「ぷらっとウオーク」 情報プラットフォーム、No.272、4月号、2010、
{キッズワールドは面白い}
画像出典:NHK教育テレビ 「キッズワールド」 番組、「シャキーン」
皆で、朝はシャキーンと(情報プラットフォーム、No.271、3月号、2010)
録画してでも見るべき番組が「キッズワールド」である。毎日、朝7:00からの「シャキーン」に始まり、面白い出し物が目白押しである。私の推薦するベストスリーを放送の時間順に示していく。「シャキーン」続く「ぜんまいざむらい」の次は;
「クインテット」(月~金 7:25~:35、再放送17:50~18:00、土 8:25~8:35 )である。You Gotta Quintet(=You've got a Quintet)の主題曲で始まる「クインテット」は音楽の楽しさ、素晴らしさを子供たちに知ってもらう番組である。
宮川彬良(アキラ)がピアノを、パペット人形のキヤラクターのアリアがヴァイオリン、シャープがトランペット、スコアがチェロ、そしてフラットがクラリネットを受け持つ五重奏であり、広い範囲の音楽を聴くことができる。仕組みが分からないが、人形を操る人(映像)と演奏する人(音)との連携が素晴らしい。
「ゆうがたクインテット」がタイトルの由来と聞く。音楽のジャンルの幅広さは抜群である。聞いたことのある曲、知っている曲がどんどん増えていくことになる。番組のオリジナル曲、「ただいま考え中」は「ただいま運動中~」や「ただいま残業中~」とコマーシヤルにもなっている。次に「えいごであそぼ」があり、それに続くのが;
「にほんごであそぼ」(月~金 8:00~8:10、再放送は17:05~17:15)である。名作の文学作品、古典・古文、漢詩・漢文など有名なフレーズを取り上げている。日本の古典芸能や、方言による詩などに接することになる。
難しい中身、意味不明の中身でも、口癖になるくらい暗唱した自分の子供時代を思い出させる。暗記と暗唱は違うと主張する『声に出して読みたい日本語』の実践と感じたが、その著者の齋藤孝さんが企画監修していると知り、納得した。
落語『寿限無』や、戯曲『まちがいの狂言』なども取り上げられた。出演者は、KONISHIKI(元大関)、神田山陽(講談師)、野村萬斎(狂言師)、豊竹咲甫大夫 (人形浄瑠璃・太夫)、鶴澤清介(人形浄瑠璃・三味線)、うなりやベベン(歌手・三味線弾き)など錚々(そうそう)たる顔ぶれで、子供たちも共演している。野村萬斎の狂言から「ややこしや ややこしや」の一節が子どもたちの口癖となった。その後に来るのが;
「ピタゴラスイッチ ミニ」(月~金8:10~8:15、再放送17:25~17:30)である。「ピタゴラ装置」は積み木のドミノ倒しを複雑にしたものであり、振り子、てこ、バネ、浮力などを使った予想外の動きで、変動が伝わっていく仕組みである。
最後は「ピタゴラスイッチ」の表示が出て終わる。引き続いての「アルゴリズムたいそう」はニコリともしない真面目な顔での”いつもここから”の二人組(山田一成と菊地秀規)の出演であり、様々な職場に出向き、一列に並んで行う。
例えば、消防・救急隊員、水族館スタッフ、海上保安庁職員、バスガイド、舞妓、相撲力士などである。なお、本体の「ピタゴラスイッチ」(水 10:30~10:45、再放送は土 7:00~7:15、17:35~17:50)は15分間であり、「ミニ」はその短縮版になる。さらに「いない いない ばあっ!」、「おかあさんといっしょ」、「つくってあそぼ」、「しぜんとあそぼ」などが続いている。
「キッズワールド」は大人が見ても面白い。教育振興基本計画(H21,9)によれば、高知県の現状を数値で示し、行政、学校、家庭、地域の役割を述べている。そして全ての基本が「規則正しい生活リズム」であると結論している。朝から「キッズワールド」を、幼児だけでなく、家庭だけでなく、小学生児童にも、学校でも、活用することを提案したい。
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