「ぷらっとウオーク」 情報プラットフォーム、No.181、10(2002)
{分離信号とは}
画像出典:歩車分離信号普及全国連絡会
同じ場所で、同じ時間に一緒になれば、ランデブーであり、時には奇遇と感じる出会いでもあり、遭遇の相手によっては果たし合いになる。遭遇チャンスを積極的に作る産学連携や異業種交流のような仕事もある。ハローワークもその一つ。店舗を構え、営業時間を決めるのもその一つ。通販や電子商取引もその一つ。道路上では交通事故になる。
でも、交通事故は避けたいものの一つである。自動車同士の接触事故、歩行者や自転車乗りと自動車の接触事故は圧倒的に交差点で起きている。「陸橋や歩道橋、またはトンネルにする」は平面的な交差を無くすことになる。「信号機を付ける」、「遮断機を設置する」は時間差を与えて遭遇(接触や衝突)を防ぐことになる。しかし、横断歩道での死亡事故は交通死亡事故件数の8%で毎年変わらない。信号による分離が不十分なのである。
立体交差は投資額が大きく、弱者にしわ寄せが来る。信号機による時間差が最も現実的であり、優れている。現在、直進の青で車が左折・右折できるルールが良くないのである。例えば、車や歩行者の直進と車の右左折に時間差を付ける必要がある。分離信号である。スクランブル交差点もその一つ。
道路幅や混雑度で臨機応変にシステムを変えることは必要であるが、自動車優先を考え直す時期に来てはいないだろうか。ある程度の道路の渋滞は覚悟しなければならない。人命尊重を徹底すべきである。歩行者が横断歩道手前で立ち止まっていても、止まってくれる車は殆ど居ない。
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