今年も先週の終わり頃から梅雨らしい雨が降り出して湿度の高い鬱陶しい季節がやって来た。コンパクト・デジカメを使用していた頃にはドライ・キャビネット(防湿庫)の必要性などは全く考えなかったが保々1年前に一眼レフのデジカメに成ってからはカメラの本体や交換レンズは何れも高額なので前々から此の時期の対応に防湿庫が欲しい欲しいと思って居た。
其れでも年金生活の爺さんには一寸勿体無い代物だなぁ~と購入を躊躇して居たのだが10日程前に最近は殆ど使って居なかったオリンパスのスチール・カメラを点検していたら短焦点の高額交換レンズの前玉の内側に小さいカビを発見し愕然とした。此れを直しにメーカー修理に出すと しこたま修理代が掛かるしスチール・カメラで写真を撮る機会も段々と少なく成って来ているので今回は修理を諦める事にしたが最近使っているデジタルカメラ本体2台(ソニー、オリンパス)と交換レンズ各種9本は写真の機材を入れるリユックサックにシリカゲルを入れて保管していたが万一何れかにカビが発生すると修理代は防湿庫購入どころの話では無くなるので今回は思い切って購入する事にした。
商品が届いて早速梱包を解き本体を引っ張り出すと図体は思った寄り小さかったが作りは確りしていて結構満足した。電源SWを入れて湿度調整を一番低い方に調整したら湿度40%に下がるまでに約20時間を要したが一度湿度が下がると後ろの動作部分が暖まらないので電気は余り食わない様子だが正面扉を短時間でも開けると庫内湿度が3~5%は直ぐに上昇して直ぐに後部の電気ユニット部分は少し暖かくなって作動した事が確認出来るが音は全くしない。庫内湿度が開閉に寄って急激に変化するのは多分、庫内容積が小さ過ぎる事が原因と思われるが設定値に戻るのに如何やら5分程度は掛かる様だ。
早速、修理屋根性でユニット部の構造が知りたく成ってドライバーでユニット部を外して調べようとしたら開けると故障時の保障に問題が有るらしいのでグット我慢をした。此れで今年は幾ら雨が降って湿度が上がってもトラブルを避ける事が出来よう。然し此の商品は隠しようが無い物だけに家内が仕事から帰って来て直ぐに気が付いたのか「此れ何に?」と早速検閲に引掛かった。拙いなと思いながらも「カメラや宝石や時計を湿度から守る商品」と答えた瞬間「じゃ私にも中に入れる物を買ってね!」と言われたが此方は相当に値が張り年金生活の爺さんには一寸無理な話で御勘弁戴く事にした。