本日、立春。
梅の花もちらほらと咲き始めた。
お正月に発生した地震は、今だ余震が続き、避難生活を送っている人たちは、先の見えない現実を抱えたままで過ごしている。
予想をはるかに超えた出来事で始まった令和6年。
暗くて重い、辛い出来事があまりにも多い。
知り合いの訃報が続く。
突然の別れは、悲しみを増す。
近くで発生した交通事故、孫と同じくらいの子どもが登校途中、悲惨な事故の犠牲になった。
穏やかだと思われていたこの県内で、凄惨な事件が続いた。
コロナやインフルエンザが落ち着かず、学校では学級閉鎖も止まらない。
政治の世界は現実の暮らしとかけ離れ、国民の気持ちと乖離し、どこかへ行ってしまった。
世界では不穏な空気が漂いはじめ、破壊が広がってゆく。
破壊された町は灰色で覆われ、色を失った世界がかろうじて残っている。
火事は広がり、人々の命を奪い続ける。
まだたった1ヶ月しか経っていない、と思えないほど辛い出来事が多すぎる。
世界中が辛すぎる。
心は重く、身体も重い。
時々、息苦しくなるほど何もかもが重く感じられる時がある。
良い年にと願いながら、
明るい話題を探しながら、
明日は晴れることを願いながら、
ただ、ただ、与えられた時間と命を生きてゆくしかない。
悲しみや辛さを抱えてなお、気持ちを整えながら、
春を待っていたいと思う。
早く暖かい春が来ますように。
暮らしが整い、穏やかに過ごせますように。
どうか平穏な日常が続きますように。
雨の立春
冷え込む雨に、咲きかけた梅の花も凍えそう。
春が待ち遠しい。
暖かい光と、穏やかな風が待ち遠しい。
明日からまた、1週間が始まる。
凍えた心を溶かすように、笑顔で、一緒に暖かい時を刻みたいと思う。