卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

温川山荘

2009-01-08 00:14:30 | 温泉(平川市)
ハッピーバースデー自分。どうでもいい話。

午前中に野暮用があり、すぐ終わったので温泉へ行くことにした。夜営業していないところを探す為に黒石方面へ。

国道102号をひたすら十和田湖方面へ。道路にはほぼ積雪がない弘前中心街とは全く違い、進むにつれて積雪量が増えてくる。虹の湖を過ぎて少し進むと、青荷温泉の案内看板があり、さらにその同じ方面に空の平高原温泉の案内看板もある。「空の平高原温泉まで500m」の看板に、近いからそこにしようと決断。ここの温泉は18時までだから、こんな時じゃないと入れないしと思い、峠道を進むも、ろくに除雪していない道路に不安を覚える。500mは遥かに過ぎているのにそれらしい建物も発見できない。積雪があまりに酷いので、これ以上は行けないと判断し引き返す。後で調べたところ、500mは嘘で、2.5kmはあるとの事。ここは雪解けしたらリベンジする事にする。
そして次に向かったのが虹の湖温泉。さっそく中へ、と思ったらまさかの玄関施錠。ショック!また後で調べたのだが、おそらく時間が早すぎて営業してなかったのだと推測される。
そんなわけで、この道を進むともう温川山荘しかない。道路も結構な積雪なのだが、もう引き返せないのでそのまま向かう。

実は一度来た事があるのだけれど、日帰り客は17時までで、夜に来てしまって入れなかった事があったのでリベンジとなる。
ちなみにこの102号線は、温川山荘があるここまでしか除雪しておらず、これ以上の十和田湖方面の道路は冬季閉鎖されている。

車を降りると、浅瀬石川の清らかな流れとせせらぎに心を奪われる。冬の山奥だが、空気もいい。その川をまたぐつり橋を渡って山荘の玄関へ。除雪中で、きれいに整備されている。
玄関開けてすぐ右側には露天風呂の入り口がある。そして受付へ。
受付では「露天風呂は掃除中なので入れません」と言われる。ちょっとがっかりだが、正直やってたとしても寒くて入らなかったかも。

そして内湯へ。脱衣場の壁には「秘湯を守る会」登録の温泉である旨記されている。近代化を避けて、古い建物そのままで、温泉を守っていく云々。
浴場は誰もいません。ラッキーなことだ。

紋切型のヒバ浴槽が魅力的。6人サイズ。42度ほど。床も全てヒバ。カランは7コ。全面窓から山間が望める。
お湯は無色透明。甘い味で、硫酸臭あり。

ぬるくもないし、そんなに熱くもないちょうどいいお湯。ヒバ浴槽も気持ちいいし、窓からの雪化粧も見晴らしがいい。春、夏、秋、それぞれの季節でも景色は楽しめるであろう。
露天風呂は入れないので、窓を開けて半露天風呂状態をつくって楽しむ。何より貸切状態が楽しめる最大の要因であった。ゆったりとトド寝したり、気を遣わず楽しめる。木材の枕も常備しているところがニクイです。

一時間くらいじっくり温泉を堪能してやった。なかなかの温泉であった。今度は温かくなってから再訪したい。

ちなみに、窓越しに見えたのだが、真冬なのに木にかなりデカいスズメバチの巣があり、夏場になったら露天風呂近くを飛び回ると思うと恐怖でした。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)
泉温・70度(加水あり)
効能・リウマチ、胃腸病、動脈硬化症など

料金・500円
備品・シャンプー・ボディソープ、無料ドライヤーあり
施設・宿泊

住所・平川市切明津根川森1-32
電話・0172-55-2314
時間・10:00~17:00