昭和四十三年九州場所、初日から九日目
までの星取表を真っ黒に塗り潰したのは、
元小結の富士錦〔←冨士錦〕だった。
翌十日目、唯一の白星を得て連敗脱出━
幕内全敗が消えている。
彼は、当場所かぎり引退してしまった。
昭和三十七年九州場所、冨士錦改め富士錦
の番附をみるまで、ワ冠の「冨」なる文字の
存在を全然知らなかった。新聞・雑誌など
以前から富士錦と表記していたから…。
その後、徳冨蘆花と云う作家がワ冠の…。
更に、その兄貴の蘇峰は「徳富」でウ冠なんだ。
蘆花の作品は亡父の書斎に在る『日本現代文學
全集』に…。全然読んでいないけれども、徳富
蘇峰が創刊した『國民新聞』の相撲記事スクラッ
プを多数所蔵している。
最近のS紙一面コラムで、蘇峰・蘆花は若・貴
の如く不仲兄弟なので、苗字が「ウ冠」と「ワ冠」
とに…わかんない話だね。
までの星取表を真っ黒に塗り潰したのは、
元小結の富士錦〔←冨士錦〕だった。
翌十日目、唯一の白星を得て連敗脱出━
幕内全敗が消えている。
彼は、当場所かぎり引退してしまった。
昭和三十七年九州場所、冨士錦改め富士錦
の番附をみるまで、ワ冠の「冨」なる文字の
存在を全然知らなかった。新聞・雑誌など
以前から富士錦と表記していたから…。
その後、徳冨蘆花と云う作家がワ冠の…。
更に、その兄貴の蘇峰は「徳富」でウ冠なんだ。
蘆花の作品は亡父の書斎に在る『日本現代文學
全集』に…。全然読んでいないけれども、徳富
蘇峰が創刊した『國民新聞』の相撲記事スクラッ
プを多数所蔵している。
最近のS紙一面コラムで、蘇峰・蘆花は若・貴
の如く不仲兄弟なので、苗字が「ウ冠」と「ワ冠」
とに…わかんない話だね。