時津風系ついに分裂 !

　“渦中の人”貴乃花親方は、日本相撲協会で
“孤立”しているようにもみえるが、決して
そんなことはないね。
　元人気関脇力士寺尾の錣山親方ら３名が
時津風一門離脱を表明。来春の理事改選では
貴乃花支持が…。貴乃花系のプラス３票は
大きいなぁ。逆に、時津風系は19から１６
票ということは理事の“枠”は１だ。しかも、
兄貴の井筒と“袂”を別つことに…。

　いや、現５派閥のどこにも１人乃至２人は
貴乃花支持の親方なんだって…。

　それから、面白いのは錣山ら３人は「無所属」
になるそうな。
　なんか自由民主党そっくりになってきたな。
どこの派閥にも所属しない「無派閥」なるグループ
とおんなじこった。
　

相撲は矢張り玄人でなければ…

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　今日づけS紙『主張』欄の相撲関聯記事に
は到底賛同できない。俎上にのせたい箇所を
抜萃すれば…。

〔前略〕協会の組織改編にまで踏み込まなければ、
何の教訓にもならない〔中略〕元力士が中核を担う
組織運営の破綻が〔中略〕協会の理事会は元関取が
10人、外部理事が３人と歪つな構成〔中略〕
外部理事を主体とする体制に改編する好機に〔後略〕

　相撲のことは相撲取以外にはわからない━と云う
側面がある。要するに、素人と玄人との“大差”を
無視せよとでも主張したいのか。

　以下、歴史的考察━。
１、江戸幕府がプロの大相撲を“公認”してから244年。
２、現協会の前身「東京大角觝協會」設立から130年。
３、「財団法人」を認可されてからも９２年。

　その間、幕府が倒れても、日清・日露戦争中でも、関東
大震災のときも、太平洋戦争中だって…連綿と「本場所」
興行をつづけてきた。年間に本場所大相撲ゼロだったのは
「天明の飢饉」のときと・幕末安政二年の火災・地震の
とき━たった２度しかない━いかに「国技相撲の伝統」を
守ってきたかを如実に物語っている。
　それは、運営主体が殆んど元力士が担う組織だったから
こそ、「赤字覚悟」の「冒険興行」だって可能だったのであり
素人が多人数の組織ならば不可能だったと愚考したい。