(笑)。


「ごめんね ずっと」MVは、西野七瀬に関する「問題」提起が少ない上に、「私に夢見てくれる人のために生きていたい」という一つの「答え」を本人に語らせてしまっています。

私には、それがななせまるの心の叫びというより、山戸結希監督が短期間で把握した、西野七瀬像であり、アイドル観にしか見えなかった。

というのも、例えば、冒頭の「乃木坂に入る前の西野七瀬はもういなくなりました」は、さすがに現実離れした発言で、本当になーちゃんがそう思っている?、台本を読んでいるんじゃなくて?、と疑問を感じるものがある。

子どもの頃から、絵が好きで、マイペースで、意地っ張りで、頑張り屋で、乃木坂に入ってからも、そういった基本の性格は変わらず、むしろよりスパークしてるんじゃないかと思うんですが(笑)。

ただ何れにしても、「答え」が出ている以上、MVを繰り返し観る必要性は感じないし、西野七瀬は、そういう風に頑張っていくんだな、こちらであれこれ考える余地はないなと、彼女への興味が打ち止めになってしまう部分があります。

例えば、「西野七瀬の抱腹絶倒トークショー」を任され、精神的に追いつめられたななせまるが、「ムリ、ムリ、ムリ、出来ない、出来ない、出来ない~~」と泣きながらスタジオを去るシーンで、「To Be Continued」のテロップが出て、MVが終わったら、次回作は絶対に見逃せません(笑)。


「ごめんね ずっと」のMVを観て感じたのは、アイドルを扱うのは、難しいということです。

クリエイターは、何かを「クリエイト」するのが仕事だけど、乃木坂のようなアイドルの場合は、ファンがすでにメンバーのことを良く知っているので、制作者が思い描く世界に、メンバーを投入しても、「そんなのみなみじゃない」などと、反発される危険が少なくない。

つまり、ファンが思い描くメンバー像を巧みに取り込みながら、仮想空間に物語を作っていくことが要求されるわけで、「クリエイト」というよりは、すでにある魅力をシャープに抽出する「エクストラクト(extract)」や、「あしゅみなみ」のように、メンバー同士の最新の関係性を上手く「プレゼンテーション」することが重要になってくる。

映画やCMで数々の優れた作品を発表している、実績のあるクリエイターであっても、アイドルの楽曲MVや個人PVにおいて、必ずしもファンに受ける仕事とならないのは、アイドルの分野では、こういった、他とは異なる特殊な事情があるからかもしれません。


著名なある大物プロデューサーは、「乃木坂46とは西野七瀬のひたむきさのことである」的な言葉をときどき発するようですが(笑)、こういった表現を好きになれない人は少なくないと思います。

なぜなら、そこに「答え」があるからです。

「乃木坂とは何か?」を決めるのは、ファン1人1人であって、「えらいひと」ではない。

むしろ、「乃木坂とは何か?」や「星野みなみとは何か?」を考えることこそが、アイドルを応援する真髄であって、なかなか「答え」が出ないから、乃木坂やメンバーが輝き続けるとすら思えます。

西野七瀬は、乃木坂の「解けない謎」の一つであって、だからこそ彼女は多くの人を惹き付けるのかもしれません。

フェルマーの最終定理がそうであったように、「解けない謎」ほど魅力的なものはなく、解けた後以上に、解こうと努力するときに、新しい手法や豊かな概念が続々と出現してきます。

ただ、安心なのは、アイドルの謎は、数学の問題と違って、本当に解けることはまずないということですね(笑)。

多くの矛盾と問題を抱えているのに、なぜか気になって仕方なく、どうしても放っておけない西野七瀬。

「無口なライオン」MVのように、彼女の有り様に一歩でも近づいて、ななせまるとは何か?という、魅力的な「問い」を発する作品が、ファンに賞賛され、アイドル西野七瀬をさらに輝かせるのだと思います。


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12枚目日程は、『じょしらく』と紅白勝負の13枚目から、5月上旬選抜発表、7月中旬CD発売か? [07Mar15]

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生田絵梨花が出演する連続ドラマ。前回この欄に、「陽一と知里が離婚なんていう展開はまずない」と書いたら、第8話最後の次回予告で、いきなり「離婚調停」とデカデカ出てきて、ちょっと笑ってしまいました。さらに、岸谷五朗が大塚寧々に向かって、美香が夢に破れても、「おまえ任せにしないで、オレが支えるから」なんて話すシーンもある。「ドラマの展開が生ヌルくて、ドキドキしない」という視聴者のみなさんのご懸念、重々承知しておりますよ、という制作側からのメッセージなんでしょうか(笑)。高橋メアリージュンが家に帰ってこない「須藤様」は、いよいよをDVを止める方法なんて本を読み始めていて、復縁か離婚か、こちらも制作者と視聴者の希望でいかようにも転ぶ展開になっています(笑)。シリアスにすれば視聴率が上がるわけじゃないけど、時間帯から考えて、「ほのぼのファミリー昼ドラ」風に進むよりは、パンチがあった方が、個人的には良いと思います。もっと言えば、いくちゃんの恋愛ストーリーを観たいのだけど、こっちの方は、フジテレビではなく、握手会人気が落ちることを心配する乃木坂運営の意向で踏み込めないとか(笑)。それにしても、EXILEの黒木啓司は、なかなか味のある演技をしますね。
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最近、コンビニに入る度に、乃木坂メンバーの載った雑誌を買ってる気がします(笑)。

おそらく、1週間に2冊くらいのペースで、本棚に雑誌が増えてるんじゃないかと。

折しも、講談社が大規模な組織改革に乗り出すというニュースが流れ、大型書店リブロが池袋本店を閉めると報じられ、出版不況、書籍不振はいよいよ一般の我々にもはっきり見える形で表れてきました。

そんなとき、伊藤万理華が載っているという理由だけで、片っ端から雑誌を買い込む、私のような乃木坂ファンは、編集者にとって、実に有り難い存在なんでしょうか(笑)。

乃木坂ファンの購買力は、出版業界の最後の砦の一つになりつつあって、それゆえに、乃木坂を扱った本が次々に登場して、私の本棚が、西野七瀬の笑顔で溢れ返るという緊急事態が発生している?なんて、遠くに思いを巡らせたくなります(笑)。


考えてみると、出版業界だけでなく、音楽業界もCD不況に喘いでいて、そこでも乃木坂の握手会人気が最終防波堤になっている感があります。

光ケーブルの普及率が上昇して、本格的なネット時代に突入しつつある日本で、出版や音楽などのコンテンツ産業は、根本的な自己改革を迫られているのだけど、痛みを伴う大改変をなるべく避けたいという気持ちが、「乃木坂46」を生み出し、支えているのかもしれません。

実際、乃木坂の運営を見ていると、握手会主義に象徴されるように、グループの舵取りに関して、チャレンジ精神に乏しく、発想が保守的で、そのため、人気が出てきたのに、なぜか常に閉塞感が漂っている気がします。

長いスカート、清楚な制服風衣装なんてのも、そういった保守性の表れにも見える。

変わりつつある社会において、変わりたくないと望む気持ちが生み出した美しい花、それが乃木坂なんでしょうか、良いんだか、悪いんだか、よく分かりませんが。

それにしても、今野義雄氏をフィーチャーして、何の意味があるんでしょう?(笑)

裏方である筈の「委員長」に割く紙面があったら、アンダーメンバーで露出の少ない人をもっと載せてあげて下さい。


さて、11枚目「命は美しい」に関する特典イベントの情報が、あらかた判明したので、今日は、12枚目シングルのスケジュールを考えてみます。

まずは、イベントの日程表を眺めてみましょう。

(表1) 11枚目「命は美しい」に関するイベントの日程

03月21日(土祝) 第1回全国握手会 in 京都パルスプラザ
03月27日(金) 『乃木坂46カフェ 2015 ~命は美しい~』 開店 in キュープラザ原宿7階

04月05日(日) 第1回個別握手会 in 京都パルスプラザ
04月12日(日) 第2回個別握手会 in 東京ビッグサイト
04月14日(火) 『アンダーライブ 3rd』初日 in Zeppブルーシアター六本木
04月19日(日) 『アンダーライブ 3rd』千秋楽
04月29日(水祝) 『GirlsAward 2015 SPRING/SUMMER』 in 代々木第一体育館

05月02日(土) 第2回全国握手会 in パシフィコ横浜
05月03日(日祝) 第3回個別握手会 in パシフィコ横浜
05月06日(水祝) 第3回全国握手会 in ポートメッセ名古屋
05月10日(日) 『乃木坂46カフェ 2015 ~命は美しい~』終了
05月24日(日) 第4回個別握手会 in パシフィコ横浜

06月07日(日) 第5回個別握手会 in パシフィコ横浜
06月14日(日) 第6回個別握手会 in ポートメッセ名古屋
06月18日(木) 舞台『じょしらく』初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)
06月28日(日) 舞台『じょしらく』千秋楽

07月12日(日) 【第二章】 學蘭歌劇 『帝一の國』―決戦のマイムマイム― 東京公演初日 in AiiA 2.5 Theater Tokyo (渋谷)。井上小百合と樋口日奈がWキャストのヒロイン役で出演
07月20日(月祝) 『帝一の國』東京公演 千秋楽
07月25日(土) 『帝一の國』大阪公演 初日
07月26日(日) 『帝一の國』大阪公演 千秋楽


次シングルの選抜発表やCD発売の日程を予想するとき、一番頼りになるのは、「録音会」「似顔絵会」「お茶会」の日付です。

これらの特典は、乃木坂ではなぜかシングルの最終イベントと位置づけられていて、5枚目「君の名は希望」以来、その開催後、10日から17日経ってCD発売という流れが堅持されています。

しかし、11枚目「命は美しい」に関しては、まだアナウンスがなく、その日付は使えません。


「お茶会」の日程以外で、新曲スケジュールを読む方法は、個別握手会の応募日程です。

(表2) 9枚目、10枚目、アルバムの個別握手会応募を始めるタイミング

08枚目第14次応募 2014/05/08(木)~05/09(金)
09枚目第01次応募 2014/05/09(金)
09枚目選抜発表 2014/05/11(日)深夜『乃木坂って、どこ?』

09枚目第14次応募 2014/08/07(木)~08/08(金)
10枚目第01次応募 2014/08/08(金)
10枚目選抜発表 2014/08/03(日)深夜『乃木坂って、どこ?』

10枚目第14次応募 2014/11/06~11/07
アルバム第01次応募 2014/11/06~11/07


そうなんです、9枚目個別握手会の応募は、8枚目の第14次応募に重ねる形で始まり、10枚目、アルバムも同じく、前作第14次応募が開始のタイミングになっている。

そして、選抜発表は、第1次応募と同時期に行なわれるので、前作第14次応募が、次作選抜の発表日を予想するヒントになります。

となると、11枚目の第14次応募はいつか気になりますね(笑)。

(表3) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {全完売部数/総部数, その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味

11枚目「命は美しい」
発売日 2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締め切り 2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:おそらく第8次分まで
初動算入分:?万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)

[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +46 {295/713, 33.9万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
予想日程
[08次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)
[11次] (2015/04/02~04/03, +12d)
[12次] (2015/04/09~04/10, +19d)
[13次] (2015/04/16~04/17, +26d)
[14次] (2015/04/23~04/24, +33d)
[15次] (2015/04/30~05/01, +40d)


正式にはまだ発表されていませんが、上表のように、11枚目第14次応募は4月23日(木)から24日(金)に行なわれると推測されます。

12枚目個別握手会第1次応募を、ここに重ねるとすれば、選抜発表は、その週初めの日曜日、つまり4月19日(日)深夜の『乃木坂って、どこ?』が有力になります。

(表2)に示したように、9枚目選抜発表は、第1次応募の後、次の日曜深夜『乃木どこ?』になっていますが、これは、世界卓球の試合を中継するため、応募を始める直前日曜日の放送が急遽休みになってしまったためと考えられます。

タイトルはおろか、誰が選抜に入るのか分からないまま、新曲の応募を始めるのは、いくらなんでも世間体が宜しくないので(笑)、これは、やむを得ない緊急措置だったと思います。

ということで(c桜井)、12th選抜発表は4月19日(日)という予想が出てきます。


ちなみに、(表3)に書いておきましたが、第6次応募終了時点での11枚目個別握手会による推定売り上げは33万9千枚で、店頭販売第1週を12万枚とすれば、現時点でオリコン初動は45万9千枚になります。

10枚目「何度目の青空か?」初動は47万9千枚なので、個別握手会の7次、8次応募分を入れない状態で、すでに前作に数万枚まで迫っている状況です。

ん~、前作越えしそうですね、初回限定盤セールスが大コケでもしない限り。


選抜発表からCD発売までの日数は、以下のように、かなり一定しています。

(表4) 選抜発表とCDリリースの日程的関係

01枚目選抜発表 ==06週+3日==> 01枚目発売
02枚目選抜発表 ==06週+3日==> 02枚目発売
03枚目選抜発表 ==09週+3日==> 03枚目発売
04枚目選抜発表 ==10週+3日==> 04枚目発売
05枚目選抜発表 ==09週+3日==> 05枚目発売
06枚目選抜発表 ==10週+3日==> 06枚目発売
07枚目選抜発表 ==07週+3日==> 07枚目発売
08枚目選抜発表 ==09週+3日==> 08枚目発売
09枚目選抜発表 ==08週+3日==> 09枚目発売
10枚目選抜発表 ==09週+3日==> 10枚目発売
11枚目選抜発表 ==08週+3日==> 11枚目発売


選抜発表から8週又は9週プラス3日、すなわち59日又は66日経って、CD発売というスケジュールが、8枚目以降、固定されています。

個別握手会の応募受付は、1週間に1回のペースで行なわれるので、第8次又は第9次の分まで、オリコン第1週へ流し込めることになり、この潤沢な握手会セールスが、乃木坂の高い初動枚数を支え、連続オリコン1位の原動力になってきたわけです。

すると、12枚目スケジュールの一つの予想が得られます。

(表5) 12枚目シングル日程予想(1)

選抜発表[04/19(日)] =8w+3d=> CD発売[06/17(水)]
選抜発表[04/19(日)] =9w+3d=> CD発売[06/24(水)]


4月19日(日)は、(表1)に示したように、11thアンダーライブの千秋楽なので、ちょうど良いタイミングになります。

しかし、この予想(1)は、あり得ないと思います(笑)。

というのは、6月17日(水)は、舞台『じょしらく』開始の前日、6月24日(水)に至っては、真っ最中で、とてもじゃないけど、新曲キャンペーンなんてやってられません。


『じょしらく』は、久米田康治氏原作の連載漫画をベースにした劇で、登場人物は5人、いずれも女性落語家という設定だそうです。

1役について、3人のメンバーをキャストする、トリプルキャスト方式なので、出演出来るメンバー総数は15人、3月29日(日)に都内某所で、脚本・演出の川尻恵太氏ら審査員とファンの投票によるオーディションを開催するとのことです。

事前にオーディションを行い、固定した役で芝居をすることは、当たり前のことなんだけど、高く評価出来ます。

なんといっても、乃木坂単独の舞台では、初めての出来事ですから(笑)。


生駒里奈と伊藤万理華の映画主演を報じる記事を読んでも、メンバーに多大な負担を掛けて、これまで長期公演を3回も行なった「プリンシパル」については、あまり触れられておらず、一般からは舞台経験と見なされていない節があります。

それももっともで、ベテランの役者ですら難しい、毎公演オーディションによる、配役変更を、初心者の集団が上手くこなせる筈はなく、メンバーがただツライだけの意味不明なイベントになってしまっている部分がある。

事前に役を割り振っての『じょしらく』は、メンバーの演劇能力向上を期待出来る初めての舞台で、観覧した記者が唸るほどのものに、仕上げて欲しいですね。

生田絵梨花、伊藤万理華、若月佑美、衛藤美彩、桜井玲香、橋本奈々未、井上小百合など、乃木坂には才能と経験を持ったメンバーが何人もいるのだから、相当にハイレベルな舞台を期待していいんじゃないでしょうか。


ただ、5役トリプルキャストの場合、公演ごとにランダムに出演すると、243通りの組み合わせになりますが、劇のクオリティを考えるなら、A役を生田絵梨花が担当するときは、B役は伊藤万理華、C役は桜井玲香のように、連動させた方が良いと思います。

乃木坂の運営は、連続ライブでは、必ずと言っていいほど、公演ごとにセットリストを変える癖があって、メンバーの負担をわざと増やし、それを彼女たちが乗り越えることこそ、一番のご馳走と考えている節があるので(笑)、『じょしらく』でも、5役の組み合わせは、すべての公演で違うパターンを持ってくるおそれがあります。

しかし、もし連動パターンでの舞台を選択したのなら、乃木坂運営が本当に変わり始めた証拠で、ファンとして喜ばしいニュースになるでしょう。


プロ野球で、ファンが球団から離れていくのは、監督やフロントに嫌気がさしてのことが多く、選手を嫌いになったからなんてことは、ごく少数である気がします。

乃木坂からファンが逃げて行く一番の原因も、「組閣」が典型例ですが、運営のやり方にうんざりすることが多いと思うので、その辺をよく考えて、メンバーとファンが納得しやすい、クオリティ重視のイベントを心掛けて頂きたいです。

さらに、文春騒動や選抜発表では一切表に出ず、公に何も説明しない「えらいひと」が、どうでも良い時に、やたらしゃしゃり出てくるなんてことは、謹んで欲しいものです(笑)。


話を12枚目スケジュールに戻します。

『じょしらく』は、15人しか関わらない舞台とはいえ、その多くが選抜常連メンバーである可能性が高く、舞台期間中に12枚目のCDリリースは、さすがに無理だと思います。

やはり、『じょしらく』が終わったあと、歌番組出演などの新曲キャンペーンを行い、それからCD発売という流れにするしかありません。

では、舞台千秋楽から何日くらいあれば良いんでしょう。

これを考える際、9枚目が参考になると思います。

(表6) 9枚目CD発売と『プリンシパル』の日程関係

2014/05/11(日)深夜 09枚目選抜発表 in『乃木坂って、どこ?』
2014/05/30(金)『16人のプリンシパル trois』初日
2014/06/15(日)『16人のプリンシパル trois』千秋楽
========== 24日後==========
2014/07/09(水) 09枚目「夏のFree&Easy」発売


『プリンシパル trois』千秋楽の24日後に、9枚目CDが発売されていて、舞台終了から3週プラス3日の余裕を持たせています。

これを12枚目で考えると、次のようになります。

(表7) 12枚目CD発売と『じょしらく』の日程関係

『じょしらく』千秋楽 =1w+3d=> 12枚目CD発売[07/08(水)]
『じょしらく』千秋楽 =2w+3d=> 12枚目CD発売[07/15(水)]
『じょしらく』千秋楽 =3w+3d=> 12枚目CD発売[07/22(水)]
『じょしらく』千秋楽 =4w+3d=> 12枚目CD発売[07/29(水)]


9枚目と同じく舞台終了の24日後であれば、7月22日(水)がもっとも可能性の高い12枚目発売日となります。

ところが、ここで別の問題が発生します。

(表8) 12枚目CD発売を7月22日(水)にしたときの13枚目スケジュール

# ここでの12枚目スケジュールは、選抜発表から9週プラス3日でCD発売、個別握手会第14次応募の直前日曜日に次作選抜発表という「標準」パターンを仮定している。

12枚目発売[07/22(水)](12th個別応募第10次週) --> 13th選抜発表[08/16(日)](12th個別応募第14次週)
13th選抜発表[08/16(日)] =9w+3d=> 13枚目発売[10/21(水)]


上表のように、13枚目を通常通りの流れで進めると、CD発売が10月21日(水)になってしまいます。

NHK紅白歌合戦の出場歌手発表は、毎年11月の終わりで、10月下旬は、選考がかなり進んだ状況になっている可能性が高い。

従って、紅白への勝負曲となる13枚目は、出来れば9月中、遅くとも10月初めにリリースしたいところで、10月下旬は、さすがに遅過ぎる印象が否めない。

実際、いくちゃんセンターの10枚目「何度目の青空か?」は、10月8日(水)発売で、この辺がタイムリミットじゃないでしょうか。

そうなると、2015年では、10月7日(水)が13枚目発売の期限となります。

(表9) 13枚目発売を10月7日(水)にしたときの12枚目スケジュール

# ここでの12枚目スケジュールは、選抜発表から9週プラス3日でCD発売、個別握手会第14次応募の直前日曜日に次作選抜発表という「標準」パターンを仮定している。

12枚目発売[07/08(水)](12th個別応募第10次週) --> 13th選抜発表[08/02(日)](12th個別応募第14次週)
13th選抜発表[08/02(日)] =9w+3d=> 13枚目発売[10/07(水)]

12枚目発売[07/15(水)](12th個別応募第10次週) --> 13th選抜発表[08/09(日)](12th個別応募第14次週)
13th選抜発表[08/09(日)] =8w+3d=> 13枚目発売[10/07(水)]


上表一つ目の日程予想のように、10月7日(水)に13枚目発売とした場合、9週プラス3日遡って、13th選抜発表が8月2日(日)、12枚目個別応募の進行から辿って、7月8日(水)が12枚目発売日の候補になります。

しかし、(表7)から分かるように、7月8日(水)だと、「じょしらく」の千秋楽から1週間プラス3日、つまり10日になって、さすがに発売前キャンペーン期間として短過ぎます。

そこで、(表9)二つ目のように、10月7日(水)の13枚目発売から、8週プラス3日遡って、13th選抜発表を8月9日(日)とすれば、12枚目発売日は7月15日(水)にまで延ばせます。

7月15日(水)は、(表7)から、「じょしらく」千秋楽の2週プラス3日、つまり17日後で、何とか話が出来る範囲に入ってくる。


ただ、13枚目は、紅白への切り札曲なので、初動前作割れなんて、もってのほかで(笑)、出来れば、選抜発表からCD発売まで9週プラス3日以上で行きたいのはヤマヤマでしょう。

もし、12枚目を7月15日(水)にリリースして、13枚目を選抜発表からCD発売まで8週プラス3日で進めるとすれば、個別握手会の日数増加を含む総部数の大幅アップを仕掛けるかもしれません。

あるいは、12枚目個別応募の第14次ではなく、それより早い第13次、第12次に、13枚目第1次を被せて、12枚目の累計売り上げを少し犠牲にする可能性もある。

いずれにしても、紅白を睨んで発売リミットがある13枚目を前に、12枚目スケジュールを遅らせる舞台を、6月後半に11日間も入れてしまったので、どこかで、通常のやり方から逸脱する、日程的ウルトラCが炸裂してもおかしくないと思います。

「ウルトラC」って、オリンピック関連の言葉だったんですが、表現が古過ぎて、乃木坂メンバーには通じないかも(笑)。


では、結局、確度が高いと思っている予想は何かと言うと、次のようになります。

(表10) 12枚目シングル日程予想(2)

選抜発表[05/10(日)] =9w+3d=> CD発売[07/15(水)]
選抜発表[05/17(日)] =8w+3d=> CD発売[07/15(水)]

12th選抜の発表が5月10日(日)であれば、11枚目個別応募第17次に重ねて、12枚目応募が始まり、5月17日(日)選抜発表なら、第18次に被せることになります。

まあ、17次応募になると、売れ行きは鈍っているだろうから、運営としては、出来るだけ早く次シングルの応募を始めたい筈で、そうなると、5月10日(日)選抜発表の方が確率は高いかなと思います。

(表1)で示したように、5月6日(水祝)に11枚目の全国握手会がすべて終わるので、5月10日(日)というのは、タイミングとしては悪くない気がします。

ただ、前作の全国握手会を残した段階での選抜発表は、10枚目ですでにやっているので、新曲スケジュールに決定的な影響を与えるとは思えませんが(笑)。


従って、12枚目のスケジュールとして、選抜発表5月10日(水)、CD発売7月15日(水)を、現時点での予想としておきます。

しばらくすれば、11枚目「お茶会」の日付がアナウンスされると思うので、その情報が出たら、また考えましょう。

12枚目発売が今日の予想通り、7月15日(水)であれば、11枚目「お茶会」は、7月初め、7月4日(土)か5日(日)になるかと思います。


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2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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「命は美しい」個別第5次後、深川No.3浮上、中元大躍進、初動40万枚突破確実で前作に並ぶ勢い [04Mar15]

2015-03-04 19:30:00 | 芸能
注目の乃木坂メンバー出演予定番組

スカパーでは、乃木坂関連番組が多数用意されているようなので、視聴可能な方は、以下のページをぜひチェックしてみて下さい。
スカパーの関連ページ

今日と明日は、高山一実祭りです(笑)。

今日、水曜夜7時56分
3月4日(水) 19 : 56 ~ テレビ朝日『ミラクル9』
高山一実が出演。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ

今日、水曜夜10時
3月4日(水) 22 : 00 ~ フジテレビ『残念な夫。』第8回
生田絵梨花が出演する連続ドラマ。第7話では、1stアルバム収録のいくちゃんソロ曲「あなたのために弾きたい」が、なんとドラマの挿入歌として流れました。父親の岸谷五朗が美香のピアノを応援することを表明、母親の大塚寧々も、ピアノコンクールで1位になれなきゃ、プロになんかなれないと、参加者募集のチラシを用意。膠着状態だった家族の関係と美香の夢が、少し前に進み始めました。玉木宏と倉科カナの方は、セックスレスや浮気と、昼メロ的な要素が入ってきて、貪欲に視聴率を上げにかかっている感が(笑)。「須藤様」一家のDV問題も行方が気になるところで、色んな伏線をバラまきながら、ドラマの終盤になだれ込んでいく空気が出てきてます。ただ、最終回で、美香が夢を諦め、陽一と知里が離婚なんていう展開はまずないだろうから(笑)、安心でもあり、ややドキドキ感に欠ける気もします。
『残念な夫。』の公式サイト

明日、木曜夜10時
3月5日(木) 22 : 00 ~ 読売テレビ『ダウンタウンDX』
高山一実と秋元真夏が出演。
読売テレビ番組公式サイトの関連ページ

明日、木曜深夜0時15分
3月5日(木) 24 : 15 ~ テレビ朝日『しくじり先生』
高山一実が出演。
テレビ朝日番組公式サイトの関連ページ



11枚目「命は美しい」全国握手会の日程が以下のように発表されました。

3月21日(土祝) 京都パルスプラザ大展示場
5月02日(土) パシフィコ横浜
5月06日(水祝) ポートメッセ名古屋

8枚目「気づいたら片想い」までは、ミニライブ付きの握手会が、関東、名古屋、京都で各1会場ずつ行なわれていました。

しかし、2014年5月25日(日)に発生した、AKB48襲撃事件の影響と思われますが、9枚目「夏のFree&Easy」は同じく全国3会場で行なうもののミニライブはなし。

握手会ならぬ「お話し会」なんて苦肉の策が(笑)、この頃に提案されました。

10枚目「何度目の青空か?」は、全国握手会と名の付くイベントが、パシフィコ横浜1会場のみで、名古屋と大阪で各1日ずつ、似顔絵会とセットの抽選ライブが行なわれています。

そして、今回の11枚目で、全国3会場のミニライブ付き握手会が2シングルぶりに復活です。


身元確認と予約が必要ない全国握手会は、安全面や経済面で開催するのが難しいようで、AKB48は、シングルごとに全国7会場の予定が告知されますが、最近は、前作、前々作との「合同握手会」が多く、新規開催は少なくなっています。

ちなみに、今日発売の39枚目「Green Flash」は、未だに全国握手会の日程が1会場も発表されていません。

AKB48Gの場合は、高騰する警備費に加えて、握手会イベントが先々まで溢れ返っていて、日程がタイトになり過ぎていることも、大きな問題としてのしかかっていると思います。


全国握手会の「完全復活」は、初回限定盤セールスの伸び悩みが原因か

そんな中、乃木坂は、11枚目「命は美しい」全国握手会の日程を、発売2週間前に告知し、さらにミニライブを復活させたわけで、お金の掛かる安全対策を施しても、十分に元が取れるほど、人が集まる筈だという運営の自信が感じられます。

極寒の西武ドームに3万8千人を集め、7時間半に及ぶ『3rdYEAR BIRTHDAY LIVE』を成功させたことから、乃木坂は今、上り坂の真っただ中という認識なんでしょうか(笑)。

ただ、新曲のオリコン初動が、前作を軽く越えるかと言うと、いろいろ考えなきゃいけない部分がある(笑)。


11枚目「命は美しい」は、個別握手会の日程が、未だに6日しか発表されておらず、このままだと、次表のように、少なくとも初動算入時点で、歴代初の総部数減少ということになります。

(表1) 乃木坂46のシングルとアルバムに関する、個別握手会総部数と百部当たりの第1週売り上げ枚数の推移

凡例
シングル番号 : 個別握手会総部数, 百部当たりの売り上げ枚数, 個別日数(会場内訳)

#「個別握手会総部数」は初動算入時点での総部数。
# アルバムでは、撮影会の1部を個別握手会の2/3部として、両イベントの合計部数を示している。
#「百部当たりの売り上げ枚数」は(表1)に示された特定販売第1週売り上げを、個別総部数/100で割って求めた。

01枚目 : 300部, 1.9万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1大阪1)
02枚目 : 300部, 2.8万枚/百部, 個別2日(関東{幕張2})+ミニ個別4日(札幌1名古屋1大阪1福岡1)
03枚目 : 330部, 3.9万枚/百部, 個別4日(関東{幕張1横浜1}名古屋1大阪1)
04枚目 : 430部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1横浜2}名古屋1京都1)
05枚目 : 437部, 4.0万枚/百部, 個別5日(関東{幕張1東京1横浜1}名古屋1京都1)
06枚目 : 630部, 3.9万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
07枚目 : 664部, 4.7万枚/百部, 個別6日(関東{幕張3横浜1}名古屋1京都1)
08枚目 : 759部, 4.5万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1横浜3}名古屋1京都1)
09枚目 : 786部, 4.0万枚/百部, 個別6日(関東{幕張1東京1横浜2}名古屋1京都1)
10枚目 : 902部, 4.0万枚/百部, 個別7日(関東{幕張1東京1横浜3}名古屋1京都1)
11枚目 : 713部, ??万枚/百部, 個別6日(関東{東京1横浜3}名古屋1京都1)

1st Ab : 432部, 2.6万枚/百部, 個別3日(関東{東京1}名古屋1京都1)+撮影会1日(関東{横浜1})


個別握手会の総部数を下げるのであれば、売り上げ枚数を維持できるかどうかは、店頭販売の大部分を占める初回限定盤のセールスに掛かってきて、特典である全国握手会の成否が鍵を握ることになります。

ところが、サウンドスキャンから推測される店頭販売CDの売り上げは、以下のように、ここしばらく、今ひとつの伸びがない。

(表2) 乃木坂46がリリースしたシングルとアルバムに関する、発売第1週のオリコン調べ売り上げ枚数、いわゆる「初動」の推移

凡例
シングル番号 : 初動 (発売第1週オリコン順位, 一般販売第1週売り上げ, 一般販売寄与率%, 特定販売第1週売り上げ) [現在の累計] 発売日「タイトル」

# 売り上げ枚数は全て「万枚」単位で、小数点以下2桁目を四捨五入
# 「一般販売第1週売り上げ」は、サウンドスキャンTOP20を使って、全タイプの店頭販売CDについて合計したもの。TOP20に初回限定盤しかランクインしていないときは、それらの合計枚数の4%を通常盤売り上げ、4.5%をアニメ盤売り上げと推測して、全タイプの合計を求めている
# 「一般販売寄与率」は、一般販売第1週売り上げをオリコン初動で割ったもの。%表示で小数点以下2桁目を四捨五入。この数値が小さいほど、CDセールスの個別握手会依存が高い。
#「特定販売第1週売り上げ」は、オリコン初動から一般販売第1週売り上げを引いたもの。forTUNE music 通した特定販売の売り上げ枚数に等しく、個別握手会によるCDセールスと見なすことが出来る。
#「現在の累計」は、2015年02月22日(日)までのオリコン調べによる売り上げ枚数。

01枚目 : 13.6 (2位, 08.3, 61.2%, 05.3) [21.4] 2012/02/22「ぐるぐるカーテン」
02枚目 : 15.6 (1位, 07.3, 47.2%, 08.2) [22.5] 2012/05/02「おいでシャンプー」
03枚目 : 18.7 (1位, 06.1, 32.6%, 12.6) [24.5] 2012/08/22「走れ!Bicycle」
04枚目 : 23.3 (1位, 06.6, 28.3%, 16.7) [31.3] 2012/12/19「制服のマネキン」
05枚目 : 24.2 (1位, 07.2, 29.6%, 17.0) [31.8] 2013/03/13「君の名は希望」
06枚目 : 33.7 (1位, 09.7, 28.9%, 24.0) [45.9] 2013/07/03「ガールズルール」
07枚目 : 39.5 (1位, 09.0, 22.8%, 30.5) [51.6] 2013/11/27「バレッタ」
08枚目 : 45.8 (1位, 11.8, 25.7%, 34.0) [54.7] 2014/04/02「気づいたら片想い」
09枚目 : 42.2 (1位, 11.0, 26.2%, 31.1) [52.7] 2014/07/09「夏のFree&Easy」
10枚目 : 47.9 (1位, 11.7, 24.5%, 36.2) [61.7] 2014/10/08「何度目の青空か?」

1st Ab : 22.2 (1位, 11.2, 50.6%, 11.0) [28.3] 2015/01/07「透明な色」


上表青色で示した数字が店頭販売CDの売り上げ枚数で、8枚目11.8万枚、9枚目11.0万枚、10枚目11.7万枚と、3シングル続けて11万枚台に留まっています。

一方、10枚目では、個別握手会を前作から1日増の7日とし、総部数を900部以上にアップしたことで、forTUNE musicを通した第1週売り上げは、過去最高の36.2万枚に達します。

その結果、CDセールスの握手会依存度の目安となる一般販売寄与率(初動(SS/OC)比と同じ)は、24.5%に低下、7枚目「バレッタ」の22.8%に次ぐ、歴代ワースト2位となってしまいました。


つまり、メンバーとファンの個人的な「つながり」によって生み出されるセールスが、全体の75%にも上り、ほとんどのCDが、収録楽曲ではなく、握手の魅力で売れていると言っていい。

店頭販売の伸び悩みと併せて考えると、紅白歌合戦出場を目指して、一般人気を高める必要に迫られている乃木坂にとって、内向きな「握手会アイドル」という側面が強調されていくのは、あまり嬉しくない展開です。

今回、全国握手会を、ミニライブ付きで3会場復活させたのは、CDの店頭販売を伸ばして、乃木坂の人気は握手だけではないことを、数字で示したいという意図があるのかもしれません。

ところで、今日から、11枚目シングルの特典映像である「ペアPV」の予告編が公開されました。

こういった楽曲MV以外の「おまけ」がどこまで初回限定盤のセールス向上に貢献するのか、よく分かりませんが、全国握手会の完全復活と言い、運営の意気込みは伝わってきます(笑)。


さて、11枚目個別握手会は第6次応募が終了して、第5次応募分までの完売状況が判明しています。

今日は、それを元に、11枚目の初動売り上げ枚数がどの程度になるのか、現時点での、見通しを書いてみます。


深川麻衣が握手会人気「No. 3」に浮上、予想外に小さかった松村沙友理への文春騒動の影響

まずは、推定売り上げ枚数による、メンバー順位表です。

(表3) 11枚目「命は美しい」個別握手会第5次応募終了時点における推定売り上げ枚数による順位表

凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数) メンバー名

# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない。
# メンバー名は、「1期10」黒、「1期20」青、「2期」オレンジで色分け。
#「1期10」は、白石、西野、松村、橋本、秋元、深川、若月、生田、桜井、衛藤の10人。
#「1期20」は「1期10」以外の1期メンバー、「2期」は正規研究を問わず、二期生全員のこと。
#「*」は11th選抜メンバーで、続く(括弧)内の数字は何列目かを示している。
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入。
# 1部以上の完売を出しているメンバーのみ記載

[01] 30部/30部 (1.00; 02次) 西野七瀬*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 03次) 白石麻衣*(1)
[01] 30部/30部 (1.00; 05次) 深川麻衣*(2)
[04] 29部/30部 (0.97) 秋元真夏*(2)
[05] 28部/30部 (0.93) 橋本奈々未*(1)
[06] 23部/30部 (0.77) 衛藤美彩*(3)
[07] 21部/30部 (0.70) 若月佑美*(2)
[08] 18部/30部 (0.60) 生田絵梨花*(1)
[09] 15部/30部 (0.50) 桜井玲香*(2)
[10] 06部/30部 (0.20) 松村沙友理*(3)
[11] 03部/28部 (0.11) 齋藤飛鳥*(3)
[12] 05部/22部 (0.23) 中元日芽香
[13] 04部/22部 (0.18) 星野みなみ*(3)
[14] 01部/28部 (0.04) 伊藤万理華*(3)
[16] 02部/22部 (0.09) 斉藤優里 永島聖羅
[18] 01部/22部 (0.05) 中田花奈
[24] 01部/12部 (0.08) 川後陽菜


30部担当メンバーのうち、西野七瀬は2次、白石麻衣は3次で、全完売を達成して、安定した人気を見せています。

一方、深川麻衣が、5次で30部全完売となっています。

ここ数シングル、ぐいぐい握手会人気を伸ばしてきた深川さんですが、11枚目で、いよいよ「No. 3」と呼ぶに相応しいレベルに入った感があります。

まいまいは、歌とダンスが上手いので、12枚目以降、強力なフロント候補になると思います。


「1期10」メンバーは、今回も、1位から10位までを占め、「1期20」や「2期」のメンバーがそこに割って入るような、大きな序列変動はありません。

ただ、松村沙友理は、前作同次数と比べ、大幅に売り上げ枚数を落としていて、文春騒動の影響が出ていると思います。

「推し」のCDを何十枚と買って、個別握手会を支える男性のコアファンは、女性アイドルへの「疑似恋愛」的な気持ちが、原動力になっていることが少なくない。

そのため、恋愛絡みの話がメンバーに浮上すると、握手会セールスが低下する傾向がある。


例えば、2013年、日本テレビ『BAD BOYS J』やフジテレビ『SUMMER NUDE』に、橋本奈々未が恋人のいる役で出演したとき、ななみんの完売積み上げスピードが一時的に、明らかに低下したことがあります。

また、秋元真夏は、生田絵梨花と橋本奈々未と共にトリプル主演となった『超能力研究部の3人』で、公開前にキスシーンがあるとの噂が流れて、その影響なのかどうか断言は出来ないけど、完売部数の伸びがやや鈍くなった時期がある。

ドラマや映画の中の話ですら、影響を与える可能性があるのだから、プライベートな現実生活における、なかなかに熱烈なキスシーンが(笑)、週刊誌に載ってしまったさゆりんの場合、完売部数低下は避けようがないと思います。


しかし、松村さんのセールスを見ていると、すでに6部を完売していて、正直、予想していたほど大きな影響ではなく、むしろさゆりんご人気の健在ぶりをアピールする数字という印象の方が強い。

2シングルくらいは、文春騒動の影響が残って、かなりのセールス低下を喫するかもしれないと危惧していましたが、初期ダメージがこの程度であれば、それほど苦しまず、従来並にまで戻せるという明るい見通しが出てきました。

とくに、人気ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルに決定というニュースは大きい。


コアファンの動きは、そのメンバーが、可愛いとか、性格が優しいという以上に、今後、どれだけ活躍するのかという「将来性」に大きく左右される面がある。

そのため、選抜あるいはアンダーのセンターに抜擢されたり、選抜常連組に入ったと思われたり、あるいは、頻繁に外仕事をゲットするメンバーは、完売部数を伸ばす傾向があります。

このブログで、11th選抜こそ、松村沙友理をフロントに抜擢するべきだと書いたのは、不可避な握手会セールス低下の幅を、最小限にする一つの方法が、運営はさゆりんを「推し」ているという意思表示だからです。

ただ、『CanCam』の専属モデルというのは、ファッション雑誌のプロが、彼女のモデルとしての素質を認めた上で、文春騒動は活動の支障にならないと太鼓判を押したことになるわけで、「将来性」に関して、フロント抜擢以上の意味を持っています。


「スキャンダル」で一時的にセールスを落としても、それが回復するのであれば、むしろ、より強固な大人のファンを多数獲得出来るメリットがあります。

これからのさゆりんごファンは、文春記事を承知の上で、それでも彼女を応援しているのだから、ドラマや映画、あるいはバラエティで、恋愛絡みの役や発言があっても、さほど動揺しないメンタルの人が多くなるでしょう。

その程度で動揺するのであれば、もうファンを辞めている筈で(笑)、「疑似恋愛」を求めるファンが少なくなり、その分、それとは違った発想の人々が支える構図になる可能性がある。

であれば、さゆりんは、年齢相応に、いわば芸の幅を広げることが出来るわけで、災い転じて福となすじゃないけど、より大人の女性タレントに成長していく余地が出てきます。


握手会人気を伸ばし始めた中元日芽香、星野みなみ、齋藤飛鳥

さて、「1期10」以外を見ると、11位齋藤飛鳥、12位中元日芽香、13位星野みなみと、ある意味「話題の人」がランキング上位に入っています。

次の表は、11枚目と前作10枚目の個別握手会第5次終了時点を比べて、推定売り上げ枚数を伸ばした上位10人を示しています。

(表4) 11枚目「命は美しい」と10枚目「何度目の青空か?」の個別握手会第5次応募終了時点を比較したときの推定売り上げ枚数の伸びトップ10

凡例
[順位] 完売部数の伸び/担当部数の伸び メンバー名

[01] +5部/+0部 中元日芽香
[02] +8部/+5部 衛藤美彩
[03] +4部/+0部 星野みなみ
[03] +3部/+2部 齋藤飛鳥
[05] +2部/+0部 斉藤優里
[06] +1部/+0部 伊藤万理華
[07] +0部/+5部 桜井玲香
[08] +5部/+0部 若月佑美
[09] +10部/+0部 秋元真夏
[10] +0部/+0部 高山一実

# 星野みなみと齋藤飛鳥の枚数の伸びは、1枚単位に至るまで偶然一致しての奇跡の同順位(笑)。完売部数をより多く伸ばしたみなみを先に掲載した。


「1期10」では、衛藤美彩が元気ですが、それ以外だと、1位中元日芽香、3位が星野みなみと齋藤飛鳥となっていて、やはりこの三人が上位に登場します。

中元日芽香は、西武ドームでのバースデーライブにおいて、乃木團のボーカルとして、見事な歌唱を披露しました。

ひめたんの伸びやかな歌声は、上手い下手を越えて、多くの人を惹き付ける「売れる歌声」の要素を秘めていて、J-POPのプロ歌手として、豊かな素質を感じさせます。

だからこそ、西武ドームでの乃木團ライブが、これほど好評なのだと思います。

そういった「歌唱力」が運営にも評価されたのでしょうか、11thアンダーでは初めてセンターに抜擢され、アンダー曲の仕上がりが楽しみです。


中元さんの握手会人気が上昇しているのは、乃木坂ファンで、ひめたんの歌をもっと聴きたいと感じる人が増えてきたからかもしれません。

個人的にも、中元日芽香は、川村真洋とともに、歌のツートップにするべきだと考えていて、乃木坂の歌唱力向上の切り札と期待しています。

11枚目では二人とも選抜入りしませんでしたが、一刻も早く、ひめた&ろってぃを抜擢して、乃木坂の大規模なパフォーマンス改革に着手して欲しい。

切らないでただ持っているだけでは、切り札にならない(笑)。

何も変えず、このまま握手会主義選抜を続けていくと、いつまでも「歌えない乃木坂」に留まってしまって、次の紅白は、モーニング娘。とBABYMETALに持っていかれる危険がありますよ。


星野みなみと齋藤飛鳥は、先日公開された11枚目共通カップリング曲「あらかじめ語られるロマンス」でWセンターに抜擢され、さらに、ペアPVでも共演するなど、どういうわけか、このところセットで扱われる機会が目立ちます(笑)。

こういった売り出し方を反映しているのか、握手会人気もほぼ互角で、中元日芽香を加えて、若手成長株の筆頭トライアングルと言っていい状況になっています。

しかし、みなみとあしゅを、年齢の近い、妹系キャラとして、安易に一括りにするのは止めて欲しい。

それでは、二人が持っている、真逆の魅力が覆い隠されてしまいます。


齋藤飛鳥は、理屈っぽく、攻撃性を帯びた、S系美少女で、歌、ダンス、楽器、文章、モデルなど、さまざまな面で、スキルが前に出た「小憎らしいアーティスティックな可愛さ」をバラまいてきます。

星野みなみは、理屈抜き、Sっ気ゼロながら(笑)、自分を可愛くプロデュースすることに関しては、一切妥協しない頑固さと、圧倒的な才能を持っていて、歌、ダンス、文章、お絵描き(笑)、プレゼンテーション、コントなど、どんな場面でも、「ひたすら可愛い、攻撃性すら可愛い」仕上がりになる。

ブログにアップする写真は、何メガバイトであろうが圧縮しないし(笑)、「命は美しい」のような激しいダンスであっても、なぜか可愛い踊りに昇華してしまう。

対照的なキャラクターに加えて、あしゅは、中元日芽香、伊藤万理華、川村真洋、永島聖羅など、アンダーメンバーとのパイプが太く、みなみは、生田絵梨花、生駒里奈、秋元真夏など、選抜メンバーとの関係が深い。

この二人のライバル関係を軸にすれば、キャラと人脈において、乃木坂全体を包み込むほどの豊かさを備えた座標系が構築出来る可能性があって、イメージ面で、「乃木坂とは何か?」に答える重要な鍵を握っていると考えています。


生駒里奈のひたすら可愛い妹が星野みなみ、何でも出来るけど、ポイントポイントで驚くほど天然な妹が生田絵梨花、怖いくらい美人のお姉さんが白石麻衣、知的でクールな橋本奈々未、じゃれ合って遊んでくれる松村沙友理、ポンコツなのに正論を吐くのでちょっとイラッとくる桜井玲香。

5枚目「君の名は希望」まで、乃木坂の選抜は、生駒里奈を中心にして、星野、生田、白石、橋本、松村、桜井と、一気に7人ものメンバーが、連想ゲームのように思い浮かぶ仕組みになっていて、その簡明な物語性が、グループと各メンバーの知名度向上に、大きく役立っていました。

しかし、生駒里奈から白石麻衣へのセンター交代以降、個々のメンバーが重点プロモーション対象として、突出してフィーチャーされる一方、グループ全体をまとめる「物語」が見えなくなっています。

みなみとあしゅが辿った二つの物語をベースに、乃木坂の物語を復活させ、もう一度、グループとしての構造を明確にする。

伊藤万理華、川村真洋、中元日芽香といったメンバーの抜擢によるパフォーマンス面での強化と併せて、みなみあしゅラインによるイメージ面での再構築もぜひ同時に進めて欲しい。


そういう意味から言うと、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、齋藤飛鳥、星野みなみ、堀未央奈なんていう、「NEXT乃木坂」の核心を突くようなメンバーが担当する「あらかじめ語られるロマンス」に、MVが付いていないのは、残念という他ありません。

乃木坂の現状がMVに反映されるのは当たり前ですが、MVが乃木坂の現状を変えていくことも、あり得ることでしょう。

このメンバーであれば、乃木坂の未来図を、MVを通して提案することが可能だったんじゃないでしょうか。


「命は美しい」オリコン初動の40万枚突破は確実で、前作越えが射程圏

個々のメンバーの話が長くなってしまいましたが(笑)、次は、「命は美しい」総売り上げ枚数の見通しです。

(表5) 11枚目「命は美しい」に関する、個別握手会応募受付の次数と推定売り上げ枚数の推移

凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {全完売部数/総部数, その時点での推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)

# 積み上げ完売部数が赤色の数字で示されているものは、その全部がオリコン初動に確実に算入されることを、ピンク色の数字は、その一部が算入される可能性が高いことを示す
# 売り上げ枚数は万枚単位で、小数点以下2桁目を四捨五入したもの
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味

11枚目「命は美しい」
発売日 2015年3月18日(水)
オリコン初動集計締め切り 2015年3月22日(日)
個別握手会応募受付:1週間に1回
初動算入:おそらく第8次分まで
初動算入分:?万枚
個別握手会日程:
発売 =18日=> 第1回 =70日=> 最終第6回 (88日)

[01次] +11 {011/720, 02.1万枚} (2015/01/22~01/23, -58d)
[02次] +77 {088/708, 13.0万枚} (2015/01/29~01/30, -51d)
[03次] +59 {147/708, 20.2万枚} (2015/02/05~02/06, -44d)
[04次] +64 {211/708, 26.5万枚} (2015/02/12~02/13, -37d)
[05次] +38 {249/713, 30.0万枚} (2015/02/19~02/20, -30d)
[06次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/02/26~02/27, -23d)
[07次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/05~03/06, -16d)
予想日程
[08次] +?? {???/713, ??万枚} (2015/03/12~03/13, -09d)
[09次] (2015/03/19~03/20, -02d)
[10次] (2015/03/26~03/27, +05d)
[11次] (2015/04/02~04/03, +12d)
[12次] (2015/04/09~04/10, +19d)
[13次] (2015/04/16~04/17, +26d)
[14次] (2015/04/23~04/24, +33d)
[15次] (2015/04/30~05/01, +40d)


713部中249部完売の全体完売率34.9%となった、第5次応募終了時点の完売状況から、シミュレーション計算を行うと、個別握手会による売り上げ枚数は、30万枚に達していることになります。

計算では、握手会における、CD1枚に対する平均割り振り時間を8秒としていますが、これは従来の設定値と同じです。

ただ、もし、それを7秒にすると34万2千枚、6秒であれば39万9千枚と、大幅に数字が変わってきます。


1stアルバムのスペシャル個別握手会が、通常より「混んでいた」という声が多く、実際、シミュレーション計算で初動を求める際、8秒ではなく6秒くらいまで圧縮すると、オリコン初動の計算値が実値と上手く一致することが分かっています。

しかし、割り振り時間が小さくなったというよりは、アルバムの単価が高いので、1人あたりの購入枚数が少なくなり、その分、1部あたりの参加人数が増えたと考えた方が、現実的かもしれません。

いくら乃木坂運営でも、シングルの3倍近い価格で、握手時間を短くするのは、あり得ないと思うので(笑)。


ということで、11枚目個別握手会セールスでも、これまで上手くいった実績のある8秒で計算しておきます。

ちなみに、1stアルバムの初動計算ですが、総部数がシングルに比べてずっと少ないので、非完売部での売り上げが通常より多いという補正を施して、割り振り時間は8秒のまま、実値に近い数字が出るように、プログラムを改良しておきました。

総部数が増えるにつれ急速にゼロに近づく指数関数の入った補正曲線を使っていますが、700部以上の11枚目では、補正効果はほぼゼロなので、かりに補正を適用しても、推定売り上げ枚数は、従来の計算方法による結果と、ほとんど変わりません。


さて、個別握手会第5次応募終了時点のセールスを30万枚とすれば、全国握手会を完全復活させることから、店頭販売CDの売り上げが10万枚を切るとは考えにくいので、11枚目初動の40万枚突破はほぼ確実と言っていいでしょう。

個別握手会は、おそらく第8次応募分までが初動に流れ込む筈で、6次、7次、8次での積み上が一つのポイントになります。

しかし、「1期10」メンバーの上位5人が担当部数を全完売しかけている中、完売部数のさらなる急速上昇を見込むのは「捕らぬタヌキ」になるので、初動算入分としては、35万枚、36万枚といった、30万台半ば過ぎの枚数が、今のところは、欲をかき過ぎない、香ばしい予想でしょうか(笑)。


前作10枚目初動は47万9千枚なので、もし個別握手会セールスが36万枚であれば、前作に並ぶためには、11万9千枚の店頭販売によるCDセールスが必要となります。

(表2)で示したように、店頭販売は、8枚目、9枚目、10枚目と11万枚台をキープしているので、11万9千枚は、決して非現実的な数字ではなく、全国握手会の「完全復活」を考えれば、むしろ、その程度は行かなきゃ困るというレベルです(笑)。

つまり、個別握手会による売り上げを控えめに見積もっても、前作初動と並ぶレベルに届きそうな勢いで、総部数の減少を考慮すると、効率的なCDセールスと言っていいんじゃないでしょうか。

本当のところは蓋を開けてみないと分かりませんが、少なくとも、CDの売り上げ枚数に関しては、マズいことが起こっている風には見えないです。

まあ、「命は美しい」のセールス、真の勝負はCD売り上げではなく、ダウンロード配信だと思いますが(笑)。


関連サイト

乃木坂公式サイトの全国握手会に関するページ

乃木坂公式サイトの11枚目「ペアPV」に関する記事


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// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

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乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Jun14 ~ シングル収録全曲の簡易ハンドブック


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています

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