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カジノ誘致に必死な「衰退自治体」、腐敗政治家の菅に騙される運命 -「収益の7割が業者に」という暴利

2020-01-08 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
それでなくとも悪評芬々のカジノ法案だが、
矢張り腐敗金権の黒歴史を持つ自民党の議員が
中国マネーに汚染されているという醜態を晒しても
安倍も菅もカジノ推進の姿勢を変えていない。

それは、業界バラ撒きによって選挙で票を稼ぐという
典型的な利権政治によって権力の座にしがみつくためである。

当ウェブログは相当前から今日の事態を予見し、
日本版カジノが利己主義と歪んだ欲望によって失敗しつつあるのは確定
と警告してきたが、B層がカジノのカの字も理解していない無知な輩に投票したため
選挙で腐敗議員と腐敗政党を駆除しないと日本社会により深刻な悪影響が及ぶであろう。

昨年末にアメリカでカジノ建設に携わっていた日本人が
横浜で講演を行ったのだが、その内容は全国民にとって非常に重大なものだった。

アメリカでカジノ誘致に手を挙げるのは「衰退」している自治体ばかり、
経営の苦しいカジノ(特に自治体誘致の小規模カジノが苦境)は次々と潰れており
お金持ちはカジノには行かず庶民からカネを巻き上げる仕組みになっている。
業者はメディアにカネをバラ撒いて経済効果を誇大に示し、
雇用が増える、税収が増えると幻想をB層に刷り込む。
(安倍や菅は業者に騙されているか、業者と癒着しているかのいずれかだ)

安倍や菅がいかにカジノに無知であるか、
いかに深刻に日本社会を劣化させようとしている存在か
明々白々に示した内容だと言えよう。

▽ シンガポールは中国マネーを狙いカジノを開設したが、需要ピークは過ぎ成長率は悪化中

『物語 シンガポールの歴史』(岩崎育夫,中央公論新社)


当ウェブログの警告通り、日本版カジノは欲塗れの政治家と業者によって着実に失敗しつつある。

「市場と投資家を欺き、世界中から日本企業の体質に対する
 深い疑念さえも抱かせたオリンパスと大王製紙がともに
 経団連の政策提言担当だったという事実は非常に象徴的だ」

「大王製紙の前会長からカジノへ消えたカネは85億円以上とか。
 シンガポールの経済成長率が14%、観光消費が1.5倍だそうだが
 自制心のない富裕者からうまく巻き上げているのだから当然とも言える」

「日本国内へカジノを建設すれば世界中の富裕層が散財して
 立地地域にトリックルダウン効果が出る。税収にもポジティブだ。
 意味不明な富裕層減税よりも遥かに有効である」

「外国人投資家はこれほどパチンコ屋の多い日本で
 なぜカジノが不可なのか理解できず首を捻っている」

「大阪の違法賭博場に比べたら海外の富裕層を集めるカジノの方が
 何倍もましであるのは火を見るよりも明らかだ」

「カジノの賛否に関する世論調査において、反対が多数派を占めた。
 韓国のカジノでのギャンブル中毒や荒廃した立地地域の有様、
 アメリカでのカジノ閉鎖が一部メディアで報じられていたので
 さもあらんというところである」

「個人的には、是非その時にパチンコの是非を調査して欲しかった。
 (業界団体が否定的な意見の多さに仰天して飛び上がると思う)
 カジノは不可でパチンコがOKといういかにも日本国民らしい
 矛盾した視野狭窄の内容が出そうで怖いところもあるが」

「また、パチンコ業界と関係の深い議員がカジノ議連に名を連ねているのも
 国民に疑念を抱かせるに充分であると言えよう。
 彼らの真の目的が観光振興ではなく利権拡大である可能性もかなりある」

「慌ててカジノを量産するとかつての公共事業のハコモノの二の舞になりかねない。
 その点も細心の注意が必要であろう。相当慎重に進めなければならない」

「当ウェブログは、大王製紙で馬鹿馬鹿しい問題が生じた際に、
 どうせ散在するなら海外より日本国内の方が良いとし、
 カジノに関しては推進派に近いスタンスであるが、
 あくまで「外国人・富裕層限定」である。
 つまり観光振興策の一環としての容認だ」

「それは、関空やシーガイアのように投資回収が相当厳しい立地で
 やむを得ない最終手段の一つとして選択し得るとの考えでもある。
 黒いカネとの付き合い方をどうするか、という問題も勿論あるが」

「日本人がギャンブル好きなだけに、
 (あんな馬鹿げた宝籤が大量に売れるような社会である)
 副作用には最新の注意を払う必要があろう。
 少なくとも庶民は出入り厳禁にしなければならない」

「安倍政権が経済面では口だけのショボい政策のオンパレードであるのは
 情けない経済指標の数々と程度の低い自画自賛からも明白だが、
 IR法案でも程度の低さを遺憾なく証明している始末だ」

「公明党からも大阪府民からも反対され、
 有権者に歓迎されない政策をごり押しするという不手際である」

「外国人を中心とした富裕層限定のカジノならまだ話は分かるが、
 早くも貸金やパチンコと酷似した利権構造が育ちつつあり、
 自民党の土性骨は一向に改まらないようだ」

「また、根本的には東アジアでカジノの黄金期は過ぎつつあり、
 中国の腐敗した黒いカネの流れが細ってきているため、
 自民党のカジノ推進は完全に「too late」になりつつある」

「生き残りに必死なマカオやシンガポールとの消耗戦で
 日本の自治体が悲惨な目に遭う可能性もかなりある。
 くれぐれも、利権に目が眩んだ政治家に騙されないことだ」

「安倍政権がカジノを推進する理由は「政策リテラシーの貧困」であり、
 単価の高い富裕層の誘致が下手くそで優良顧客が振り向きもしないばかりか、
 文化財修復と有償ガイドの充実を怠って「上客」を取り逃がしている現状は、
 まさに「話にならない」惨状である。経済も観光も、安倍政権にまともな政策ができる訳がない」

「シンガポールの成長率がここ数年で急激に減少しているのは、
 中国からの腐敗したカネが入って来なくなっているからだ」

「シンガポールでもアモイでもカジノ産業が苦境に陥っている今、
 飽和気味のマーケットに日本が入っても大儲けになる訳がない」

「はっきり言って、大阪には全くない富裕層ターゲットの超高級ホテルを建設した方が
 (国内にノウハウがないので海外企業を誘致する)遥かに経済効果において勝るであろう」

「中国のハイローラーが動かしているのは大半が間違いなく「黒いカネ」であり、
 中国大陸で腐敗を厳しく取り締まれば取り締まる程にカジノの富の源泉が枯渇し、
 産業自体が斜陽になってゆくのは余りにも明白である」

「矢張り懸念した通りの事態になりつつある。
 日本版カジノ建設の利権にたかる魑魅魍魎が余りに胡散臭いので
 日本国民は完全にカジノ新設計画を嫌うようになっている」

「時事通信の調査では、身近な場所へのカジノ新設に反対する国民が6割強、
 カジノができても「行かない」とする回答に至っては7割を超えている」

「日本版カジノに関わる多くの面々の動きや主張は
 明らかに「ひと山当てよう」という完全な拝金主義であるために、
 日本国民は完全にこうしたカネ屑虫を嫌っているのである」

「大和総研の試算によると案の定、シンガポールと同様のカジノを
 日本国内に新設すると一箇所につき1〜2兆円の建設費が必要になるそうだ」

「業者が目の色を変えてカジノにのめり込むのは当然であるし、
 パチンコ産業の退潮に危機感の強い族議員が
 新たな利権獲得の機会を虎視眈々と狙っているのは言う迄もない」

「しかしこうした欲ボケの輩がカジノ新設を失敗させるのは確実であり、
 これまでのハコモノと同様の失敗を招く以外の道はあるまい」

「日本のカジノは建設される前から既に「迷惑施設」として認知されている。
 利権癒着政権が「世界最高の規制」などと寝言を言っているからこうなるのであって、
 最初から富裕層と外国人訪日客だけに限定しなければ、国民の強い反発は必至である」

「しかもカジノには、カネに目の眩んだ連中が蠅か蛆虫のようにたかってきている。
 日本版カジノが、表では経済効果を過大に主張して国民に幻想を抱かせつつ、
 実際には事業者のカネ儲けに利用され始めていることは明白である」

「冷静に投資対効果を語る言葉や厳しい警告は無視されている。
 まさに日本カジノは「必敗」の道へ転落しようとしているのだ」

「既にして東アジアのカジノは中国の腐敗撲滅政策のあおりを受け苦境に陥っている。
 欲ボケした連中が日本版カジノ計画をこねくり回して奇形のおかしな政策に歪めつつあり、
 冷静な市場調査も差別化戦略もない日本版カジノの大失敗は予見されていると言って良い」

「加計問題で馬脚を現した安倍が、開き直って通そうとする法案が
 インチキの自称「働き方改革」だが、その陰で策動し推進しているのがカジノである」

「カジノ自体はよくよく熟慮して外国人富裕層を集客するツールの一つとしてなら良いが、
 徹底して利権癒着体質の安倍は、日本版カジノをとんでもない方向に進めている」

「いつもの通りで「世界最高水準の規制」などと法螺を吹いているので、
 (だから自民党内から「過去にないウソつき政権」と言われるのである)
 「世界最高水準」が口だけで真っ赤な嘘となることは
 安倍のこれ迄の「実績」に照らして容易に予想できる」

「加計やリニアと同様、議員・自治体・業者が利権にたかってきて
 既に醜悪極まりない状況になっており、間違いなく失敗を確信させる」

「この無能で口だけの政権に任せておくと、
 1)ポライトだが儲からない箱モノができ、不良債権化する
 2)それなりに儲かるが地域に深刻な問題を及ぼす
 のいずれにかなるであろう」

「何故なら、早速新たに「カジノ族議員」のような連中が出現し、
 自治体も業者もカネの匂いを嗅ぎ付けてハイエナのように集まってきているからだ」

「利権に目が眩んだあさはかな自治体が騒いでいる理由は明白だ。
 自民党議員が利権をちらつかせてさもしい自治体をカネで釣っているからである」

「カネに目が眩んで原発を受け入れた自治体とそっくりの構造だ。
 公明党は懸念しているが、「ゲタの雪」で権力追従体質だから沈黙を守るという始末」

「こうした連中は、「自己の利益最大化」のために全力で行動する。
 日本版カジノを健全な形で、地域に弊害が及ばないようにスタートさせなければならないのに、
 根本的に発想が間違っている連中が乱入して利権の「攫み取り」に奔走しているから、
 道理として失敗しない訳がないのは自明の理と言える」

「安倍の観光政策は根本的に、自国を安売りする「売国政策」であるが、
 日本版カジノにおいては議員と業者のための「利権創出政策」であり、
 有権者を騙して内輪で大儲けするのが目的である点で、同様に罪深いものである」

当ウェブログの「日本のカジノ政策は、どんどんおかしな方向に歪んで進められている」との指摘通り。

▽ 観光カリスマは「世界でカジノはうまくいっていない所ばかり」と欲ぼけ議員や自治体に痛撃

『観光立国の正体』(藻谷浩介/山田桂一郎,新潮社)


完全に、「利権癒着の安倍政権なのだから、愚劣な政策にならない訳がない」と予言した通りだ。

「汚いカネに目が眩みカジノで儲けようとあさましい画策を行う腐敗自治体は、
 「利用者の8割が日本人」などというとんでもない想定を行うところがあるとか」

「マカオやシンガポールに負けず外国人ハイローラーを集められる
 訪日外国人向けのカジノならまだ話は分かるが、
 世界的に見てギャンブル依存症の多い日本国民を金蔓とする
 病的な産業を新たに立ち上げようとするのだから末期的である」

「安倍政権下では幾多の悪しき政策が実施され
 未来の日本を蝕む史上最低の政権となることがもはや確定しているが、
 「欲ボケ」カジノ法案の成立はその決定打と言えるであろう」

「産業の「さ」の字も理解できない安倍とその周辺の取り巻きは、
 かつての自民党政権時のリゾート乱開発の愚行をもう忘れたらしい」

「大きなハコモノを作って建設業者を潤しても
 需要の乏しい分野でしかも横並び経営を行っていれば
 「廃墟」が残るだけであるのは歴史が証明している」

「しかもカジノは、ギャンブル依存の多い日本国民には弊害が大きい。
 「利用者の8割が日本人」などというカジノを国内に作ったら
 悪名高い韓国の江原と同じような惨状となるのは間違いない」

「当ウェブログは「利権にたかる魑魅魍魎」と厳しく批判したが、
 カジノの黒いカネに目の眩んだ安倍政権・自民党議員・自治体は
 またしても日本社会を腐蝕させる悪の政策を実行しつつある。
 彼らを選挙で叩きのめさなければ、多くの日本国民に害悪が及ぶであろう」

「カジノで大儲けできる業者は諸手を挙げて賛成、
 世界の観光事情に詳しく事態を冷静に見られる観光カリスマは反対。
 日本版カジノが利己主義と歪んだ欲望によって失敗しつつあるのは確定である」

「官邸寄りで御用メディアに限りなく近い媒体の世論調査でも、カジノ法案は支持されていない。
 参院定数増と同時に法案を通しているから、国民無視で利権癒着の本性が証明されたと言えよう」

「この腐敗政党や噓つき首相に大量投票したのもB層有権者だから、
 殆ど「手遅れ」である。腐敗した安倍も自民も選挙に負けないと永遠に反省しない」

経済合理性から言えば「カジノより高級ホテル」であり、
思考停止でしかも利権癒着の安倍は、またしても日本社会と日本経済を劣化させている!

 ↓ 参考

カジノ法案に過半数が「期待せず」「評価しない」- 官邸に従順なメディアの世論調査ですら、この惨状
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/4b18d1931376bfc258a867f080715975

カジノ新設への反対が7割に迫る、利権にたかる政治家と業者は完全に嫌われ者 - IRもアジアで飽和状態
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/487598567c623e8a568cd6790b442bda

カジノの収益は顧客の「負け金」、マカオのように資金洗浄に利用される危険性も - 共倒れリスクにも注意
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/518a3e40a1a4e3d496adb4ee1581de6

シンガポールの観光収入、前年比5割増 -「後進国」日本でもカジノ議論が進むか?
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/93fc74e89f24f0c33c7b1d0861eeb0c9

▽ インドネシアの腐敗したカネが、シンガポールのカジノの大きな収益源だった

『経済大国インドネシア - 21世紀の成長条件』(佐藤百合,中央公論新社)


贈賄側の3人、いずれも容疑認める 否認は秋元議員のみ(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASMDY549YMDYUTIL00C.html
”カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)に現金を渡したとされる贈賄側の中国企業「500ドットコム」側の3容疑者が、いずれも容疑を認めていることが関係者への取材でわかった。
〔中略〕
 容疑を認めているのは、「500」社の副社長を名乗る鄭希(37)、同社顧問の紺野昌彦(48)、同じく顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲(47)の3容疑者。同社がIR事業で有利な取り計らいを受けたいとの趣旨で、2017年9月、秋元議員に現金300万円を渡したほか、翌年2月には北海道への家族旅行の費用計約70万円を負担したとして逮捕された。
 秋元議員の弁護人によると、秋元議員は特捜部の調べに対し、「一切身に覚えがない。金銭は受け取っていない」と容疑を否認。旅行費用についても「秘書に任せていたが、支払っていると認識していた」と否認している。”

腐敗した安倍の害悪で、ヒラメ自民党議員も安倍を模倣するという深刻な事態だ。
明らかに違法であっても平然と嘘をついて誤摩化すという悪しき病弊に陥っている。


IR誘致レース激化で永田町は菅・二階両氏を中心に“代理戦争”の様相へ(産経新聞)
https://www.sankei.com/politics/news/190805/plt1908050007-n1.html
”統合型リゾート施設(IR)をめぐる自治体の誘致レースは、大物政治家の“代理戦争”の様相も見せる。大阪府・市は松井一郎大阪市長が安倍晋三首相や菅義偉官房長官と連携を深め、和歌山県は首相の長期政権を支える自民党の二階俊博幹事長のお膝元。景気浮揚の起爆剤として期待が高いだけに、菅、二階両氏を軸に永田町でも駆け引きが激しくなりそうだ。
 「IR、和歌山も頑張っていこう」。7月に二階氏と面会した和歌山県選出の若手国会議員は、こうハッパをかけられた。二階氏は二階派議員らとの会合でもIR誘致への意欲をにじませており、この議員は「二階氏は本気だ」と語る。
 人口減少に歯止めがかからない和歌山県にとって、年間3000億円の経済波及効果を見込むIRは地域活性化の切り札だ。
このため、人口や経済規模で和歌山を圧倒する大都市圏への警戒感は強い。
〔中略〕
 外国人観光客に人気が高い北海道は、菅氏自ら陣頭指揮を執る観光政策の“お手本”。菅氏は今春の北海道知事選で鈴木直道知事の擁立に関わり、道内市町村の幹部とも親しい。
〔中略〕
 大阪市長の松井氏はここ数年、菅氏と年末に会食を重ねるなど近い間柄だ。首相の悲願、憲法改正には松井氏が代表を務める日本維新の会の協力が欠かせず、菅氏もむげにはできない。
 一方、横浜市は菅氏の地元だけに他自治体から“本命”と目されていたが、港湾関係者など業界団体から反対の声が出ており誘致の正式表明には至っていない。ただ、誘致に踏み切っても、「官房長官の立場では公然と横浜市を応援することはできない」(政府関係者)との声もある。 (永原慎吾)”

カジノ汚職が生じた背景は明白である。
安倍と菅が利権癒着の汚れたカジノ推進策を堅持しているから
金屑虫のような質の悪い連中がたかってくるのである。


菅氏「IRは観光大国に必要。今回の事件と次元が違う」 推進の考え示す(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20200106/k00/00m/040/290000c.html
”菅義偉官房長官は6日夜のBSフジのテレビ番組で、カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に関連し、「IRは観光大国を目指すのに必要だ。今回の事件とは明らかに次元が違う」と述べ、IR建設を推進していく考えを示した
 菅氏は、衆院議員の秋元司容疑者(自民党を離党)の逮捕について「大変残念だ」とした上で、「この問題はIR以前の問題だ。(贈賄側の中国)企業はIRの実績のない企業で、(日本のIRへの参入が)現実的な話だったのか首をかしげざるを得ない」と指摘した。
〔中略〕
 贈賄側が「現金を渡した」と供述している自民党議員への対応については「全員(受領を)否定しているのではないか。捜査中であり、軽々に発言するのは控えたい」と述べるにとどめた。【秋山信一】”

菅が「観光大国」を語れると思っていること自体が辞任に値する無能であり、
日本は単価の安い近場からの訪日客ばかりビザ緩和でかき集めているのであり、
(だから観光客数に比して観光消費が伸びない劣悪な産業構造に)
しかも日本を貧困化させ、安売りして観光消費を自ら減らしている始末だ。

カジノのビジネスを知悉した日本人の以下の講演と比べると、
カジノを推進する安倍や菅が「反日」に限りなく近いことは歴然としている。


米国の建築デザイナーが警鐘「カジノは日本に必要ない」(日刊ゲンダイ)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/266945
”「ラスベガスやリノ(いずれもネバダ州)はカジノの街です。カジノがないともはや生きていけない。一方でフィラデルフィアはいい街だったのですが、シュガーハウスというカジノをつくりました。ぼくが(カジノ・ルームの設計を)やっているのでなんともいえない話ではありますが、カジノができた途端、その周りのエネルギーが嫌なものになっていきました。でも横浜にはカジノがなくても人は来ますよね。横浜はこのままでいいと思います。カジノは日本に必要ないと思います」

カジノ汚職 政界に出回る「接待リスト」に12人の自民議員
 そう断言するのは、本場米国でカジノ・ルームの内装などを長年手がけてきた建築デザイナーの村尾武洋氏。
全米で25カ所くらいのカジノの設計を手がけました。日本に来る前にも契約をとってきました。新しいカジノをラスベガスでやるそうです」と話す村尾さんは、カジノビジネスを熟知していると言っていいだろう人物。12月に一時帰国、26日に「カジノを考える市民フォーラム」の講演会で、カジノビジネスの実情を話した。それは華やかなカジノのイメージをぶち壊す衝撃的な内容だった。
「日本人がカジノの実情を知らず、○○らしいという議論をしていることがとても危ないと思ったんです」と村尾氏は講演した理由を説明した。

 今春、米国の自宅にいるとき、YouTubeに配信された日本のテレビニュースを観て、横浜にカジノ誘致があることを知った。ニュースには“ハマのドン”と呼ばれる藤木幸夫・横浜港運協会会長が「おれは命をはってでも(カジノに)反対する」と発言していた姿が流されていた。それを見た村尾さんは「日本にカジノを作る必要性がないということを、ただ、ただ、藤木会長に伝えたくて」手紙を書いた。その手紙を藤木会長が読み、両者はその後連絡をとりあって今回の運びにもなったという。
 以下、発言要旨を報告しよう。

■カジノ側がボロ儲け
 村尾氏が関わってきたカジノビジネスとはどういうものか。
最初の仕事は2004年でした。カジノをアジア向けのデザインにしたいということでぼくに声がかかりました。日本円で4億円の仕事で一年をかけてつくりました。するとお客さんから、6週間でもとがとれた、と連絡がありました。次もやってくれと言われて12億円の仕事をしました。それも8週間で元がとれたと連絡がありました。それでお客さんがイケイケになって、以後は毎年2件か3件のカジノ設計をしてきました。しかし考えれば、カジノ事業者がそんなに儲かるのは負けた方がいるからです
 日本にも競輪、競馬など公営ギャンブルはあるが、カジノはギャンブルとして性格が違う。ファストギャンブル、速い博打という点だ。
「たとえばバカラというゲームはインディアン・ポーカーと同じ、ゲームがだいたい5秒くらいです。ぱっぱとやって、5秒で1000万円がなくなります。パチンコで1000万円使うには何日かかりますか。バカラなら1億円を1時間でなくせます」
〔中略〕
スロットマシーンは1日500万円の収益がないと機械がおかしいという話になります。それでレイアウトを変えたりします。1回25円程度ですが、一台あたり1日500万円の収益が入ります」
〔中略〕
カジノには負けている人にクレジットをつけてカジノからお金を借りさせる部屋をつくります。上限ぎりぎりまでクレジットカードで借りさせ、家を抵当に入れさせます。限界まで負けられるようにカジノはお金を貸し出すんです
 日本の公営ギャンブルやパチンコではそこまで身ぐるみはがない。

■お客の感覚を狂わすデザイン
 それでは村尾氏はどのようなカジノをデザインしてきたのか。
駐車場からブティック、コンサート、ロビーからホテルにはいるのもどこにいくのもカジノの横を通るように設計します。保育所に行くにもカジノの横を通ります。カジノの部屋をデザインするときに窓はつくりません。何時ってわかると冷めてしまいますから。時計もありません。照明は全体的にだいたい夕方5時くらいの明るさでつくります。お風呂にでも入ろうかなという時間帯ですね。椅子の高さ、テーブルに手を置く場所、色調やデザイン、音の反響、人と人の間隔なども考えます。カジノ内部ではところどころでお客さんが勝っているBGMも流します。外でタバコを吸うと冷めちゃうので、そこでもカジノから出さないようにします。ともかくお客さんをカジノから出してはいけないんです。お客さんが出たらぼくらの負けです。そして休憩できるような椅子は置かずに座れないようにします。そうするとスロットマシーンに座りたくなるわけです。前に座ればちょっとコインを入れようかなとなりますから」
〔中略〕
カジノは1軒だけあってもつまらないんです。カジノのハシゴができないと。それができるのがラスベガスです。それでカジノタウンがあるんです。カジノがお互いにショーをやったり、ホテルでブッフェをやったりする。たくさんあればあるほど面白い街ということなのです。かりに横浜で(IRが)オッケーになり横浜でカジノを作ることになるとします。するとカジノ事業者はお金を回収しないといけない。しかしそれが回収できない場合はどうするのか。競争相手をつくらないといけないとなるでしょう
〔中略〕
次世代のことも考えてカジノはデザインされています。カジノの周りには健全なものもありますよね。高級ブティックやレストランとか、ファミリーでいけるような場所です。そうすると週末にブッフェがあるからと家族が訪れます。そこにはカジノがあるのです。子どもはカジノには入れないけど目でカジノを体験できます。いつか自分も行けるかなと。兄や姉も行っているし、21歳になれば自分も入れるとなります。そうやって次の世代を育成しています。カジノが近くにあるというだけで、カジノが身体の一部になります。そもそもカジノがなければ行かないわけです。マカオにカジノがあっても、(日本人は)そこまで行かないでしょう。だけど、家の隣にカジノがあったらどうしようもないのです」
〔中略〕
アメリカではお金持ちはカジノに行きません。ちゃんとお金を稼いでいる人は普通の生活がギャンブルですから。宝くじも買いません。いまアメリカのカジノ業界全体がすごく苦しいと思います。2002年以降、どん底だったカジノ景気はよくなってきていました。しかし2005年から期待されていた中国マネーは締められてしまって入ってこなくなり、2008年のリーマン・ショック以降、アメリカ人は初めて預金口座の存在を知って、お金を貯めるようになりました。いまの若い子はカジノで無駄金は使いません。この10年間に10軒くらいのカジノが倒産しています。小さい自治体でやっていたカジノが次々に潰れています。アトランティック・シティ(ニュージャージー州)はほとんど瀕死の状態です。カジノ周りには質屋が並んでいて、ホームレスがいるような状態です。ラスベガス(ネバダ州)は少しよくなったが、だいぶつらいようです。そういうことで日本がターゲットになっています。日本人のベッドの下に隠れているお金を取り出したいのだと思います」
 一方で米国では衰退している自治体ほどカジノ誘致に手を上げているという。
「州との契約によって違いますけど、アメリカ先住民の居住エリアでカジノをつくってきました。それはアメリカ先住民を税で助けていくのではなく、カジノで働いてがんばって稼いでほしいという趣旨でした。カジノからの収益の70%が地元に落ちて、民間事業者側の収益は25%から30%くらいです。日本政府の方針だと収益の7割が民間事業者だと聞きますから逆です。びっくりしました。
 これまでは街を助けるためにカジノをつくってきましたが、2004年にはじめてダウンタウンにつくりました。ニューオリンズ(ルイジアナ州)です。ここを皮切りに、ワシントン州、ボルティモア(メリーズ州)やセントルイス(ミズーリ州)など主要な街につくってきています。
 業者は最初にテレビやラジオやインターネットを使って、カジノがいかに街にとって良いのかということを2年くらいかけて呼びかけます。雇用がどうなった、税がどれくらい入るかとよいサンプルケースを出してきます。そして市長や街の有力者を抱き込みます。それで賛成派が51%以上になれば勝ちですから
〔中略〕
 日本でもカジノ事業者がJリーグのサッカーチームをスポンサードしたり、華やかで友好的なイメージを振りまきはじめている。その一方でカジノ誘致に熱心な政治家への収賄容疑も明らかになった。
自治体は税収が入る、人をたくさん雇える、街の活性化になるとプレゼンテーションをします。だけど、ぼくら(事業者側)はカジノからお客さんが出ないようにデザインするわけです。
〔中略〕
 結局、地元の人からお金をとるためにカジノをつくっているんです。米国のカジノではそんなにお金を持っていないような人がカジノに来て賭けています。たとえば、日本の人が、ラスベガスに行ってカジノでちょっと賭けてショーを観て帰ってくるというのが理想的なのですが、どうしても下流に行きます」

■「飲む・打つ・買う」とカジノはセット
 日本政府が知ってか知らずか、まったく検討していない議論がある。
カジノで一番怖いことは<飲む・打つ・買う>がセットであることです。カジノで酒は無料で出しますが、裏では売買春のシステムがあります。ラスベガスでの売買春はもともと違法でしたが、合法にしました。そうすれば娼婦の健康を維持できる保険が出せるからです。それでなあなあになりました。
 IRはカジノと全然関係がありません。IRは総合的なリゾートですが、カジノって賭博場でしょう。日本の法律では賭博はだめだと言っているのにそれをひっくり返すのはおかしい。カジノが成功しているというのはそれだけの人がお金をすっている。それだけのことです。
〔中略〕
 藤木さんたちがプレゼンしている国際展示場による再開発という計画はすごい手です。カジノは人が外に行かないようにデザインするわけですが、国際展示場は街に出て楽しんでという。大きい街ならコンサートもあるし、スポーツイベントもできる。そちらのほうがよほどいいと思います」
 格好良くカジノをプレイしているイメージとは真逆だという米国のカジノ実情。そこには将来の日本の姿も見えてくる。それでもカジノを地元に誘致したいと言えるのか。 (取材・文=平井康嗣/日刊ゲンダイ)”

当ウェブログは、容認できるカジノは外国人・富裕層限定だと一貫して指摘してきたが、
案の定である。腐敗政治家の安倍や菅が推進するカジノは劣悪なもの以外になり得ない。
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