英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

どうやらやる気がないらしい (順位戦C級1組 大平五段-稲葉六段)

2013-03-12 18:00:35 | 将棋
 「淡白な投了」(2月11日記事)で、大平五段の淡白さを取り上げたが、本日、氏の属するC級1組の最終局が行われているが、16時46分、大平五段が投了。(72手、消費時間▲大平2時間10分、△稲葉3時間10分)

 前局の宮田敦六段戦は、終局時刻は17時36分、消費時間▲宮田5時間13分△大平59分で、今回も2時間10分消費しているとは言え、終局時刻は逆に早くなっている(前局の対局者の宮田六段は目一杯考えた)。前局の記事でも書いたが、大平五段は、この2局だけでなく早い投了が目立つ。

 将棋はカニカニ銀戦法という児玉七段の得意な力戦形の将棋。稲葉六段は順位戦デビューの一局で、児玉七段にそのカニカニ銀に敗れている。
 しかし、本局は大平五段のの攻めを慎重にていねいに受け止め楽勝。(実はデビュー戦も児玉七段の攻めを受け止めたが、その後、スキを見せてしまい、それを突かれて敗れた)
 時間の使い方や指し手に淡白さが目立ち、やる気が感じられない。しかも、相手は昇級がかかっていた大きな一局。前局の宮田六段も昇級争いをしているので、ある意味、公平とも言えるが、将棋の価値も勝負の価値もまったく感じられない一局だった

 勝った稲葉六段は9勝1敗で昇級を決めている。

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