池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

看板

2009-09-27 21:23:00 | デイサービス池さん
大頭の家を買った時に、この敷地にあったでっかい倉庫。

壊すにもお金がかかり過ぎるし、ま、いろんなことに使えるだろうから・・・と、汚れていた外壁をよっくんやさっちおさんに洗ってもらった。

最初は奇麗な色に塗り替えたかったけど、見積もりをしてもらうと60万円もかかることが判明。もちろんそんなお金ないから、結局外壁はそのままで。

シャッター部分だけ、社長とさっちおさんにブルーのペンキで塗ってもらって、「ここにでっかく池さんって書いたら、看板になるよね~。やっぱり看板大事だもんね~。」なんて最初は考えていた。

でも、

ここで暮らし始めてみたら・・・なんていうか、看板なんてどうでもいいような気がしてきた。

看板があろうとなかろうと、池さんはいつものようにワイワイやってるんだし、大頭の池さんは宅老所としてじいちゃんたちが住んでるんだし、広告することはどうでもいい事のように思えてきた。

でっかいブルーのシャッター。

我が家の末娘のえみちゃんが里帰りしている昨日。

いいお天気だったので、えみちゃんが絵を描くことになった。

「何を?」

みんな迷わず、「大ちゃんの顔!」

で、

半日で仕上げたシャッターの絵。

でっかい大ちゃんの顔。

池さん新聞にいつも登場する、ひげ面で、でっかい頭に、きりり眉毛に、ほくろマークの大ちゃんの顔。

名前も電話番号も、何にもないただの顔。

それだけで、充分だと、今なら思います。

前を通りかかったら、ぜひ見てください。

国道から見える大頭の池さんの倉庫には、いつもの大ちゃんの顔が、今日もでっかく笑ってま~す

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルバーウイーク!?

2009-09-23 20:53:19 | デイサービス池さん
何かとネーミングつけたがる日本人!

ゴールデンウイークの次に多い5連休・・・

ま、休みは多いにこしたことはないけど、うちみたいに弱小デイの場合、休みが多いということは、即収入の減につながることを意味していて、またまた胃の痛くなるワタクシ

この5日間の出来事あれこれ。

休みが多いのを利用して(利用するというのも、ちょっと意味合いが違うんだけど)大頭の池さんでは、私と大ちゃんがずっと泊まりをしてきたけど)今回は他のスタッフにも泊まりをしてもらうという初体験に挑戦。

金曜日の夜、さやかちゃん初の泊まり。

土曜日はほとんど出勤してもらってるから、大頭での日常がわかっているだろうということで・・・さやかちゃんお任せコース!!!

おかげで、私たち家族は、3か月ぶりに家族全員が顔をそろえることができました。

家族でこうした時間を持ったことも久しぶりで、なんか嬉しくなってビールたらふく飲んじゃいましたよ~~~「いつも飲んでるくせに」っていう誰かの愚痴がどこかで聞こえたような・・・

かわいそうに、初体験のさやかちゃんは、じいちゃんとみよちゃんが寝ているにもかかわらず、緊張しすぎて一番トイレに通ったそうな・・・

土曜日、朝から日勤。そのまま夜勤。そして日曜日も日勤。そのまま夜勤。2泊3日の勤務。税理士の先生に言われてます。「経営者は、働く時間に制限はありません。倒れない程度に頑張って人件費浮かせてください。」と

月曜の朝、やはりお泊り初体験のれい子さんと交代。

私はそのまま、実家で一人暮らしをしている母のところへと。母は、来年77歳を迎えるので、この連休を使ってお祝い会をしようということになり、私の家族全員実家に集合となったわけで。

土曜日から大阪の会に出席していた大ちゃんも、この日実家に帰って来た。

私たち夫婦と美香ちゃん夫婦も実家へと。福岡のえみちゃんもひよりちゃんをつれて合流。

久しぶりに、全員そろった我が家で、賑やかな一夜をワイワイと過ごしてきました。

そして昨日が大ちゃんの夜勤で、本日私が夜勤。

久し振り・・・と言っても2日ぶりにみよちゃん夫婦に会った私は、なんかしみじみほのぼの。こうして毎日一緒にいると、やっぱり家族と一緒やな~って感じます。

じいちゃんも嬉しそうに、「顔が見えなんだが、どうしよったんぞ~~」と言ってくれて、「仕事」というより、なんかもっと深い関係があるような・・・そんな気がしています。

さあ、明日は5連休明け。

みんな元気かな~?

早く皆に会いた~い!!!

やっぱり私は、ワーカーホリック??

いいえ、仕事がしたいというよりも、

ただ、早く皆の顔が見たいだけなのです。

皆は、私の、大事な、大事な、

家族ですから










コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いろんな一日

2009-09-17 20:47:59 | デイサービス池さん
いろんな日がある。

いろんな日があるから、一日もいろんな一日になる。

この仕事している人なら感じてる人もいると思う。

湿度の低い快晴の日・お天気だけどじっとり湿度の高い日・雨が降る前の重い空気・どんより曇った日・風が吹く日・気圧の変化する日・・・

私たちは、こうしたデリケートな空気の変化は、年をとって本能で動くようになった人たちには、大きな影響を与えると思っている。

ただし、このことをお医者さんに告げたら、「認知症の人が落ち着かないということと、天気には因果関係は、ない!」と言いきられた。

でも毎日こうしたお年寄りと接していて、日々の変化を見ていると、私は明らかに「大きな関係がある」と言いきることができる、と思っている。

そわそわして、皆が落ち着かない一日。

「今日は、なんか、いつもとは違う」という感覚を研ぎ澄まし、
「なんやろう?」と身体で感じる感性を大事にして、
「無理やり落ち着かせようとするのではなく」
「一緒にこの違いを楽しむ」ことのできる(自分自身の)肝っ玉を大きくして、

いろんな一日を過ごしていけたら、

あなたも超難関の池さんスタッフ試験

合格!!

・・・するかもね

体験したい人・・・待ってま~す











コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々前進!

2009-09-12 22:15:06 | デイサービス池さん
皆様、ご無沙汰しました!

いろいろなことが山積みの毎日でした。

いつもの稲花粉症のだるさに加えて、体調の思わしくない日々。年かな?

大頭の宅老所をオープンして3か月たち、私たちの泊まりペースも軌道に乗って、張り詰めていた気持ちが、ちょっと緩んだからか・・・はたまた更年期???

でも、

池さんは、相変わらず賑やかに毎日を過ごしています。ご安心くださいね。

今週は、ちょっと涼しくなったので、お外ご飯をやっちゃいました!

木曜日・「サンマが安くなったから、やっぱり炭火焼きよね~」ということで、「せっかく炭をおこすなら、野菜も焼かんと~!」というわけで、庭でさっちおさんとアルバイトの準君が汗だくになって、サンマやらイカやらナスビやらを焼いて焼いて焼きまくり、海鮮バーベキュー大会と相成りました!!

金曜日・テントせっかく張ったから、このままで何か・・・というわけで、何がいい?と考えて、「今の季節はやっぱり芋炊きよね~!」大ママ、送迎の前に買い物行って、大鍋いっぱいてんこ盛り芋炊きを作っちゃいました!で、白玉入り芋炊きとうどん入り芋炊きを、またまた皆でがっついちゃいました!!

ま、こうして、池さんはいつも平和で食欲満点

いろんな毎日のストレスは、皆といるだけで解消かもね?

その他いろいろあったこと近況報告で~す。

①「あんき」の中矢さんが来てくれて、すごくうれしかった。ゴーヤの佃煮喜んでくれたし・・・

②新規の問い合わせや見学が多いのだけど、もうちょっと足元を固めるために無理せずやりたいし・・・

③職員のことも、いろいろ悩みはあるけど、経営者という立場で考えて割り切らなければならないことも多くて・・・

④年に一度の大嫌いな情報公開の調査が、真近に迫って、はっきり言ってこれは超ストレスにしかならないし・・・

⑤事務所中に散らかった書類の整理が・・・

とまあ、いろいろなストレスを抱えてもなお、皆と一緒にいる時間がとても楽しいと思える今日この頃。

それに加えて、今の辛い状況報告。

じいちゃんは、体調の変調が多くて、去年の9月に一気に認知症が進んだと同じ状態がまたしてもやってきてる。

大頭に移ってから、しばらくの間すごく元気でしっかりもののじいちゃんがいた。足もしっかりして、みよちゃんの世話も焼いて、ご飯もしっかり食べ、元気なじいちゃんがいた。

トイレの場所もわからなくなり、パジャマの着方も忘れ、ご飯を見たら周囲と関係なく即座に食べはじめ、夜中にウロウロ歩きまわる・・・

わからないことが増えてきたけど、気分のいい時は、元気なじいちゃんだった。

それが、またまた急激に衰えてきた。元気だから歩き回るのではなく、どうしていいのかわからない様子で、身の置き所がない様子で、辛そうに歩き回る。

「笑って一緒にいてあげたい」と思っても、その思いさえ届かなくなる時が増えてきた。

事実を受け入れる必要性は十分わかっているのだけれど、日々わからなくなっていくじいちゃんを前に、今も苦しみ続ける。

辛くやりきれない気持ちが心の奥深くにあって(言葉ではうまく表現できないけど)重く苦しい気持ちを抱いて毎日大頭に通う。

原因を考えてもどうしようもない。

これが「老い」というものなのかもしれない。

じいちゃんの家族と、いろいろなことを一緒に考え一緒に悩んできた3年の日々の間に、関わる私たちの心の中に、介護者と言う立場を超えて、家族と同じ感覚が芽生えてきたように思う。

そして、老いてゆくじいちゃんを前に、まだ戸惑い迷う自分がいる。

この前、大ちゃんと交代して私がご飯の支度をしている時、帰ろうとする大ちゃんに向かってじいちゃんがこう言った。

「大やん。おってくれや。わからんのんじゃ。ここで一緒に寝てくれや。もうな~んもわからん。」と涙声で、弱弱しく言った。

はっきりと理解できないながらも、「老いていく」ことを身体で感じているじいちゃんの心の痛みを思うと、苦しくなる。

じいちゃんだけではない。みよちゃんも、ヒイちゃんも、フミちゃんも、由子さんも、通夫さんも・・・

どの人にとっても(私自身にとっても)、「老いる」という現実に直面した時、その時、どう生きるか・・・どう関わるのか・・・

「老い」や「痴呆」を抱えてもなお、

じいちゃんがじいちゃんらしく、みよちゃんと一緒にいられるようにと心から思う。

大頭を作ろうと決意させてくれた「少しでもわかる間に、二人で思い出をつくってほしい」という家族の思いを大切にして、

介護者と言う立場を超えて、苦しみや辛さを抱えながらも、じいちゃんの「老い」と真正面から向き合って行かなければならないと思う。

池さんは、毎日業務をこなすだけの介護をしているのではない。

私たちはここを作った時から、そう決めて頑張ってきた。

だとしたら・・・日々、前進するしかない!











コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする