雲龍は不知火が苦手だった…

　萬延元(1860)年〔乃至は安政七年〕春
場所における幕内取組順の検証。

　八日目中入り前
東前六〇武藏泻─黒　雲(幕下)
〃前五×明石泻─松ヶ枝×西前五
〃前二〇陣　幕─燧　洋●〃前四
〃小結〇鬼面山─錦　木●〃前三
西大関〇境　川─響　灘●東関脇

　八日目中入り後
東前七×武藏川─外ヶ濱×西前七
〃前三〇虹ヶ嶽─荒　馬●〃前六
西関脇●猪王山─大鳴門〇東前一
東大関●雲　龍─不知火〇西小結

　雲龍〔翌年冬、新横綱〕は不知火(光…)
に１度しか勝っていない。
　但し、彦山説では「不知火型」創始者は
不知火諾右エ門であり、上記の不知火では
ない。

　「貴乃花騒動」〔語弊のある表現で御免〕の
余波もあって、上記の検証は年内に終ることが
できなかった。
　それでは、皆さん、よいお年を……。

　

進捗率６８.75％

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　来二月上旬完成予定の拙作＆私家版
『相撲史発掘』第87号の進捗状況報告。
　原稿清書完了は次のとおり…。

１～３ページ
〇全勝力士が消えた星
　●昭和二十年代篇　㊦

４～６ページ
〇江戸大相撲熱戦譜
　●天保六年春場所

折込み両面
●…幕内関係勝負
●…勧進大相撲星取表

10ページ
〇大正時代の重量力士

折込み片面
〇戌年生れ入幕力士一覧
　●享保３年～明治７年

11ページ
〇古今平幕最優秀力士星取表
　●明治元年～明治７年