太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

本気でやりたくなかった?

2020-09-16 07:29:52 | 社会観察
 昨日は雲の晴れ間を見つけて釣りに出掛けた。夕方には菅さんの人事が分ると思って楽しみにして出掛けた。いつもの場所だが釣りは相変わらずあたりも無く今回もボウズと諦めかけていた矢先小さなあたりだったが大物が掛かった。竿が柔らかくハリスも細いのでごぼう抜きはできない。波も荒く右へ左へ暴れまくる。何とか岸壁近くまで寄せたら40㎝オーバーの魚体が見えた。目が合ったような気もする。瞬間堤防の岩に糸が引っ掛かりブチッと切れてしまった。残念だったがあのクロダイは暫くは針をつけたまま生きなければならない。可哀そうな気もするが仕方ない。その後あたりも無かったがやはりあの場所は大物が掛かる。捲土重来。帰路コンビニによってTVを見たら粗方の人事が発表されていた。ここで帰ってからの楽しみは無くなった。
 石破氏を叩いて壊した割には党や内閣の人事は無難な顔ぶれである。大幅な内閣改造をやるのではという評論家諸氏の予想に反し党役員人事を含めてやたら再任が多い。安倍政権の継承なら当然といえばそれまでだが最初の人事でそう冒険もできないだろう。総理になった途端すっかり衣替えするのは倒閣でもして総理になる人なら可能だろうが派閥をおとなしくさせるのが優先だろう。何時か来た道、何時か見た顔である。もし安倍さんが辞任していなくて内閣改造をやってもこんな布陣になっただろうと思わせる。パフォーマンスを好まない菅さんらしいと言えばらしい。身体検査の時間も無かっただろうから再任は増えて当たり前である。多分「仕事人内閣」とか呼ばれたいだろうが第三次(惨事ではない)安倍改造内閣は「結果本位の仕事人内閣」といっていたので似すぎてしまう。「派閥均衡内閣」も国民に受けない。「ゆるり内閣」はどうだろう。まずは安全、徐行の船出である。トップスピードまでは少々時間がかかる。
 と書きながらもふと総裁選直前まで菅さんが立候補を固辞していたことを思い出す。派閥に担がれたとはいえ固辞にはそれなりに自分の考えがあった筈だ。自分は総理には向かない、トランプさんとゴルフなどとんでもない。G7も参謀なら可能だが各国首脳に愛想を振りまいたり英語のジョークも遅れて笑うなど耐えられない。自分は前に出るタイプではないと。それが本意を翻したのは来年秋の総裁選までワンポイントをお願いできないかという強い要請があったのではないか。特に総裁選で混乱すると来年の総選挙に支障が出てしまう。この際石破氏を叩いて壊して来年には岸田さんが禅譲の形で受け継ぐから。この党の緊急事態を乗り切るに派閥に属さない菅さんしかいないと懇願されれば男菅は引き受けそうな気がする。それなら人事で無難な船出をしたのも頷ける。勿論だからと言ってそれが悪い事かと言うとそうでもない。パフォーマンスの苦手な菅さんも本気度を示す演技はやれそうな気がする。だから何だと言われたら、別に、何でもないと答えるしかない下衆の勘ぐりである。