今年最後の土曜日、無事に終了。
山は雪。
風がないので冷えるけど、気持ちはいい。
日差しは強く、夕方はフロントガラスがまぶしすぎる程。
久しぶりに金曜日の夜の番組。
子どもが小さい頃からさんざん見たジブリのナウシカ。
原作も何度も読んだけど、
今の世の中の状況を想う時、
自然災害に揺れ、コロナ禍に揺れる社会を省みる時、
心に響く「ことば」がある。
「腐海の木々は人間が汚してきたこの世界を綺麗にするために生まれてきたの。大地の毒を身体に取り込んで、綺麗な結晶にしてから、死んで砂になってゆくんだわ。この地下の空洞はそうしてできたの。虫たちはその森を守っている。」
「腐海の毒に侵されながら、それでも腐海と共に生きると言うのか?」
たまたま、今日はテレビで1960年代のことをテーマに話していた。
社会中のいろんなことが大きく変化した時代。
良い方向に変わったこともあるし、取り返すことができない方向へ進んでしまったこともあるだろう。
人は、社会は、これから、どう変わっていくのだろう。
人と人の関係は、距離は、会話は、文化は、スポーツは、娯楽は、どうなっていくのだろう。
今の世の中が直面している苦しみは、
なるべくして、起こるべくして起きた結果でしかないようにも思いつつ、
傲慢に生きた社会のひずみを、
だれが、背負ってくれるのだろう。
腐海の木々か・・・
一体なに?
胸が苦しくなるような現実が、
当たり前のように目の前に出現するたびに、
見ようとしなければ見えない現実が、
見ようとしなくても見える世界が、
目の前に広がる。
ウイルスはどういう存在?
風の谷の人々のように、腐海と共に生きることができるのか?
久しぶりのナウシカに、涙が流れても、
答えは見つからない。
いつか、答えが見つかる時が来るのだろうか?
未来のどこかで、「あんな時代があった」と振り返る時が来るのだろうか。
でも、でも・・・とりあえず、
ナウシカの優しさと破格の強さに、この年になってもあこがれる。
メーヴェに乗ってみたいし。
テトも肩にのっけてみたい。
今日も頭の中で、「らららら~ん、ら、らららら~、ららら~・・・」とメロディーがなり続けてて、さっぱり仕事に集中できてないし。
今年もあとちょっと。
いろんなことを考えながら、
いつもと同じ日常を過ごせることに感謝しながら、時間を過ごしたいと思います。