今、ブログでは「上荘町・平荘町探訪」をしている。このシリーズ以前にもすこし、上荘・平荘町について書いているのでここで、まとめて再掲しておきたい。
築山(1) エノキ・ムクノキ
2006・7・18のブログより
築山に来ている。この人工の小山は、上荘町国包(くにかね)にある。
上荘町というのであるから当然、昔は加古川の西にあったのであろうが、洪水によって加古川の流れが変わり、一部が加古川の東岸に上荘の名を残こすことになった。
江戸時代、洪水の避難場所として、この築山は築かれた。
今日は、この築山にある大木の話である。
近くから見ると、一本のように見えるこれらの木は、二本のエノキが一本のムクノキを両脇から包み込むような形で成長している。
三本あわせた木の周囲は約7メートルにもなる。がっちりと築山をつかむ根の一部が地上をはい、頼もしく見える。
樹齢は240年ほどで、市内では唯一の天然記念物に指定されている。
三本の木を築山の中心部に植えた理由はわからない。
しかし、洪水の時、目印になったことは確かであろう。あるいは、この築山まで水がきた時に、つかまれるように植えられたのかもしれない。
ムクノキとエノキは築山にある築山神社の神木ではない。あくまで、実利から植えられているようである。
戦前まで、この木を囲んで盆踊が行われたという。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます