黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 昼間は無線を捨てラジコン飛行機作りに夢中に成って居ました。

2021年11月25日 16時39分33秒 | 遊び

 

     

 

 

 先日に車庫の一角から出て来たボロボロの箱から未組み立てのラジコン飛行機が出て来たので暇な爺さん持って来いの暇潰しと日中は一寸気合が入って真剣に取組んで居ました。

 

 先程、本体の組み立て関係が終わり後はリンケージ関係の工作が終われば完成と成りますが組み立て説明書が無く成って居るために此処は一寸良く考えないと飛行機の飛行性能や安定感、そして操縦に大きく影響するし、機体に穴を開ける工作があり失敗すると遣り直しが出来ないので1~2日間を掛けて十分検討を繰り返して取組む事にしました。

 

 最近のラジコン飛行機キットは機体や翼の部分は完成し居るので2日間もあれば十分に仕上がりますが私が始めてラジコン飛行機を組み立てた時は(約40年前)バルサ材から切り出し設計図を見ながら組み立てて其れが完成すればフィルム張りと成り其の後に漸く今回の作業工程に入り全てが完成するまでに1ヶ月ほど掛かりましたが最近はレーザーカットされた正確な半完成品キットと成ったので製作は随分楽には成りましたが反面、物を作る楽しみは少なく成った感じがします。

 

 

 

 


 明日は広棚の芝桜の花見

2018年04月04日 23時23分21秒 | 遊び


    

 


 義姉と私達夫婦の3人で発足した旅グループも昨年の12月の旅以降は寒さで冬眠状態に陥って居たが春の暖かさと供に冬眠から寝覚めて今年最初の温泉旅行に明日から出掛ける事にした。今回の旅行は去年に八百萬之神御殿の8000本の桜見物に行った時の帰りに「来年も此の時期に来ようね」と話は纏って居た。其の時は知らなかったのだが実は此の近くの広棚と言う場所に芝桜の見られる有名な場所が有って昨年に花見に訪れた同時期に此の場所の芝桜も見られたのに残念な事に其の情報を知らなかったので来年は桜と芝桜の花見を同時に行う事が決まって居た。


 去年は確か4月10日に八百萬之神御殿の桜を見に行ったら満開の桜の少し手前で素晴らしいコンディションの花見をする事が出来た。処が今年は桜の開花が少し早かったので先週の木曜日頃に開花状況を電話で確認したら「現在は蕾状態で花見に良い時期は週末から来週に掛けての頃が見頃」との話で有った。処がここ数年利用して居る宿泊ホテルの予約が4月5日しか空いて居ないとの事で仕方なく出発を明日にした関係と今年は思いの他に暖かい好天に恵まれた関係で何れの地でも開花状況が早まり今日の電話での開花状況の確認では「既に桜は散り始めている」との事で余り色よい感じでは無かったので今回はパスする事にした。

 

 何せ此の場所は山頂の駐車場が狭く朝一番(08時前に到着の為に去年は06時に出発した)に現地に行かなくては其の後は駐車場空きに1~2時間待ち状況に成り然も入場料として車単位では無く入場者1人に1000円必要と成る。桜のコンディションが良ければ其の出費も勿体無いとは思わないのだが今日の担当者の話では少し???を感じて仕舞った。反面、近くの広棚の芝桜は担当者に電話で聞くと「今満開状態で駐車場の方も余裕が有り待ち時間は無い状態」との案内で有ったので明日は此方に直行して夜は香川県のホテルに宿泊して明後日は其の周辺を廻りながら帰って来る予定の一泊二日の予定と成って居るので無線、ブログ供に休みと成ります。


 良からぬ遊び心が再び・・・・

2017年02月17日 18時01分06秒 | 遊び

      


 毎日の散歩を兼ねたウォーキングで那賀川の河川敷を通るのだが最近良く似た世代の男性がラジコンの飛行機を飛ばして居たり其れ以外にはラジコン・へり組やドローンを飛ばす男女のカップルが居たりして保々毎日何方かがラジコンの操縦を楽しんで居るのを見掛けるに付け一寸ご無沙汰気味のラジコン・ヘリを無性にやってみたく成った。


 此の前の此の部屋の整理で二階の物置部屋に移動して居たラジコン・ヘリを再び此の部屋に下ろして送受信機の充電をしたり今回、主ローター羽根を取替えて久し振りにエンジンを回したらローター羽根のバランスやピッチ調整の狂いで可成りバラけた回転状態で話しに成らない状態・・・・・


 其処で時間を掛け今日漸く調整が終わったので次の天気の良い日に飛ばしに行こうと楽しみに仕手居る。アマチュア無線の方はDXコンディションが芳しく無いので今一力が入らず物足らない感じ、暫くはラジコン・ヘリを飛ばして憂さを晴らそうと思って居る。


 

 今年の我家の忘年会

2014年12月22日 09時19分30秒 | 遊び


 



 土曜日の昼から日頃、家内を温泉旅行に連れて行ってくれる家内の姉夫婦に対する感謝の気持ちを込めて招待して我家との合同忘年会をする為に四国の最東端近くに位置する椿泊の民宿に出掛けた。



 生憎凄く荒れた天気で強い風と凄い雨で車のワイパーのスピードを最高にしても前が見えない位の雨足で台風並みの勢い、途中で車の乗り降りをしたらびしょ濡れに成りそうな状態に仕方無く途中の寄道もせず民宿「幸荘」に向かった。予定より1時間早く着いてゆっくりした後、5時から夕食がスタート、魚の刺身、伊勢海老、サザエ、アワビ、魚の煮付けや塩焼きと沢山の料理を楽しんだ。この「幸荘」は昔の「阿波水軍」の根拠地で昔ながらの町並みで主要道路は非常に狭く初めて車で奥まで行くには可也梃子摺る自動車の運転技術を試される様なコース 私は仕事でよく入っていたが今回は息子の運転なので多分自動車はまともな格好では帰れそうに無いので町に入る手前の駐車場に車を置き若主人に片道10分程掛かる行程を送迎して貰った。



 此の民宿は安く水軍料理を戴ける最高の場所だが前記の如く交通の便利が悪い為に意外と知られて居ないが一度訪れたら其の豪華な料理に魅了されてリピーター客が多い「知る人ぞ知る」民宿である。今回は忘年会であったので12月に訪れたが此の時期は年末向けの伊勢海老の需要が増大し価格は3割ほど高騰したが訪れるならカニが解禁され海産物の多く取れる10月頃が料理は一番豊富、魚の一番美味しいのは11月頃らしい。今回は12月で忘年会シーズン真っ只中、果たして予約が取れるか?心配したが土曜日の夜でも予約が取れ 其の上、宿泊客は私達のみ御蔭で楽しい一夜を過ごす事が出来た。

 


 雪が降れば思い出す・・・・・でも今は無線しか無い

2014年12月17日 16時09分07秒 | 遊び
 先週頃から今週の半ばには大きい寒波が来る事は情報として流れて居たが、其の寒波の影響が昨晩辺りから感じられた。今朝は朝から非常に寒く布団から出るのが億劫で起きたのが7時過ぎ、外を見ると周りは薄っすらと雪が積もり銀世界が広がっていた。其の後、昼前まで西風に乗って雪が横に降る状態が続いたが四国は気温が高い為に昼には全てが解けて普段の景色に戻ってしまった。

 
 子供の頃なら喜んで外に飛び出す処だが此の歳に成ると「寒くて適わんな」の独り言が出る始末、独身の頃は冬の休みと言えば関西方面や信州のスキー場を回り此の時期に成ると毎日、新聞で各スキー場の「積雪だより」をチェックしていたのが嘘の様・・・・・此の時期だけは唯一、私のアマチュア無線熱が下がっていた頃で、給料やボーナスの大半はロシニョールやヘッドの板や サロモンのビンンディング等の海外ブランドのスキー用具に消えていた。当時給料が5万円くらいの時代にスキー板だけでも10万円くらいしたし「目指すは一級」と息巻いて競技選手が使う様な用具を追い求めて居た時代が懐かしい・・・・御蔭で何処のスキー場に行っても用具で引け目を感じる事は無かったが脚前は些か疑問の或る所?其れにしても其れ等の用具は何処に消えたのだろうか?高級ストックは或る日、勝手に親父の老後の杖に早変わりしていたのは記憶に有るのだが?多分価値を知る人が見たら「徳島の片田舎にも粋な爺さんが居るなぁ~」と思った事だろう。ヘッドの板は何方かが飾りに使うので欲しいと言われ差し上げた記憶は有るのだが流石にRマークが付くロシニョールにサロモンのビンディングが付く高級板は手放せなかった記憶がある。有るとすれば車庫の奥の片隅にエッジは赤錆でホコリまみれに成って居る事だろう。今思うとTS-520よりも此のスキー板のセットの方が高かったので独身とは言え随分身の程知らずの遊びをしていた事に成る。勿論、スキーが上手くなる事も目的では有ったが当然、色気全快の年頃、最終目標は可愛いお姉さんと御近付きに成る事でスキーを教えた娘も何人も居たのに其方の方には縁が無かった。

 この様な寒い日は石油ファンヒーターを燃やしながら無線をするよりはコタツに入ってテレビを見るのが経済的、午前中の大半の時間はコタツの中で横に成って過ごした。それでもコタツのテーブルの上にはノート・パソコンを置きJクラスターを常時チェックしながらテレビのお守りをしていた。

 矢張り寒波の影響か?流石に移動運用の局は少なく珍しい場所からの電波も聞こえず今日は3局とのラグチューで終了、昨日も3局しか交信出来て居らず 勿論、新しいZAポイントの収穫も無く此処5日程は全く進展が無い。

阿南市の伊島での芸術祭と移動運用の下見に行く

2014年08月01日 06時54分44秒 | 遊び










 現在、阿南市に有る伊島で2014 伊島芸術祭「楽園」が7月20日~8月10日まで開催されている。阿南市の南に広がる橘湾は大小の島が点在し「西の松島」と言われる程、風光明媚な場所である。其の東端に伊島は有り阿南市内の唯一の有人島と成って居る。



 嘗ては200軒程の家屋が有った様だが現在は人口が減少し現在は180強の人しか定住していない様だが以前より漁業が盛んな土地柄である。阿南市の近海に在り、しかも可也の人が住んで居ながら私等は此の島からのアマチュア無線家による電波を聞いた事が無く前々から兄と私は此の島からのアマチュア無線での移動運用を考えていたが中々実現には至らなかった。今回、偶々私の兄が御世話に成って居るロータリー・クラブが行事に関係して居る事から兄からアマチュア無線での移動運用の話が有り、「渡りに船で」で飛びついたが私は北海道、東北、関東方面の移動運用に、兄は会社の仕事が入って出張していた為に時間が合わず今日初めて移動運用の下見の為に兄の愛艇「SEA RENGER」で伊島に出かけた。元々此の伊島の手前数キロは波が高い事で有名で特に冬場等は甲板に要られない程、波を被る有名な場所、今日は台風の影響で波が高く船は可也上下動した。



 上段1~2は 200馬力のディーゼル・エンジンを搭載した最高速33ノットの「SEA RENGER」3番目の写真は定期連絡船では輸送量が間に合わない為に石垣島よりチャーターした船舶のアイランド・ブリーズ号、後の2枚は地元の方が出店して居るお店の様子、

 中段の3枚は出店された所で販売されている「海の幸」4枚目は島の全景地図、5枚目は島の東側で伊島を一番感じる磯と砕ける波頭

 下段の最初の写真は移動運用のアンテナを張ろうと思う防潮堤上の手摺(此の場所に伸縮ポールを固定する予定)2番目は日本で一番大きいらしい可動式防波水門、最後は島を走る荷物を運ぶ車(私が高校生の頃は国鉄の大型駅のプラット・ホームを走り回っていた同型のエンジン付きの車)島は一部道が狭い場所も有るので便利な乗り物である。私も今日、町内会長の案内で乗せてもらったが(東側の磯の見学に行く時に乗った)クッションは余り良く無く路面からの衝撃が直接に腰に伝わったが結構面白かった。



 今日は終日、伊島の中で過ごしたので塩風のべた付きと蒸し暑さを感じたが島の人との触れ合いも有り楽しい一日を過ごす事が出来た。今回で下見は十分出来たので数日後に此の島からの移動運用を行う予定です。詳しくはブログでお知らせ致します。


ラジコン・ヘリ 復旧する

2013年10月30日 20時10分30秒 | 遊び

  以前、手に入れたグローエンジンのラジコンヘリ、3回目の練習の時に焦って着陸に失敗し前につんのめり着地した為、メイン・ブレードが地面に触れバラバラと成り壊れた。電動ヘリではある程度操縦出来て居たので少しは自信が有ったが大失敗、涙がぽろっと落ちる結果と成った。


 原因は機体が傾きかけた時に少し慌てた操作をした事、其の後にステックの逆打ちをしなければいけなかったのに其のタイミングが少し送れた。小型の電動ヘリだとパワーが少ないので動きも遅いがエンジン機だとパワーが大きいので速度も有りダメージが大きい メイン・ローターは直径1m以上有るし其れが2000rpm位で回転しているので其の先端の周速度は可也のもの、其の先端が地面を掻いたのだから木製のブレードが折れて吹っ飛んだのも納得できる。其れと原因は他にも有った。初心者は練習用にアメン棒と言う自転車の練習で言うなら補助車輪の様な物を付けて練習するのだが(此れは水面に浮くアメンボーの姿の様に足を長く広げる事に寄り着地の安定性を確保する為の補助具)インターネットで購入すると価格は別として取り寄せに日数が掛かり間に合わなかったので5mmφの1m長のアルミ棒をクロスにしてラジコン・ヘリの脚に取付けて練習していた。本式のアメン棒は最先端に4cmφ位の球が其々の先端に取付けて有り、ラフな着地でも衝撃を吸収出来るのだが我機は其れが無い為に前つんのめりの状態で機が着地した時に先端が土に突き立った状態に成り急激に機体が前につんのめりブレードが土を掻いてしまった。


 機体を持帰り壊れた部品を確認するとメイン・ブレード、スタビライザー棒、SFスピンドル、メインマスト、キャノピーの罅割れなどが見付かったが驚いたのはメインマスト10mmφ以上有ると思われる20cmくらいのメインブレードの回転軸が途中で目視できる程曲がっていた。矢張り電動機と違いエンジン機のパワーの凄さを感じた。まあ年寄りの爺さんが実力も省みず、無鉄砲過ぎたという事だろう。5000円札がひらりと飛んでいった。


 此れは年金組みが挑戦するには先行きが暗いと感じたが諦めるのは勿体無いし何より私のチャレンジ精神が騒ぎだして直ぐにインターネットでアメン棒を取寄せ、部品も発注し故障箇所の部品を交換し形は以前に戻ったが部品を交換すると各部の調整が有り此れは初心者には少し荷が重い。地上で出来る事と飛ばしてみないと解らない事もあり先行きが危ういが私の長年の職業柄(リペア・サービスマンとして)から培ってきた「挑戦して出来ない事は何も無い如何にかせねば終われない精神」で頑張ってみる事にしている。只、無謀な挑戦の繰り返しでは浪費を繰返すばかりなのでフリーソフトのフライト・シュミレーションから有料の海外の物を導入し、数え切れない位にヘリコプターを墜落させながら悪戦苦闘の毎日を過ごしている。しかし今の操縦技術では愛機が自由自在に青空を飛ぶのはまだまだ随分先の話に成りそうである。



過去の面白い話とエンジンタイプのラジコン・ヘリの入手

2013年08月29日 15時39分42秒 | 遊び

  少しアマチュア無線もマンネリ化して来たので少し毛色の違った遊びを考えて居たら本格的なラジコン・ヘリを遣りたく成った。子供の時からゴム飛行機やグライダーを作るのは好きだったし確か中学生の時は本格的なグライダーを作る授業が有った様に記憶している。完成後の競技大会は全校で2位、其の時の優勝したグライダーは山を越して飛んで行き行方不明ながら飛行距離は圧倒的に勝っていたが優勝者は機体が見つからず半ベソをかいていた事を懐かしく思い出す。



 社会人に成り徳島に帰った頃、職場の親友のお金持ちの坊ちゃんがグローエンジンのラジコン飛行機を遣ろうと誘われ二人で同じ飛行機を組み立て遊ぶ事に成ったが財力にものを言わせた彼の方が先に完成し吉野川の河川敷に早速飛ばしに行った。彼も私もラジコン操縦の飛行機を飛ばすのは初めて、経験も知識も無かったが彼はヤル気だけは人一倍強く、生意気にも地面から離陸させると言い出し、エンジンを駆けてレバーで回転数を上げて行くと徐々に飛行機は地面を走り出したが直ぐに20mくらいの高さに急上昇したかと思うと30m位の前方から宙返りして急降下二人の居る足元の地面に激突「オオ~」と叫んで避ける事は出来たが機体はバラバラになりエンジンが機体から外れ土の上を転げた。私は絶句したが流石に彼は金持ちの坊ちゃん「迫力あったなぁ~流石エンジン付きの飛行機はゴム飛行機とは違う。」と笑っていた。

 

 私は其の後、完成させエンジンの慣らし運転までは遣ったが此れは素人では間違いなく墜落して大破の運命だと思うと貧乏の小心者、結局は勿体無く新婚生活のアパートの天井から吊下げて楽しんで居たが此の飛行機は大空を飛ぶ事は最後までなかった。



 例の懲りない坊ちゃんは「最初からエンジン飛行機は 流石に、あまさかっていた。今度は墜落する心配の無い地上を走るエンジン・バギーを遣ろう。」とキット買って来て組み立てた。此れは本格的なランチャーのバギーで当時4~5万したが其処はお金持ち、試験走行に今度は1万トン岸壁に行こうと張切って向かった。エンジンを駆けて最初はゆっくり走らせていたが慣れてくると彼の事やがてスロットル全開で走らせ始めた。岸壁なので海の手前は縁石が続き自動車が転落しない様にされていたが彼の操縦ミスにより縁石の隙間を抜けてバギーは海に向って大ジャンプして消えた。

 

 流石に此の時は「タロチャン 如何しよか?」と聞いて来たので二人で知恵を絞り、多分海の深さは7m以上有ると思うので普通の方法では無理、ただエンジンからオイルが出ているのでバギーの沈んでいる場所はおよそ解るので車のトランクに有る釣竿のテグスの先に針金を曲げたフックを結び引っ掛け上げる事にした。フックを投げ釣りの要領でバギー近くに投げ入れると後はリールを巻きバギーの胴体の何処かに引っ掛けようとしたがフックが軽いので目的の辺りを上手く通らず失敗ばかり、早く上げないと受信機やサーボが駄目に成るので勝負を早く付けねばと再度作戦会議の結果、電子レンジのマグネトロンの中から取り出した強力な磁石が会社の修理ベンチにある事を思い出し会社に取りに行く事にした。

 

 会社は休日でも日直が居るので磁石を持ち出し岸壁に帰った。 此の磁石は外周の直径10cm位あり都合のよい事に中心に3cm以上の穴が開いており磁力は最高、2枚の磁石を合わせるとバチンと音がしてくっ付く代物、穴が開いているのでテグスに結わえるのも問題は無い。2枚を重ねると重さもあり保々目的の場所に投入出来る。何回目に手応えを感じリールを巻くと磁石にくっ付いたバギーが海面から顔を出した。人間切羽詰れば良い考えが浮かぶもの中々のグッド・アイディアで自我自賛した。この方法は現在でも有効、兄の会社の仕事で海の上で足場を組む仕事があったが足場用のクランプやラチェットを海の中に落とす手間が居たが これ等は見事、この方法で回収する事が出来た。



 其の後、私も同じバギーや、エンジン・ボートも遣ったが空を飛ぶ物のラジコン操縦だけは経験が無かった。其れでも若い頃は複葉機を含め3機程、工作を楽しむ為に組み立てたが飛ばさなかった事から2機は現存する。バギーもボートも車庫の片隅に置いて有ると思うが40年近い昔の話に成る。

 

 退職して暇が出来ると良からぬ事を思い出し室内で飛ばす小型の手の平に載る電動ヘリコプターを入手して楽しんでいたが少し操縦できる様に成ると大きい物が欲しくなって中国製の電動ヘリ(1m位の大きさ)で9800円の価格の安さで衝動買いした。大きい機体なので外でも飛ばす事が出来たが電動のためバッテリー容量の不足か最長7分間程度か飛ばす事が出来無い事と完全なフォバリングが出来ず欲求不満が起きる。其の上、価格も安いが「安かろう悪かろう。」の中国製、ローターの回転軸の駆動用のプラスチックの歯車が20回くらいの飛行で見事に山が飛んでしまってローターは回転するがトルクがロスし機体が浮き上がらない状態成ってしまった。

 

 其の点、エンジンタイプは1回の給油で可也の時間、飛ばす事が出来るし何よりもエンジン機の力強さと音から来る臨場感は堪らない。約1ヶ月前1m強の大きさのエンジン・ヘリを手に入れたが此処で思わぬ誤算が生じた。セット物なのだがプラグを余熱するスターターキットが付いて居ないのだ(コードとバッテリー)この様な物は徳島県内で手に入れる事は十分可能と軽く考えて居たが阿南市の大きいラジコン・ショップに電話で確認すると「そんな物置いてません現在は電動物が主流です」と軽くあしらわれた。其れならと徳島県を代表する徳島市のラジコン・ショップを訪れると「すみませんエンジンを遣っていた人が辞めたので詳しい者が居りません誠に申し訳有りません」と老舗の対応、此処ではたと困りインターネットで県内のラジコン・ショップを調べると藍住町に店が有る事が解り高松市内への水のサンプリングの配達の帰り道、立ち寄ったら「最近、全体に電動タイプに成っているので在庫を持っていません」との事、店内に飛行機が展示されて居たので「エンジン用の燃料は有りますか?」と聞いたら此れが最後の数本ですと言われたので取敢えず燃料だけ買って帰った。帰ってインターネットで商品を検索すると数社の中に欲しい物は載っていたが殆どが販売終了表示、最後の価格が一番高い店が在庫を持って居たので電動燃料ポンプと同時注文、商品が届いたのが一昨日、当日は風が強かったがエンジンだけでも駆けようと家の前の河川敷に行って点火プラグを余熱し逸る気持ちを抑えてスターターを回すとボボーボボーの音からバリバリとエンジンの始動する音と感触、40年振りに実感した。思わず頬が緩む、65歳に成ったが気持ちは少年時代の欲しい物を手に入れた状態、やがてローターは高速回転に入って直径1mの円を描き始めた。しかしながら少し強い風が吹いて居たので今日の初飛行は断念、車に積んで持ち帰った。ヘリは現在、ピョンピョン二世号の後部座席に鎮座している。暫くはXYLに見せる事は得策では無い、この状態で暫くは御辛抱戴くしかない。