ヤギを闘わせる「ヒージャーオーラセ」(闘山羊)を見に、本島北部の名護市の山里、勝山に行きました。
21,22日と開かれた「シークワーサー花香り祭り」の一番のイベントでした。
闘うのは、立派な角を持つオスです。円形の柵の中に入った2頭のヤギは、互いに高く立ち上がって頭を振り下ろし、ガツーンと角を突き合わせ闘います。
ヤギといっても大きいのは120㎏ほどもあり、角を突き合わせ時はスゴイ迫力。歓声と拍手がわきます。ヤギも拍手があると興奮して余計ハッスルします。見に行った21日は、15頭が闘いました。
終わりには、抽選会があり、一等はヤギ一頭。おばさんが引き当てましたが、自宅では飼えないので、その場でセリにかけられ、見事12000円で買い取られました。引かれていくヤギを見送っている女性が、一等を当てた人です。
沖縄ではヤギのことを「ヒージャー」と言い、「ヒージャー汁」「ヒージャー刺身」がウチナーンチュ(沖縄人)は大好きです。勝山地区は、ヤギと柑橘類の「シークワーサー」の産地。祭りには住民が店を出し、ヤギ汁、刺身も売られており、近くには地元の販売店もあり看板が出ています。
祭りが開かれた勝山公民館には、命を頂くヤギの鎮魂を願って「羊魂碑」が建てられていました。
シークワーサーは、スダチのような柑橘です。付近にはたくさん木があり、白く可憐な花を咲かせ、甘い香りがただよっていました。
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