おかげさまで「ふぁぶ~る」の掲載以降(とはいってもこの1年、池さんものがたりの抜粋を目次のページにずっと掲載していたんですよ。今回は特集ということで表紙に掲載されて、気づいてもらえたようです。)いろんなことがあった。
見学の方も来られたし、問い合わせも頂いたし、じいちゃんの家族も喜んでくれた。「こういうところへじいちゃんがおると思ったら、子どもも安心するじゃろ。遠くの娘に送ってやろうと思う。」
そして改めて気づくことができる。(みかちゃんが池さん的日記にも書いてるけど)
表紙の写真に映ってるのは3人。そして平ちゃんと大ちゃん・まこちゃん・ワタクシ。ほのぼのとしたいい写真だけど、でも実はこの時間を作るために(この瞬間を作るために)写真には写っていないけれど、同じ時間を過ごした人たちがいた。
沢山の人と同じ空間で過ごすことができないみほこさんはあきなちゃんとドライブに出かけ、同じくまさおさんはさつきちゃんとお風呂場で時間を過ごし、ベットで過ごしていた人や、取材には興味あるけど外へは出られない人や、わけがわからない人や、いろんな人がいて、同じ時間を過ごしていて、その横には同じ時間を過ごすスタッフがいて、「大丈夫よ」という人がいて、それぞれの人へ想いをかけながら、その時の気持ちに寄り添っていて、その時に必要なケアを行いながら、心でカメラを見ながら・・・その中で写した写真。
ある意味、裏側なのかもしれないけれど、決して裏側ではない池さんの世界。
それぞれの時間は、それぞれ違っても、池さんという場で同じ時間を生きていることには違いないのだから。
すべての人が主役。
池さんの主役。
私たちスタッフも含めて、一人一人を大切に想いたいと思う。
愛おしいと思える時間を一緒に生きたいと思う。
10月も末日。あっという間の一か月。
笑っても嘆いても、10月も終わり。
悔いることなく新しい月を迎えたいものです。
成長するための試練は、いつも近くにあるのです。
困難だと逃げるか、試練だと覚悟するか、壁だとあきらめるか、自分次第。
やっと扇風機を片付けて、冬の支度を急ぎます。
ひざ掛けや靴下カバーを用意して、ホカホカ湯気の立つあったかいお汁を用意して、気持ちよいお風呂を沸かして、美味しいお茶とおやつを用意して、明日もじいさんやばあさんたちにこき使われるのを楽しみにしたいと思います。