太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

何時からこんなに小ぢんまりと

2021-03-27 08:30:05 | 日記
 暖かくなってきたのでそろそろ野菜の苗がホームセンターに出るころだ。自転車の散歩のついでにちょっと寄ってみよう。ただし出始めの頃の苗は小さく弱そうなのでまだ買わない。買う苗は決まっている。ミニトマト、キュウリ、紫蘇は定番だ。特にミニトマトと紫蘇は虫がつかないので簡単だ。新しいものも1種は試してみる。根菜は無理だ。建売住宅のため掘ればやたら石が出て来る。森友学園ではないが建設廃棄物やら大きなセメントの塊りがゴロゴロ出てきたのには参った。初めて野菜を植えたのは5年ほど前だから築20年以上経っており文句を言って行くところはない。深く耕すのはそれで諦めた。斜め向かいのお家は生垣の手入れもプロに頼んで庭も少し広いので奥さんが美しいバラを育てている。こちらは手抜き野菜のオンパレード。花より食い物である。野菜を育てるなどとは現役の頃は想像もしていなかった。第一庭が小さい上に柿と花梅が結構大きくなって場所をとっている。第二は何か月も先に収穫するなど待っていられない性格だった。仕事は殆ど毎日が勝負の結果でありPDCAのサイクルは早い。自分はどう頑張っても性格的にお百姓さんにはなれない。やるとしたら結果が直ぐ出る漁師だろうと。しかい漁師は設備投資からして簡単になれるものではない。精々真似事の釣りくらいである。何故苗を植えることになったか。半年もすれば目に見える結果(収穫)がある。途中の成長も目に見えるようでこのサイクルは意外と早いと思ったからだ。       
 仕事をしていた頃はそれなりに成果も出し、業界の中でもある多少知名度はあった。長く同じ業界に居たので世間があっと驚く裏話も沢山知っており小説にしたら面白いと言われたこともある。このまま行けば大成功とは言わないまでも波乱万丈の人生が待っていると思っていた。ところがである。今思うと、嗚呼何時からこんなこじんまりした人生になってしまったのか。小さな庭にホームセンターで買った苗を育てる!しかも楽しみで!!これでは自費出版であろうと回顧録や自叙伝は書けない。・・・・・・そして現在は手抜き野菜の苗を少々育てているとなる。この・・・・・の部分の繋ぎがどう考えても思い当たらない。