昨日は年末から続いた寒波が漸く緩み、朝から小春日和の様な穏やかで暖かい一日であったので昼からタワーに上がって早く遣らねば成らない7MHz帯のアンテナのエレメントをタワーに平行に吊り下げたアンテナ・ブームに取り付ける作業に取り掛かった。
先ず最初にブームが風等でバタつかない様に上、中、下と仮固定して居たバインド線をクリッパーで切断し電動ウインチが正常に働くか如何かをリモコンでテストしてみたらウンともスンとも言わない状態に???リモコン部は雨が入ったら駄目なので厚手のビニール袋を二重に被せ処置して居たがウインチ本体部はアンテナ・マストの可也上に固定して居るので此の処置が面倒でタワーの上で2ヶ月間は動かさずに露出したままで放置して居たので此れは拙い事になったな!と思ったが調べて見なければ解からないので一番上まで上がって目視でチェックして見たが別段に異常は見付からなかった。
ウインチには加重が掛かって居るので安全装置が働いて居るのかも知れないが(前回最期の作業で巻上げのワイヤが緩んでいると拙いので巻き取ってワイヤーの緩みを無くすテンションを掛ける操作をした。)然し重い加重が掛かって居るフックを高い不安定な状態で外してウインチをフリーにした状態でタワー上部で取外して更に下に降ろして地上でチェックする等、面倒で遣っておられず、道具が無い処で遣る事と成ると『自棄のヤンパチの一手しか無く』最期の手段としてウインチ本体を小型のハンマーで叩いたHi
そしてタワー中段のリモコンの場所まで下がりリモコン操作を何回かしたらウインチが動作したので先ずは一安心?前回の作業でタワーの支柱から横に向けて出したパイプにブームを臨時に引っ掛けた状態でブーム中央部にフック架けして居た物をブームの上側の先端に架け替えてブームを出来るだけ地上近くまで降ろし、取り付ける5本のエレメントを出来るだけ低い位置で作業が出来る様にした。
此処で下に降りて親方(家内)にお出まし頂いてエレメントを吊り上げる段取りを説明し、私はタワーに上がりブームの上側の方から各アンテナ・エレメントを人力で引き上げて取付作業が終ると電動ウインチでブームを巻上げ次のアンテナ・エレメントが出来るだけ屋根の上や低い位置で取付け作業が出来る様にした。
何せ此の作業中は長いアンテナ・エレメントをタワー近くまで伸びて来た『よのみの木』の枝を搔い潜りながら自力で持ち上げ、又ブーム・パイプの方はタワーの一番太いセクションと家の軒先は20cm位の隙間しかなく、此の間を適当に上でリモコン操作すると屋根を持ち上げ兼ねないので慎重に進めたら随分と手間隙が掛かり夕方前で遂に嫌に成り途中リタイヤ!何せ此の間、タワーの中段までの上がり降りは10回以上に及び腰は痛いわ!足の裏は痛いわ!で現在は大変な状況に成って居る。
此の八木アンテナがタワーの上で正常に働きだすと現用のワイヤー・アンテナとは送受で可也の違いが現れると思うが、若い40歳頃と比較すると其の為の此の歳のアンテナ作業は大変で結構疲れる・・・・・・・私の無線の師匠が『電波の飛びは掛けた金額と危険度に比例する!』と言って居た事を腑と思い出し、正に其の通りと実感する。
其れにしても昨年の台風10号の接近時に『かって経験した事が無い様な大型台風の接近!』と煽りまくり其の結果は『かつて経験した事が無い様な大きな予報ハズレ!』其れを真に受けて突貫作業でアンテナを分解し降ろし、其の結果が今の状況『本間に如何してくれるんや!』と言いたい気持ちに成った。