共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

武相総鎮護 座間神社

2017年05月07日 23時25分01秒 | スピリチュアル
今日は昨日に引き続き、以前から気になっていた霊場に行ってみることにしました。今回は一人旅です。

相模線の相武台下駅から約5分ほど歩いた先、武蔵野台地の際にある《座間神社》に来ました。ここは武蔵と相模の二つの國の総鎮護ということで、武相総鎮護の名を戴いています。主たる御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)ですが、古くからは『飯綱権現』とも呼ばれているようです。

今から約1400年ほど前の欽明天皇の御代に、この付近に悪疫が流行って人々が難儀をしていたところ、白衣の老人が現れて

「山裾から湧き出る水を使うように。」

と教えます。

この老人が飯綱権現の化身であると言われていますが、人々が言われた通りに湧き水を使うと、たちどころに悪疫が収まったのだそうです。人々は喜び、この霊泉を大切に祀ったことから、この御社が始まったとのことでした。

この御社の摂社のひとつに面白いものがあります。『伊奴寝子社』です。さて、何と読むでしょうか?

…正解は『いぬねこしゃ』と読みます。つまり、ペットのための御社があるのです。

元来、この摂社は『蚕神社』と呼ばれていました。その名の通り、養蚕業の蚕を祀ったものですが、蚕だけではなく、広く家畜全般を祀る御社としていたようです。しかし、最近ではむしろペットの守り神としての認知度が高いようで、



御覧のように狛犬ならぬ『守り犬U^ェ^U』と『守り猫(=^ェ^=)』とが向かい合って見守る境内には、ペット型をした絵馬が多数掛けられていました。当然ながら、こちらの御社はペットの参詣可です。

そして、



出ました『宮鐘』!

もはや、県央地区の神社には標準装備と言っても過言ではないような気すらしてきた感があります。小振りながら、なかなかの深い音色が印象的です。

そして、この隣に立っている御神木の椎の木の大木が、実はかなり大変な木でした。写真撮影を断念したくらいに大きな木なのですが、幹に触れると掌を通して物凄い勢いで気が入って来ます。

あまりに勢いよく気が入ってくるので、ものすごく体温が上がります。何しろ幹から手を離してしばらくした後でも全身がポッポポッポしてきて、汗が止まらなくなるくらいです。

こんな御神木を境内に宿している神社ですから、只者ではありません。さすがに武相総鎮護と号するだけのことはあります。米軍座間キャンプに社域を接収されてこれですから、そんな憂き目にあっていなければ一体どれだけの力を持っていらしたやら…。

関東大震災後に再建されたとは言え、



なかなか立派な社殿もあります。

普段から気になっていた御社でしたが、想像以上でした。いずれまた、ゆっくりと参詣しようと思います。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 延喜式内社 高部屋神社 | トップ | 小田原城址公園《御感の藤》 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
千体雛飾り  (もののはじめのiina)
2021-03-03 09:58:09
きょう3月3日は、おひなまま。

この座間神社に、七七段の階段に1000体の雛飾りをしています。
なかなかのお雛さま勢揃いです。

きょう3日までです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。