さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 エフェス その2

2012年11月07日 | 海外旅行
クレテス通りから脇道に入っていきます。



エフェス遺跡でも、有名な公衆トイレが現れます。



現在でも使えそうな保存状態です。中国のニーハオ・トイレ並みに、使うのは恥ずかしそうですね。



中央には、池が設けられていました。



石棺でしょうか。由緒ありげです。





エフェス遺跡のシンボルともいえる、セルスス図書館。1階はイオニア式、2階はコリント式の柱で飾られています。2世紀、この地を支配したセルススを偲んで息子ティベリウスが建立したものです。



正面には、知識、運命、学問、美徳を現す4体の女神像が飾られています。残念ながら、これらはコピーで、本物はウィーンの博物館にあります。









セルスス図書館の内部は、空き地状になっていました。



セルスス図書館の脇にあるのは、マテウスとミスリアダテスの門です。



門の中は、遺跡内で貴重な日陰になっており、ネコと観光客が休んでいました。



門を抜けた先は、下のアゴラです。



下のアゴラには、多くの建物が建てられていたようで、何本もの柱が並んでいました。



セルスス図書館の前から北に向かって、マーブル通りが続いています。



マーブル通り沿いには、大理石の断片が置かれていました。



これもエフェス遺跡で有名な、娼館への案内図です。

足跡は進む方向、十字は交差点、左上のハートは娼館を現し、セルスス図書館前にあったという娼館への案内図だといいます。右下の四角は、クレジットカードOKの印というのは冗談。この娼館への案内図は、真贋問題も含めて謎があるようです。



マーブル通りを進むと、右手に大劇場が現れます。



約2万4000人を収容できたという、トルコ最大級の円形劇場です。紀元前3世紀に完成し、ローマ時代に増築されたといいます。



円形劇場の舞台部まで下りて声を出してみましたが、素晴らしい音響でした。



今度は、最上部まで上がってみました。



気温も上がっており、階段の上り下りは、体に堪えました。



大劇場の前からは、アルカディアン通りが続いています。港と大劇場を結んだ大通りで、街灯も備え、商店が立ち並んでいたといいます。



大劇場を振り返りながら、北入り口に向かいました。





アルカディアン通り脇には運動場が設けられていました。



エフェス遺跡は、最大級のローマ遺跡ですが、世界遺産になっていないのは不思議なことです。
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